7月22日
午前中はクリニャンクールの蚤の市へ。初めてメトロに乗ってみた。思ったより簡単に乗ることが出来たよ。メトロ4号線でクリニャンクールへ。古い車両なので、割りと手狭で乗り心地は昔の電車のイメージ。クリニャンクールに着くと、地上に上った時点でもう露店がいっぱい。駅から蚤の市までは、歩いて10分くらいかな。とにかく広すぎて迷ってしまいそうなんで、「マルシェ・ドーフィーヌ」のあたりを徘徊。ここは屋根のあるアーケード街になっていて、中もきれいで歩きやすかった。やっぱりアンティークなものや骨董品のお店が多い。1時間くらい見て回って帰る途中スリにあった。中は何もとられてないけど。手口は右肩にたばこの灰を落として、「Sorry」ってこっちの気を取ってる間に、左肩にかけてたバッグを盗ろうとしたの。でも私はしっかりわきしめて、ファスナー口を手で押さえてたんで、その時何となくバッグを引っ張られてるような感じがしたんで、とっさに引っ張り返した。やっぱり、ああいう人混みに入るんだなぁ。中身は全く無事だったんでね。駅へ帰る途中の露店で、絵を買ってきた。妙に気に入ってしまって。そこのお店のおじさんが、「バッグに気をつけて」ってフランス語とジェスチャーで言ってくれた。妙に嬉しくて、「メルシ−」って言ってそこをあとにした。

クリニャンクールをあとにして、レ・アルにあるサントゥスタッシュ教会を見学。ちょうどミサをやっていて、賛美歌が聴けたし、中はとても素晴らしかった。建物の様式やステンドグラスが素晴らしくて、別の空間に来た感じ。特に賛美歌を聴きながら見ていたんで、キリスト教とではないけど、とても神聖な気持ちにさせられました。

その後ガイドブックで調べたCafe「オ・ペール・トランキール」で、クレープとペリエでランチ。お店の感じも良くて、特に今日は天気がすごくいいんで、テラス席で過ごした時間はとても気持ちよかったよ。マレへ移動中「ポンピドゥーセンター」へ。外から見ただけだけど、チューブ式のエスカレーターが印象的な不思議な建物。関西空港やエルメス銀座店を設計した、レンゾ・ピアノの設計。入ってこようかなって思ったけど、日曜日のせいかすごい人だかりだったんで、やめてしまった。この次来たときはぜひ!センターの向かいに、ステーショナリー&リトグラフのお店があって、そこでかわいいはがきと便せんセットを購入、とにかく種類がいっぱいでしかもポップながらのものばかりで、見てるだけでも楽しかった。

いよいよ、マレ地区へ。日曜でも営業してるお店が多いんで、とにかく買い物客が多かった。街並みは落ち着いた雰囲気。その中にポップな外観の雑貨店があったりで、楽しかった。「WHY」というお店で、クマのぬいぐるみとカードスタンドを。さらに移動して、「ラトリエ・デュ・サヴォン」で石鹸と発泡性ボールとルームフレグランスを購入。ここのお店の石鹸はとても面白くて、まるで羊羹みたいな石鹸。また、ホントに羊羹みたいに、お皿にのせてディスプレイしてある。1つ1つ丁寧にラッピングしてくれて、ほどくのがもったいないくらいだった。

今日は結構暑くて、冷たいものが食べたくて、サンルイ島にある「ペルティヨン」へ。ここのアイスはパリでも有名なお店で、行ったときはかなりの行列になってて、並んでどうにかアイスをゲット。そこで一緒に並んでた日本人の女の子2人と、色々おしゃべりしてた。私が行ってきた雑貨のお店の話とか、お互いのこれからの予定とかを話したり。これっきりの出会いでも、こういう出会いがあるから旅は楽しい。荷物もあるし歩き疲れたんで、とりあえずホテルへ戻る。

今日の夕食は「ビストロ・ダ・コテ」。一流レストランほどじゃなく、カジュアルな感じのお店。でも、ワインを頼んだときにちゃんとティスティングしたりと、マナーはそれ並。で、周りのお客を見ると、ティスティングにしろすごく自然。やっぱり、普段から飲み慣れてると違うなぁって思った。店員も客もフランス人同士だからって問題じゃない。だって、客と店員がでレストランでそうしてたって、あの自然な感じは出ない。あんな風にワインを楽しめたらなぁって、改めて思った。で、問題はメニュー。当然フランス語なんで、コピーとにらめっこしながらだけどやっぱり解らない。(英語のメニューもあったけど、解らないのは同じ)肉料理が食べたいなぁって思ってたけど、どうもメニューにはないみたい。その中に、リゾットって書いてあるのが載ってたんで、それを注文。あと、メインの中から「鯛(すずきかも…)のグリル〜〜」って感じのメニューがあったんで、それをチョイス。とんでもないものが出てきたら…って思ってたけど、最初にリゾットが出てきたけど、これは大当たり!プロバンス風ってメニューには載ってたんだけど、チーズ味で焼いたアスパラがのってて、これはおいしい。実はアスパラは苦手なんだけど、焦げ目が付くくらい焼いてあって、全然問題なく食べれることが出来た。ただ、かなりボリュームがあって、食べきる頃には次大丈夫かなって思ったくらい。で、次の魚料理も大当たり!メチャクチャおいしかった。オリーブオイルで焼いてあるんだけど、ぜんぜんしつこくなくて、今日のディナーは大当たりだわ!当然ワインも頼んだよ。白ワインで、かなりフルーティー。ブドウの味がしっかりあるワインだった。お勘定の時、パンフやカードをもらってその時解ったんだけど、どうもこの店は魚料理専門らしい。他にも市内にいくつかおみせがあるみたいだけどね。「肉料理はないのか?」って聞いた私はお馬鹿…。ワインも飲んで、かなりほろ酔いでホテルへ帰った。おいしいお料理を食べたあとは、帰る足取りも軽いね。
7月23日
午前中は、サンジェルマン地区でお買い物。「レ・ソリヴァード」で、フリーカバー(本当はテーブルクロス)、それとお揃いの柄のランチョンマット、クッションカバーを買った。ちょっと予算オーバーだったけどね。お店は明るくって、素敵なお店だった。その後、「カフェ・ド・フロール」で、ランチ。クロックマダム(トーストにハムと目玉焼きがのってる)を注文。これがおいしくてね。初日もこういうカフェに寄れば良かったんだわ。しばし休憩のあと、画廊が多くある通りへ。その中でちょっと気になるお店を見つけたんだけど、「見るだけは、NO!」って言われて、入れてさえもらえなかった。かなり、がっかり。

その後荷物をおきにホテルへ戻って、地下鉄でシャンゼリゼへ。ホテルのある駅からは、2回乗り継ぐんだけど、拍子抜けするくらい簡単。「Gorge V」で降りて地上へ上がると、凱旋門が目の前に。これを見て、「あー、パリだなぁ」って思った。それにしても、あまりの人の多さに、ちょっと圧倒されてた。ここへ来てちょっと発見が。シャンゼリゼは坂道!凱旋門に向かって、昇りになってる。きて見なきゃわからないね。その後、ヴィトンシャンゼリゼ店へ。友達に頼まれていたものがあって、午前中サンジェルマン店に寄ったんだけどなかったんで。でもここでもなくてね。やっぱり、スゴイ人だった。どちらかって言うと、日本人を含め韓国人、中国人も多くて、アジアの人間のるつぼだった。そこをでて一休みってことで、有名なカフェ「フーケ」へ。でもやっぱり有名店だけあって、コーラ1つに約1000円!テラス席って事もあるけど、それにしてもねー。まあ、雰囲気代込みということで…。そこをでて、モンテーニュ通りにある、ヴィトン本店へ。ここもアジアの人間だらけだったんだけど、やっぱり頼まれたものはなくて、諦めてでてきた。その後、この間取り置きしてもらったエールバッグとネクタイをとりにエルメスへ。ここも相変わらず混んでて、私の応対をしてくれた日本人の店員「由利さん」も忙しそうだった。近くの外国人店員にお願いして、彼女を呼んでもらって、無事免税手続き&支払いを済ませてホテルへ帰った。

今日もまた夕食は、昨日行った「ビストロ・ダ・コテ」。また、あの魚料理が食べたくなったんで…。メインは同じものを頼んで、ワインは昨日と変えて、デザートも注文した。昨日は店の奥に通されたんだけど、今日は道路側にしてくれた。サンジェルマン通りは、車の通行が多いんだけど、でもここからワイン片手に眺めるパリの街は最高。食事の後(9時半頃)もまだ外は明るいんで、ノートルダム寺院の法へ行ってみた。寺院のすぐ近くの道路では、地元の若者がスケボーでいろんな事やっていて、それを見る地元の人で賑やかだった。寺院の前の広場のベンチに座って、パリの風に当たりながらしばしのんびり。ノートルダム寺院は、近くで見るとやっぱり迫力がある。大掃除が終わったって事で、とても白くなってた。周りは観光客やパリっ子でいっぱい。夜の10時近くでも、全然明るい。こういうところにいると、どんどん自分がパリの街になじんでいるようで、嬉しくなってくる。今日はパリの雰囲気をゆっくり感じることが出来た1日でした。