| 前へ | Top |2007年〜 | 次へ |
|
9月議会 一般質問報告(1)
渋滞緩和のために=道路問題2点
台風9号は主に静岡方面に被害をもたらしました。都留市では強い雨で刈り取り直前の稲が倒されました。そのほかには特に被害の報告もなかったようです。
台風一過の9日、9月議会の一般質問が行われました。質問に立ったのは常連といわれる4人だけでした。
私は、(1)道路問題について (2)高校の統合問題について (3)住宅火災報知器と地デジチューナーの普及についての3点を取り上げました。今週からその概要を連載します。
国道バイパスの開通が間近に迫りました。このことによって市の中心部の交通事情は大きく変わっていくと予想されます。市の発展につながることを期待するわけですが、一方で新たな心配も浮かび上がってきています。それは国道と合流する都留大入口側の渋滞問題です。
都留大周辺に住む人たちは日常生活が不便になることをたいへん心配しています。バイパス計画の今後の見通しについては禾生側開通で一段落とせず、当初計画の完全な遂行のために市民世論を高め、国に対して強く働きかけていく必要があるのではないでしょうか。計画の現状と市の取り組み、見通しについて明らかにされることを求めます。
道路問題でもう一点は中央道社会実験の富士吉田線無料化による県道高畑谷村停車場線(県道宝線)の渋滞問題です。これはすでにかなり深刻な事態です。その渋滞を緩和するためには、以前取り上げましたが中央道側道の県道昇格、拡幅整備が差し迫った課題になっています。県の回答は中央道の無料化は想定していなかったのか、現実に起こっていることに対して切迫感がありません。いっそうの働きかけを求めるものですが、いかがでしょうか。
【市長答弁要旨】
国道都留バイパスは、平成23年春の供用開始が予定されている。
供用開始に伴い現国道から都留大入口交差点付近での渋滞が予想されるが、国道機能がバイパスに移行することを前提にバイパス側の交差点形状を変え右折レーンを設置することや信号機を調整することなどについて、国土交通省と協議を進めている。
国道バイパスの全体計画については、十日市場地区から田野倉地区間の9.6kmが計画決定されており、市も田原区画整理地区内へ国道バイパス用地を確保していることから、一日も早い計画全線の開通に向け、引き続き国へ要望してまいりたい。
都留インターからの県道については、中央道富士吉田線無料化の影響から朝・夕の通勤時において、多少の渋滞が生じ、平成23年夏の完成予定のフルインター化に伴い、さらなる渋滞が予想される。
この渋滞緩和のためには、中央道側道の整備が喫緊の課題となっており、都留インターフルインター化事業関連として、つる五丁目地内の側道拡幅改良や南側の側道等について整備を順次進めている。側道の全線整備は、県道昇格による幹線道路としての道路整備が最適であるとの認識の中、引き続き強く県に要望してまいりたい。