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Inside Farming Vol.75



”にわかエンスー”の自動車業界動向チェック


 それでは、自動車雑誌で仕入れた”にわかエンスー”の知識を公開するとしよう。雑誌数冊読んだだけでいろいろ論ずるのもおこがましいが、2001年後半の情報であると限定して、書くことにしよう。

 まずは概況から。自動車のカテゴリ別では、ミニバンとコンパクト・カーの分野に活況がある。セダン、ワゴン、SUVには一時の勢いは無く、一息ついているといった状況のようだ。軽自動車は新車ラッシュである。
 
 国産メーカー別ではやはり優良企業のトヨタに勢いがある。ESTIMAやVitz、カローラ系など月平均の登録台数が1万台を超える。パイが狭くなりつつあるセダンの分野でもクラウンは堅調だ。最近発表されたベロッサやブレビスは外観がヨーロッパ的で個人的に惹かれる。環境を重視したハイブリット技術で頭一つ抜きん出ているのも底力を感じる。
 よく目にするFitとSTEPWAGONを有するホンダもなかなか好調。Streamも含めてやはり月間登録は1万台前後だ。収益はV字回復しているというリバイバル・プランのルノー日産は往年の勢いはまだ感じられないが、頑張ってもらいたい。新型スカイラインとステージアが発売され、ZとGT-Rコンセプトの発表があったことが最近の話題だ。ルノー的でもあるmmと呼ばれる次期型マーチの発売が待たれる。
 スバルはレガシーB4などの人気モデルが堅い。マツダはMPVが好評。「リコール隠し」を払拭できない三菱はダイムラクライスラの品質管理基準で作ったという軽のekワゴンで薄明かり。軽NO1のスズキは日産にOEMもするというMRワゴン、ダイハツはMAXでekワゴンと対抗する。

 輸入車の動向は”にわかエンスー”ではなかなか全体を把握することができないが、日本市場ではフォルクス・ワーゲン・グループが好調のようである。ゴルフ、ポロ、ルポ等、ニューファミリー向けの車種は好評だ。同系のアウディもA4等によって高級車としての認知度が増してきている。
 戦略的な価格でちょっと気になるジャガーXtypeが登場したのも今年。ジャガーフォード傘下にあると知ってちょっと驚いたが、独自のスタイルは健在だ。Xtypeのベースはフォードのモンデオであるという。北欧ステ−ションワゴンのイメージが強いボルボもフォードの傘下であると知り、ちょっと意外。どうやら前CEOがかなりの買収を手がけたようだ。
 
 輸入車には、ひと目でそれと判るキャラクタリスティック(char・ac・ter・is・tic)な車も結構多い。その筆頭は、顔さえ好みならば衝動買いしたくなるアルファロメオ147。学習型のATを積んでいる。プジョーはツリ目が可愛いい206と307が話題だ。
 BMWからは新しい3と7seriesとミニがアナウンスされている。ミニがBMWから出るというのには時代の移り変わりを感じる。ポルシェはSUVのカイエン(名前はピザ等にかけるカイエンペッパーに由来)と新型ボクスターが来年あたり登場する。
 メルセデスA-Classが内外装マイナーチェンジ、限定600台の160Avantgard L.T.D.は私好みだ。世界市場でも好調なC-classはワゴンが投入された。同社の一部門であるMCCが出しているSmartは日本の軽市場に向けカスタマイズされ、Kの車格で登場した(続く・・・・ところで、イーグルスのHotel Californiaの歌詞中メルセデスをgetしたSheはジャニスジョップリンだそうです )。





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