鉛の流し込み

いよいよ、ジグの作成です。



ステンレスのアイの部分は釘を打ち込んだら、、サンダーで釘の頭を削り落とし、ステンレスの針金を曲げていきますが、細い針金は先の細いラジオペンチで作ると作りやすいかな?
これを一度に何個も作るというのもいいのですが、鉛を型に流し込んで固まる合間に作ったほうが効率がいいです。



耐熱シリコンの型に針金をセットしますが、このときに歪んでいたりすると鉛がきちんと流れないので、アイの部分にきっちりはまるように調整してセット。
型にはパールマイカ(表面処理剤)をあらかじめ筆で塗りますが、数回ごとに塗ることで十分ですね。

※型作りの説明と上記写真の型と違っております。



流し込む鉛は、錫(すず)を混ぜたほうが硬くなりますが、鉛だけでもある程度の強度はあるので、手に入りにくい場合は鉛だけでもいいと思います。
不純物を取り除くため、上記の鉄なべで溶かし、別のステンレス鍋に移していますが、この作業は省略しても大丈夫です。



型に流し込むための容器は、深さがある程度ある小さめの物が使いやすいです。
写真のものは、100均で売っているケーキ用の鍋。



型は自作板で挟みこみますが、あまり強く締め付けないほうがいいようですね。
流し込む温度はできるだけ高いほうがいいのですが、あまり高温で暖めると耐熱シリコンの型が熱くなり変形するのと、鉛自体が蒸発するのでほどほどに・・・。
※気化した鉛は毒らしいので、十分に換気に気をつける必要があり。



流し込んだ後は、型に入れたままにすると型が高温になって作業性が悪くなるので、流し込み口の鉛が色が変わったら、取り出してしまいます。
もちろんジグは高温ですから、すぐに触ると危険です。
この後は次のステンレスの針金の曲げをしながら、型を冷やしてまた作るという作業を行っていけば、次々に作れて行くはずです。


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