2001年全日本GT選手権Rd.6 ドライバートークショー  PART1
                                 
2001.10.27

 

司会 : えーそれではドライバーの皆さん、到着したようなので早速お呼びしたいと思います。
      皆さん、拍手でお迎えください。よろしくお願いします。それではいってみましょうか。
      それではお呼びいたしましょう。まず初めです。Team UKYO スープラの片山右京選手です。
      どうぞー。こんにちはー。じゃあこちらにお願いしまーす。よろしくお願いします。はい。
      続きましてはイエローコーンマクラーレンGTRの服部尚貴選手です。どうぞー。こんにちはー。
      よろしくお願いします。はい、えー、そして続きましてはペンズオイルゼクセルGT−Rの影山正美選手です。
      どうぞー。こんにちは。よろしくお願いしまーす。はい、そして最後の選手をご紹介しましょう。
      RAYBRIG NSXの飯田章選手です。どうぞー。よろしくお願いします。
      はい、ということで今日のお客さんはみんな元気です。皆さんよろしくお願いします。
      予選の1回目がちょっと、あの、赤旗が出たりしてね、あの、いろいろとあったと思うんですけども、
      お忙しい中ありがとうございます。まずはじゃあ、片山右京選手からお話をお伺いしたいと
      思いますけども、バリバリ日焼けなさってますね?

片山右京選手(以下、右京) : だいぶ良くなってですね、

司会 : はい。

右京 : あの、先週まぁ、1週間前に帰ってきて、その時あの、ほっぺたと鼻とか凍傷だったんで、
      真っ黒だったんですけど。

司会 : あっ、それは凍傷なんですか?

右京 : そうですね、あの、風が強いんで。

司会 : はい。

右京 : で、気温はそんなに…まぁ、そんなにって言っても−40℃とか−45℃なんで。

司会 : ひぇー…そうですかーー。えっ、あの、8000m級の山を?

右京 : えぇ、今回は練習で8200mの山で、来年本番なんでですね。

司会 : どちらの山に?

右京 : 今度はあの、エベレストと

司会 : 行きますか?

右京 : えぇ、ローツェっていう、第1位と第4位の山があって、そこを連続して歩いた人って、あの、
      個人ではいないんですよね。それをだからやってみようかなーと思って。

司会 : そーですかぁー…はい。

(お客さんにむかって)

右京 : 行く?ジョンも行く?(笑)

会場 : (笑)

司会 : 私も一応今日、登山モードで来たんですけど、これ甘いですか?まだ…だめですか?

右京 : ほんとに登山モード?

司会 : ほんとに登山モードって言われたんですけどね。あの、富士山はじゃあもう練習用の登山っていう
      感じですか?

右京 : 富士山はですね、あのーさっきも裏で話してたんだけど、あのー、副業で結構ガイドとかやってるんで。

司会 : あっ、そうですかー。

右京 : えぇ、あのー、いろんな人と一緒に。

司会 : はい。みなさんどうなんですか?山登りのほうは。されたりしないんですか?

服部尚貴選手(以下、服部) : いやー、1kmも歩きませんね。疲れちゃいますね。

司会 : なんか片山選手と並ぶと、あの、服部選手、すごい色が白〜いって感じしますけども。

服部 : ゲーマーですから、家でゲームしています。

司会 : (笑)山登り挑戦は?興味はでもねぇ?

服部 : ないです!

右京 : あるでしょ?

司会 : そうなんですか?

服部 : 俺はないです!

司会 : ないですか。影山選手は?

影山正美選手(以下、正美) : 山登り?

司会 : はい。

右京 : 行きたいって言ってたじゃん。

正美 : 小学校5年生の時に大山(おおやま)登った以来だね。

司会 : 大山?(笑)どうなんですか?興味はでもありますか?

正美 : ないです!

司会 : ないですか?

 正美 : ないです!

 司会 : みんなないですってはっきり言いますけども…

 服部 : けど、おかしいですよ

 正美 : だって普通、こう、車好きな人ってモーターが
       付いてないとね。

 司会 : はい。

 正美 : 自力は嫌いだから、人力は…
 

司会 : (笑)すごい反応がありますけども…あの、飯田選手はどうですか?

飯田章選手(以下、飯田) : いや、僕住んでるとこが山ん中なんで別に…

会場 : (笑)

飯田 : いや、でも子供の頃よく山登りしました。ハイ…

司会 : そうですか。

飯田 : 登りましたよ。

司会 : 最近は?

飯田 : 今は別に登んなくてもいいかな。でもね、ウチのメカニックがね、富士山登ってたらしいんですよ、
      夏にね。富士の山頂にいたら、下からすごい勢いで上がってくる人がいたんだって。
      誰がこんな勢いで上がるのかなと、もう、そのメカニックは高山病じゃないですけど、
      空気薄いじゃないですか、で、頭痛くなっちゃって…

司会 : 疲れちゃって。

飯田 : そう。で、下からすごい勢いで上がってくる人見て、誰かに似てるなーと思ったら右京さんだったって(笑)

司会 : ウチのスタッフの人も言ってましたよ。2回登ったら2回とも右京さんにお会いしたって。

正美 : 右京さん、住んでんだもん。だって(笑)

飯田 : 毎日の散歩コースだもん(笑)

服部 : そうそうそう(笑)

右京 : 多い時は週に4日ぐらい登ってたからね。

飯田 : 火口の内側に住んでるらしいよ(笑)

 ステージ正面に見えるジェットコースターを見つめる正美選手

司会 : ねぇー(笑) あの、関西方面は山は登ったことありますか?

右京 : あのー、御在所ってね、あって、フリークライミングとか手とか足だけでロッククライミングとかをね、
      しに来たり。あの、どっちかっていうと壁が専門でこう、岩に釘打ち付けてね、で、
      それにロープかけたりしてね。ちっちゃい頃ずっとそれを専門にやってたんで、そういうのでは来ますけど。

司会 : へぇー。はい、じゃ結構あの、3選手、もう興味ないって言い切っちゃってますけども、
      ドライバーの皆さん誘ったりはしないんですか?

右京 : いや、マッチもね、ぼちぼち行きたいって言うし…結構ね、あのー、反町くんだとかなんだとかみんな
      ほら、非日常でね、すごいやっぱりね、7000m過ぎてあのー、なんかこう空気薄くてね、
      そういうとこで寝てるとね、やっぱりもう一回、行く前と行った後だと全然そのー、自分の中でね、
      変わるものがあるし、こう、自信がつくんでそういう相談を受けたりね、なんかみんな結構、
      興味が実はある人多いんだよ。

司会 : どうなんですかね。

服部 : いや、けど、興味はあってもそこにまじめに行こうって気には。富士山くらいは登りたいですよ。
      けど、8000mとか(笑)こんなとこ凍傷になって登る気は…(笑)

右京 : 帰ってくるとね、あー、ほんとにねー、あー、今日も生きてたってね感謝できるしね、ご飯は美味しいしね。

司会 : 結構自分への挑戦みたいなとこありますかね。でもみんななんか体力、皆さんあるから全然できそうな
      気もしないでもないですけど。じゃ、あの、服部選手。

服部 : 昨日…ん?一昨日か、モーターショー、あれ、1周歩いてくるだけでもう疲れちゃった(笑)

司会 : (笑)でもあのー、レースの時は全然ね体力バリバリあるんで…歩くの嫌いなんですか?

服部 : ねぇ。まぁレースで使う筋肉とは違うじゃない。

右京 : でも、アレジもね、ほら、好きだし、シューマッハとかブルツとかクルサードもみんなロッククライミングとか、
      フリークライミングやってるし、ねぇ、F1ドライバー結構モンブラン登ってるしね。結構、あの、
      内面的には似てるもんあると思うんだけどね。

司会 : うんうんってうなずく…(笑)

飯田 : 僕はでも山の中に住んでるからいいです。

会場 : (笑)

司会 : そうですね。じゃあの、服部選手、最近の状況はいかがですか?何かいいことあったりとかしましたか?

服部 : 何もないですね。

司会 : ほんとですか?

服部 : えぇー、Fポンのチャンピオンは獲られちゃうし。

会場 : (笑)

司会 : ねぇー。私もう最初はすごいもう、感動ー!ってしてたんですけどね。

服部 : けど、しょうがないですね。

司会 : はい。

服部 : なんか、チーム全体…

司会 : うん…GTのほうでは?

服部 : GTはね、結構あのー、ねぇ、プライベートチームですけどね、マクラーレンのまぁ、ちゃんとそこそこ
      いいとこには、いるんですが、ちょっと完走、前回もしてないんで、まぁ、今回はちゃんと…

司会 : 前半戦は結構ね、すごい良い調子ですよね?

服部 : 前半戦は俺、違うもん。他の青いとこ乗ってた。

司会 : そうなんですか。後半戦はどうなんですか?

服部 : 後半戦ですか?

司会 : うん。

服部 : ここと次回…まっ、今回、中谷さんと組んで、で、まぁうちのオーナーの一ッ山さんと、最初はオーナーと
      組むのかな?

司会 : はい。

服部 : まぁ、今…やっぱオーナーさんね、プロじゃないですから、ちょっと狙うのは難しいですけどまぁ、
      今回ちゃんといい感じで。

正美 : それ、一ッ山さんとじゃダメって言いたいの?

服部 : いや、ダメなんて言ってないですよ、俺は。

正美 : 苦しいね。言い訳してる。

服部 : ベストアマチュア。

司会 : 今日はどちらが最初に、あ、明日は乗るんですか?

服部 : まだ決めてないです。

司会 : まだ決めてない。じゃ予選で…

服部 : 予選は俺、行ってますけど、ただ、明日天気分かんないじゃないですか。

司会 : うん。それによって。

服部 : 雨、嫌いだから。

司会 : えっ、どっちが?服部選手が?

服部 : えぇ。

司会 : はい。

服部 : できるだけ…

司会 : そういうときはじゃあ一ッ山さんに…

服部 : 一ッ山さん今回違うの、中谷さん!

司会 : あっ、そうか、中谷さん……ごめんなさい。中谷さんに譲ったりするんですか?

服部 : もう、どうぞー!って言って。

司会 : どうぞーって。そうなんだ……はい、影山選手。最近は何かいいことありましたか?

 
 正美 : はい、何もないですね。

 司会 : 何もないですか?

 正美 : えぇ、今日も乗ってないし。

 司会 : (苦笑)はい。

 正美 : パンクしちゃったんですよ。

 司会 : そうなんですか?

 

正美 : うん。うん?うん??

司会 : 見えないんですよ。ここ…

正美 : あのー、エリックが最初アタックしてね。で、計測2周目の途中から変だって言って、そのまま走りきって
      3周目にピット入ってきて、右のリアがパンクしてた。で、あのー、予選で2セットしか使えないんで…

司会 : はい。

正美 : 普通はそのー、1回アタックしたタイヤでガソリン満タンだったりとか、予選のもう1回のセッティング
      し直したりするんですけど、出来なくなっちゃった。だからもう1セットあるタイヤ、新品しかないんで、
      えー、午後の、GT500の最後のね、占有の時にアタックをエリックがした後に、僕が計測1周…する。

司会 : 1周。

飯田 : オートバックス行ったら、なんかタイヤにプチューって入れたらあの…

正美 : そうそうそう!それ出来ないか?って言ったんだけど、

司会 : はい。

正美 : BS(ブリヂストン)の人が、ちょっと…なんて(苦笑)

司会 : うーん…でも新品のはもう1セットあるんですよね?

正美 : まぁ、もう1セットあるけど、あのー、中古のユーズドが使えなくなっちゃってるから、全然その、明日のね、
      ガソリン満タンのチェックとかも出来ないし、非常にキビシイ状況ですね。

司会 : うーん、キビシイですね。そっかー。でもチャンスはありますからね。

正美 : えっ?

司会 : チャンスは。

正美 : えっ?

司会 : ねぇ?

正美 : うん、そだね(苦笑)

司会 : そうですよ。

正美 : はい、頑張りまーす。はーい。

司会 : はい、そうですね。えー、そして飯田選手。

飯田 : うちはまだ2セットあるんで(笑)

会場 : (笑)

司会 : 温存ですか。

正美 : 2セット新品だから(笑)

飯田 : そう、2セット新品。でも半周…2回転ぐらいはしてるかもしんない。

正美 : 真っ直ぐ行った?

司会 : さっきちょっとクラッシュしたっていうのは聞いたんですけど。

飯田 : もう、ブレーキも踏まないで、タイヤ壊れないようにもうそのままそーっと、突っ込んで行きました。

司会 : 飯田選手が運転で?

飯田 : はい、たぶん僕だったと思います。

正美 : 車は壊れたの?

飯田 : 気を失ったんで分からなかった(笑)

会場 : (笑)

飯田 : 車はね、案外壊れなかったんです。

正美 : あんなに潜ってたのに?

飯田 : ええ。

正美 : 恥ずかしいから潜ってるのかと思った(笑)

司会 : それは原因は?

飯田 : 原因ですか?

司会 : はい。

飯田 : たぶんこの足だと思います。

司会 : 足?え、でも全然壊れたりはしないから大丈夫なんですか?

服部 : 壊れたって(笑)

司会 : あれ?(笑)

正美 : 修理してる。今。

司会 : 2回目はじゃあ無理?

飯田 : 2回目は、いいえ、2回目は走りますよ。2セット残ってるから大丈夫ですよ。はい。

司会 : はい。…すみません…

飯田 : 1セット、1セット貸しましょうか?(笑)

正美 : じゃ、1本貸して、1本(笑)

 

PART2へ続く / BACK