2005年2月25日(金)
「逆風」
ぎっくり腰がすっかり良くなったし、花粉症も病院に行ってからピタッと治まったので、今日は仕事が終わってから練習をしようと思っていた。
しかし、中年プチスプリンターには春一番の如く逆風が吹いている。
夕方になって緊急の仕事が入り、結局帰りが遅くなった。このため今日の練習は出来なくなった。
2月はもうすぐ終わろうとしているのに、今月になって練習したのは2日だけだ。
中年プチスプリンターの春は近いようで遠い。
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2005年2月23日(水)
「テッテーテキな決意」
このホームページを作るときに,これだけはテッテイしようと思ったことがある。
それは,文章のスタイルである。
ホームページに載せる自分の文章からテッテーテキに公文書の雰囲気を排除することにしたのだ。
中年プチスプリンターの勤務先はいわゆる官公庁の類である。
テレビや映画では短時間に華々しく事件を解決していくが,実際はそうではない。
大部分は地味で地道な仕事の積み上げである。華々しいシーンはほんの僅かな時間である。多くはルーティンワークであり,見た人が驚くほどの書類の山を築く作業である。
その書類作成は逮捕状を準備するときのこともあれば,様々な報告書・計画書や公示公告文書のときもあるし,通達文書,各種規則作成のときもある。
これら全ての公文書には,その形式に実に様々な決まり事がある。
例えば,字句の用い方,送りがなの付け方にしても,細かな決まりがある。それらは内閣訓令・事務次官等会議申し合わせに基づいた「公用文用字用語例集」にまとめてあり,公用文を書くときは,これが必須になる。
一つの例として「さらに」の用い方であるが,接続詞か副詞かで表記が異なってくる。接続詞として用いるのであれば「さらに」,副詞として用いるのであれば「更に」となる。
「全て」と書くときは,漢字を用いて「全て」と書いた方が読みやすいけど,公用文では「すべて」となる。と思えば「まったく」は副詞だから「全く」と書く。しかし「良く分かった」の「よく」は副詞なのに「よく分かった」とひらがなで書くことになる。こうなるとよく分かったようで良く分からない。
一定の法則はあるものの,こんな例外があるから公用文の書き方というのは難しい。
最初はナンセンスだとも思っていたが,このように細かく表記方法を定めているのには理由がある。それは,百人が見ても一つの理解になるようにするためだ。百人が見て百とおりの理解になってしまう文書では困るからだ。「これはこうとも受け取ることができる。」「いやいや,そうではない。これはこのように理解できる。」となってしまったら世の中が混乱してしまう。だから,一つの公用文からは一つの理解と解釈しか生まれないようにしなければならない。究極の公用文は,誰が見ても,横から見ても縦から見てもただ一つの理解だけしかできないのだ。
しかし,公文書の書き方はこれで終わらない。
用字用語の用い方に加え,いわゆる法制事務とも呼ばれる文書形式の決まりごとがある。
公文書の種類に応じて,その形式のあり方が細かく定められ,公文書はその形式に基づいて作成しなければならない。
そして,この中には法令用語の使い方も決められている。
一般的に知られているところでは,「又は」と「若しくは」の使い方がある。
この二つの用語は,いずれも選択的接続詞であるものの,並列的列挙のときは「又は」(並列する語句の数によっての決まりがある。)を使って,大きな語句と小さな語句について選択的に接続する場合は「若しくは」でつなぐ。ただし,「又は」がないのに「若しくは」は使えないことになっている。
似たような法則を持つ用語に「及び」と「並び」がある。こちらは並列的接続詞だ。
このほかにもアホらしいぐらいたくさんの決まりごとがある。
しかし,この決まりごとを守らないと公用文とは言えない。
がんじがらめのガチンガチンの文書こそザ・公用文書なのだ。
中年プチスプリンターは毎日この公文書と格闘している。
自ら作ることもあれば,決裁に上がってくる文書をチェックすることもあるし,他機関の公文書を読むこともある。毎日膨大な書類に目を通さなければならない。
内容が面白ければ苦にならないのだろうが,何しろ公文書である。堅っ苦しいったらありゃしない。適当に見ればいいのだろうが,そうもいかない。人を逮捕するための書類もあれば運転免許証の取り消しにつながる書類,風俗店の営業許可や取り消しの書類,給与に関する書類等々,重要な書類が大部分だ。一字一句を真剣に読まなければ大変なことになる。このとき,中年プチスプリンターの目はまさに皿だ。絶対に鴨池陸上競技場では見ることのできない鬼気迫る雰囲気がそこにはある。一応真面目なのだ。
こんなことをしているから,しまいには頭の中までガチンガチンになってしまうのも仕方がない。
で,話は最初に帰って,こういう仕事だからこそ,ホームページに非日常性を求め,絶対に公文書のような文章は載せないぞ!と思ったのである。
だから意識して,文書法制を無視して主語,述語の使い方を崩したり,用字用語の使用例に反した使い方をしたり,うっちゃけた言葉を使うようにしている。
ここの日記は相当そのようにしているつもりだが,これまでの日記を見れば,やっぱり固いな〜。特に疲れているときのものは,自然に普段の文章が出てしまって固いことこの上ない。
ちなみに,団子3兄弟に対抗して「公文書3兄弟」(本日限定)を結成してみた。
メンバーは見るからにガチガチに固そうな人を基準に選考。
そのメンバーは,ばばっちさん,人間スプリングTけのうちさん,それと中年プチスプリンターである。だはは,お許しあれ。
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2005年2月21日(月)
「順調」
先週木曜日に,バーベルスクワットでやってしまったぎっくり腰は順調に回復している。
茨城のMさんから対処方法のメールをいただたいて,気持ちが落ち着いたのが良かったようだ。
でなければ,勝手な判断をして途中で薬をやめたり,無理して体を動かしていた。先のことをあまり考えずに行動する中年プチスプリンターのことだから絶対に間違いない(笑)
こういう時こそ,焦らずに,心に余裕を持って対処することが大切だということかも知れない。良い勉強になった。
でも,バーベルスクワットをするのが怖くなったなぁ〜。
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2005年2月18日(金)
「あちゃぁぁぁっ!!」
やってしまった。
ぎっくり腰である。
多忙だったこともあり,長いことウェイトトレーニングをしいていなかったので,昨夜は久々にウェイトをすることにした。
ウェイトトレーニングは正しい方法でしないと怪我をするので,いつも慎重にやっている。
これに加えて,昨夜は久しぶりということもあり,いつもよりフォームに気をつけながらやった。
1セット目は,腹筋20回(16キロ負荷),背筋20回(16キロ負荷),腿上げ左右10回(31キロ負荷)。ここまでは順調。
次は1セット目最後のバーベルスクワット。軽目の59キロをセット。
胸を張り背筋が伸びているのを確認して,視線を正面に据え,大腿二頭筋に重みを感じながら慎重にゆっくりと腰を下げた。膝も爪先から前に出過ぎていない。
1回,2回,3回といつものように上げ下げしていく。
息を吐きながら4回目を上げている途中,右腰の力が急に抜けた。痛みではない。今まで経験したことのない事態である。
しかし,そのままではどうしようもないので,何とかトップの位置まで立ち上がった。
そしてバーベルをバーベルスタンドに置くために,トップの位置からバーベルスタンドの高さまで徐々に腰を下ろそうとするが,右腰に力が入らないので下げることが出来ない。
風船を膨らまそうとして一生懸命に息を吹くけど,破けたところから空気がスースー抜けていく,そんな感じだ。
あるいは,貴子事務局長殿の18番と巷で言われている「ちっから〜が抜っける〜」状態かも知れない。
いやいや,冗談を言っている場合ではない。
このままだとバーベルを担いだまま一晩過ごすことになる。
そんなことをしたら,肉団子3兄弟に笑われるに決まっているし,M宴会部長に知られたら今年のSCC忘年会の話のネタにされてしまう。
そんな笑い者にされることだけは中年プチスプリンターの意地にかけて阻止しなければならない。このような危機感から奇跡の力が湧き起こり,何とかバーベルをバーベルスタンドに置くことが出来た。
これで布団に寝ることが出来るようになった。ほっ。
このときはまだ痛みは無かった。
右腰に力が入らないという不思議な状態になっただけである。
この状態が何を意味するのか理解出来ない中年プチスプリンターではあったが,一応その後のトレーニングは念のために中止にした。
そして,痛みは午前4時に来た。
午前4時は,いつもは職場からの緊急事件発生の電話で起こされる時間帯であるが,このときは違った。激痛が起こしてくれた。
寝返りを打つと痛いし,起きようとする尚更痛い。
こんな時は仕事を休むのが一番だ。
でも,休めない,あ,いや,休まさせてくれないのが中年プチスプリンターの職場である。
中年プチスプリンターはその昔,労働法を専攻していたとの噂がある。中年プチスプリンター自身も労働者の権利についてテッテーテキに学んだ,ような記憶がおぼろげにあるからその噂は本当かも知れない。しかし,それが事実としても,結局何の役にも立っていないのだ。何故なら常識を遥かに超えた勤務環境の世界にいるからだ。
そう言えば,5年前に腰を痛めたときも痛み止めの注射を打って松葉杖をついて仕事をしてたっけ。
出勤の時間になっても痛みが引かないので,妻への朝の定時電話で「え〜ん,痛いよう〜」と弱音を吐いた。誰にも見せられない中年プチスプリンターの素顔である。
こんなことを言えるのは夫婦ならではであり,妻も「大丈夫?」といたわってくれる。
しかし,最後は「まだ高校生の娘もいるんだからしっかりしなさい。」と檄が飛んでくる。やはり男は辛い。
この後,気持ちを仕事モードに切り替えて出勤。
しかし痛みに耐え切れずに2時間の時間休を取って病院へ。診察の結果,いわゆるぎっくり腰と判明。
げげ〜,ぎっくり腰かいな〜。
おまけに先生から五日間の安静を命じられた。
何てこったぁ〜,先週の仕事・風邪に続き,またまた練習が出来なくなったではないか!
しかも,しかもである,痛みに耐えきれない時はこれを使いなさいと言って坐薬を渡された。中年プチスプリンターの自尊心も羞恥心も何もかも奪い去ってしまう坐薬である。世の中でこれほど苦手なものはない。そう言えば,座って飲むのが坐薬だと思っていた人がいた話を聞いたことがあった。
三寒四温の今の季節,春が近づきつつあるのに,中年プチスプリンターには暗〜い週末になった。
失意の中年プチスプリンターは病院から再び職場に復帰するも,いつもの元気な姿はそこには無かった。
それにしても,これだけ練習が出来なければ,いよいよ中年プチスプリンターも肉団子3兄弟の仲間入りかもしれない。
そのときは,「お肉四天王」に改名かな。
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2005年2月16日(水)
「11日振り」
管内で大きな事故があって超多忙だったことと,強烈な風邪をひいたことで,陸上の練習を長いことしていなかった。
こりゃいかんバイ,これじゃぁ体が鈍ってしまうバイと考え,今夜は家に帰ってから,県民健康プラザの広場に行った。
真っ暗い中,アップをしたあと,100mを4本。
今夜はこれでおしまい。
病み上がりで体調がまだ良くないし,雨も降ってきたので4本だけ走って帰った。
たったこれだけの練習だけど,実に11日振りの練習ということもあり,体を動かせただけで中年プチスプリンターは大満足出来た。あ〜,幸せだな〜。
あ,そうそう,例の3人組の「だんご3兄弟」,ちょっとこの名前ではインパクトに欠けるので,たなとおさんの晩飯にヒントを得て頭に「肉」を付けた。
「だんご3兄弟」改め「肉団子3兄弟」である。これだとしっくり来る。にひひ。
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