酷酔夢譚 KOKUSUIMUTAN

千倉発

酷酔夢譚

1996.6.29-


» 南房総お酒飲んで日記

酒を飲みつつ見た聞いた考えた

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97/07/28 KIRIN LAGER

寝物語を翌朝覚えていないことが多々ある。眠る前に色々なよいアイデアが出ても目覚めると忘れてしまっている。昔、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は枕元にメモを用意して着想を記録していたそうだ。酔っ払うと色々とよい(とその時には思える)アイデアや意見が出たりもするがやはり醒めるとどんな話だったか忘れている。何よりも酔って何をしたか覚えていないことがある。酒や睡眠は快感である。快感は頭のひらめきを活発にするが記憶力を後退させるのも知れない。寝物語の約束を女が覚えているのに男が忘れてしまっているというのも案外こんなことに由来するのかも知れない。