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千倉発 |
酷酔夢譚 |
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1996.6.29- |
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さて、僕らの町は、高齢化が進んでいる。そこで若者が定着するにはどうするか、ということがしばしば話題となる。ことによると老いは悪く若いことは良い、というような考え方があるのかもしれない。そう言えば過疎の定義の中に高齢化比率が含まれている。でも、いっそのこと田舎は高齢者の町を目指してしまったらどうだろう。リタイアした人たちにどんどん移住してもらう。できれば、税を多く納める人がいい。そうして、彼らの持つ人脈や知識を施策の中に反映してもらう。田舎で学識経験者というと元教員や元公務員を思い浮かべてしまうが、一線で活躍していた人たちなら、幅の広い学識やノウハウを御持ちだろう。こうして、田舎は、高齢者による活性化を目指すのだ。