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あいさつ
悠々庵花ごよみは、介護の仕事がしたいという熱い思いを持った数人が集まり、平成16年10月に開設しました。全てが手探り状態の1年目を経て、ようやく今年で開設4年目を迎えました。地域の皆様方、関係各機関の皆様方には、たくさんのご協力ご支援をいただきまして、心から感謝申し上げます。
「花ごよみ」は、おおよそ集団生活が無理な方々の共同生活の場であり、一つ屋根の下で9人が家族のように暮らしている「家」となっています。自分の部屋に戻る時は「おらの家(え)さ行く」と言って戻り、1号棟2号棟はそれぞれ「となりの家(え)」であり、北側のTさん宅は「うしろの家(え)」で、西側のSさん宅は「むかいの家(え)」です。回覧板は、「うしろの家(え)」から来て、「むかいの家(え)」に持って行く・・・・という何気ない日常と、「隣組の家(え)」というたたずまいを味わってもらえるよう、今後もずっと支援していきたいと思っています。
人生をライフステージで表現するなら、入居者の皆様方のラストステージに登場するのが「ここの家」になる訳です。利用者自身が自分の生きる意味と、存在する価値を見つけようとする、その過程に関わり合う私どもスタッフの役割はたいへん重いものがあります。と同時に、最大の魅力もそこにあると思います。また、介護には介護者自身の信念や思いが強く反映されます。様々な観点から自分の生き方をチェックして、自らを高める為の自己研鑽が求められると思います。介護は自分自身も成長しながら、関わっていける素晴らしい仕事だと思っています。
平成19年9月25日
管理者 伊藤テル子 |
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