ライフル射撃競技関係Q&A 54   戻る このページは過去のQ&Aでございますです。

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Sのグリップ くるみ  2007年4月17日(火) 10:11
ARでのグリップの握りの強さの基準はどのようなものでしょうか? 私の場合はしっかり握らないと銃が離れていくのでそうしていますが、先輩達から力が入っているとの指摘を受けています。よろしくお願いします。

    2007年4月18日(水) 17:13
しっかり握っても弱く握ってもスムーズに人差し指が動けばよいと思います。標準的には”おーいお茶”500mlのペットボトルが持ち上がる程度の力以下でしょう。”午後の紅茶”でもいいです。握り方としては手だけが握力を発揮するというよりも右腕の重さを利用してグリップするといった感じでしょうか。

握ることによって銃を支持したり銃口の方向を決めたりすることはよくありません。ご質問のように握らないと銃が離れていったり、バップレが外れていく場合はポジションか銃(多くの場合はサイズ)に問題を含むものと想像できます。
ポジションとしては骨格サポートの良し悪しが、サイズとしては主にストックの長さが問題になると思われます。木のストックの場合はグリップから後ろの縦のサイズや形状も研究する必用があるかもしれません。(体格によります)

 ベディングネジ 2013  2007年4月17日(火) 7:59
プローンで570点台です。
2013の木ストックを使用しています。
ベディングネジが4箇所ありますが現在はトルクレンチを持っていないので純正の長いL型レンチを使っています。銃の自重で締め付けるようですが、なんとなく4箇所が均等でない気がするのでとりあえず手で更に目一杯締め付けています。
この部分の締め付けの良し悪しは弾着にどの程度影響するものなのでしょうか。

    2007年4月18日(水) 17:04
》とりあえず手で更に目一杯締め付けています。

20xxアクションがストックにはまる部分に位置決めの十字の金具が埋め込まれていますが、側面はともかくアクションの底がこの金具に接触するとアクションに外圧がいびつに加わりよろしくありません。目いっぱい締め付けたり、そのまま放置すると木部が縮みアクションの底と金具が強く接触したりするようになる恐れがありますので、やめた方がいいですよ。付属レンチで銃の自重で締めることをお奨めします…4-5nM当たりでしまると想像します…「更に目いっぱい」だと下手すると倍近いトルクがかかっているかもしれませんです。

》この部分の締め付けの良し悪しは弾着にどの程度影響するものなのでしょうか。

実験しないとわかりません。適正範囲のトルクで、大中小の3種類で締めて反動が良いところで決めて良いと思います。

 延長スリーブ 遠近両用めがね  2007年4月12日(木) 21:20
銃身長(照準距離)を延長するスリーブの、利点と欠点について教えてください。

昨年、ベテランのP60(ほとんどの方が50歳以上と思われる)の試合と、同時に行われていた、学生の合宿のを見て気がついたのですが、ベテラン方の延長スリーブの使用が目立ちました、それに対し、学生は、ノーマルだったように記憶しております。

たまたま、若い人たちに、延長スリーブを使っている人がいなかっただけで、延長スリーブ自体はスタンダードなものなのでしょうか?
(例 AR立射で使う、バウM700のように、標準装備になっているものがあるが、どうなんでしょう?)

延長スリーブを選ぶ理由が、年齢的なものであるならば、これは視覚的、肉体的なもの(老眼等)が、延長スリーブを選ぶ理由なのでしょうか?
他にはどんな理由があるのでしょうか?
また、据銃能力が、低いものが、延長スリーブをつけると、弊害はどんなものが考えられるでしょうか?
たとえば、3姿勢、AR立射等、、

    2007年4月13日(金) 23:09
スリーブは1980年台後半から使われ始め1990年代では現在より多くの選手が使用していました。現在の使用者の多くは加齢による視力に係る問題解決の目的が大きいのですが、そのほかにもパーフォーマンスにとって有利な点があります。
まず、照準の精度が上がるという点ですが、銃が止まっていないものにとっては正照準を認識する時間が僅かになり撃発が困難になり反面性があります。
銃の重量が増すので感性により銃口の動きの速度が低下し、さらに反動も小さくなりますがボーンサポートの未熟な人にとっては不利に作用します。
SBの場合銃口に火薬のカーボンが付着しますので毎回ふき取る必要がありますが、スリーブの着脱によるサイトの変化は覚悟しなければなりません。装着が不良の場合の着弾変化の危険も冒す必要があります。
上級者のレベルでは弾丸の選択に難しさを感じる場合があります。
上記のようなスリーブの有無による特性を天秤にかけて使用の可否を決定します。

尚ARではメカニズムの全長が850mm以下と決められていますのでスリーブにも限度があり、付属のスリーブでも規定位置より前方に装着すると規則違反になります。据銃能力の低い人は立射では使えないでしょう…照準映像が動きをよりはっきりと捉えるので撃てるタイミングがなくなってしまい、撃発不良を頻発させるかもしれません。

  遠近両用めがね  2007年4月15日(日) 1:39
ぐさま、ありがとうございます。

昨年より、日常生活で、遠近両用めがねを使うようになりました(笑)

>「照準映像が動きをよりはっきりと捉えるので撃てるタイミングがなくなってしまい、撃発不良を頻発させるかもしれません。」

確かに、現在のパフォーマンスでは、攻撃的撃発をしないと、試合時間いっぱいになってしまいます。

揺れについては、ボーンサポートの未熟か、銃が、体の中心線から離れていないかを、毎回、注意して練習をして見たいと思います。

    2007年4月15日(日) 21:16
スリーブをつけることによってバランスが良くなるけれど、照準が精密すぎてガク引きが出たりする場合、フロントグローブをスリーブの銃口から遠い側に装着する手もありますよ…

 手袋   2007年4月15日(日) 10:15
最近、Pを撃っていると手の平が「ジンジン」と痛くなり、長く続けられません。私の持っている規則集(99年度)ですと、射撃グローブについては「厚さは手の平と甲の部分を重ねて12mmまで」という記述ぐらいしかありません。
お店では射撃用のインナーグローブみたいな物が売られているようですが、
インナー手袋みたいな物はどの程度の厚みまで許可されるのでしょうか?

    2007年4月15日(日) 18:11
》インナー手袋みたいな物はどの程度の厚みまで許可されるのでしょうか?

外側の射撃用グローブと重ね合わせ、直径3cmの円盤に5kgの圧力をかけた状態で計測して12mmまで許されます。

 銃選び トトロ  2007年4月13日(金) 14:49
始めまして、楽しくBBS拝見させて頂いております。

私は今までトラップのみ(狩猟許可はっ取っていません)を10数年していたのですが、おもちゃのライフルを購入して以来精密射撃にはまってしまいました。
そこで どうせするならと思い、地元のエアライフル射撃場へ行き、協会への入会方法や用意する物など 色々意見を聞いてきました。 しかし、肝心の銃選びが決りません。
「何でも余り変わらないが、やっぱり自分に合っている物」とエアライフル初心者の私には抽象的すぎてわかりません。
私の中での候補として
@ アンシュッツ 9003プレミアム
A ファインベルクバウ モデル700アルミストック
の順番なのですが(理由は見た目のみ)、両銃とも特徴や長所、短所など全く解りません。 ぶしつけながら 何方かアドバイスを頂けると幸いです。
宜しくお願いいたします。

    2007年4月13日(金) 23:31
》私の中での候補として@ アンシュッツ 9003プレミアム A ファインベルクバウ モデル700アルミストックの順番なのですが(理由は見た目のみ)…

正しい選択方法だと思いますよ。トラップ銃でブロかベレッタかといった議論とは若干趣旨が違い、ARでは精度が問題になりますが、両者ともオリンピックで使用するには必用充分で、細かい精度の比較はモデルではなく個体ごとの話になります。

》「何でも余り変わらないが、やっぱり自分に合っている物」とエアライフル初心者の私には抽象的すぎてわかりません。

そりゃそうでしょうね。しかしそれは正直な意見です。分解すると、

トラップガンのベントの深さや先台の形状といった要素は現在の競技用ARではすべて調整できますので、アンシュッツ-ファインベルクバウの問題よりどう使うかがより大きな問題となります。その意味ではあまり変わらないという言い方は正解です。 一方自分にあった銃というのはかなり無責任な言い方で経験による相性を表現したものだと思われます。ほとんど10点に入る上級者では調節を施してもファインベルクバウはどうしても銃が体から離れるとか、アンシュッツは細かい揺れが止まらないとか(あくまでも仮の話です、事実ではないです)いった議論は行いますが、その多くの場合で、例えばフォアエンド(先台に相当する)の角度を3度ほど振るとまったく違った意見が出たりするものです…つまり相当うまくならないと相性的な話は当てにならないということです。
両者の長所短所は技術的な意味では明言は不可能だと思いますよ…どちらも良いですから。強いてあげれば値段の差でしょうか…それからどちらもオリンピックモデルとして充分ですが、ご質問の状況では、それぞれのモデルの宣伝文句はお互いに必要条件を満たした上での付け足しに近いと考えて差し支えありません。見た目で選ぶというのは理論的だと思いますよ。

  トトロ  2007年4月14日(土) 9:00
ぐ様、早速の解答有難う御座います。

これから始めようとする私にも分かりやすく非常に参考になりました。

本当に、有難う御座いました。

  miz  2007年4月10日(火) 15:34
1.クルトの緑のスリングのバックルの位置を調整するためにねじ止めの個所を移動する時に注意する点はどのようなところでしょうか?
2.ニーリングロールの中身にはプラスティックの小片(再生原料)が良いとのことですが、手に入らない場合の代替品で良い物はどのようなものでしょうか?また注意点はありますか?
よろしくお願いします。

    2007年4月12日(木) 0:28
1 写真の黄色い部分(A)をねじ1を外して切って短くすれば左手首付近にあるバックルを腕の近くに下げることができますが、ねじ2も外して調節する場合、スリングの腕に巻く部分=カーフ、の直径をを小さくしすぎると(滑り止めが付いていて扇状にできているパーツ=赤三角印)スリングの底が腕の裏にきれいに当たらなくなる可能性があります。スリングのカーフの底がスリングを張った際スリングの出る方向の真反対の位置にあるように注意してください。
写真下左はスリングの底がきれいに当てっている状態で、下右はスリングの底の肩に近い部分が腕から浮き上がっています。右のような状態では射撃を進めていくうちにスリングの位置が変化しやすくお奨めできません。 スリングの腕に巻いた部分での滑りを防ごうと思うあまり、過度に小さくすると腕からスリングが折れて出て行くようになります…これは論外に近いです…

下左の写真でも、スリングが腕から出る部分の三角形を見るとカーフの大きさでは小さい方の限度くらいでしょう。もう少し大きい方が上腕二頭筋への圧力が小さくなってベターかもしれません。

2 プラスチック・チップが手に入らなければ穀物類が推奨されます。重いです…。 ロールの高さは中身の多寡で調整できますが、座った際にロールは体重を受けてぱんぱんに張った状態で無ければならないので、ロール本体の大きさで調整範囲は違ってきます。大きなロールで中身が極端に少ないと座っても固定感が得られませんので、その場合小さい直径のロールが必用です。

  目標1120点  2007年4月8日(日) 8:46
SBの立射のとき左手で握る持ち方をする場合の注意点をお教えください。またARのように保持する場合との違いや優劣はあるのでしょうか?

    2007年4月8日(日) 16:19
》左手で握る持ち方をする場合の注意点をお教えください。

銃の重量が指や手のひらに係るのではなく、手首に直接伝達されるように使ってください。手首をこねるような形で銃口の方向を決めないようにしてください。

》ARのように保持する場合との違いや優劣はあるのでしょうか?

現在の銃の重量は以前に比べ相当軽量になっていますので、ほとんどの射手が左手の形としてはARと同様の保持方法を採用しています。フォアエンドの高さが20cmまで許されますので(ARは9cm)、その分重量を骨盤に伝えやすく、また銃の重量をフックで支持できますので、上体の反り返りも小さくなりARの据銃より理想に近い保持が可能になると思われます。
パームレスト(写真)の使用の不利な点はありませんが、わざわざARと骨格構造の形状を変える必要もなく、現在ではほとんど使われていません。(まだ売ってる?)

  風来坊  2007年4月9日(月) 13:09
写真にあるようにパームレストに手の形を細工してもOKなんですか?

    2007年4月9日(月) 23:08
50mライフルではフォアエンド、パームレスト、グリップのいずれの個所にも、人工的に支持力を増さない限り手の形や滑り止めの加工をしても構いません。

 スコープ P70  2007年4月7日(土) 22:49
検索しましたら、ぐ様のサイトの過去ログだけヒットしまして
メーカーにも見放され困っています。

先日知人からスコープを貰ったんですけど
メーカー:コーワ
型番等不明
本体のレンズが60mmで
接眼レンズはφ60 25× φ50 20×
と書いてあります。

凄く古いものです。
外装はザラザラの緑のやつです。
よく射場で見かける古いタイプ

このままでは50mで使うにはちょっと小さいので
接眼レンズを変えたいと思っているんですけど
まだコレにつけられる接眼レンズなんて売っているのでしょうか?

ボロボロならあきらめるんですけど
レンズも本体にも当たりもないピカピカなスコープなんで
出来たら使いたいと思ってます。

宜しくお願いします。

    2007年4月8日(日) 16:06
写真のものなら興和TS-1というモデル(旧型)で(直視型はTS-2だったかな?)、1960-80年代に世界中の射撃界で使われていたモデルです。1964年の東京オリンピックで装備されて以降世界NO1の射撃用スコープとして輸出されていました。バードウォッチングなんかほとんど誰もやってませんでしたので30年以上モデルチェンジしませんでした…(研究者の装備だった)

》コレにつけられる接眼レンズなんて売っているのでしょうか?

(聞かれても答えられませんけど)さて、アイピースですがモデルチェンジして20年近いですので無いかもしれませんね。銃砲店の倉庫に転がっているかも知れませんので問い合わせてみたらどうでしょう。 それと25倍で不十分ですか?明るくて良いと思いますけど。

 新しいもの。。 山ちゃん  2007年4月6日(金) 0:15
射撃を始めて以来、ながらくバウの600を使用してましたが、
今回思い切ってバウの新しいものを買ってみました。。。。
立ち撃ちまではなんとか撃ててよかったのですが、
いざ、伏射や膝撃をしようとすると、よくみたらSBみたいに、
カマボコ板が着いているじゃありませんか。(しかも私にとって微妙な長さ)
以前は平べったいものだったので、問題なくやってましたが、
この銃では、みなさんどうされてるんでしょうか?
よかったら教えて頂けましたら、ありがたいです。

現在、横文字で書かれた説明書を読破すべく、必死のパッチですが、
遅々として進捗しませんです。。


    2007年4月6日(金) 10:58
アルミストックの空気銃は伏射や膝射のことは設計思想に含まれていませんので、伏射が撃てるようにはなっておらず、一般に伏射で使用する場合はフォアエンド(かまぼこ板)をはずして使用します。また、スリングレールのついたかまぼこ板を調達して使用しても構いません。(フォアエンドの高さ9cmには注意)

だそく:誰も気が付いていませんが…ARの3Pでは伏射と立射ではカマボコ板の脱着が必要でこれはルールに反しますよね(国内規定の制定が必要)…国体のPとSの組み合わせの用具検査も同様ですが、気にしてはいけません。慣用規則ということですね。

  山ちゃん  2007年4月6日(金) 22:22
早速のアドバイスありがとうございます。

>ARの3Pでは伏射と立射ではカマボコ板の脱着が必要でこれはルールに反しますよね

この点が、一番気になっておりまして、どうしたもんかと悩んでおり
ました。カマボコの裏にもレールが着いており、ここにハンドストップを
無理からつけて構えてみようかと努力してみたりしましたが、さっぱり
さんでしたので。。
しかしまあ、伏射のポンピングがしんどいから、という安直な理由で
圧縮空気のものを購入したのに、はなから設計思想に入ってないとは、
こりゃまたうっかりさんでした。

また、よろしくお願いいたします。

    2007年4月7日(土) 10:20
アルミストックのSBの場合でも、背の小さい女子などは伏射の際にスリングが銃に触れるのを避けるためにカマボコにスリング止めをつけたりしますので、考えられることです。(しないですむ場合はしないほうが良いと思いますが)

》伏射のポンピングがしんどいから、という安直な理由で圧縮空気のものを購入したのに…

安直というより正しい選択だと思いますよ。5点以上伸びる感じがしますが…(597の人は3点しか伸びませんけど)

 スーチャックコーチの思い出あれこれ… ぐうたら真理教  2007年4月3日(火) 1:20
 ライフルスポーツ363号(2007/2)に宮城県協会の方が寄稿したスーチャックコーチの指導レポートが掲載されていました。
 
 文中で筆者氏は「理解できないところは遠慮無くお電話ください」とおっしゃっておりますが、招聘元である日ラの競技者育成プログラム委員会や岸高委員長に於いては、スーチャックコーチの指導や講義の記録を一般会員に公開するような予定はあるのでしょうか?

 又、現在招聘しているドシャノフコーチの指導や講義の記録も、同様に一般会員向けの開示を行う予定はあるのでしょうか?

 ライスポのバックナンバーに頻出する「アグネスコーチ」という方は、スーチャック夫人のラズローネさんと同一人物なのでしょうか?

    2007年4月3日(火) 9:55
》スーチャックコーチの指導や講義の記録…

無責任発言の類ですが:協会にそんなもの無いと思います。日本人のサポート(研修)つけろと言っても無駄だったし…すーさんのプレゼンファイルの日本語版は私が作りましたが…聞かれても答えようがありませんです。

》ドシャノフコーチの指導や講義の記録も、同様に一般会員向けの開示を行う予定はあるのでしょうか?

I would rather not to say.

》スーチャック夫人のラズローネさんと同一人物なのでしょうか?

そうです。ハンガリーではラズローさんの奥さんという意味で、夫の名前に”ネ”をつけるんだとすーさんが言ってましたよ。

  ぐうたら真理教  2007年4月4日(水) 1:16
>>すーさんのプレゼンファイルの日本語版は私が作りましたが…

それは現在閲覧できるものなのでしょうか?

    2007年4月4日(水) 15:04
本人の許諾が無いので雰囲気だけ。(といっても説明用のスライドでどうと言うことはないですが)

http://www11.plala.or.jp/guutara/archives/images/suczak_3-pos%20shooting_japanese.pdf

http://www11.plala.or.jp/guutara/archives/images/suczak_Standing%20Position_japanese.pdf

こういうのも残ってましたので:

http://www11.plala.or.jp/guutara/html/kyousitu/homeroom/suczak.htm
ラズロースーチャック講習会の質疑応答メモ(2004年)

 と、言うと 漏シューター  2007年4月3日(火) 20:31
なにも残ってないということですか?

    2007年4月4日(水) 0:25
物質的なものは…人は残ってますから期待してますが。

 銃の止まり きょん  2007年4月1日(日) 22:41
ARをはじめて2年たちようやくなんとか95点は割らなくなってきました。上級の射手たちはSで銃口が10点圏で止まっているものなのでしょうか?それともゆっくりと10点圏を通過するので10点を確実に捉えることができるのでしょうか?

    2007年4月2日(月) 23:48
》上級の射手たちはSで銃口が10点圏で止まっているものなのでしょうか?

銃口の揺れには2種類の揺れが考えられますが、

1: いわゆる銃の方向性という意味での動きでは撃発直前はX圏でほぼ静止しています。その状態を維持できる時間の長短が上手下手の基本的な要件となりますが、長く維持することは技術的に良くないです。
2: 静止技術やリラックス能力が主役となる小刻みな動きという意味では多くの場合1点圏の半分以下の大きさまでコントロールしています。(小刻みな動きはおおむね5-6HZ程度です)

上級者の連続した射撃の銃口の揺れを参考にしてください。(編集してあります=等倍速です)

http://www11.plala.or.jp/guutara/images/mpeg/ar_hold.wmv

尚上記の状態に至るまでは動いてますよ…撃発直前の状態を表示してます。

》それともゆっくりと10点圏を通過するので10点を確実に捉えることができるのでしょうか?

そのような撃発は銃口が常に小刻みに震えますから照準の中心が移動する射撃では現在の100点を求める上級者の射撃についてはもはや通用しにくくなっています。一般に上級者はセンターに銃口を止めるか、もしくはセンターで銃口が安定した瞬間に撃発しています。しかし97-8点のレベルに達する以前は10点に入りそうなときに積極的に撃発することが良いと思いますよ。

 引き金が引けない ガチガチ  2007年3月30日(金) 13:33
ARの立射でチャンスの時引き金が引けません。引けないというより加圧しているつもりがなかなか落ちず、チャンスを逸してしまいます。ただ素直に引けばいいのに・・恐らく恐怖心?とか迷いのようなものが指の加圧を止めているのだと思うのですが・・優秀な射手はほとんど無意識に引き金を引くとの事ですが、なにかコツや良い練習方法はありませんでしょうか。引き金は遊びを無くしています。ぐ様の解説で関節を回転させるイメージとありますが。
トリガーの位置なども色々影響しますでしょうか。ちなみにシューは右斜め45度に向けていますがダメでしょうか。(指の腹がぴったり付くので・・しかし遠すぎますか)

    2007年3月31日(土) 16:15
引金は銃の静止状況に応じてうまく引けたりそうでなかったりするものですが、銃の静止が良くても引けない人もいます。またトレーニングではうまく引けても試合になると指が固くなってしまう場合もあります。

引金の引きのトレーニングでは、白紙標的で据銃後、銃口の静止とともに指の加圧を漸増させていく練習が必要ですが、一方9点以下を撃つリスクは積極的に犯していく必要もあります。多くの人は10点がよくてそれ以外はダメという評価をしますが、技術的にはスムーズに指が動いてそのままフォロースルーができれば良し、という評価をした方が技術的にははるかに健全と考えます。

10点9点といった人為的なラインに支配されるのではなく、銃口の静止が良好な間にスムーズに指が動けば良しといった評価を固めて射撃を行ってください。そういう撃発ができれば、トレーニングを進めていく中での銃のコントロール能力の向上に応じて、着弾のグループが良くなっていくという仮設(目標)が現実のものとなると思われます。

》シューは右斜め45度に向けていますがダメでしょうか。

あまり良くないと答えさせて下さい…シューを近づけて真後ろに引いたほうが良いと思います。これは統計的なことで(経験的なこと)、斜めに引いてトップに行った人は稀だからです。現在のARは引金が軽いので絶対的にダメという論拠は弱くなっていますが、引金調整によっては不慮発射の原因になる可能性もあります。人差し指の第3節がグリップに触っている状態で斜めに引いている場合は良くないと断言できます。

<参考>  シューをレールに対して前後逆さにつけることによって引金が近くなる場合もあります。=写真、左:斜め引き 右:シューの付け替え後

 ありがとうございました。 ガチガチ  2007年3月31日(土) 19:23
ぐ様ありがとうございました。
トレーニング方法、シューの調整共に物凄く参考になりました。
早速明日からトレーニングとシューの修正をしようと思います。

  べろんちょ  2007年3月26日(月) 17:24
SBの銃身ですが、鉛の付着量がすごくて銅ブラシを2,3回通した程度では
まったく落ちません。
光に照らしながら覗くとチャンバーのすぐ前あたりはライフリングが角張って見えないほどです。
具合が悪くなってしまったのでしょうか。

    2007年3月27日(火) 21:36
》鉛の付着量がすごくて銅ブラシを2,3回通した程度ではまったく落ちません。

普通です。何10回の単位でブラシを通しても完全には落ちませんし、完全に落とす必用はありません。強力なソルベントや、ボアクリーナーを使用すれば落ちますが、必要ありませんです。

》光に照らしながら覗くとチャンバーのすぐ前あたりはライフリングが角張って見えないほどです。具合が悪くなってしまったのでしょうか。

ライフルの山と谷にかけて鉛が付着しますので角張って見えなくても普通です。おかしくはありません。心配ならブラシを3-50回通して何回もソルベントをふき取ることを繰り返した後観察してください。目視でわかるほど薬室前部(特に6時方向)に影が出ていたり、ライフリングが薄くなっていたりするようですと余命僅かです。(それでも当たるようですと直ちに交換するという結論にはなりません)これをやった後何発か、もしくは何10発かは、98点しか出ない等,当たりが悪くなる場合がありますが、銃身寿命が残っていれば元に戻ります。 

  チャンプ る  2007年3月26日(月) 11:39
ジャケットの堅さの検査についてですが、先日の試合で2ヶ所の計測がありました。計測される場所は規則で決められているのでしょうか。

    2007年3月27日(火) 21:23
》計測される場所は規則で決められているのでしょうか。

ジャケット・ズボンの特定部位の固さが決められているのではなく素材の固さを問題としていますので、平面が出ている部分(計測可能な部分)のすべてで要求値を満たすことが求められます。裏地を短冊状に切って固さをパスした場合でも、短冊にしたことによって厚さが2.5mmを超えるようですとそのジャケットはつかえません。

日本では実施を見送られていますが、ISSF競技会では一度公式の用具検査を受けると証明書が発行され、以後の検査を受ける義務はなくなります。その検査の際の測定個所は図のようなところをすべて測定するようになっています。

  学連射手  2007年3月22日(木) 19:29
今年は国体予選に出場してみたいんですが、地元の県ラに入会しないと出られないんでしょうか?

    2007年3月22日(木) 22:01
国民体育大会の開催基準要項のなかの参加資格の条項に:
「各競技の選手及び監督は、参加都道府県の当該競技団体会長及び体育協会会長が代表として認めた者であること」
「都道府県大会等に参加し、これを通過した者であること」
とありますので文面上はともかく実態として地元の県ラ会員である必用がありますね。(日ラ登録は学連から行っているので県だけの会員になるのが通常です)

地元とは次のことを言います;(成年種別の所属都道府県)
1 居住地を示す現住所
2 勤務地(大学の所在地は含まれません=勤労学生以外は関係ない…勤労学生:懐かしい響きじゃな)
3 ふるさと
(1 2 3 の中から選択します)
”ふるさと”とは卒業中学校または卒業高等学校のいずれかの所在地が属する都道府県で、”ふるさと”を選択する場合は事前登録が必要です。(県ラ-県体協が日本体育協会に対し登録申請する)

 ユニバーシアード 古OB  2007年3月20日(火) 21:11
久々に学連のHPを覗いてみたらユニバーシアードの選考会の実施とありましたが、ユニバーシアードに射撃が採用されたのですか?

    2007年3月21日(水) 19:05
2年毎に開催されるユニバーシアードの実施競技はコンパルソリー(必須種目)と開催地が3種目まで選択できるオプショナルで構成されますが、今年のユニバーに開催国のタイが射撃を選択したということです。ユニバー史上初めてのことです。

ちなみにコンパルソリー種目(夏季大会)は;
陸上、バスケットボール、フェンシング、サッカー、体操、水泳、飛び込み、水球、テニス、バレーボール・・・です。

 スリングが当たるんです・・・× 名前(必須)  2007年3月20日(火) 15:01
私は小柄なのでPのときスリングの金具が引金に触れてしまいます。ルール違反に相当することは知っておりどうやっても直らないので困っていますが、何か解決法があればお教えください。

    2007年3月21日(水) 18:57
スリングがトリガーガード等に触れると伏射姿勢が成立しませんのですぐに改良しなければいけませんね。

姿勢がよければ金具(バックル)の位置を移動する工夫をしてください。クルトなどのスリングではねじの位置の変更とスリングの一部を短くしたりすることで金具の位置の変更が可能です。手首にバックルが当たる場合にもこの方法で調整します。バックルの位置調整が不可能な場合はそのスリングは今の姿勢では使えないと考えてよいでしょう。

一方、銃の床からの位置(高さ)が低い場合は銃そのものを並行に上げることも選択肢となります。現在の姿勢の銃の位置が低く、チークピースを上げて構えているような場合には比較的うまく行きます。フォアエンドのもう少し手前を保持しスリングを短くした上で銃口の高さをバットプレートで調整してください。

身長が低く、手も短い場合は銃が体に対して大きすぎる場合も想定できますが、この場合は伏射姿勢の理想を若干捨ててからだの角度を深く取り、やや横から銃を構えることも選択肢に入ります。この場合顔が前に突っ込むような姿勢になりますがルールをクリアするためには選択肢の一つとなります。身長160cm未満の方なら考えられることと思われます。(ベストな姿勢ではありませんので上の二つが成功しない場合の選択しとお考えください)

  きき  2007年3月18日(日) 16:53
ARの立射でグリップの右手にグローブの先端が触れているのですが、競技ルール並びに技術的に問題はあるでしょうか? 

    2007年3月19日(月) 9:27
まず技術的にはグリップの手はフリーの状態のほうがより安定した撃発が望めると思います。グローブの先端が右手に振れる場合はグローブの指先を切り取ることをお奨めします。(写真が限界あたりですが、この場合もトリガーガード回りに親指、人差し指がありますので指先を切り取った方が暴発事例の発生の可能性が低くなると思われます)

ルール的には以前は問題視されませんでしたが、昨年のISSFジュリー講習の先生は近年問題視されるようになり禁止する方向だそうです。(日本ではまだそんな話になってませんがヨーロッパの中国対策だと公言しておりました)またグリップは”左腕に托すような構造になってはならない”という理念上、左手をグリップの下において構えることは禁止されるとの解釈でした。かなり前ですが構わないと回答した気がするのですが、訂正させてください。すんません。

 まつげ? 細目  2007年3月17日(土) 8:58
先日SBでプローンを撃っていたら、リアサイトの視野にゴミのようなものが現れて標的がぼやけて困ったのですが、どうやら上瞼のまつげのようです。元々目が細く歳のため瞼が弛んできているので、ヘアバンドで額を若干上に引っ張ると改善されましたが、2〜3発撃つたびに戻ってしまうのでいっその事まつげを切ってしまおうかとも思ったのですが、例えばみっともないですがテープなどを顔に貼る事はルール上問題ありませんでしょうか?もしくはヘアバンドの内側に摩擦のあるゴム等を付けるとか。
顔の角度修正も行おうと考えていましたが、現状自分なりに調子が良いので見送っております。

    2007年3月19日(月) 9:16
》テープなどを顔に貼る事はルール上問題ありませんでしょうか?

ISSFの事例としては何人もありますので問題ないと思います。鼻腔を広げる鼻の頭に貼るテープも許可されてますので同類のケースと考えて良いと思われます。