車とのつきあい シャトル編


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§1・・・「2011年 新車購入に向けて」

 
   2012年2月17日シビックに別れを告げた。 この日よりさかのぼること6ヶ月前の2011年8月のある日。
 これまで付き合いのあったディーラーのOさんがカタログを持ってやってきた。
 「来年2月車検が切れますね。ぜひお勧めしたい車があります。 先日発売されたフィットシャトルという車で、フィットより長く、静かで乗り心地もよく、農作業にも 遠距離ドライブにも最適で、しかし燃費はフィットと同じで・・・・」というのだ。
 乗り換える決意はしていたが、どの車にするかは半年かけてゆっくり考えようと思っていただけにあまり乗り気になれなかった。


室内の写真(カタログから)


 他の車ならまだ先でも構わないが、シャトルの場合、大地震やタイの水害のため生産が大幅に遅れ、 月数百台しか生産できないとのこと。来年2月に間に合わせるためには遅くとも9月中旬までには予約しないと だめらしい。
 数日後、高速道を含め約15分間試乗した。出足とかアクセルの反応など機敏さや動力性能や室内の広さは シビックの方が優れていると感じたが、新車の匂いとシートの作り、座った感覚、そして騒音の少なさは シビックよりよくできている感じた。
 また、アイドリングストップの経験も初めてだった。ブレーキをかけたまま停止するとエンジンも停止。 静寂が訪れる。エアコンは風力は落ちるが室内が暑くなる感じはない。ブレーキを外すとエンジンがかかり発進する。 (バッテリーの容量が下がったり上り坂で停車中ではエンジンがかかる)

 試乗1週間後再びOさんがやってきて「見積もりだけでもさせて欲しい」といわれ承諾。ナビのついていない フィットシャトル・ハイブリッド・スマートセレクション(上の写真と同じタイプで色は白)で見積もりをしてもらうことにした。
 数日後見積書が送られてきた。基本価格はフィットより相当高く設定されており、これにディーラーオプションとして、 安ナビ、フロアマットなどの付属品。さらに5年間のメンテナンス代先払い(結構安くなる)、ポリマーコーティングなども 入れるとシビックより30万も高くなるが、後々のことを考慮し9月中頃サインした。


 そしてシビックとお別れの日の2月17日。ディーラーまで最後のドライブ。玄関横に真っ白でピカピカに輝いている新車が目に入った。 Oさんが色々説明してくれたあと、札束を渡す。
 思えば、初めて買った軽乗用車ホンダライフは40万円(当時の給料の8ヶ月分)だった。あれから40年。 ホンダ一筋で今回が9回目だ。おそらくこれが最後になるだろう。高い買い物だ。大事に乗ろうと決意した瞬間だった。


§2・・・「新車になって」


新しい車



  走行性能に対する前車の思いが深かったため、 今ひとつ頼りなさを感じながら約4ヶ月間運転した。

 だいぶ愛着が湧き始め、この車なかなかいいぞと思えるようになってきた。



  注目したことは、荷室の使い勝手のよさだ。 何でも積める。荷室は前車の倍近く広い。小さな物を置くと床面を滑り回るため、 写真のような滑り止めを自作した。
 赤縞の滑り止めシートの上に、固定板を打ち付けた簀の子を逆にして置き、 その上に買い物かごを2つ置いている。
 かごが簀の子の桟で固定されるため荷物が動かない。 すべて100均で購入した。  また、後部座席を前へワンタッチで倒すと126cm×180cmの真っ平らな床面になり 2b近い草刈り機も軽々積めた。 後部座席の下にも空間があり、座席を上げると高さ1.3bまでの荷物が運べる。
後ろから見た車内


実際使用している写真。
目隠用のトノカバーは今のところあまり必要を感じない。


クルーズコントロール


次に注目したのは燃費だ。カタログでは、JC08モードで25km/gだが、走行中に表示される燃費も25km/g前後で、 上り坂が続いたり乱暴な運転をすると22〜24km/gまで落ちる。
 田舎へのドライブ(約60km)途中、県境付近では10km以上信号がなく渋滞もないため、 クルーズコントロールなるものを使ってみた。アクセルを踏まなくても定速走行してくれる。 時速60kmで1000回転ちょいあたりをキープし、一気に燃費がよくなる。
 走行距離が5000kmを越えた今、平均燃費は23km/g。前車は16km/gだった。 カタログ通りにはならないが、明らかにいい。

走行中、中央に表示される燃料消費率(このときは25.8km/g)
この部分にスイッチ一つでいろいろな情報が表示される。

 車、ナビ共に説明書は分厚くて文字も小さいため読む気にならず、 中央パネルの表示方法や各種設定方法も不明のままだ。ただ、中央部やスピードメーター 回りのブルーに光る部分が、エコ運転に変わるとグリーンに変化するなど、エコ運転をさせるための 方法がたくさんあるように思った。アクセルを急に踏み込む時以外おとなしくて静かに走る。 シートの出来もいい。長距離を走っても疲れが前車より少ない。  視力も記憶も運動神経も鈍くなる一方。エコ運転に徹し事故がないよう気をつけて運転を楽しみたいものである。
 

  

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