- 革とのかかわり……
- 古くは弥生時代の埴輪などから革が使われていたと言われている。その後奈良時代になると皮革の製品がだんだん多くなり箱物・鼓面・馬具・などに使用されていた。またヨーロッパではイタリアの古代都市ボンベイの廃墟から革工場の跡が見つけられたといわれている。アメリカではインデアンが生活に革を多く使用し、ヨーロッパからの移住民によって西部のカーボーイ達の馬具・帽子・ガンベルトなどに使用されていた。
- 革と皮の違い……
- 動物の皮を加工しないものを生皮という。皮が腐らないように薬を使ってなめし加工をしたものを革と言い、加工してないものを皮と言う。なめし加工にも タンニンなめし クロームなめし 白なめしなどいろいろある。
- 皮の種類……
- 牛革(成牛・仔牛) ゴード(山羊) ピック(豚革) ヤンピ-(羊革) 馬革 トカゲ ワニ 鹿革 象 エイ など多くの種類の皮が用途に応じて製作されている
- 革の技法……
- これも多種多様であり、一般に広く使われている技法をいくつか紹介する。レザーカービング・ レリーフ・ ローケツ染め・ 浮き彫り・ 造形・ 金唐革・ 焼き絵・ 型染め・ 刻印点刻・ 編みこみ・ 塗料染めなどがある。
- レザーカービングとは……
- 革に彫刻をするということで、湿らせた革に図案を描きスーベルカッターで切込みを入れる。刻印を使用して図案に立体感を出し、スタンピングとカッティングの組み合わせで作り上げていく技法で浮き彫り 逆彫りがある。
図案をカットする作業 刻印の種類
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