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スージーは飼いねこトラブルをどのように解決したか、体験談を交えて紹介します!

@ノミ発見!
ノミはねこにとって苦痛そのもので、皮膚炎になったり寄生虫を媒介する悪いヤツです。動物病院でフロントラインなどを処方してもらいましょう。(ペットショップやホームセンターで入手できるものは、Qちゃんの場合まったく効果がありませんでした。)のみ取りくしも併用し、お部屋の掃除もこまめにして家からノミを撃退しましょう。

A耳をしきりに掻く(耳の中に黒いゴミがある!)
耳垢らしい黒いゴミが付いていたら耳ダニの疑いがあります。頻繁に耳を掻くようでしたら対策が必要です。
Qちゃんはペットショップで購入した耳消毒専用ローションで耳内をふき取り治りましたが、耳内はとても傷つきやすく、ねこは耳掃除をとても嫌がるので自信のない方は動物病院で早めに診てもらいましょう。放置して膿が出る程になるとねこは聴力を失ってしまいます。

Bお尻の穴から虫が出てきた!

これはかなり衝撃的な事件ですが、つまり、腸内に寄生虫が発生してるということです。程度によりますが、通常は獣医さんが処方してくれる薬を飲ませれば一発で治ります。複数のねこを飼育している場合は、同時に飲ませます。

C吐く!
ねこはグルーミングで自分の毛を飲み込んでしまうので、健康なねこでも時々吐きます。これは普通のことなので、飼い主さんはねこを叱らないでください。(ドライフードを毛玉ケアに替えたら殆ど吐かなくなった気がします)
ただし、日に何度も吐く場合は注意してください。Qちゃんは、茸吉が家族になったことにより、ストレスで3日間吐き続けました。獣医さんに相談したところ、食欲があれば2週間くらいは大丈夫ということでした。Qちゃんの場合は3日間で治まり安堵しましたが、食欲がなく、目に生気が感じられない場合はたいへん危険です。何かの中毒の恐れもありますので、動物病院に急行しましょう。


D下痢が続く!

ねこの大便の回数は1日1〜2回です。1日4回以上の下痢が3日以上続けば何らかの病気でしょう。
茸吉は我が家に来た時からずーっと下痢でした。無知な私は環境変化から来るストレスによるものだと思い込んでいましたが、念のため茸吉の下痢便のを採取し、動物病院で検便してもらったところBで記述した“条虫”と“螺旋菌”(これは形状でカンピロバクターという菌)が大量に発見されました。それから飲み薬による駆虫をし、1週間毎日症状を鎮める注射を打ってもらい、1か月間整腸剤を飲ませ続け、やっと普通のう○こが出るようになりました。特に1才未満の子ねこは下痢をしやすいのでう○この監視はきちんとしましょう。

茸吉くん
 
 【参考】
 この写真はウチの子になる前の茸吉くんです。(2004年1月7日)
 目を見てください。瞬膜が白く見えます。(目頭のところ)
 これは消化器系疾患の証拠です。
 もっと早く気付いて引き取ればよかった・・・と、不勉強を悔やみました。
 1か月間集中ケアをし、下痢が治ると瞬膜も戻りました。





Eケガをした!
人間の悪意によるケガ、ねこ同士のケンカによるケガ、不慮の事故・・・外出する習慣があるねこには危険が伴 います。本当は外に出さないことが一番です。それでも万が一ケガをしてしまった場合は、程度により獣医さんによる傷口縫合や抗生剤の投与が必要になります。ねこも人間と同じ様に考えてきちんと手当てをしてください。小さくて浅い傷ならオキシドールで消毒して様子を見ましょう。

F隠れる!
いつもは甘えて仕方のない子が突然押入れ等に隠れて出てこないことがあります。ねこ自身が身の危険を感じ、隠れることによって自らを守っているのかもしれません。ねこに異常事態が起きていることは確かです。

真夏の暑い日、Qちゃんは蒸し風呂のような押入れに隠れていました。やっとの思いで捕まえると、口を閉じることができず、口腔内に腫れ物ができているようでした。もちろんすぐに動物病院に連れて行き、獣医さんに診ていただきました。するとカエルなどを食べたため、このようなアレルギー反応が起きているとの説明でした。えー!Qちゃんもしかしてお庭のアマガエルを食べちゃったの〜?とにわかには信じられませんでしたが、アレルギーを鎮める注射を打ってもらい、安静にさせていました。ヨダレが喉に詰まると死んでしまう危険があると言われたので、スージーは徹夜で看病をしていました。
すると約8時間後、むっくと起きだし、朝の4時だというのに食事をせがみ、Qちゃんは大好きなモンプチを一気食いしてしまいました!獣医さんってすごい!とスージーの心に感謝・感動の嵐が吹き抜けました。

G帰ってこない!
愛されている飼いねこは自分のお家が一番好きなはずです。そこは安全で、清潔で、温かく、ごはんも確保され、何より自分をかわいがってくれる優しい家族がいるからです。それなのに帰ってこないということは・・・?実は非常によくあるんです。

考えられる理由は・・・
 1.ケガや病気で動けない 2.帰り道がわからない(迷子) 3.発情期で平常心を喪失している
 4.どこかに閉じ込められている 5.家に人間の赤ちゃんや、新しいねこ・犬が来て、いじけている
 など

ねこがいなくなったら、まず、とことん探してください。ねこの行動範囲は広くありません。家の中、タンスの中、押入れの中、縁の下、屋根の上、庭木の上、物置の中、隣の家の庭など身近な所から、近所のねこが集まりそうな駐車場、公園なども捜索しましょう。そして発見しても喜びのあまり興奮して、駆け寄ったりしてはいけません。ねこは自宅以外で見るあなたを、飼い主と認識できないことが多いのです。よって、捜索にはいつも遊んでいるおもちゃや好物、“またたび”等を携帯して行きましょう。

ちなみにQちゃんは近所の川原に転落したらしく、コンクリートの護岸を上がれずに鳴いていました。(徹夜で捜索)茸吉は初めての発情が来てしまい、失踪後3日目の深夜捜索中に保護しました。近所にはビラをポスティングし、警察・保健所にも連絡を依頼し、動物病院にも相談しました。茸吉発見の翌日、去勢手術の予約を入れました。

ケガの防止策同様、本来ならば外に出さないことが一番です。しかし、元々外の楽しさを満喫していたQちゃんと茸吉くんを永遠に家の中に閉じ込めておくことはできませんでした・・・。「完全室内飼い」にするためには、子ねこの段階からしつけてください。
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