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 まずGISを知る前に、地図というものが生活の中でどのように役立っているかを考えてみましょう。地図は、各種の調査・計画・教材・登山・レクリェーションなど、広く多方面で活用されています。また、皆様の街の道案内図、天気予報など、地図は様々なところで、生活に欠かせないものとなっています。

 GISは上記のような地図データや様々な台帳・統計データを数値(デジタル)化された地図データの上に結びつけ、総合的に処理・管理・分析するコンピュータシステムです。GISを利用すると、カーナビゲーション・防災・災害分野や環境保全分野などへの利用ができるため、高度情報化社会には不可欠なもので総合的な窓口としてGISをわかりやすい索引として利用することで、様々な行政情報を簡単に、横断的に提供することが可能です。例えば
資産税・道路管理・都市計画・環境衛生・農地管理・消防防災・上下水道管理などがあります。


資産税 土地や家屋の現況データを整備することにより、調査資料の作成や検索の作業を効率化できるだけでなく、土地と家屋の照合など課税客体に関する情報の確認が容易になります。

道路管理 道路現況図など道路構造物の維持管理に必要な情報が容易に検索できます。また、道路空間の利用の許可や調整、道路占有物件の確認等の多様な問い合わせや苦情処理に役立ちます。

都市計画 都市計画基本図を数値化することで地域地区などに関する問い合わせに迅速に対応できるほか、他の関連部門に最新のデータを供給することができます。

環境衛生 分別収集やペットボトルの再資源化等に対応して、ゴミ集積場所を種類別に適正に配置・管理できるだけでなく、回収量、時間、距離を加味した効率的な収集ルートを容易に決定または変更でき、収集車の配車も迅速に行えます。

農地管理 固定資産税免税のための農用地証明の発行、休耕状況の把握など農地の管理を効率的に行うことができます。

消防・防災 火災事故等の発生箇所を特定し、周囲の状況を迅速に把握することにより、人命の喪失や被害の拡大を最小限に留めることができます。緊急車両の出動等では、既に簡易なシステムの利用が進められています。

上下水道管理 管網図や埋設図を数値化する事により、問い合わせや閲覧、事故への緊急対応、移設や更新などに際して必要な情報を迅速に提供できます。また、図面の保管場所がコンパクトになり、修正の繰り返しによる図面の汚損もなくなります。 




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