丸森町は、どこ?
宮城県の南端、福島県との県境に位置しています。福島市・仙台市からは、車で約1時間30分かかります。
町は8つの地区から成り立っています(昭和29年、8つの町村が合併して町ができた)それぞれに自然環境も違い、それが各地区の魅力でもあります。
各地区の主観的紹介
- 丸森・・・町の中心の地区で、役場、町立病院などがあります。中心街から南下したところに不動尊キャンプ場があります。そこにシンプル・格安で泊まれるコテージもあります。冷蔵庫、食器、炊飯器がついていますので、食材と飲み物を持参すれば楽しめます。自然と対話する場、テレビなど付いていないのもとってもいいです。また、丸森の西部、阿武隈急行「あぶくま」駅の近くに町内唯一分校、羽出庭(はでにわ)分校があります。高台に立つ木造の校舎は、この分校の卒業生でもないのに、懐かしい気持ちになってしまいます。
- 金山・・・国道113号線沿いに金山の中心街があります。この地区に「鬼形山」という山があります。本当に鬼の顔の形をしているのです。和歌山から来た友人は、この地区にある一力食堂の「山菜チャーハンがおいしい」と、言っていました。
- 大内・・・福島県の相馬市に近く、面積が広く、平地からブナの原生林が残っている山まで、変化に富んでいます。鉱泉ですが、温泉もあります。
- 大張・・・阿武隈川の北に位置し、川から急な登りになっています。昔の人はそこに階段状の棚田を作りました。沢尻の棚田は、「日本の棚田百選」にも選ばれています。高台からの阿武隈川の流れは、とても美しかったです。
- 耕野・・・大張と同じような地形をしています。町外の人が数軒、この地区を気に入り越してきました。古い家、細い道、小さな田、人情、そんな田舎の風景がいいのかもしれません。地域起こしがさかんで、田舎暮らしが体験できるミステリーツアーが定期的に行なわれています。また、農産物直売所「伊達屋」は、地元の米、野菜のみならず、ほうきなど手作り品が販売されています。
- 筆甫・・・丸森の中心街から車で20分(私の運転で)、川沿いの雑木林の緑のトンネルが続く山道を登っていくと、到着します。阿武隈山地の特徴で、上はなだらかです。そんな風景が、町外の人にも大人気。昔は、隠れキリシタンの里だったそうで、マリア観音像が残っています。
- 舘矢間・・阿武隈川の西に位置し、町内で一番平地の多い所です。阿武隈急行の「丸森」「北丸森」の駅もあり、仙台にも通えるほど交通の便が良いです。この地区は酪農が盛んです。
- 小斎・・・阿武隈川の東に位置し、水田が広がり、東側に低い里山が手を伏せたように並んでいます。多くの家は、この里山沿いにあります。水田の向こうに、阿武隈川、その向こうに蔵王が見え、夕焼けは絶景、私の好きな景色です。