その「くろとの浜」は、ひろびろとした砂浜で遠くまで広がり、松が茂り、
月が明るく照っていました。しかも、松の梢をわたる風の音に趣きがありました
ので、13歳の文学少女はこの素晴らしい光景に感動し、再び、この素晴らしい
月夜の浜辺を見ることができるだろうか、という浜辺への「想い」を歌に詠み
ました。
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『まどろまじ、今宵ならでは、いつか見む、
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くろとの浜の、秋の夜の月』 |
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訳: |
今日は眠たくても起きていよう。今宵をおいて、いつの日にか、くろとの浜の秋の夜の月を見ることができようか。 |
チョット、復習 Q,更級日記の作者が、『・・今宵ならでは,いつか見
む・・・』と感動した浜辺はどこでしょうか?
A1,くろとの浜 A2,九十九里浜 |
(正解はA1)
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