2007年7月30日(月)
   「暑さ、新記録」

 気温が35度を超えたら「猛暑日」になる。
 鹿児島は猛暑日が続き、連続猛暑日が一昨日で連続7日になった。これは、1942年の連続最多記録と並んだことになる。
 実に65年振りの記録的猛暑。暑いはずだ。

 と思っていたら、昨日も猛暑日。
 遂に観測史上、新記録となる8日連続の猛暑日になった。
 この暑さ、まだ続く気配だ。
 そんなの聞いただけで暑くなる。

 こんなとき心配なのが犬達だ。
 我が家の犬達は、季節によって散歩の所用時間を変えている。
 冬なら朝夕、各4〜50分づつ散歩に行く。歩くスピードはかなり速い。
 しかし、夏になったら、朝夕とも15〜20分程度に縮める。歩くスピードも遅くして、出来るだけ心臓への負担を軽くする。
 そして、室内はエアコンでいつも涼しくしてあげる。ちょっと過保護かな。でも犬の体にかかるストレスを考えると必要なことだ。

 って、今は自分がやっている訳ではない。 
 単身だから犬達とは別居中だ。
 私がいない間は、犬達が暑さでダウンしないように妻が面倒を見てくれている。

 ちなみに仮病(?)のセーラは、その後、至って元気で、以前のように玄関から庭にロケットのように飛び出し、1階と2階を機関銃のようなダダダダという音を出して上ったり下りたりしている(笑)
















2007年7月29日(日)
   「犬はお家に帰る時間」

 夕方のとある公園でのことさ。
 オレは、白い犬が黒い犬に何やら話し掛けているところを見たぜ。
 犬同士が話をしているところなんざ、別に珍しくもなんともないが、一匹が羊みたいでさ、もう1匹は尻尾が無くてさ、あ、いや、無いと思ったら、付け足しみたいな短い尻尾があってさ。
 それが何だか妙におかしくて、つい見ちまったって訳さ。暇だった訳じゃねぇけどね。

 白い犬の目は毛で隠れていて見えなかったけどさ、後ろ足の踏ん張り具合と真上にキッと立った尻尾、その二つからして、白い犬が強い意志を持って黒い犬に迫っていることがオレにも分かったね。
 まさに有無を言わさぬばかりの自信を持った態度だったぜ。見かけによらず結構な迫力だったし。
 唸っちゃいなかったけどね。

 そのキリリとした白い犬に比べ、足取りが弱々しくってさ、あ〜ん、お願いって目をした黒い犬はどうも情けない印象だったね。
 ところがさ、黒い犬はさ、よく見たらさ最強のガードドッグと呼ばれるドーベルマンな訳さ。犬のことは関心ないけど、オレだってドーベルマンぐらいは分かるぜ。昔、ドーベルマン・ギャングを見たことがあるしね。
 でもドーベルマンにしちゃ〜、弱っちそうだったな〜。

 そしたらさ、思い出したんだよ。
 あ、そうか、あのドーベルマンはハッピードッグってぇ〜ヤツんちのセーラじゃないかって。
 何で知ってるんだって?
 そりゃ、猫を見たらピーピー鳴く変なドーベルマンがいるって町中の噂だからさ。そんな犬って普通いないじゃん。だからオレも知ってたさ。

 セーラのヤツさ、屋久島に行ったらしいけどさ、屋久島でも猫を追っ掛けて大暴走したらしいぜ、やっぱりピーピー鳴きながら(爆)
 一生治らないね、それって。あはは。


  


















2007年7月26日(木)
   「ドーベルマン・タワシ」

 セーラの背中の毛が逆立っている。↓
 興奮したときに、このようになる。
 まるでローデシアン・リッジバック状態、と言いたいが、そのようなカッコイイものとは違う。
 まるでタワシ、そのような表現が合っている。
 ドーベルマン・タワシだ。
 
 ところで、セーラはどうしてタワシになっているのか?

          




 
 それは、やはり




 そう、ご推察のとおり




 やっぱり猫ちゃんを見て興奮しているセーラなのだ。
 






                   
 
 
 当然、タワシ状態に、ピーピーの鼻笛がセットになっている。

 猫ちゃんはセーラの恋する気持ちも知らずに、「怖そうな犬だこと。くわばら、くわばら」と言いながら去っていく。
















2007年7月24日(火)
   「海に帰るウミガメ」

 昨日の続き。
 今回、最も撮りたかったシーンが下の写真。
 白々と明けてきた砂浜を、産卵を終えたウミガメが悠然と海に戻って行く・・・何万年も前から繰り返されてきたシーンだ。
 
 う〜ん、撮りたかったと言うより、見たかったと言うべきか。
 不思議なことに、ただ静かに海に戻って行くその姿を見ているだけで、命に対する畏敬の念が湧き上がってくる。 









               





 ウミガメの上陸・産卵は6月をピークに徐々に減り始め、今月末にはほどんといなくなる。
 代わって、8月からはウミガメの卵のふ化が始まる。
 今年生まれた子ガメは、海流に乗ってカリフォルニアを目指す。そこで成長し、約20年後に再び屋久島に戻ってくる。
 ふ化した子ガメのうち、屋久島に無事に戻って来られるのは5000匹中1匹。
 今、屋久島にいるウミガメは、途方もない旅を経て、しかも奇跡的な確率で帰ってきたウミガメ達だ。それだけでもスゴイことだ。
 カリフォルニアから屋久島に戻ってきたウミガメは、屋久島の海で一生を終える。その寿命は約80年。
 















2007年7月23日(月)
   「遂にウミガメの撮影に成功」

 屋久島は世界でも有数のミウガメの産卵地だ。
 そのためラムサール条約の指定地にもなっている。

 屋久島に来てウミガメの産卵は何回か見たが、納得の出来る写真はまだ撮れていない。
 ウミガメは光を嫌うので、夜、ウミガメを撮るためにフラッシュを発光させるのは厳禁だ。だから、夜はどうしても綺麗な写真が撮れない。
 何とかウミガメの写真を撮りたいと思っていたら、地元の人から「時々、遅れて上陸するウミガメがいて、朝までいることがある。」という耳寄りな情報を得た。
 よし、それだ思って、5月から何回か薄暗い早朝に行ってみた。
 しかし、いずれも不発。上陸はしているのだが、どのウミガメも暗いうちに海に帰ってしまったのだ。
 自宅から永田浜まで40キロ。車で50分余り掛かるから、いつでも行ける、と言う訳でもない。
 でも何とか撮りたい。
 
 昨日も3時45分に起きて永田浜へ。今回もいないのかな〜と半分諦めながら。 

 が、遂にいた。明るくなっても残っているドジなウミガメが!(笑)

 ウミガメは産卵をするとき涙を流すが、私は嬉しくて涙が出そうだった(笑)  




 屋久島の永田のいなか浜で産卵を終えたアカウミガメ。このお母さんは93個産卵。ウミガメはひとシーズンに3〜5回ほど上陸して産卵すると言われている。普通120個ほど産卵するが、産卵も終盤に来ているこの時期はやはり産卵数が少ない。
 ウミガメの産卵自体の時間は約15分だが、その後、生んだ場所の痕跡を隠すために「カムフラージュ」と呼ばれる行為をする。
 写真は、卵に砂を掛けた後、自分の周りの砂をかき混ぜてカムフラージュをしているところ。
 ウミガメにとってカムフラージュは結構重労働。休み休みしながらするので20分余り掛かる。
 左前足にある黄色の小さなものは、個体識別のタグ。このタグによってカリフォルニアから戻ってきたことや産卵回数が分かる。
 後ろの岩は、今回の台風で砂が流出し露出した。
 撮影時間5時24分。





 産卵を終えて海に戻っていくウミガメ。
 「よく頑張ったね、お疲れ様〜」と拍手をしたいのだが、カメラを手に持っているので、心の中で何回も「偉かったぞ!ご苦労さん」と呟いた。
 産卵して、そして海に帰っていく。何だかじ〜んとくるこのシーンを誰もが感動する。
 撮影時間5時32分。
 


















2007年7月20日(金)
   「ドーベルマンはお調子犬?」
 
 セーラの様子がおかしいので、昨日、妻が行きつけの動物病院に連れて行った。
 こういう時は本当に心配だが、何しろ屋久島に単身赴任中なので、何もすることが出来ない。

 夜になって、妻から動物病院での診察結果の連絡が来た。
 いったいどうだったのか?
 何か悪い病気ではなかったのか。
 恐る恐る妻の話を聞いた。




 そしたら・・・




 「あなたぁ〜、セーラのヤツ、病院に入った途端に元気になったわよ!」 

 



 「え、どういうこと・・・?」







 「うなだれて元気が無かったのに、病院に入ったら突然元気になったのよ。
 先生に「セーラちゃん、今日はどうしましたか?」と聞かれ、最近元気が無いので病気かも知れませんと話したけど、話している先で尻尾をプリプリさせて元気に動き回り始めたから恥ずかしかったわ。」

 「先生に、「Stand highを嫌がって全然しないんです」と説明していたら、セーラのヤツ、その会話の「Stand high」にパッと反応して立ち上がったのよ。もう恥ずかしいったらありゃしない。」

 「レントゲンも血液検査も異常なしよ。痛風もなし。悪いところはどこも無かったわ。」
 「病院から帰ってきた後は、階段も快調に上り下りしているわよ。」

 「どうなっているのかしら。まったくお調子者よ、セーラは。」
 「あ、それと診察代、もう〜目が飛び出るぐらい高かったわよ!」



 ということで、今回の検査結果では特に悪いところは無かった。
 しかし、どうして階段を普通に上れなくなったり、近づいただけで痛がったりしたのだろうか。
 仮病だったんじゃないの?と妻は言っているが、もしかしたら家族の気を引くために仮病を使ったこともあり得る。
 何か淋しいことでもあったのだろうか。
 いずれにせよ、問題が無く、再び元気になって良かった。
 
         
      「お父さ〜ん、セーラは元気だよ。心配しないでね。」って、コラッ、心配かけるな!















2007年7月19日(木)
   「緊急検査のドーベルマン」

 セーラの状態がおかしい。
 と思っていたら、
 ネット友のこなママさんの「痛風」のお話に、「!」と来るものがあった。
 もしかして、セーラは痛風!?
 妻が近くを通っただけで「キャイーン」と鳴いたというから可能性がある。
 
 あるいは痛風でなくとも、明らかに異常な状態だ。
 このままでは大変なことになるかも知れない。
 そこで今日、病院で緊急検査することになった。
 
 もちろん私は屋久島に単身赴任中なので、こういう時は何の役にも立たない。
 今回も妻が病院に連れて行ってくれる。いつものことながら、ありがとう。

















2007年7月18日(水)
   「老けたのか!?ドーベルマン」

 最近セーラの様子がおかしい。
 今までは、家の階段を上がるときは機関銃のようにダダダダッーと足音をたてながら猛然と一気に上り、あるいは下りていた。
 エネルギッシュでパワフルなドーベルマンそのものだ。
 ところが最近、前足を乗せた段に後ろ足を乗せ、それから上の段に前足を乗せる、それを繰り返しながら階段を上るようになっている。下るときも同じように1段ずつ下りている。

 玄関から庭に出る時も同じだ。
 今までは、「OK」を言うと、玄関から弾丸のように庭に飛び出し、時には勢い余って転んだりしていた。それほどの勢いで庭に飛び出していた。
 しかし最近、OKを言ってもゆっくりと出て行くだけ。

 以前はサッと反応して2本足立ちしていた「Stand high」のコマンドを嫌がるようになっている。

 一体どうしたというのだ。
 老化?
 でも老化と言うにはまだ7歳10ヶ月だ。いくら大型犬だと言っても老けるには早過ぎる。
 9歳6ヶ月のリリーの方がよっぽど若々しい。

 元気な時は「もう少し落ち着いても良いんじゃないの」と思っていたのに、こんな風になってしまうと、「どこか怪我をしているんじゃないのか。」「何かの病気ではないのか。」と心配してしまう。 


         
      先日帰省した7月11日の朝のセーラ。口の周りに白いものが随分と目立つようになってきている。


















2007年7月17日(火)
   「ウミガメ産卵の永田浜崩壊」

 7月14日に屋久島を襲った台風4号は、7月の台風としては観測史上最も強力な台風だった。
 この台風が、ウミガメの産卵場所として北半球でも有数の場所である永田浜を崩壊させた。
 今まで見えなかった岩まで露出し、見るも無惨な状況になっている。
 広大な浜の相当部分が見る影もない。
 何てことだ・・・


 1枚目の写真は7月1日に撮った永田浜の「いなか浜」。
 美しい砂浜がなだらかに海まで続いている。
 砂浜の長さも幅も十分ある。
      




 下の2枚目の写真は台風4号の後の、7月16日早朝に撮影したもの。
 1枚目とほぼ同じアングルだが、砂浜の幅がとても狭くなったのが分かる。
 厚さ2メートル前後にわたって砂が流出してしまい、海岸線が陸側に迫ってきたのだ。
 しかも美しい砂浜には、代わって岩が現れている。
    




 3枚目。
 砂が海に持っていかれ、浜には急斜面が出来てしまった。
 真ん中はウミガメが上陸しようとした足跡。急斜面のために先に進むことが出来ず、途中で引き返している。
 右側に立っているのは三脚。高さは1.6メートル。 斜面の途中に立ててあることからして、斜面が高いことが分かる。その高さの分の砂が流出した。
      
   



 4枚目
 台風で流出したのは砂だけでなく、産卵してあった沢山のウミガメの卵も台風に洗い流された。
 海岸のゴミにカラスがたかっていたので、何だろうと思って見てみたら流れ出した卵だった。
          




 永田の「前浜」は30年前に比べ、砂浜が3分の1ほどに小さくなってきている。
 台風の度に砂が流出してしまい、浜が小さくなっているのだ。
 昔はそんなことは無かったというのだから、地球の温暖化と関係が無い訳はない。

 いずれにせよ、少しでも良いから砂浜が回復して欲しい。

 ちなみに、私が行ったのは7月16日の朝。その前の夜から朝にかけて約30頭のウミガメが上陸したようだ(ウミガメ保護ボランティアの情報)












2007年7月16日(月)
   「Come!」
 
  「Come!」
 
 リリー お父さんたら、やっと呼んだわ。
     さぁ、行くわよ。
     セーラ、ついておいで!

 セーラ お姉ちゃん、早すぎ〜。
      待って〜。
      ピ〜。 


     
















2007年7月15日(日)
   「待てません」

 お父さん、もう良いですか?
 私たちはお父さんのところに行きたいのです。
 「Come!」と早く呼んで下さい。
 いつまで写真を撮っているつもりですか。
 もう待てません!
 勝手に行っちゃいますよ!

        
















2007年7月14日(土)U
   「台風4号、通過」

 大型で非常に強い台風4号は、屋久島の西海上を北東に向かって通過した。
 屋久島の西側を通過したということは、最悪のコースということ。
 このため、瞬間最大風速47.3kmを記録し、未明から午後3時頃まで強烈な暴風雨が吹き荒れた。しかも、既に宮崎と四国の間に中心は行ったというのに、まだ強い吹き返しが吹いていた。

 鹿児島市の自宅の妻に電話をしたら、鹿児島市はそれほど風は吹かなかったそうだ。
 台風4号が鹿児島市の東側(右)を通過したためだ。
 台風がどちら側を通過するかで、風の強さが全く違う。できることなら、東側(右)を通って欲しいものだ。
 
 台風4号は、今夜四国を通って、明日未明には紀伊半島、夕方には房総半島に達することが予想されている。
 7月の台風としては観測史上最も強い台風らしい。
 
 幸いに、屋久島では人的被害が発生しなかったが、鹿児島市では増水した川に小学6年生が流され亡くなってしまった。
 ご家族のお嘆きを思うと胸が痛む。
 そのほかにも各地で重軽傷者が多数出ている。これから台風が通過する地域の人達は、十分な警戒が必要だ。どうぞ気を付けていただきたい。


 
        
  家の道路向かいにある建物が台風で倒壊。道路を完全に塞いでしまっている。片方は行き止まりの道なので、これじゃぁ、車で出掛けられない。


 こんな強力な台風なのに、今朝も庭猫のシロとボクが餌をねだって庭に出てきた。
 既に暴風雨の状態だったので、慌てて餌をあげて、「食べたら早く逃げるように。」と言い聞かせた。
 人の言葉が分かる賢いシロ達は、食べ終わったら直ぐに車庫に逃げて行った。 
 って、賢い猫がこんな暴風雨の中に出てくるかい(笑) 

















2007年7月14日(土)
   「台風4号、ただ今接近中」

 今、午前8時。
 瞬間最大風速60mの大型で非常に強い台風4号が屋久島に近づいている。
 既に昨夜から暴風雨圏内に入り、雨を伴う猛烈な風が吹いているが、後2〜3時間でいよいよ最接近する。
 最も危険な状態はこれからだ。
 ということで、一番緊張するこの時間帯は私の仕事の時間でもある。
 さて、今から職場に出勤。何事もないことを祈ろう。
 
 でも、電柱が倒れそうな、この猛烈な暴風雨の中を出勤かい?(笑)
 自分が吹っ飛ばされないようにしなければシャレにもならないな〜。



 
 7時現在の台風4号のデータ
  中心気圧    945hpa
  風速       45m/S
  速度       25km/h 
  進路       北東
  瞬間最大風速 60m/S
















2007年7月13日(金)
   「犬達と感激の再会」

 一ヶ月振りにリリーとセーラに逢ってきた。
 3泊4日の予定だったけど、台風が屋久島に近づきつつあるので2泊日に変更して屋久島に戻ってきた。
 少しでも長い時間、リリー達といたかったけど、
 仕事の関係上、台風の時にいなければならないので、泣く泣く1日短縮。

 でも、久しぶりにリリー達と逢えて良かった。
 リリーとセーラも私が帰ってきたことを大喜び。
 さて、次に逢えるのはいつだろうか。
 また逢えることを楽しみにして頑張ろう。 


            
  今の季節は暑いので散歩は冬の3分の1程度。それでも直ぐにハァハァ状態になる。写真は散歩から帰ってきたところを自宅の前でパチリしたもの。
  
















2007年7月10日(火)
   「犬達に逢える」

 今日から出張で鹿児島市に行く。
 すなわち、リリーとセーラに逢えるということだ。
 一ヶ月ぶりの再会になる。逢えるのがとっても楽しみ。それを思うと、2時間45分のジェットフォイル船「トッピー」の船旅も苦にならない。

 下の写真は屋久島の一湊海水浴場。
 夏は屋久島で一番のにぎわいを見せる海水浴場だ。 
 ここも永田浜と同じで、砂浜がとっても美しい。

  
 7月1日撮影



















2007年7月9日(月)
   「鈴虫が鳴いた」

 一昨日から自宅の鈴虫が鳴き始めた。
 昨年よりも丁度一月早い。

 鳴き始めた鈴虫は、屋久島でふ化した個体で、大阪から移住してきた人から分けてもらったもの。
 昨年、鹿児島から持って来て、今年屋久島でふ化した個体はまだ鳴かない。
 元々我が家で育てている鈴虫は奥手ということか(笑)
 
 梅雨の蒸し暑い日に聞く、鈴虫のリーン、リーンという涼しげな音色も良いものだ。

 














2007年7月8日(日)
   「無くなる前に・・・苔の竜神杉歩道」

 6月23日の日記に書いた幻のヤクスギ「竜神杉」。
 幻のヤクスギと言われるのは、竜神杉の登山口に行くための神之川林道が、まだ一般開放されていないからだ。
 林道の途中に鍵の掛かったゲートがあるため車が通れず、登山口に行こうにも簡単に行けない。
 屋久島森林管理署に「国有林野入山許可」の申請をして許可を受ければ、登山道への立ち入り許可とゲートの鍵を出してもらえるが、いちいち申請するのは面倒である。
 だから竜神杉に行く人はほとんどいない。
 
 しかし、神之川林道が早ければ今月中にも一般開放される。
 7月30日には登山道一般開放の安全祈願祭も予定されている。
 これによって、今後、たくさんの人達が竜神杉に登ることになるだろう。

 と言うことは、あの苔の生えた登山道を多くの人が歩くことになる。
 そうなれば、苔は踏まれて無くなる。 
 あの美しい、苔むした登山道を見ることが出来なくなる、その前にもう一度、あの苔むした登山道を見ておきたい、そう思って、数日前に入山許可を申請し、昨日、竜神杉の登山道に行って来た。
 下の写真が昨日撮った登山道。
 歩くのが申し訳ないほど登山道が苔むしている。
 これが踏まれて無くなるのかと思うと寂しい限りだ。
 もちろんこの日の登山者は私が一人だけ。なんという贅沢。
 途中で大雨になったのは参ったが(笑) 

       
                  拡大写真→屋久島の写真(No29) 
           薄暗い登山なので露出時間20秒!もちろん三脚でがっちり固定。
           レリーズコードを忘れたのでシャッターはセルフタイマーで。裏技なのだ。

 竜神杉歩道は山ヒルが多いので、ヒル避けスプレーは必須。
 これさえしておけば大丈夫。


 ちなみに、屋久島の登山道は一カ所だけを除いて、他は全て「○○歩道」となっている。
 歩道と地図には書いてあるものの、実際は登山靴と相応の体力、知識が必要な登山道だ。
 屋久島の登山道は、元々、山岳宗教の一つである「岳参り」のために整備されてきた歴史がある。岳参りに行く道が「歩道」と呼ばれ、それが登山地図にもそのまま「○○歩道」と書いてある。
 地図では「歩道」となっているので、都会から来る人は、そのあたりの歩道と同じに考えてしまう人が多い。
 だから安易に山に入って、転倒骨折、疲労歩行不能、凍死、道迷いの遭難事故を起こすことになる。
 歩道を登山道に記載変更して欲しいと呼び掛けたが、先ほどのとおり、岳参りの歴史的な経緯があるので、変更は簡単ではない。
 
 あと、歩道のほかに「○○参道」と呼ばれる登山道もある。
 これも岳参りのための登山道だ。
 例えば「益救(やく)参道」。これは、竜神杉への登山道の昔からのもう一つの名前だ。
 登山道の手前にある看板には分かりやすく「竜神杉歩道」とあるが、地図には「益救参道」とある。 















2007年7月6日(金)
   「屋久島の砂浜はトロピカルビーチ」

 屋久島には大きな砂浜が三カ所ある。
 一番大きな浜が永田浜で、そのほかに海水浴場のある一湊と同じく栗生浜。 
 下の写真は永田浜のいなか浜(永田浜はいなか浜、前浜、四ツ瀬浜の総称)
 2年前にラムサール条約に登録されており、先日の日記にも書いたが、ウミガメの産卵地として有名である。

 昼間の永田浜は、まさに南の島の砂浜、トロピカルビール・・・、トロピカルビーチなのだ。
 無垢のサラサラの砂とエメラルドグリーンの海、そして青い空。
 寄せては返すさざ波の音。
 流れる白い雲。
 幸せだ〜。

   
   7月1日撮影














2007年7月4日(水)
   「1歳になった庭猫のボク」

 昨年の7月1日に生まれたボクが1歳になった。
 庭猫の宿命なのか、生まれた場所は庭。
 ボクは、3匹の兄弟の中でただ1匹だけ生き残った。生命力の強い子だ。
 母猫のシロはその後、避妊手術をしたので、これから先、ボクに兄弟はいない。
 ボクから見れば叔父、叔母に当たるシロの兄弟猫達も既に死んでいるので、ボクの肉親はこの世に母猫のシロだけだ。
 
 ボクはとても警戒心の強い子で、私にも最初は懐かなかった。
 今でも、私以外の人間を見るとすっ飛んで逃げていく。

 この1年、大きな怪我や病気もせず、元気にここまで育った。
 体もシロよりも大きくなった。
 しかし、まだまだ子ども。シロに甘えるし、縄張りを侵す侵入者がいても、領地を死守するどころか、尻尾を丸めて逃げてしまう。
 男の子なんだから、これからはシロに代わって侵入者と戦って欲しい。
 私の庇護の元にあるのも後9ヶ月。その後は自分の力で生きていかなければならないのだ。
 頑張れ、ボク。

    
           生まれて8日目。左端がボク。他の2匹はお星さまになった。


    
           生後2ヶ月のボク。いつも母猫シロにくっついている。


                 
         1歳になったボク。体だけは母猫よりも大きくなったが、まだまだ甘ったれ猫。



 野良猫でもない、家猫でもない、それを「庭猫」と名付けたのはぷーまま。ピッタリのネーミング。












2007年7月2日(月)
   「安房川はカヌーで楽しめ!」

 先週の土曜日、屋久島に来ていたダチ公を連れて、安房川をカヌーでさかのぼった。
 梅雨にしては天気も良く、絶好のカヌー日和の中、二人でカヌーを漕いだ。
 後で聞いたら、翌日の日曜日はカヌーだらけだったらしいが、この日の安房川は何故か私たちの貸し切り。
 川面に聞こえてくるのは鳥のさえずりと風の音だけ。
 
 3時間ほどのカヌー遊びに、ダチ公は「最高、最高、もう最高、屋久島最高!」を連発(笑)
 いや〜、本当に楽しかった。
 
 屋久島に来る予定の人は、縄文杉だけでなく、安房川のカヌーもお試しあれ。


         
          童心に返ってパドルを漕ぐダチ公。前方に見えるとんがった山は明星岳。


                  
                上流に行くと松峰大橋が見えてくる。絶景かな! 
  













2007年7月1日(日)
   「犬と猫と海」

 屋久島に9日間来ていたダチ公が今日、名古屋に帰った。
 空港に行く途中、永田で昼食。たまたま入ったお店がナイスだった。
 昨日開店したばかりのお店で、経営者は県外から来た若いご夫婦。
 メニューは軽食が中心。
 建物がとってもシンプルで洒落ている。暖かい雰囲気の良い店だ。
 外でも食べることが出来る。青い海を見ながら食べる冷やし麺は最高だった。

 そしてこのお店には、フラット・コーテッド・レトリーバーのアイリちゃん2歳と、雄猫のチュッチュちゃんがいる。
 どちらも人間大好き。とても人なつっこい。
 

    
     フラット・コーテッド・レトリーバーのアイリちゃん。メスで2歳。ベロンベロンに舐めてくれた(笑)


                
  名前と一致しない貫禄十分のチュッチュ君。「チュッチュ」と呼べば振り返って反応するので、この名前を気に入っているのかな。


         
     野菜がいっぱいのヘルシーな冷やし麺。量も満足、しかもリーズナブルな料金が嬉しい。


 店の場所は、永田のウミガメ館から宮之浦方向に数百メートル行った右側。
 そうそう、店の名前は「いっぷく」。
 営業時間は午前10時から午後9時まで。
 ちなみにアイリちゃんの名前の意味は、ポルトガル語(だったような・・・)で「幸せ」という意味らしい。













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