千倉発 |
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酷酔夢譚 |
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1996.6.29- |
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そこで、考えた。飲酒運転の取り締まりをする場合は、他の町から地元へ(「京へ筑紫に坂東さ」という言葉をご存知だろうか。方向を示す助詞の使用分布である。つまり京都では「東京へ行く」といい、九州では「東京に行く」、そして関東から東では「東京さ行く」というのが元々の地域の言葉である。)戻る酔っぱらいを捕まえる方が地元から他の町へ帰る酔っぱらいを捕まえるよりも効果的である、と。何故かといえば、その結果、次第に他の町に飲みに行く人間が減少し、酔っ払い運転も減るし、地元飲食店も潤う。潤えば飲食店もより積極的に警察活動に理解と協力をする。
もっとも、問題が一つあり、隣町の警察も同じことをした場合には他の町から飲んべが流入しなくなるかもしれない。やはり酒を飲みに行く場合には車を運転しないというのが正道である。