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やまおがいなくなってから1年。
もう、辛いことも、恐ろしいことも、寒さに震えることもないんだね。
そのゴワゴワの毛が懐かしいよ。
2006年3月14日
2005年3月12日 朝 やまお最後の写真
 旧 『放浪ねこ やまお』のページへ
                         
やまおの姿が見えなくなって5日経ちました。
今、とても、とても悲しい気持ちです。
近所を捜しましたが見つかりません。
やまおはどこに行ってしまったのでしょうか・・・。

先週からやまおは右目の上に膿瘍ができていました。
血と膿と涙が混じり、ボタボタ落ちていました。
3月10日木曜日に動物病院で抗生剤を出していただきました。
この日から、ごはんに混ぜてあげました。
よく食べてくれました。
インターネットで天然の抗生物質と云われるコロダイルシルバーを買い、背中の傷にスプレーしました。
膿まずに済みそうでした。
捕まえられないやまおを何とかして守ってあげたいと試みていましたが、それももう出来ないかもしれません。
厳しい冬を乗り越えて、ポカポカ陽気の春が訪れようとしているというのに、やまおは消えてしまいました。

放浪ねこ・やまお・・・。
人間に懐かず、常に攻撃的な孤高の野良ねこ・やまお・・・。
でも、メスねこと子ねこにはとことん優しい大らかさが大好きでした。

2001年の12月から、やまお君はスージー宅の濡縁に顔を見せてくれるようになりました。
最初は威嚇が激しかったけれど、少しずつ体に触れることを許してくれました。
でも捕獲まではできず、野良のまま辛い生活をさせてしまいました。

やまおは死んでしまったと思います。
「死して屍拾うものなし」
やまおは土に還ったのか、それとも誰かが連絡して、市の職員が回収に来たのかもしれません。
やまおに対しての切なる願いは「死ぬ時はウチで死んでくれ」でした。
昨日もおとといも私はやまおの骸(むくろ)を捜しましたが、見つかりませんでした。
行動範囲の広いやまおが、どこで最期を迎えたのかわかりません。

やまおは推定7〜8歳です。
野良ねこにしては頑張れた方です。
ウチに来るようになってから、いつもお腹いっぱいごはんを食べ、清潔な水を飲み、ダンボールハウスで眠り、Qちゃんと遊び、やまおは少しは幸せを感じてくれていたかもしれません。
会社の宴会の度に、私は残ったお刺身をいただいて帰り、やまおにたくさん食べさせてあげました。
会社の方たちも「ねこにお土産」とおっしゃって、取り分けてくれたりして・・・。

やまお、君が思っている程、人間は悪いヤツばかりではないんだよ。
ただ、君のねこ生を過酷なものにしたのも人間の仕業だね。
ごめんね、もう、疲れたね、眠ろうね。

1匹の野良ねことのつきあいが終わろうとしています。
入れ替わりのようにみみちゃんを保護しました。
すべてのねこを幸せにすることなど出来はしませんが、人間が手をさしのべることによって小さな命が救えることもあるのです。
やまおは色々なことを学ばせてくれました。
ありがとう、やまお。
ゆっくり休んでね。

合掌
2005年3月19日
                         
追記
今日は彼岸の中日(ちゅうにち)。
茸吉のお線香と一緒にやまおの分もあげました。
念のため、今日も近所の川原や田んぼの側溝を捜しましたが見つかりませんでした。
元気に生きていて欲しいと思う反面、せめて亡骸だけでも引き取って供養してあげたい気持ちです。
まぁ、家族からは「野良ねこにそんなに夢中になっても仕方ないじゃん」と冷淡な言葉を頂戴しております。
だって、やまおは本当に可愛かったんだもの・・・。
2005年3月20日
                         
追々記
新入りの「みみちゃん」の世話が忙しく、やまおがいなくなった淋しさが薄らいできました。
アホな私の頭脳はこうして可愛かったやまおの記憶を失くしていくのでしょうか・・・。

やまおは1日に2缶以上のねこ缶を消費していたため、私は月2回程、ホームセンターに買出しに行っていました。
やまおがいなくなったのは買出しの翌日で、大量のねこ缶が余ってしまいました。
(Qちゃん、みみちゃんはドライフード派です。)
そこで不幸なねこを少しでも減らそうと静岡県内で活動している「こまさん」に送らせていただくことにしました。
こまさんのお手伝いを身近ですることは現状では難しいので、今回ささやかな気持ちの第一弾です。
不幸なねこさん達、やまおの分までモリモリ食べて、少しでも幸せな気持ちになってね。

やまおがいなくなってから、我が家の庭が無法地帯になりつつあります。
ウチはよそのねこが来てもうるさく言わないので、いろんな子がやって来ます。
やまおの定位置だった濡縁にも、近所の飼ねこ達が顔を見せ始め、おしっこかけ、うんこ攻撃も始まり、母は激昂しています・・・。
ボスねこやまおの存在は、我が家を守り、ねこ界のバランスを整えてくれていたんだと改めて思うのでした。
2005年4月22日
                         
右の写真は「やまおハウス」です。
家族の反対、批判を押し切り設置したダンボールハウス・・・。
座布団とシーツ代わりのバスタオルはほぼ毎日陽に干して
やまおくんが暖かく過ごせるよう準備しました。

今でも、やまおくんのことは毎日思い出しますし、何故無理にでも
捕獲しなかったのかと思うと悔やまれます・・・。

冬を迎える季節となり、やまおくんのようなノラさんには寒くて厳しい
毎日となることを考えると胸が痛みます。

やまおくん、天国で楽しく暮らしているかな〜?
デジカメに残っていたやまおくんの写真をアップします(2004年夏頃)
ホント、可愛いね、やまおくん・・・(涙)
植木台はやまおくんのお昼寝所 濡縁にいつもひょっこり現れます Qちゃんと仲良くしてくれてありがとう
2005年11月12日
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