DRAFT

<番外:格安レーザーカットでストラクチャー作り>
海士有木駅/上総山田駅/馬立駅/上総舞鶴駅/高滝駅/里見駅
[1/150レーザーカット小湊鉄道駅舎(2020/07)]
[1/150ジオラマ 小湊鉄道海士有木駅 (2020/09)]
(壁他:0.8mm木板(崎陽軒シュウマイ弁当のふた)、柱:1.0mm木板(崎陽軒シュウマイ弁当の底)、 屋根:こばるプラノイタ瓦)
(レーザー彫刻機:NEJE MASTER 2 Upgraded 7W Smart Laser Engraver


<NEJE MASTER 2で造る>
・CAD:フリーCAD inkscape-0.92.4(最新Ver1.0ではNCデータ吐き出しエクステンションが動きませんでした。)
・NCシミュレータ:オンラインシミュレータ ncview
・彫刻(レーザーカット)アプリ:専用ソフト NJEJ_V5.2


NJEJから配布されているinkscape用のNCデータ(CNCファイル)吐き出しエクステンション(Lazerengraver)は、 寸法が何故か1/3.5433倍に縮小されるため(バグと思います)、インストール後にinkscape\share\extensions\laserengraver.pyを以下のように修正しました。
[laserengraver.py 3090行目]
・修正前: orientation_scale = 3.5433070660
・修正後: orientation_scale = 1

CADでは、描画線レイヤー(L1)と切断線レイヤー(L2)を分けて作図します。ちなみにCAD操作で使うコマンドは「多角形」および「ペン直線」で、「矩形」やそのほかのコマンドで書いた場合、パスへ変換する必要があります。 エクステンションLazerengraverによるNCデータの吐き出しは、オブジェクトを選択せずに全体を対象にすれば、L1、L2の順に1つのファイルへ書き出されます。吐き出されたNCデータは、そのまま描画線CNCファイル(_ALL)として使います。 切断線CNCファイル(_CUT)は、L2のみにする必要がありますので、ncviewのシミュレーションにてL1とL2の境目を確認して、L1パート行を削除して作成します。(L2オブジェクトだけを選択してLazerengraverで吐き出すことも 可能と思いますが、原点が変わってしまう恐れがあるので勧めません。ちなみにL1とL2を別々に吐き出すと、原点が異なってしまい、重ね焼きできません。L2で外形を決めているので、描画線NCデータと切断線NCデータの両方に L2が入っていれば原点が同じになり、重ね焼きできます。)
出来上がったCNCファイルをNJEJ_V5.2アプリで読み込み、縮小拡大なし(解像度以下の誤差は無視)でレーザー出力を設定して彫刻をスタートすれば、CAD図の通りに彫刻されます。先に描画線CNCファイルを焼き、続いて切断線CNCファイルを数回繰り返して焼けば、 レーザーカットが出来上がります。
<参考 [7W]機/0.8mmtの木板の場合>
 描画用NCデータ:レーザー出力25%、スピード10mS、1回トレース
 切断線NCデータ:レーザー出力50%、スピード10mS 2回トレース
1回トレースで切断できるまでレーザー出力を上げてしまうと、焼け焦げが大きくなり、窓枠のような細い線が残せませんので、1/150ストラクチャーの製作には[3.5W]機で充分だと思います。

<NJEJ_V5.2用 CNCファイル(CADデータ付き) ダウンロード>
・1/150駅舎(小湊鉄道)
・1/150倉庫(小湊鉄道)
・1/150工具小屋(小湊鉄道)
・1/150保線小屋(小湊鉄道)
・1/150ホーム待合(一畑電車)



上述の1/150ストラクチャーのレーザーカット材を実費(送料のみ)にて試供したいと思います(準備中)。ご希望の方はメールにてご連絡下さい。


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