電波方位探知の研究(その5)
AM変調方式の機能改良(続き)

アンテナ切替え信号挿入部

アンテナとの配線を簡単にするには、既にアンテナと受信器をつないでいる同軸ケ ーブルを利用する方法を検討しました。受信器と同軸ケーブルの間にハイパスフィ ルタを挿入し、 電源電圧にアンテナ切替え信号で階段状の変調を掛けたものを同軸ケーブルに与え ます。アンテナでは電源を分離し、変調信号をデコードします。変調信号の周波 数(アンテナ回転周期)を25Hzとして、オペアンプLM324のドライブでは、 高調波成分が数十KHz程度で済みますので、430MHzの受信電波との分離は 簡単です。

表示方位を360°全方位で調整可能にするには、入力信号の位相をシフトするより もLED点灯のデジタル信号をシフトする方が容易です。クロック発振に発振器内蔵 のカウンタICを使用し、アダーを入れてディップスイッチでLED表示信号を シフトさせました。ICの数は増えていません。

メイン回路図アンテナ回路図

続く


(JR1KNA)