湘南電波研究所(SRL)

湘南電波研究所は心地よい電波利用環境を求め、アンテナ及び無線周 辺機器の研究開発活動を行なうアマチュアグループです。

アマチュア無線UHF帯の研究を中心に行なっており、現在ま での研究成果には、電波方位探知器、ハンディ機用小型指向性アンテナ、 高利得バイコニカルアンテナ、受信ローノイズアンプ等があります。 これらの研究成果は、誰にでも容易に作れるキットとして提供してきました。

最近の開発

<ラジオゾンデ用受信アンテナ>
地球規模の異常気象を予測するため、大学や研究機関により高層上空情報の観測に ラジオゾンデ(バルーン)が使われています。ゾンデの観測データは無線で地上に 送られるため、上空からの電波を効率良く受信し、移動性の高いコンパクトな アンテナシステムが要求されています。ブラウンアンテナとデルタループ アンテナの組み合わせにより、安価で高品位なアンテナシステムを提案し、 今まで名古屋大学太陽地球環境研究所の北極圏観測、京都大学宇宙電波科学研究 センターの赤道下圏観測での実績を上げています。また現在(2002/10)、 国立極地研究所情報科学センターの南極観測での使用が予定されており、 安定したラジオゾンデ受信を可能にすべく、円偏波無指向性アンテナの研究にも 着手しています。

京都大学による観測風景

製作/実験風景


その他の研究