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Inside Farming Vol.194 日々が忙しいことに感謝する今日この頃 農業の友人の他界と前後して、大学時代のクラブの先輩の訃報もあった。飾り気のない親分肌の先輩で、よくお世話になった。１９歳か２０歳かを新宿かどこかの小さな居酒屋で祝ってもらったこともあった。年初にはその先輩を偲ぶ会をやるというので、その会に出席するためだけに東京へ行ってきた。その先輩の先輩や、先輩の同期や私達のような後輩が何人も集まって、文字通り先輩を偲ぶことができた。先輩の訃報は悲しいものであったが、年賀状のやりとりだけをしていた友人達と２０年以上ぶりに会えた事には、喜びもあった。学生時代が蘇り、とても懐かしかった。 農業の友人も大学の先輩もそうなのだが、訃報にふれたときに、改めて、彼らが私に及ぼしてくれた影響を知る。そして、同時に、私は誰かに影響を与えたことがあるのか？と自問自答する。しかし、その答えは私が知っているものではなく、私から影響を受けた誰かがいるのであれば、その誰かのみが知っているものだろう。いくら自分で偉ぶってみても、その人の価値を判断するのは自分ではなく、周りであることに気付いてしまう。日々、謙虚に、正直に、生きなければならないと思う。 歳の近い友人の訃報にふれるといたたまれなくなってしまうから、いろいろと考える時間がない程に日々が忙しいことに感謝する今日この頃。（2013/4/4)  Go to Inside farming index page  kawai@wmail.plala.or.jp 写真、本文とも Copyright(C) 河合果樹園 |