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Inside Farming Vol.185


占い、好き?


 「めざましテレビ・今日の占いカウントダウンハイパー」(byフジテレビ)のランキングが低いと朝からなんとなく不安になってしまう我が子供と私(笑)。そんな時は、「大丈夫、大丈夫。占いなんて当たらない。良い事だけを信じればいいんだよ!」と慰めて学校に送り出す(実は、自分にも言い聞かせる)。我が家の定番の朝の風景ともいえる。
 国籍も年代も性別も関係なく人類を12の星座でカテゴライズして指針を与えることに今ひとつ意義を見出せない私だけれども「占い」をエンタテイメントとして捉えて前向きに考えることは楽しい。ランキングがNo.1ならば、特別なイベントが無くても気分良く過したりする。ランキングが低い日には、「今日は車に気をつけて!」とか、「ケアレスミスに気をつけて!」とか、「周りの意見を良く聞いて!」なんて高島彩アナウンサーに言われると、その言い付けを本当に守ったりする。それもまた建設的な占いの利用方法だと思う。
 
 「信じていないけれど、占い好き」
 矛盾しているけれど、これが私のスタンスである。最近は、子供が図書館から占いの本を借りてくる年頃になった。借りてくる本は大抵がボロボロで、子供たちの間でも占いの人気が高いことが分かる。自分の性格はどう?とか、誰と相性がイイ?とか、一人でも楽しく盛り上がっている。
 
 実は、私が昨年購入した本の中にも占いの本が1冊あった。「誕生日大全」という本である。1年366日の全てについて、その日に生まれた人の性格、運勢、相性とかが書いてある。立ち読みしていたら、我が子の誕生日のページには、「実際家でありながら魅力的。勤勉でアイディアが次々と沸いてきます。頭が切れ、独自の考えを持っています。」と書いてある。そのとおり、そのとおり、と諸手を挙げて、賛同しながら購入してしまった。 次に、自分の誕生日を読んでみると、「情熱的で冒険心があり、おおらかな性格のあなたは、楽観的な考え方をするそつのない人物です。活動的で聡明な性格」と記載されている。素晴らしい!当たりまくっている(笑)。
 
 ところで、気質や性格について肯定的な内容を含んでいる抽象的な言い回しを、あたかも自分自身のことを言っているように捉えてしまうという効果を、心理学的に「バーナム効果」と言うらしい。 まさにそれでしょう!!などと思うけれども、例えば、私が資格試験に合格した年について「XX才の時が転機。独立心が旺盛になり、個性を表現したい気持ちが高まります」と記載されていると、まんざら馬鹿にできないような気分にもなったりするから不思議である。

 そんな本の続編のような本が最近出たようだ。今回は「相性大全」。星座相互間の相性が書かれている。どれどれ、私と妻の相性などを確認してみよう(また、立ち読みで・・すみません)。
 
 なになに?「蟹座の女性は射手座の男性のポケットの穴に泣かされるでしょう」などと書いてある。つまり、「節約家」の蟹座の妻は「浪費家」の私に日々泣かされているということなのか!。「家族や家庭に精神的安定を求める」蟹座の妻は「即物的」な私を横目で見ているというのか!。「本物志向で高級品を求める」蟹座の妻は「安物買いの銭失い」の私に呆れているというのか!。「品質本位で物を買う」蟹座の妻は「ブランド名に誘惑された小さな大人買いに喜びを見出す」私を笑っているというのか!・・・・いや、そこまでは書いない・・が・・(笑)。
 しかし、思い当たる節が無いわけでもない。もっと読んでみたいけれども、やめておこう。家庭の平和のために、この本の購入は控えることにしよう(2008/2/22)。


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