2007年4月30日(月)−U
   「屋久島も桜の開花宣言」 

 やっと屋久島の桜が咲いた。
 下の写真は一昨日、屋久島の安房に咲いていたもの。

 えええぇ〜今頃開花!?
 本当にそうだ、桜前線は既に東北地方に行っているというのに、不思議な話である。

 屋久島の山は標高が高いから、だから今頃咲くのかと直感したアナタ、
 残念ながら、それはブッ、ブー。 
 あくまでも平地のソメイヨシノのお話である。

 ソメイヨシノは寒さが続かないと開花しない性質があるが、比較的温暖な屋久島では、ソメイヨシノが開花するのに必要な低温が続かず、そのため開花が遅れるらしい。
 う〜ん、でも益々暖かくなった今頃になって、どうして開花するのだろう?
 このままだと咲きそびれてしまうと桜が思って、仕方なく開花するのだろうか。う〜ん、分からない。

 同じ屋久島でも違う。
 屋久島の北にある宮之浦は開花が少し早く既に3分咲きぐらい。
 真ん中にある安房は今開花。
 そして南にある栗生は、結局咲かないらしい。
 南北24キロの距離しかないのに、こんなに違うのだからソメイヨシノって、結構繊細な植物だ。
 ちなみに屋久島で一番開花が早いのは、縄文杉に行く途中にある小杉谷の桜。冬は積雪もある所だから、開花に必要な低温があるのだろう。昨年、4月初旬に、ここの桜を見ることが出来た。
 
      
                  4月28日撮影。場所は屋久島の安房















2007年4月30日(月)
   「もののけ姫の森?」 

 辞書によれば、「もののけ」とは「人にたたりをするといわれる、死霊・生き霊。変化(へんげ)。妖怪。」との意味。
 すなわち、人から忌み嫌われ、恐れられる存在のはず。
 ところが、この頃の人間ときたら、もののけを求めてわざわざ屋久島までやってくる。
 いったい我々の存在意義はどうなったんだ!?と、本来のもののけが嘆いているかもしれない。
 
 冗談はともかく、映画「もののけ姫」の舞台のイメージになった屋久島の白谷雲水峡は、このゴールデンウイークも押すな押すなの人出である。
 網膜剥離のために険しい山に登るのは無理だが、ハイキング程度のコースである白谷雲水峡なら大丈夫だろうと思って、昨日、白谷雲水峡に行って来た。
 やはり予想していたとおり、沢山の人が訪れており、車が駐車場から溢れていた。そのほとんどはレンタカー。
 
 一周3時間ほどのコースを、眼球内の硝子体に衝撃を与えないように(硝子体に衝撃を与えると網膜が引っ張られて剥がれてしまう。)、ゆっくりゆっくりと歩いた。

 コースの途中にある、いわゆる「もののけ姫の森」は、今や白谷雲水峡のメインスポットになりつつある。
 ただでさえ神秘的な森なのに、映画「もののけ姫」の舞台のイメージになったことで、神秘性が更に増幅され、ここだけを目当てに来る人も多い。
 縄文杉やヤクスギランドには比較的中高年が多いのに、白谷雲水峡には若い人が圧倒的に多いことからも映画の影響によるものであることが想像できる。

 ま、どのようなきっかけであれ、そこに来て、そこの雰囲気を自分の目で確かめ肌で感じることは大切なことと思う。
 でもね、やっぱり屋久島の森は屋久島の森だよね、絶対。
 屋久島の森なのに「もののけ姫の森」なんてことは無い。 
 屋久島に来てからこの1年、色々な人に教わりながら屋久島の自然のすばらしさを少しずつ知るなかで、地球レベルの貴重な屋久島の自然を本気で守ろうとしている人達や、有名スポットだけを案内する、にわかガイドとは一線を引いて屋久島の良さを伝えよとしているガイドもいることを知った。
 だから、なおさら客寄せパンダバージョンのようなネーミングを見ると、ちょっと幻滅・・・(笑)

        
  「ここは、もののけ姫の森ではありません。屋久島の森です!」そのように白谷雲水峡のもののけが言っているかも知れない。


















2007年4月28日(土)
   「神秘の森」 

 今日からゴールデンウイーク。
 この期間、屋久島には多くの人がやってくる。
 島内のホテル、旅館は、既に来年のゴールデンウイークの分まで予約で満杯というから、この期間はいかに多くの人が来るか分かる。
 それもそうだ。1年間、屋久島で暮らしてみて、気候、自然、景色とも、この時期がもっともバランスがとれている。
 登山をする人には、なお更この時期が良い。目にも鮮やかな新緑と適度な気温。登山にはうってつけだ。
 
 下の写真は昨年の今頃に、太忠岳に登ったときに撮ったもの。
 太忠岳は、宮之浦岳や縄文杉、白谷雲水峡などのメジャーなコースとは違って、あまり人が入らない山。
 だからほとんど人と会うこともなく、神秘の森に迷い込んだかのようだ。
 屋久島の山の奥深さを体感できる山の一つかも知れない。

 今年は網膜剥離のために登山ができないのが、とても残念(涙) 


            
              拡大写真→クリック(屋久島の写真館No21)


 












2007年4月27日(金)
   「時を忘れさせる美しい浜」 

 写真は屋久島の栗生浜。
 静かで美しい浜。
 いつまでも見続けていたい。
 何もせず、何も考えず、ただ見ているだけでいい。
 
      














2007年4月26日(木)
   「どこを見ればいいのですか?」 

 飼い主 「は〜い、写真を撮るよ、じーとしててね。」
 リリー  「え?写真?でも私たち、どこを見てればいいのですか?」
 セーラ 「あっちかな〜」


                



















2007年4月24日(火)
   「スプリント系ドッグ」 

 飼い主が陸上の短距離競技にはまっているからという訳ではないが、リリーのダッシュ力は素晴らしい。
 「Go!」のコマンドと同時に、弾丸の如く飛び出し、あっという間にトップスピードに乗る。
 サイトハウンドドッグと見間違うほどの、そのダッシュ力を100分の1でよいから分けて欲しいものだ。
 
 最近、網膜剥離の発症で歳を感じているが、このリリーの写真を見ていると、
 「お父さん、大丈夫!頑張って!」と言われているような気がしてくる。

 この写真は今年の2月、リリーの誕生日の後に撮ったもの。
 9歳のリリーがこんなに若々しく走っているんだ、私も頑張ろっと。 

      
                      クリック→拡大写真(No28の写真)













2007年4月23日(月)
   「吉本系ドッグ」 

 今日はノーテンキ犬、セーラの久々の登場。

 写真は、ボールをくわえようと、猛然とボールに突進しているところ。

 隆々たる筋肉美に黒光りする体毛、そして鋭い牙、
 これだけ揃えば、普通なら格好いいハズなんだが、そうでないところがセーラだ。
 よく見ると、いや、見たくなくても、だらしなくハの字に開いたガニ股スタイルだし、目はボビー・オロゴン、鼻の穴も開いている。 
 本人が意識的にうっちゃけているのかどうか知らないが、これじゃ〜吉本系ドッグだ。
 
 何をやっても、やっぱり笑わせてくれるセーラである。
 でも、良く考えてみたら、こんなギスギスした世の中にあって貴重な存在とも言える。
 ありがとう、セーラ。
    
    





















2007年4月20日(金)
   「デジタルカメラの基礎知識@RAW」 

 コンパクトデジタルカメラに代わって、デジタル一眼レフカメラの販売台数が増加しているそうです。
 起動が早い、レリーズタイムラグがほとんど無い、バッファーが大きい、連写がきく、そして何よりも交換レンズによって様々なイメージの写真を撮ることが出来る、そんなことが理由だろうと思います。
 それと、各社とも魅力のあるデジ一眼を出して競争が激しくなり、価格も随分とこなれてきたせいもあるのかも知れません。
 私の周囲にもデジ一眼を使っている人が増えています。
 そんな人達が、最初に疑問に思うのがRAWです。

 RAWは、カメラが記録した画像データの一つの名前ですが、これが何だか分からないと。
 さらに「RAWを現像する。」となると、「え?デジタルカメラで撮ったものを現像!?」とますます何のことか分からなくなります。
 で、今日は、RAWについて、ちょっとばかり書いてみました。
 

 デジ一眼の画像の記録方式には、RAWとJPEGがあります。
 コンパクトデジタルカメラの画像がJPEG。
 デジ一眼も、何の設定もせずに、購入したままの状態であれば、普通はJPEG方式で記録されるようになっているはずです。
 たぶん、多くの人はJPEGのままで撮影、ということではないかと思います。
 でも、折角デジ一眼で撮影するのなら、RAWのメリットを活用しない手はありません。
   
 デジタルカメラが被写体を認識してそれを記録する流れは、JPEGの場合、先ず、レンズの中に光が入り、ローパスフィルターを通過して、撮像素子(CCDとかCMOSと呼ばれているものです。)に当たります。
 2番目に、撮像素子が被写体の光をアナログ信号に変換し、更にそのアナログ信号はデジタル信号に変換されます。
 3番目に、そのデジタル信号が画像処理エンジン(CPUなどとも呼ばれています。)で現像され、
 4番目に、現像された画像はJPEG方式の画像となって、一旦カメラ内のコンパクトフラッシュとかSDカードなどに記録される、
 5番目に、その画像をパソコンに取り込む、
という流れになっています。

 これがRAWの場合だと、3番目の画像処理エンジンによる現像が無く、2番目から直接4番目に送られ、コンパクトフラッシュなどのメモリーに記録されることになります。

 つまり、JPEG画像は、カメラ内の画像処理エンジンによって現像されたもので、RAW画像は、未だ何の手も加えていない「生のデータ」ということになります。
 フィルムカメラに例えると、現像前のフィルムと言ったところででしょうか。

 パソコンに取り込んだRAW画像データは、RAWデータを表示出来る閲覧ソフトでないと見ることが出来ません。通常は、デジ一眼を買えば、そのようなソフトが一緒についています。
 ニコンの場合はPictureProjectが付属していますので、これをインストールしてRAWを表示できますし、簡単な現像まで出来ます。

 RAWの現像ですが、これは各社が専用の現像ソフトを出しているので、それを使えば良いでしょう。
 私が使っているのはニコンのNikon Capture 4です。
 メーカー専用ソフトでなくても、どのメーカーのRAWにも対応しているSILKYPIXもあります。

 これらのソフトを使って、好みの写真に仕上げますが、RAWの最大のメリットはここにあります。
 JPEGと違って、まだ手を付けていない生のデータですから、ホワイトバランスや露出を始め、色々な調整が可能ですし、しかも、調整を加えても画像の劣化がほとんどありません。JPEGの場合は、調整を加えると画像の劣化が防げません。
 しかもRAWは画像が奇麗。

 しかし、RAWにも欠点があります。
 それは画像のデータ量が大きいこと。
 例えばニコンD200の場合、1枚で9MBほどにもなりますから、相当なものです。
 ですので、私は、気軽にスナップ撮りするときはJPEG、ここぞ!という時はRAWという使い分けをしています。
 

 ちょっと長くなりましたが、最近、新たなRAWの恩恵を受けています。 
 それは、前回の日記に書いたHDRソフトのPhotomatix Proに使えるということです。
 RAW画像データを、このPhotomatix Proの画面にドラッグ&ドロップするだけで、HDRが出来るのです。
 
 Photomatix ProでHDRをすることを前提にしてRAWで撮影するときは、シロ飛びを押さえることに注意が必要です。
 シロ飛びはHDRでも補正は出来ません。
 したがって、撮影時の露出をマイナス補正することもあります。

 RAWで撮影するときは、カメラの画質モードで「RAW」を選択します。後はシャッターを押すだけ。

 せっかくのデジ一眼、RAWで撮影して、カメラの楽しさを広げてみてはどうでしょう。

           
レタッチした画像。これ以上明るくすると滝がシロ飛びし、空が薄くなる。屋久島の大川の滝。4月14日撮影 HDR処理した画像。空の青さはそのままに緑が映え、滝壺の色も見たままの色が出ている。スゴイ!
両画像を比較した拡大画像(アルバムのNo19,20)

















2007年4月18日(水)
   「HDRソフトPhotomatix Proの使い方」 

 
 ぷーままさんからHDRソフトのPhotomatix Proの使い方を説明して欲しいとの依頼がありましたので、その使い方を書きます。

 その前に・・・ 
 このソフト、日本では販売されておらず、海外のサイトから購入することになります。ドジな話ですが、英語の苦手な私は間違って4個も注文してしまいました。
 クレジット会社から請求が来て気付き、驚いて訂正の英文メールを四苦八苦しながら送る羽目に(爆)
 なんとか解決してホッとしました。だは。

 では、ご多忙なぷーままさんのためにPhotomatix Proの使用方法を書きますね。
 長い説明になっていますが、使い方は簡単です。
 
【1 画像の準備とPhotomatix Proへのドロップ】
 これには二つの選択肢があります。
 一つは、カメラを固定設置して3〜9枚の範囲で撮影します。
 このとき露出のブラケット設定をしておき、各画像の露出が、例えば-2EV, 0EV, +2EVと段階的に変わるようにしておきます。調整幅は自動で設定できます。 
 その画像を、開いたPhotomatix Proの画面に同時にドラッグ&ドロップする。
 すると、後はPhotomatix Proが自動的にドロップされた複数の画像を合成してくれます。通常はjpgの画像を使います。

 もう一つは、RAWの画像を使う方法です。
 これだと1枚だけで良いです。
 その1枚をPhotomatix Proの画面にドラッグ&ドロップするだけです。

 複数の画像を使う方法は、三脚でカメラをがっちり固定し、かつ、被写体は動かないものに限られます。
 RAWは1枚だけで処理を行えますので、動くものでも大丈夫です。被写体に犬などを入れるときはこちらの方法が良いです。

【2 Photomatix Proの画像読み込み】
 Photomatix Proを起動すると、本体と一緒に小窓のポップアップ画面が出てきますが、これは「close」をポチして閉じましょう。

 説明が1と前後しますが、1でドロップした画像をPhotomatix Proが読み込みます。
 この読み込みには多少時間が掛かります。いらいらしないでお待ちください(笑)

 読み込みが終わると、失敗したような画像が現れますが、これは処理前の画像です。処理はここから始まります。
 (このときも「HDR Viewer」という小窓が出てきますが、不要ですのでバッテンをポチしましょう。)

【3 HDR処理】
 いよいよHDRの処理に入ります。
 メニューバーの[HDR]をクリックします。
 ポップアップメニューの中から[Tone Mapping]をクリック。
 すると、HDR処理された画像が出てきます。 

【4 Methodの選択】
 [Method]の中に、デフォルトの「Details Enhancer」と「Tone Compressor」の二つのいずかの選択があります。
 ここは迷わずデフォルトの[Details Enhancer]のままにしておきます。 

【5 調整】
 左側にある各スライダーを動かして調整をします。
 何回かやってみればコツが分かります。
 ポイントとなるのは上から2番目の「Color Saturation」、それと下から2番目と3番目の[White Clip]と[Black Clip]ですかね。
 ここのトーンマッピングがHDRの中心作業になりますので、自分の好みに仕上げてみましょう。
 
【6 HDR化した画像の保存】
 調整が終わったら右側にある「OK」を押します。
 HDR画面が閉じるのに多少時間が掛かります。作業はもうすぐ終わりますのでイライラしないでお待ち下さい。
 HDRの画面が閉じたら、最初のPhotomatix Proのメイン画面に切り替わります。
 最後にメニューバーの[File]から[Save As...]を選択して保存します。保存のファイルの種別はJPEGで良いでしょう。

【7 レタッチ】
 6で終わってもいいですが「もう少し調整したいな」と思ったら、レタッチソフトで調整加えます。
 調整を加えないまでも、一旦レタッチソフトで開いて「上書き保存」をすれば、画像の大きさを小さく出来ます。HDRのままだと8MBのものが、レタッチで開いて保存するだけで1.5MBほどに軽くなります。
 たぶん、HP用にリサイズするためにレタッチソフトで調整することになるとは思いますが。
 
 
 以上です。
 一度使えば、2回目からは楽勝のソフトです。
 イメージを強調した写真にしたい、そんな時や、明るいところと暗いところを同時に表したい、そんなわがままに応えてくれるソフトです。

           
                       HDR処理した写真。屋久島の西部林道。
                      拡大写真→クリック(アルバムのNo18)















2007年4月17日(火)
   「悠久の島の黄昏」 

 医師からは「散歩程度は良いです。」と言われていたので、昨日、久しぶりに歩いてみました。
 下の写真は、その時に撮った安房川と屋久島の山並み。今、まさに陽が沈むところです。
 この景色を見ていると、ゆっくりと過ぎていく時の中に引き込まれていく気がします。
 悠久の島、とはよく言ったものです。
 
 しかし、安静生活が二ヶ月に及んでいるせいか、ゆっくりとした30分程度の散歩なのに、後半は息切れがしました。
 予想以上の体力の低下にガックリ(笑)





















2007年4月16日(月)
   「ヤクシマシャクナゲ」 

 屋久島は、その地形と気候の特異性から、多種多様な植物が見られる貴重な地域として知られています。
 世界で屋久島にしかない固有植物は47種にも及びます。
 それらの植物の名前には、たいてい「ヤクシマ」が冠されていますので、その名前から屋久島固有の植物であることが分かります。
 ちなみに、ヤクシカとヤクザルにもヤクシマが冠されていますが、これは日本ジカ、日本ザルの亜種とされています。
 いずれによせ、これもヤクシマ固有種ということですね。

 屋久島固有の植物の中でも、特に有名なのが、下の写真のヤクシマシャクナゲ
 とても美しい花であることから、英国王室園芸協会で第一級認定種(F.C.C)ともなっているそうです。その認定の権威については、あまり良く知りませんが、ガーデニングやバラの品種改良で知られる国の、王室が付く協会名ですから、きっと権威ある認定なのでしょう。

 下の写真が、そのヤクシマシャクナゲです。
 私が一昨日撮りました。
 奇麗でしょう、えっへん。
 と、あまり威張れないんですよね。実は、本来の生息地に行って撮った写真ではないのです。
 本来の生息地は標高1,600m以上の屋久島山系の高地。
 それに開花も5月中旬から6月中旬ごろにかけて。
 その頃には、ヤクシマシャクナゲ登山ツアーが毎年企画され、多くの人達がヤクシマシャクナゲの花を見るために、屋久島の山に登ります。

 この写真のシャクナゲは、屋久島の南南西、時計で言えば7時のところにある栗尾集落近くの「石楠花の森公園」で撮りました。
 平地の公園ですので、開花も早く、今の時期に咲いた、という訳です。
 網膜剥離のために6月いっぱいは静養が続きます。したがって、本来の開花期に、本来の生息地の山に登って見ることが出来ませんので、こうやって公園で見ることにしたのです(笑) 
 これから何回かに分けてヤクシマシャクナゲの花を紹介していきます。 

 それにしても、うっとりする美しい花ですね。


   
               拡大写真→クリック(アルバムのNo17)



















2007年4月12日(木)
   「犬と飼い主は離ればなれ」 

 屋久島に単身赴任で来て1年と少し経ちました。
 世界自然遺産にも指定されている自然は本当に素晴らしいし、島の人々の人情は豊かで親切、仕事は厳しいながらも頼りになる同僚達と充実感を味わいながらやっている、とても恵まれた環境です。
 だけど、足りないものがあります。







 それはセーラとリリーがいないこと。
 離れて1年経つのに、リリー達がいない暮らしには未だに慣れません。
 犬達のことを想わない日はありません。朝起きたときから「リリー達も起きただろうか。」とか、今頃は散歩に行っている時間かな、とか、1日のうちには何回も想います。 
 
 愛しい犬達と一緒に生活が出来るようになるのは、早くても後1年後。
 まだまだ先のことだけど、その日が来るのを楽しみに頑張ります。
 
 
            
         リリーとセーラが私の帰りを待っています。いや、きっと待っているはずです(笑)
                        拡大写真→クリック















2007年4月10日(火)
   「ただ今侵入者と縄張り争い中」 


   

 この庭猫のシロ親子、昨日は朝から姿を見せず、夕方になっても現れませんでした。
 いつも、ほぼ一日中庭にいるので、まったく姿を見せないと心配になります。
 前の夜、このごろ縄張り争いを仕掛けてくる猫にシロ親子がやられていましたが、この争いに破れてどこかに追い払われたのではないだろうかとか、 
 あるいは、交通事故にでも遭ったんじゃないだろうか、などと心配していたら、夜になって「ニャ〜オ、ニャ〜オ」と鳴きながら帰ってきました。やはりホッとしますね。
 
 しかし、庭猫も楽ではないです。
 縄張り争いが絶えません。
 今回、縄張りを狙ってやってくる猫にやられたボクは、引っ掻かれて毛が抜け、背中を見せて逃げ出しました。
 負けるな、ボク。君は男の子だ。シロお母さんを守らないと!

 (左が母猫のシロ、右がその子のボク。生後9ヶ月になって体もシロより大きくなったのに、いつまでもシロに甘えています。)



 昨日、鹿児島市の自宅の水道のパッキンが壊れ、妻が業者に修理を頼みました。
 ところが、その業者は自宅に着くなり、インターホンも押さず、いきなりドアを開けて、家に入ってきてしまいました。
 あーー、まずい!犬達をゲージ入れなければ、と妻が思ったものの、時、既に遅し。
 リリーとセーラは一目散に玄関へ突進。
 
 で、2匹とも、尻尾をフリフリしながら業者の人を大歓迎(笑)
 たまたま犬が怖くない人だったので良かったです。
 何しろ、スタンダード・プードルとドーベルマンが突進して来るのですから、犬が苦手な人にとっては大変な恐怖になるハズでした。
 それにしても、これじゃぁ、番犬にはならないな〜。
 














2007年4月8日(日)
   「犬も飼い主も、みんな揃ってレーザー手術」 

 セーラの足に出来たゴルフボール大のデキモノ。
 何回か病院に通っていますが、昨日、妻が病院に検査に行ってきました。
 リンパ球性プラズマ細胞性膝関節炎などという、訳の分からない病名であることが判明した後は、そのための注射をしたことが良かったのでしょう、デキモノは萎んで小さくなってきました。
 先生も「経過は良好」とのこと。
 これで大丈夫、と思ったら、そうでもないようです。
 この病気、再発の可能性があるらしく、また発生するかもしれないそうです。

 それはそうとして、リリーとセーラのまぶたの縁に、1〜2mmほどの小さな小さなデキモノが出来ていましたので、ついでに先生に診てもらったら、「あ〜、これ、イボですよ」との診断。
 これを摘除する方法はレーザー手術になるそうです。
 だはは、飼い主も、犬達も、みんな揃ってレーザー手術です(笑)
 
 ただ、まだ取るほどでもない大きさだし、犬もまったく気にしていませんので、当面は様子を見ることになりました。

 私の網膜剥離は、昨日、病院で6回目の検査。
 これまで5回連続でレーザー手術を受けていましたが、今回は検査だけで終わり、ホッとしました。
 しかし、当分、安静治療が続きます。あ〜、嫌だ。



 今日も今から仕事に行きます。
 すっかり曜日の感覚がなくなりました(笑)












2007年4月6日(金)
   「姉」 


       

 上の写真は私の万年筆です。このほかにも少しあります。
 これまで何本もの万年筆を壊したり、フィリングが合わずに捨てたりして、その度に新しいものを買う、そんなことを繰り返しながらやってきました。 
 21年前に世に登場して間がないワープロを使い始め、その後は14年前からパソコン(98シリーズです。ランファイルにランプラン、懐かしいぃぃ。)になり、文書を作る仕事のほとんどはキーボードでやってきましたが、やはり手書きでなければならないときもあります。
 そのような時に使うのが万年筆。ソフトな書き心地が良いです。
 以前は、色々なメーカーのものを使っていましがた、今はパーカーにしています。

 写真の1番上の万年筆、
 これは私の大学の卒業記念に、当時お付き合いをしていた女性から貰ったもの。
 27年も前にもらったのに、今でも使えます。
 きっと良い万年筆をくれたのですね。
 この万年筆を取り出すたびに、その女性とお付き合いをしていた頃を思い出します。
 その女性の気持ちを忘れないためにも、大切にしている万年筆です。


 その女性は誰かって?


 ・・・


 いいから教えなさいって?





 もう、直ぐにそんなことを聞くんだから。








 そんなの、妻に決まっているでしょう、妻に。ほかの女性から貰っていたら、こんなこと、書けません(汗)

  
 2番目と3番目は自分で買った万年筆。


 4番目は、以前、NHKのクローズアップ現代に出演したときに、NHKから記念にいただいたもの。たまたまパーカーでした。


 5番目の万年筆。
 写真ではよく分かりませんがメッキは剥げ、もうボロボロ。ペン先も折れて使えません。
 でも、この万年筆は捨てることが出来ません。
 それは、この万年筆は、私が中学校に入学した時に、たった一人の姉がお祝いにくれたものだからです。
 高校、大学、就職、結婚、転勤、引っ越しと色々ありましたが、この37年間、この万年筆は、いつも私の近くにあります。
 
 姉との年の差は七つ。
 歳が離れているのは異母姉弟だからです。
 姉の実母は、姉がまだ小さいときに病気で亡くなりました。
 その後、父が再婚し、私が生まれました。
 姉は私をとても可愛がってくれました。いくら記憶をたどっても、姉に怒られたりケンカをした記憶がありません。
 あるのは、いつもニコニコしている姉の顔です。
 駄々をこねる私をオンブしてくれたり、遊びの相手をしてくれたりと、そんな優しかった姉の思い出だけしかありません。
 泣いている私の手を握って幼稚園に連れて行ってくれたこともありました。
 幼稚園が終わる頃には、学校帰りの姉が迎えに来てくれていました。
 異母姉弟と言っても、今までそのようなことを気にした事はないし、これからもそうでしょう。
 姉は姉、優しい姉でしかありません。
 その姉からもらった万年筆だからいつも近くにおいています。宝物、なのです。


 





         




2007年4月5日(木)
   「犬のプラズマ細胞って何!?」 

 我が家のノーテンキ犬、セーラの右足の付け根に出来たゴルフボール大のデキモノ。
 2週間ほど病院に通っていましたが、薬を飲んでも、中の水を抜いても、プリプリとはち切れそうな丸いデキモノは無くなりません。
 いったい何の病気かと思っていたら、検査の結果が出たと病院から電話が来ました。
 それが・・・
 



 え〜、何ですか、その病名っ!?










 リンパ球性プラズマ細胞性膝関節炎って。


 何????
 初めて聞きました。いったい何でしょう。
 妻に至っては「プラズマテレビなら知っていたけど」と言う始末。
 ネットで調べても良く分かりません。興味ある人はこちらを参照してください→リンパ球性プラズマ細胞性膝関節炎
 
 病名が分かったので、今日、妻がセーラを再び病院に連れて行きます。
 どのような治療になるのか分かりませんが、早く治って欲しいものです。

            
   「屋久島のお父さん、私が病気のとき、どうしていないのですか。帰ってきて下さい。手術になったら怖いです。ピー」



 ところで、先日の日記に書いた、ヘリで救助された山岳遭難者が「なぜ、もっと早く助けに来てくれなかったのですか。」と言った件ですが、その女性からお礼の手紙が来ました。
 その中には、救助された時に言ったような言葉は一切ありませんでした。
 死ぬかもしれないと思っているときに助けてもらって、本当にお世話になりましたと、そのようなことが書かれていました。
 冷静になって考えたのでしょうか。

 お礼の手紙が来たことを、ヘリから降下し彼女を抱いて引き上げた同僚に話したら、にこっと笑顔を見せました。
 
 












2007年4月3日(火)
   「誘惑に勝てなかったシロ&セーラの病気」 

 避妊手術をした一昨日の夜からどこかに行ってしまったシロ。
 昨日は夕方になって姿を見せませんでした。
 動物病院の先生が「数日は警戒するでしょうね。」と言っていましたが、そのとおりのようです。
 
 しかし、お腹が空いたらしく、昨日の夜になって、ひょっこりと帰ってきました。
 でも、私を見る目は明らかに警戒しています。一定の距離以上は近づいて来ません。今までと違います。
 しかし、フードを出したら近づいて来ました。餌には勝てないようです。
 ガツガツ食べましたから、よっぽどお腹が空いていたのでしょう。
 
 その隙に捕まえてお腹の手術部位を見てみたら、特に問題はありませんでした。ちょっと心配していたのでひとまず安心です。
  
  
 シロはこのままいけば大丈夫のようですが、もう一つ心配事があります。
 セーラの右足の付け根にゴルフボール大のできものが出来て、それがなかなか治らないのです。既に2週間。
 今日も妻が病院に連れて行き、注射器でできものの中の水を抜く治療を受けました。
 白血球、赤血球等には以上はないとのことで、原因はよく分かりませんが、このような大型犬に多い症状だそうです。
 このような、というのは、歩き方が固い大型犬だそうです。よく分かりませんが、先生が長年見てきた症例からの話とのこと。
 ドーベルマンは歩き方が固いのでしょうね。力強いと言われれば、そうかも。
 ちなみにスタンダードプードルでは見たことはないとのことでした。それはそうでしょう、リリーの歩調は流れるような美しさですから。
 いやはや親ばかです(笑))
 

          
      一昨日、シロの手術が終わるのを待つ間に撮ったツツジ。すっかり春です。
                       クリック→拡大画像













2007年4月2日(月)
   「避妊手術は無事に終了」

 昨日、庭猫のシロの避妊手術を無事に終えました。

 午後2時に手術室で麻酔を打たれてから手術。
 3時半にシロを連れて病院を出ました。
 もちろんシロはまだ麻酔が効いていて、帰りの車の中でもぐっすり眠っていました。
 家に帰ってもピクリともせず、心配で何回も呼吸をしているか確かめました。
 
 午後6時に、目を少し開け、頭を動ちょっとだけ動かしましたが、それ以上はまだ動けません。
 午後7時になって、フラフラと立ち上がったものの、2〜3歩歩いては倒れる、その繰り返し。かなり麻酔が残っているようです。
 その後は再び横になって寝ていました。
  
 ところが、午後11時に、暑かったために開けていたガラス戸から、突然外にダーと走って飛び出し、そのままどこかへ。
 今朝になっても帰ってきませんが、あの元気からすれば、麻酔からはすっかり覚めていたと思います。 

 動物病院の先生が「数日は警戒するでしょうね。」と言ってましたから、もしかすれば、しばらく姿を現さないかも知れません。 
 

     
 家に戻ったときのシロ。手術の痕が痛々しい。「塗る包帯をしてあります」と先生が言ってたけど、へぇ〜、そんなのがあるんだ。
  

      
 まだ眠ったままのシロに「お母さん、遊ぼう」と寄ってきたボク。少しも心配をしていません(笑)

















2007年4月1日(日)
   「避妊手術をすることに決めました」

 1年前、屋久島に単身赴任で来たときに、庭に住み着いていたのが猫のシロ。 
 シロは雌猫です。その年の7月には子猫を生みました。
 これからも生んでいきます。
 しかし、野良猫の運命は厳しいものがあります。できれば避妊した方がいいというアドバイスを始め、昨年から、色々な人達から色々なアドバイスをいただいてきました。
 避妊した方が良いという思いと同時に、野良猫とはいえ、種の継承を簡単に断ち切っていいのだろうかとの思いがあって、これまで避妊手術をしませんでした。
  
 でも、今年も子猫を生む時期が来ます。
 それを考えれば、シロの避妊手術を決めるタイムリミットは今です。今が決断の時。
 改めてどうするか考えていたところ、それを見透かされたように、ぷーままさんから「さっさと決めなさい」と背中をポンと押されました(笑)

 今日、これからシロを連れて動物病院に行って来ます。
  
        
 庭猫のシロ。横になっているのはシロの子のボク。のんびりと庭でくつろいでいる姿だけで、人に安らぎを与えてくれます。
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