Windows Vistaの紹介と購入
Windows Vistaのバージョン別一覧
- Windows Vista Home Basic
- 家庭向けの基本パージョンでWindows XPのHome Editionの後継と言える。
セキュリティ機能、検索機能は搭載しているがWindows Aeroなどデジタルエンタテインメント関連の機能は搭載しない。逆にAeroなどを搭載しない為、低スペッのパソコンでもVistaを利用できる。 - Windows Vista Home Premium
- Windows Vista Home Basicのすべての機能に加え、Vista最大の特徴の一つであるWindows Aeroや、写真や音楽を楽しむためのデジタルエンタテインメント関連の機能などをプラスしたバージョン。Windows XP Media Center Editionに多くの機能を追加したような製品だ。具体的にはHDTVへの対応、Tablet PC機能、モバイル用途向けの機能などが搭載される。
- Windows Vista Business
- あらゆる規模の企業ユースに対応したバージョン。特に中小/個人企業への導入が考えられる製品だ。
Vistaの新機能「Windows Vista Aero」、Windows Server へのドメイン参加、暗号化ファイルシステムなどは搭載されるが、Windows Media Center強化機能は搭載されない。 - Windows Vista Ultimate
- Vistaのすべての機能を含む最上位エディション。エンターテインメント機能、モバイル機能、ビジネス向け機能など、Vistaの全機能を備える製品だ。
Windows Vistaの注意点
Windows Vistaは32bit版と64bit版があります、購入の際は注意してください。
パッケージ製品（通常版、アップグレード版）は 32 ビット版 DVD-ROM にて提供されます。
Windows Vista Ultimate のみ 32 ビット版 DVD-ROM と 64 ビット版 DVD-ROM が同梱されます。
CD-ROM や 64 ビット版をご希望の場合は「Windows Vista インストール メディア お申し込みセンター」にてお申し込みください（配送手数料は1,050円）。また、64 ビット版の CD-ROM での提供は予定しておりません。
（Microsoft ホームページより）
なお、同サービスの対象はパッケージ版のみで、DSP版やプリインストール版には適用されない。
アップグレード版はXP等のOSがインストールされている必要があります。
DSP版とは、フロッピーディスクドライブのようなパーツとあわせた形でのみ購入できる製品で、合わせて購入したパーツは、OS使用のPCに組み込んで使用しなければならない。組み込まないとアクティベーションを受けられない場合があります。
DSP版は価格がパッケージ版に比べて安い(半額)のが魅力ですが、最初に32bitか64bit版を選んで購入し、後から64bit→32bit版への変更は出来ませんので注意してください。
64、32bitどちかにするか決まっている場合などに魅力的なのがDSP版です。
（※現状ではまだ64bitのアプリケーションソフトは少数でしばらくは32bit版が主力と言えます）
64bit環境でも32bitアプリケーションは一応動く様ですが、パフォーマンスが低下したり動作しない場合があるようです。
Windows Vistaの販売形態
| Windows Vista 各エディション |
通常版 | アップグレード版 | DSP版+FDD |
Ultimate |
DVD-ROM 32bit版、62bit版が同梱 通常版 ￥ 45,460  |
DVD-ROM 32bit版、62bit版が同梱 アップグレード版 ￥ 29,847 |
DVD-ROM 32bit版 |
| DVD-ROM 64bit版 |
|||
Home Premium |
DVD-ROM 32bit版 手数料1,050円で64bit版を提供 通常版 ￥ 26,939 |
DVD-ROM 32bit版 手数料1,050円で64bit版を提供 アップグレード版 ￥ 18,411 |
DVD-ROM 32bit版 |
| DVD-ROM 64bit版 |
|||
Home Basic |
DVD-ROM 32bit版 手数料1,050円で64bit版を提供 通常版 ￥ 24,648 |
DVD-ROM 32bit版 手数料1,050円で64bit版を提供 アップグレード版 ￥ 13,040 |
DVD-ROM 32bit版 |
| DVD-ROM 64bit版 |
|||
Business |
DVD-ROM 32bit版 手数料1,050円で64bit版を提供 通常版 ￥ 36,092 |
DVD-ROM 32bit版 手数料1,050円で64bit版を提供 アップグレード版 ￥ 24,364 |
DVD-ROM 32bit版 |
| DVD-ROM 64bit版 |
Windows Vista 各バージョンの機能一覧
| 機能一覧 | バージョン | |||
| 基本機能 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| Windows Aero | ● | ● | ● | |
| 高速スタートアップ、高速シャットダウン、スリープ | ● | ● | ● | ● |
| 再起動、ハングアップ、および中断の減少 | ● | ● | ● | ● |
| WindowsXPからの移行 | ● | ● | ● | ● |
| Windows Display Driver Model | ● | ● | ● | ● |
| Windows ReadyDrive（メモリ管理機能） | ● | ● | ● | ● |
| Windows Super Fetch（HDD管理機能） | ● | ● | ● | ● |
| ロー プライオリティ I/O | ● | ● | ● | ● |
| Windows XPからの移行 | ● | ● | ● | ● |
| Windows サイドバー | ● | ● | ● | ● |
| クイック検索 | ● | ● | ● | ● |
| セキュリティ | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| Windows Defender | ● | ● | ● | ● |
| Windows セキュリティセンター、Windows ファイアウォール | ● | ● | ● | ● |
| Internet Explorer 7、Windows メールのアンチフィッシング機能 | ● | ● | ● | ● |
| 保護者による制限 | ● | ● | ● | |
| バックアップ | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| ユーザーファイルの定期バックアップ | ● | ● | ● | |
| システムイメージベースのバックアップと復旧 | ● | ● | ||
| 暗号化 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| 暗号化ファイルシステム | ● | ● | ● | |
| Windows BitLockerドライブ暗号化 | ● | |||
| デジタルエンターテイメント | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| 写真やビデオ、音楽など、あらゆるデジタルエンターテイメントをオールインワンで実現するWindows Media Center | ● | ● | ||
| Xbox 360などのデバイスから、家中のどこでもデジタルエンターテイメントが楽しめるWindows Media Center Extender | ● | ● | ||
| HD対応のWindowsムービーメーカーで、HDV(高精細ビデオ)形式のデジタルホームビデオの取り込みや編集も簡単に | ● | ● | ||
| Windows DVDメーカーで、プロ並みのDVDも手軽に作成可能 | ● | ● | ||
| ネットワーク | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| 同期センター | ● | ● | ● | ● |
| PC 間の同期 | ● | ● | ● | |
| リモートデスクトップ※▲＝クライアントのみ | ▲ | ▲ | ● | ● |
| Windows Server のドメイン参加 | ● | ● | ||
| モバイル機能 | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| タブレットPC機能 | ● | ● | ● | |
| 「Windows モビリティセンター」でディスプレイの明るさ、音量、電源管理、無線LANの機能が一覧表示され、設定を変更できる | ● | ● | ||
| プレゼンテーション設定で、PowerPointでの壁紙変更、システム通知やスクリーンセイバーの起動をOFFにできる | ● | ● | ||
| Windows Vista SideShow | ● | ● | ● | |
| ハードウエアのサポート | Home Basic | Home Premium | Business | Ultimate |
| 64 ビットプロセッサのサポート 注意！パッケージ版、アップグレード版 以外のOEM(DSP)版、SLP版は32bit版Vistaから64bit版への変更は出来ません。 |
● | ● | ● | ● |
| 物理2 プロセッサ (2 プロセッサソケット) のサポート | ● | ● | ||
 |
Windows Aero |
- Windows Defender
- Windows Defender は、定期的にコンピュータのハード ドライブをスキャンして、検出したスパイウェアまたはその他の不要なソフトウェアを削除することによって、PC の保護を支援する機能です。
- Windows Ready Boost
- Windows Vistaに搭載される「ReadyBoost」と呼ばれる機能を利用すると，USBメモリや各種メモリカードなどのフラッシュメモリを本体メモリの代替に使えるようにする仕組みで、メモリの増設が難しいノートで特に有効だ。メモリ容量がパフォーマンス向上の鍵と言えるVistaでは有効な機能と言える。
- Windows Display Driver Model
- Windows XP以前のOSをお使いの方は急に閉じたウィンドウが空白で一瞬画面が止まったように見せる現象に遭遇した方も多いと思われます。Vistaではそのようなフリーズに近い減少がなくなります。
- Windows ReadyDrive
- 複数のメーカーからフラッシュメモリーを内蔵したHDD（Hybrid Hard Disk Driveなどと呼ばれる）が登場している。 Windows ReadyDrive では、フラッシュ メモリを搭載したHDDを利用して、バッテリの持続時間、パフォーマンス、および信頼性を向上させます。Windows Vista では、必要な時に、いつでもシステムを活用することができます
- Windows Super Fetch
- Windows XP以前のメモリ管理ではタスクが発生した順に処理されるので今やりたい動作が順番待ちになってしまうが、Windows Vistaよりユーザーの使用頻度の高い順にメモリを利用するアルゴリズムを採用。アイドル後にユーザーがいつも使うアプリケーションを利用しようとすると、それまでインデックス作成が行われていたとしても、すぐにそのアプリケーションがメモリ上にプリロードされ、パフォーマンスが低下することがない。
- ロープライオリティー I/O
- Super Fetchとよく似た機能であるがこれはHDDの命令のプライオリティーに関するもので、インデックス作成やスパイウェア対策ツールのWindows Defenderのような、バックグラウンドで稼働しているセキュリティーアプリケーションの優先度を低く設定することで、パフォーマンスを犠牲にせずに常時動作を可能にするものだ。
- Windows サイドバー
- 頻繁に使うアプリケーションをデスクトップに常駐させ、手軽にアクセスできるようにする新機能“サイドバー”で、Windows XPにはなかった新しい機能だ。時計などのオブジェクトは“ガジェット”と呼ばれるミニアプリケーションで、デスクトップ上の任意の場所に配置できる。
- クイック検索
- WindowsXP以前のOSではスタートメニューから開いて行くと図のように右に画面を覆っていく。Windows Vistaで図のように1列内でロール検索を行うのでデスクトップスペースを優先しない。また、検索機能はあらゆる場面で利用できて、検索機能がアプリケーションや文書ファイルなどを見つけてくれるWindows Vistaのクイック検索機能は，新たな文字を入力するたびに検索結果が更新される。これは，多数のオプションを指定して，検索結果を絞り込む機能で目的のファイルに直観的に最短で到達できる。
- Windows Vista SideShow
- ノートパソコンに補助ディスプレイを組み込み、このディスプレイを使用すれば、電源のオン/オフに関係なく、あるいはスリープ モードであっても、必要な重要情報を簡単に確認できます。このような補助ディスプレイによって実現される利便性により、パソコンを起動することなく会議スケジュール、電話番号、住所、最近の電子メール メッセージをすばやく確認できるようになるため、時間とバッテリの節約につながります。
