2001年11月、その後の有珠山有珠山


2001.11.24 撮影
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昨年3月末に噴火した有珠山ですが、その後、噴火活動も落ち着き、安全宣言が出されたり、避難命令の解除や災害対策本部の解散など、洞爺湖の温泉街も復興が進んで、たくさんの観光客が戻ってきました。
我が家も、この秋に、洞爺サンパレスに行って来ましたが、そのとき西山火口の見学が出来ましたので、写真をご紹介します。

西山火口散策路入口 以前は海に向かう緩やかな下り坂だったのですが、今は上り坂になってしまい、「西山火口沼」という名の大きな水たまりが道を塞いでいます。
左に見える建物は、旧西胆振消防組合消防本部です。
まだ、新しいしゃれた感じの建物ですが、すぐ近くにまで水がたまっていて、使い物にならなくなり、移転を余儀なくされました。

散策路入口から西山第1展望台までは約600m程あります。
元は町道だった所ですが、今は地殻変動で階段状の上り坂になっており、折れた電柱や枯れた木々があり、火山活動の凄さを物語っています。
元は真っ直ぐ立っていた木々が全体に傾いているのと、階段状になっていたり波を打ったような地形の影響だと思うのですが、何となく平衡感覚が狂ってしまう光景です。

西山第1展望台 西山第1展望台から見た西山火口です。
火口からは今も水蒸気が吹き出していますが、火山活動は安定しているので、すぐ間近で見ることが出来るのだそうです。
辺りは、枯れた木がまばらに立っており、一面が黒い火山灰で覆われています。
そのあちらこちらに噴石による穴が開いていたり、大きな噴石が転がっていたりします。

火口群の一つ 噴火活動が止まって、水がたまっている火口群の一つです。
この火口跡の崖の途中には水道管の後がむき出しになっていて、地殻変動の凄さが伝わってきます。
遠くには倒れた電柱や道路標識が有り、かつては温泉街と町の中心部を結ぶ道路だった場所だという事が判ります。

西山第2火口展望台から望む噴火湾方向 西山第2火口展望台から見た噴火湾方向です。
噴石と地殻変動でボロボロになったお菓子工場や幼稚園跡があります。
虻田町の中心街も見え、噴火当時はそこに済む住民の方も、目の前で見える噴火活動にさぞ驚いたことでしょう。

西山第2火口展望台から見た西山火口 西山第2火口展望台から見た西山火口方向です。
自然の力の凄さが判るでしょうか?
この日は、三連休の中日で、天候も良く温かかったので、たくさんの観光客が訪れていました。
ちなみに、この西山火口の散策路は、冬期間は閉鎖されているそうです。
翌日はみぞれ混じりの天候で、見学はちょっと無理だったと思われますので、我が家が行って来た日が今年の見学の最終日だったようです。
洞爺湖方面に出かけられる方で、実際に見たい方は、来年の春以降と言うことになるでしょう。

火山活動は落ち着き、観光客もたくさん訪れるようになりましたが、この西山火口付近に住んでいた住民の方や、温泉街近くの金比羅山火口の近くに住んでいた方々は、元の家に戻ることは出来ず、未だに仮設住宅で位している方もたくさんいます。
町営住宅の建設なども少しずつ進んでいるようですが、未だ不自由な生活を送っている方々や関係者の皆さま、復興に向けて頑張ってください。

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