2.本サイトについて




本サイトの正式名称

 本サイトの正式な名称を”Eine Kompositionhütte(アイネ コンポジツィオンヒュッテ:あるひとつの作曲小屋〜ドイツ語による造語) 作曲小屋 音楽と芸術の途上において私を場として生起する音楽と、その意味一般についての私的な一考察”という・・・。なんとも長たらしい名前ではあるが、正式に、いや、その意義に照らして正確に表現しようとすれば私としてはどうしてもこのようになってしまう。しかしながら、あなたが本サイトをどのように呼ばれようとも自由である。”Kompositionnhütte”でもいいし、”作曲小屋”あるいは単に”小屋”でも一向にさしつかえない。私自身も正式名称を語る以外は”本サイト”または”Kompositionhütte”という言い方でまとめている。正式名称は然るべきところで一度表明しておけば充分であろう。





本サイト”Eine Kompositionhütte”の性格付け

 インターネットという巨大な通信情報網のただなかにホームページを開設するということは、ひとつには不特定多数の人々に対する呼びかけである。顔も知らない、所在も分からない、私はこのページを訪れたあなたの事を知らない。いや、それ以前に私は、今あなたが訪れているであろう事すら知らないのだ。しかし、私は一人称としてのあなたに語りかけたいと思う。本サイトを訪問されたあなたが誰なのか私は知る由もないのだが、私はあなたというひとつの人格に向けての語りかけとしての性格を、”Kompositionhütte”に持たせたいと思う。それは私自身の基本的な姿勢としてそのように在りたいと思うからである。それは”より多くの人々に向けて”ではなく、”より多くのあなたに向けて”という事である。

 本サイトは音楽系サイトである。ここで中心となる話題は言うまでもなく音楽におけるそれである(しかし、それは古典的音楽体系に端を発するものとしてではなく、それ以降に興った未だに訳の分からないものとして敬遠される傾向にある、いわゆる現代音楽に定位する事になるであろう)。しかしながら音楽上の話題とはいっても、他の多くの音楽系サイトで取り上げられているようなもの、例えば音楽史・作曲家・楽曲・作曲法・・・等々の教科書的な解説や、分析・批評することなどを単に中心課題とするものではない。もちろん、そのような話題を切り口とする部分も無くはないのであるが、それはその事を目的とするものではなく、私の意図に基づく一つの手段としてであり、そこからの文脈の支流としてである。

 私が本サイトの底辺に敷き詰めたいと思っているのは、広く一般的な事柄においてというよりも、私という限定的な、この取るに足りない一人の音楽に関わる者の思い巡らせであり、私的な内なるつぶやきである。それは音楽の表面をなぞる事ではない。いや、その事においてさえ音楽の深み、世界の深淵へと視線を向けていきたいとの思いである。そこから立ち還って、音楽一般についての思い巡らせや、私自身の作品の紹介、あるいは表層的な出来事の描写等を記してゆきたいと思う次第である。


本サイトの構造、及び視覚的体裁

 本サイト”Eine Kompositionhütte”は、当初の主旨を中心としながら全体として3つの大項目に区分けするようにした。それぞれの大項目、及びその主旨は以下のとおり。

 1、表題・主要項目 :表題と本サイトの中心的課題(音楽への思い巡らせ、作曲等)となる大項目。

 2、作曲小屋 :私を取り巻く音楽環境(機材や楽器等)に関連する話題を紹介する大項目。

 3、追記 :私という人間の日常の余白。また、音楽系サイトや趣味的リンクなどが随時扱われるであろう。


 また、本サイトは私の嗜好から、基本的デザインとしては極力簡素で、構造的に分かりやすいものになるように努めた。やたらと派手で妙にゴテゴテとしたものは、私の好みではないし、視覚要素の過剰は訪れた人にとっても目障りになるだけと思われるからだ(無論、あなたのお好み如何によってはその限りでないのであろうが)。しかしながら、そうとはいえども項目の内容によっては、一般的にいって表示のための処理に時間のかかり得る画像データの類というものを比較的多く使っている場合がある。これは文字だけの情報では伝えきれない部分を視覚的に補うためである。もちろん画像データは縮小、減色などの手段を講じ、極力表示処理の軽いものすべく努めてはいるが、閲覧者の環境によっては処理動作が重くなってしまい得る可能性があるであろう事はあらかじめご了承願いたい。





 私は今、何処にいるのだろうか?_今、私は音楽と芸術との途上にいる。ならばあなたは?



2002,12,23

2007,1,2 一部改訂





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