左の絵見たらややこしそうですけど、実際は単純なのでがんばってついてきてくださいねー。
たくさん○が出てきましたが、これらが示すのは関節です。
体を描く上で関節は避けては通れない道。これを上手く描けるかどうかで、絵全体の仕上がりに雲泥の差が生まれます。
とりあえず今回は関節の中でも一番良く使う大きな部分なので、きっちり覚えていきましょう。この○の大きさがすなわち、手や足の太さになります。
まずはB。これは肩の関節です。
大きさは大体、台形上底の4分の1強くらい。この球を半分台形の側面にめりこませて、両肩に描きます。球は台形上底に外接するように描いてください。
順番から言って次に肘の関節を描きたくなりそうですが、ここは先にCの手首の関節を描きます。肘はBとCの中間に位置するので、先に手がどこにあるのかを示すCを決めてしまった方が楽だからです。Cを描いたら、肘の関節を描きましょう。左の絵では遠近法によって肘の関節があのへんにありますが、本来腕をまっすぐ伸ばしたら、Bから肘までとCから肘までの長さはそれぞれ顔一つくらいです。
次に足。Dは足の付け根の関節です。
大きさは大体002の縦線の半分くらいですが、この丸は縦線を少々はみだす感じで描きましょう。目安は肩幅と同じくらい。ここがヒップの丸みになります。AのウエストのラインはこのDの丸に外接して足へ繋がっていきます。
そして、手と同じく次に描くのは膝ではなく足首のE。最初に6頭身と言っておきながら、Eが一番下の横線より上にあるのは、仁王立ちで足が左右に開いているからです。足を揃えてまっすぐ立つと、Eは一番下の線にかかってきます。
で、膝はDとEの中間あたり。
関節の球は末端へ行くほど小さくなっていきますが、あんまり極端にするとサザエさんみたいになります。
女性を描く時、どうしても「細くか弱く」とか「ボン・キュッ・ボン」を意識してしまいがちですが、とりあえず今はそんなこと忘れてください。 |