酷酔夢譚 KOKUSUIMUTAN

千倉発

酷酔夢譚

1996.6.29-


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Hangover

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96/12/21 二階堂(大分)

日本は現在の十分の一程度の市町村数が望ましいなどという人がいる。昔の藩の数くらいにまで市町村は合併した方が効率的だという。近隣の市町村が合併して一つの市を作るということになるのだろう。

ところで、僕の住んでいる千倉町は、首都圏千葉にあって東京から一番遠い町だ。房総半島の最南東部(こんな言葉あるのかしら)に位置するのだ。でも、目の前の太平洋を隔てた隣はアメリカだ。そこでいっそ、アメリカに編入してしまったらどうだろう。東京に一番近い外国になるのだ。絶対に観光客が来ると思うがいかがなものだろう。

近所の雑貨屋なんぞDUTY FREE SHOPの看板を出し、中学校はジュニアハイスクール。近隣市町村の商店もアメリカ支店の看板欲しさに競って出店し商店街は賑わう。出張だって千葉や東京ではなくワシントン。ちょっと突っ張ったアンチャンは本物のヤンキーと呼ばれることは間違いないし、他方茶髪のにいちゃんは本物の金髪の中で黒髪の民族的意義に目醒めるだろう。

これで町は活性化すると思うのは私だけだろうか。