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No.023 6月市議会(第2回定例会)のご報告
議会報告



6月7日、4番目に一般質問をしました。

6月7日、4番目に一般質問をしました。今回は、「介護保険利用料の7%助成の存続について」と「井の頭公園池の湧水復活、都市型水害の防止に役立つ、雨水浸透ますのさらなる増設について」の2点の質問をしました。

※一般質問の全文をご覧になりたい方はこちら


1. 介護保険利用料7%助成の存続について

06年4月1日からの介護保険制度の改定は、「介護に対する国の財政負担抑制」を口実に、高齢者の介護サービス利用を切り下げ、大幅な国民負担増を押し付ける大改悪です。

改悪に伴い、今まで利用していたサービスが受けられなくなったり、時間数が減っています。

国が国民に負担を押し付ける改悪をしても、すべての市民が安心して必要な介護サービスを受けられるようにするために、自治体ができる限りの措置をとることが、自治体の役割です。だからこそ武蔵野市は、訪問介護など3事業に対し利用料の7%助成をしてきたのです。

ところが、前土屋市長が任命した「武蔵野市福祉総合計画策定委員会」の提言を受け、この助成制度を廃止し、7月以降は訪問介護のみ低所得者に対し、個人負担の2分の1を市が負担する制度に改めようとしています。

しかし、近隣の市を調べたところ、三鷹市、国立市、国分寺市、日野市、府中市、調布市などで、引き続き、低所得者に対する利用者負担軽減制度を存続しています。

武蔵野市でも市民の生活が苦しくなってきているときだからこそ、介護保険利用料の独自減免制度は絶対に存続するべきです。

梶雅子の質問
(1)小泉内閣による負担増計画で、公的年金等控除の縮小、配偶者特別控除の廃止、老年者控除の廃止、年金保険料引き上げ、定率減税半減などで、高齢者にとっては生活が大変厳しくなっています。このような時に、今回の介護保険の改正が、現段階で市民にどのように影響しているのか、市は把握していますか。 まだ2ヶ月しかたっていないので、判断するのは時機尚早だ。全体には昨年の同期と同じ傾向だ。
  
(2)国に対し、国庫負担25%の内に「調整交付金」5%分が含まれていますが、これを別枠化し、国庫負担全体を30%に引き上げることは、全国市長会や全国町村会も繰り返し要望していることです。武蔵野市として、改めて政府に対し要請していくべきと考えます。市長の見解を伺います。 市長会で要望している。今後とも、あらゆる機会をとらえて、要望していく。
  
(3)居宅サ−ビス利用促進事業の7%補助は全国的に誇れる制度です。在宅で介護を受けている市民にとって、この制度で助かっている市民は大勢います。7%助成存続を求める市民の声にどのように応えていくのか、今こそ自治体の役割をはたすべきです。もしこの制度を廃止したら、武蔵野市の利用料の独自減免制度は近隣の市のなかで、低い部類になってしまいます。存続するべきと考えますが、市長の政治的決断をお聞きします。 7%補助は2期6年経過したので、所期の目的は達成したと考えている。保険給付を受けられていない方との公平の確保のためにも7%補助は廃止する。7月からの実施にむけ、さらに丁寧に説明していく。


2.井の頭公園池の湧水復活、都市型水害の防止に役立つ、雨水浸透ますのさらなる増設について

私が井の頭池の浄化について質問するのはこれが3回目ですが、昨年の6月議会で、3者協議の場を作ることを要求しました。


今年4月8日にシンポジウム「よみがえれ!井の頭池」が開催されたことを大変うれしく思っています。主催は、東京都西部公園緑地事務所と武蔵野市、三鷹市、吉祥寺ライオンズクラブなどで構成する「井の頭恩赦公園水質浄化事業実行委員会」でした。

井の頭池の湧水涵養域は、武蔵野市6.12平方キロメートル、三鷹市1.90平方キロメートルで、武蔵野市の57%は井の頭池の涵養域です。そして、この井の頭池の涵養域は、境、境南、桜堤、関前、西久保などの広い地域です。

ここに、雨水浸透ますを設置することは浅層地下水を貯留することと、局地的豪雨を直接、下水道に流れ込ませない水害防止に役立つことも考えられます。

「秋には池の水を透明にする」目標を上げ、雨水浸透ますなどによる雨水の浸透など具体的な提起がありました。
梶雅子の質問
(1)三鷹市長は、三鷹市内の雨水浸透ますを2010年までに5万2700基に増やしたいと具体的数字をあげました。武蔵野市内でも、具体的目標を作るべきと考えますが市長の見解を伺います。 (1)本市では、公共施設では雨水をためていく方針。北町の第4小学校校庭、青葉公園に500トン、200トンの貯留槽をこの夏に作る。目標については検討したい。全市的に取り組んでほしいので、市民の方に協力の徹底を図りたい。
(2)井の頭公園池の湧水涵養域の76%は武蔵野市です。三鷹市では1996年に湧水涵養域を指定して、重点的に雨水浸透ますを設置してきました。2004年秋には池の底が見えるほど透明になったことを市民に知らせ、武蔵野市内の涵養域を指定し重点的に雨水浸透ますを設置することを指導するべきと考えますが、市長の見解を伺います。 (2)井の頭池の涵養域が本市なのは認識している。全市的取り組みにより、総合的視点で進めていきたい。
(3)市として市民に対し湧水復活、地下水の涵養でヒートアイランド現象の緩和、都市型水害の防止などに役立つ、雨水浸透ますをPRし、市民が設置するように行政として強く働き掛けることについて市長の見解を伺います。 (3)市民へのPRとしては、6月15日号に第2弾、水害に強いまちについて載せる。 6月3、4日に水道事業としても、浸透ますの設置をPRした。





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