〜 パリで綴った日記です。 〜


7月19日
この日は移動日。最初からいきなり大ボケ。夜7時頃の新千歳空港行きの特急に乗るつもりだったのが、6時48分だったらしく、完全に7時頃だと思い込んでいたので、乗り遅れてしまった。仕方ないので、7時半の札幌行きの特急に乗って、札幌で新千歳行きの快速に乗り換えてって思ったんだけど、その快速が新千歳に着くのは、9時25分。出発の30分前。過去に20分前にチェックインした事があるので、大丈夫と思いつつも、ちょっと気になるんで、新千歳の前の駅に止まる室蘭行きの特急に乗って、そこからタクシーで行くことに。1つ前といっても、前の空港があったところだったんで、それほどかからないだろうと思って。その札幌行きの特急に偶然に、会社の後輩も一緒になったんで、おしゃべりしていったり、札幌着いたら乗り換えのホームまでスーツケース一緒に抱えてくれたりね。で、実際その駅で降りると、なんとタクシーが1台しかなく、しかも先客が。でも行き先が同じだったんで、「一緒にどうぞ」って相乗りしていった。一応タクシー代出すつもりでいたけど、そのおじさんは「いいからいいから」ってことで、お構いなし!ラッキー!実は、札幌から私が降りた南千歳の駅までの特急料金も、徴収されなかった。そんなドタバタ劇を演じて、ようや最終の便で千歳発。羽田に着いたのは、11時半。ホテル行きのシャトルバス乗り場へ行くのに外にでたんだけど、とにかくあつーい!東南アジアに降りたような感じ。ホテルに着いたのは、12時をまわってた。もうすっかりお疲れ。JR乗り遅れの大ボケしたのもあるしね。
7月20日
いよいよ、今日はパリへ出発。ホテルから、成田行きのリムジンバスが出るんで、それに乗って成田へ。この日は祭日で、バスが走る高速が渋滞とのことなので、アクアラインの方を通ることに。せっかくなんで、ちゃんと見ておこうって思ったんだけど、感想は「こんなもの?」って感じ。(笑)やっぱりアクアラインも多少渋滞してた。そこを過ぎたら結構スムースだったけどね。

少し予定より遅れて成田へ到着。私はオフシーズンの平日にしか成田を利用したことがなかったんで、あんなに混んでる成田は初めてだった。よく、GWや年末年始のニュースで見るあの混雑そのまま。おかげでチェックインと両替に思いのほか時間がかかったんで、朝食を食べられず…。それでも、11時20分パリに向けて、出発。機内ではいつも寝てるか本を読んでるかだけど、最近の国際線はちゃんと個人用のテレビが付いていて、これは便利!ゲームや(私はしなかったけど)もあるし、映画も10チャンネルほどあって、なかなか良かった。私は「ウェディングプランナー」を2度見てました。機内食はまあ…ってかんじかな。とにかく機内は乾燥しちゃってて、唇や口の中、手がかさかさして大変だった。しょっちゅう、スッチーコールしてコーラを飲んでたよ。

そんなこんなで、パリの玄関口シャルルドゴール空港へ到着。入国審査の時、パスポートにスタンプ押してくれないの。ちょっとショック!そこからは、エールフランスバスでパリ市内へ。バスチケットを買うのに、インフォメーションセンターへ。空港は英語が通じるんで、チケットをそこで購入。「リヨン行きのバスのチケットが欲しい」くらいは英語で言えるのよ。バスの中はなかなか快適。1時間弱でリヨン駅前に到着。そこからタクシーでホテルへ行くつもりだったんだけど、タクシー乗り場を見つけるのにちょっと苦労した。バスの停留所から近かったんだけど、解りづらくてね。早速タクシーに乗ってホテルへ。ところが、メーターが32Fかかって100F出したら、50Fしか戻ってこなかった。そりゃスーツケースがあるんで追加旅金はあるし、チップもとは思ってたけど、それにしてもちょっとって思ったんで、必死に抵抗したけど全然ダメ。言ってることもわからなかったんで、疲れて諦めてしまった。基本旅金はtyなと確認したけど、メーターが上がっていくのが早かったような気もするのよね。滞在中何度か乗る機会があるだろうなって思ってるけど、乗るのいやになってきた。(笑)なるべくタクシーには乗らない!チェックインを済ませて、いざ部屋へと思ったら、鍵がなかなか開いてくれない。何度かガチャガチャやってたんで、隣の部屋の外人の男性が、わざわざ部屋から出てきて開けてくれた。嬉しかったなぁ。そんなちょっとハプニングがあった初日。
7月21日
朝起きたら、小雨模様。でも仕度をしてるうちに雨も上がって、いざParisCityへ!最初にルーブル美術館へ。とにかく広いんで、インフォメーションセンターにある案内図を手に行動開始。ルーブルでは、「目には目を…」で知られる「ハンムラビ法典」を見たかったので、そちらのブースへ。生で見た「ハンムラビ法典」はくさび形文字がぎっしりで書かれて、かなりの迫力。どこが「目には目を…」の部分かは解らなかった。(当たり前…)でも、古代史が大好きな私にとっては、生で見ることが出来て感動もんです。しばらく古代美術のブースで素晴らしい古代の美術品の数々を堪能。これ以外は特に見たいというものがなかったけど、話の種にと思い「モナ・リザ」と「ミロのビーナス」を鑑賞。

「モナ・リザ」が置いてある部屋に行くには、とにかくいくつかの部屋を通っていかなくちゃいけなくて、ちょっと大変。しかも着いたのはいいけど、人の山!一番前までいくのにかなり並んで待ってた。ただここでも日本人のマナーの悪さが…。当然外国の観光客もいっぱいで、みんな一番前までいくのに並んで少しずつ前へ詰めていって、私もやっと前間出来たときに、私と隣にいた外人の男性の間に思いっきり割り込んできた日本人のおばさんがいた。その外人の男性は、すごく迷惑そうな顔をしてたし、私も思わずそのおばさんを睨んでしまった。みんなちゃんとルール守ってるのに。このルーブルで、ハプニング。大理石の階段で、滑って転んでしまった。3・4段は下に落ちたと思う。おかげでひざを含めて、数カ所青あざ。周りは観光客がたくさんいて、一気に注目されてしまった。はずかしい…。

ルーブルのあとは、パサージュ巡り。「ヴェロ・ド・ダ」と「ヴィヴィエンヌ」に行ってきた。「ヴェロ・ド・ダ」は19世紀にタイムスリップしたような空間。お店も、アンティークな感じのお店ばかりで、雰囲気はすっごく良かった。「ヴィヴィエンヌ」へ行く途中、映画の撮影現場に遭遇。ヴィクトワール広場をクラシックカーを何台も走らせてて、しばし見学。「ヴィヴィエンヌ」は「ヴェロ・ド・ダ」とは全く違った雰囲気。「かわいらしい」って感じかな。そこのCafeでランチをとることにしたんだけど、何せフランス語のメニューなんで、メニューのフランス語集のコピーを見ても全然解らない。店員さんが手振り身振りで色々説明してくれて、それがすごく嬉しくてね。で、結局解ったのは、ズッキーニのアーモンドグリルだけ。ズッキーニは苦手なんだけど、グリルしてあるなら…って思って頼んだんだけど、来てみたらダメ!グリルにはほど遠くて、さらにこれまた苦手なドレッシングがかかってて、ズッキーニ自体もすごく大きい。それでもトライしてみようと思って食べたけど、もうだめ。なんとかパンやコーラでごまかしながら食べたけど、GiveUp!1/3も食べてない。申し訳ないなあって思いつつ、「お腹がいっぱい」って事にして出てきた。会計の時謝ったけど…。

そこからオペラ座方面へ。オペラ座の近くにパリの待ちのミニチュアの置物を売ってるお店があるんで、そこを目指す。途中カナダ人から時間を聞かれて答えたんだけど、そこからずーっと付いて離れない。行きたかったお店も通り過ぎちゃったみたいで、仕方なくオペラ座の前まで行って休憩。そこでもなかなか離れてくれなくて。自分もちょっとおしゃべりしたのが悪かったんだけど、しまいには「一緒に観光しよう」とか「今度日本に行くんでそのときは会おう」だの、しまいには何度もほっぺにキスしようとしてくるしもう勘弁。何とか「一人で歩きたい」事を言ったり、都合の悪い事を言われたときは、解らないフリして何とか切り抜けた。

で、やっとお目当てのお店「GAULT」へ。そのお店には日系人のマダムがいて、日本語OK。とにかく、かわいい置物がいっぱいで、ついつい買いすぎた。サービスに2つほどお土産をもらってとっても良かった。その後エルメス本店へ。付いた途端あまりの人の多さにびっくり。店員さんが忙しそうに歩き回ってた。親から「フールトゥ」を頼まれてたんだけど、ディスプレイしてある大きさのものや色しかなくて、全然問題外。ここでお土産にネクタイを買うつもりだったので、1つ選んでそれを店員に預けて、私が欲しがっている「エールバッグ」のコーナーへ。見てると欲しくなっちゃって、結構迷ったんだけど、思い切って買ってしまった。ただ、免税手続きにパスポートbェいるんだけど、b控えてこなくて、後日取りにくるって事にして取り置きしてもらった。
そこからコンコルド広場に出た。オベリスクが立ってて、「あーここか…」って感じ。ちょっと歩き疲れたんで、チュイルニー公園の近くのカフェで一休み。コンコルド広場にもチュイルニー公園にも大きな観覧車があって、まわる速度がとても速い。目を回さないのかなって思ったくらい。

そこからホテルへ戻ろうと思って、ルーブルの前を歩いてたら、今度はイタリア人が話しかけてきて、何をどういっても離れる気配がない。腕は組んでくるわ、しまいにはホテルまで一緒に行きたいなんて言うんで、「急いでるから…」って言ったり、話しかけられても無視していたら、やっと離れていった。日本人の女が一人で歩いてたら、こんな感じ?

そんなこんなで、ホテルに到着。しかしここで問題が。部屋の鍵をなかなか開けることが出来なかったんで、フロントの男性に来てもらって、部屋の前で鍵を開ける練習。教えてもらったとおりにしてるんだけど、なかなか開けることが出来なくて、何度も「Try again」って感じで、やっとコツがつかめてOKって事になったんだけどね。

夕食を食べに行くのにフロントに鍵を預けて、「もう大丈夫」な事を言ったら、笑って「OK!」って言われたよ。お目当てのビストロへ行きたかったんだけど、なかなか見つからない。これには参ってしまって、仕方ないのでUターンしてブラブラしてたら、ガイドブックで見たイタリアンのお店「カプリッチ・ダ・ズィーオ」を発見。「パスタなら何とか解る」と思って、そこで食事をすることに。このお店のメニュー、英語の下に日本語も書いてあって、助かった!チョイスしたのは、キノコのパスタと白ワイン。結構ボリュームあったけど、おいしかったよ。支払はカードで済ませるつもりだったんだけど、このお店は100F以上じゃないとカードが使えないらしくて。今夜の夕食88Fしかかかってない。「まいったなー」って顔してたら、「OK」っていうことでカードで切ってくれたよ。「グラッツェ」ってお礼言って出てきた。そのお店にいる間、「グラッツェ」や「ボーノ」とかイタリア語使ってたよ。ここはフランスなのに…???そんなパリの初日。


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