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846-868

Q A
”ライフル射撃競技関係Q&A画像つきお答えページ(別窓)”の一番下にある試合風景の写真は陸上競技場で射撃していますが、こういうことはあるんですか?
おー
- Tuesday, May 31, 2005 at 09:17:43 (JST)


これは2002年世界選手権の50m射場の写真ですが、陸上競技場に仮設で設置されたものです。法律が許せばこのようなことは可能で、2−3の例はあります。ワールドカップの10mをビヤホールで実施したこともあります。
日本でも初期の国体では河原で仮設の射場を造成して行ったこともありますが、昭和30年代初めに空気銃が銃の仲間になってそういうことは少なくなりました。(わしはこの眼では見たこと無いで、聞いた話)


- Tuesday, May 31, 2005 at 22:21:22 (JST)
引き金のトリガーシューには取り替え用部品をはじめメーカーによって様々ですが、何か選択の基準というものはあるのでしょうか。
レインボウ
- Tuesday, May 31, 2005 at 12:22:42 (JST)
AR/SBの張力の軽い引き金を使用する限りトリガーシューの形状は好きに考えて差し支えないと思いますよ。つまり付いてきたやつで充分、交換するのも気は心程度の効果と考えます。重たいトリガーでは指先に当たる面積で圧感センサーの使用する数が設定され、ある程度の大きさや指先へのトリガーシューの食い込みが問題となる場合があります。
ついでですが、軽いトリガーで体格の問題からどうしても斜めに引かざるを得ない場合、かかりの量を極端に小さくすると特にアンシュッツでは落ちが不安定になる心配があります。女子なので指が短くやむ得ない場合は80-100g以上を推奨します。


- Tuesday, May 31, 2005 at 22:29:00 (JST)
照準線を延長する目的で取り付けるスリーブやハンマーシャーク等の火薬カスによる内側の汚れは着弾に影響したり、バラツキの原因になるのでしょうか?あるとしたら撃ち始めはいつも綺麗な状態がよろしいのでしょうか。
また銃口への取り付け時の締め付け力も影響がでるのでしょうか。

風太
千葉市動物公園 - Tuesday, May 31, 2005 at 13:47:29 (JST)

》照準線を延長する目的で取り付けるスリーブやハンマーシャーク等の火薬カスによる内側の汚れは着弾に影響したり、バラツキの原因になるのでしょうか?

話では影響するらしいですが、実感としては感じられません。スリーブ内のすすの付き方よりスリーブそのものの径や長さのほうが影響が大きいと思われます。
アンシュッツでは20xx発売当初は5000発に1回掃除してくれといってましたが、アンシュッツの技術屋は後で実はピカピカのほうが良いともらしてました。完成検査の試射を行うので実感としてそういったのだと思います。一般に職業的に練習する人は500-1000発で掃除してるようですよ。
またスリーブ内部より、銃口部に付着するすすのほうがもっと大きなメンテナンス上の問題としてあげられます。腐食しますのでなるべく早く銃口部のすすは取り除くようにしてください。銃口部に良質な防錆油を塗布するようにしてください。(といっても毎回スリーブをはずすとサイトが大きく狂うといった問題も生じますが)

》銃口への取り付け時の締め付け力も影響がでるのでしょうか。

ハンマーシャークは問題ありません。
26mmの銃身で内部に変形をきたし始める外部からの力(締め付けトルク)を昔計算してもらいましたが、1500kg/cm(うろ覚えで正確ではない)だったような気がします。アンシュッツのトルクレンチが壊れるほど締め付けても100k程度でしょうからまったく心配する必要はありません。影響の出るはるか以前にねじが壊れます。
バットフックについての質問です。
資料室のの2005年のルールを見ると、フックの左右の振りについては記述がありませんが、これは、いくら振ってもよいと考えてもいいのでしょうか?

ぺんぺん
- Thursday, June 02, 2005 at 15:21:27 (JST)
かつては上から見てフックの先端が銃腔軸線から5cm以上はなれたらあかんという規則がありましたが、現在ではフリーです。どうにでも振るなり曲げるなりしてください。
バットプレートからフックの先端までの直線距離は153mm、フックの外側のカーブは178mmに制限されてますので限度はありますが、フックが途中で曲がっていてもかまいません。


- Thursday, June 02, 2005 at 21:51:59 (JST)

よく試合前に練習はしない方が良いと聞きますが、経験数の少ない初心者でも当てはまるのでしょうか?
試合好き
- Friday, June 03, 2005 at 07:55:53 (JST)
程度問題ですが初心者・初級者は試合の前日でも練習されても良いと思いますよ。それらの人は試合そのものも練習の延長と考えるのが自然(勝ちに行けない)ですから、試合は将来の模擬試験のようなものと考えれば良いと思います。
ある程度技術的に確立してくると、試合直前の練習は心配事の確認だけに陥る可能性が高く、コントロールされるべきと考えます。試合直前の調整は試合をどういう撃ち方で攻めていくか、或いは10点の取り方の確認程度を目的とし、仮に矯正すべき点があるとしてもほとんど手遅れで、心配を強化するだけですのでむしろ自ら確立させた技術を発揮できるように再確認だけを目的としたほうが良いと思われます。直前の練習とは試合の2-3日前のことを意味してます。


- Friday, June 03, 2005 at 23:40:21 (JST)
Pではバップレをまっすぐ後ろ向きに、左右に振らずに使っていますが、SとKではかなり左に振ってセットしています。腕の付け根、胸寄りにバップレを当てようとしているためですが、上級者を見るとS、Kでもまっすぐにセットしている人が多い気がします。
まっすぐの方が良いのでしょうか?

CB
- Friday, June 03, 2005 at 22:28:09 (JST)
























詳しいお答えありがとうございます。
ただ、フックではなくバットプレート自体の事を伺いたかったのですが...。
ま、必ずしも真後ろに向ける必要は無いという事でよろしいでしょうか?

CB
- Sunday, June 05, 2005 at 23:31:57 (JST)
》Pではバップレをまっすぐ後ろ向きに、左右に振らずに使っていますが、SとKではかなり左に振ってセットしています。腕の付け根、胸寄りにバップレを当てようとしているためですが、

フックを左に振るとバットプレートは腕の方向に位置します。まっすぐだと比較的腕の付け根(肩峰)に位置します。=どちらでもいいですよ。
フックのもっとも大きな役目は銃の重量を支えることですが、フックは銃の重量のモメントを受けて脇の下の深いところにはまり込もうとします。写真(別窓)のような位置がフックが最もわきの下深くはまり込んだ状態ですが、この写真の状態からフックを左方向に大きく振るとフックはジャケットの右脇に強く当たり、反動が右上に出たりフックのジャケットとの当たりによる力が銃の上部(チーク側)に回転力として伝わり銃が体から逃げようとします。曲げすぎは良くないです。反対にフックを銃身にまっすぐな状態にするとフックが右腕にかかり、腕の上下の位置により銃口の狙点が大きく変化し、射撃が難しくなります。基本的にフックはわきの下深く当たる振り角度と形状(フックの深さ)を求めてください。
ついでですがバットプレートの当たる位置は調節としては3番目のことで、その点ARのバットプレートと違う点です。1番目が上述の脇の下へのフックの形状と振り角度、2番目がバットプレートの左右の並行移動による銃の体の銃身近くでの保持、3番目がバップレの肩に当たる様子(位置とバップレそのものの形状)です。バットプレートの底面はARのようなきついコンタクトは要求されません。(プラプラは駄目ですが)

》上級者を見るとS、Kでもまっすぐにセットしている人が多い気がします。まっすぐの方が良いのでしょうか?

そんなこと無いでしょう…。
立射のときの両肩の角度が弾道に平行に近い人は角度が深く、両肩が標的方向に回り気味に人は直線に近い人が多いです。(大きく回ってる人はいませんが)


- Friday, June 03, 2005 at 23:59:06 (JST)

反動が12時方向に出る限り、かまわないです。

- Monday, June 06, 2005 at 21:42:46 (JST)
教習銃の銃検に関して。誰が銃検を受けるるのが適当でしょうか?
また、1丁の教習銃を、複数の射手の方で、競技に参加されるケースもあるかと思いますが、その場合、各射手の方が検査を受ける際毎に、教習銃も銃検を受ける必要があるのでしょうか?

ご質問を編集させていただきました。ご了解ください。
- Wednesday, June 08, 2005 at 10:16:28 (JST)
》教習銃の銃検に関して。誰が銃検を受けるるのが適当でしょうか?

銃検は所持許可を受けている人が受けてください。物理的要件(銃の固定、所持者の射場内での所在)が満たされたときのみ、銃の所持は現実の使用者に移転しないと解釈されています。

》1丁の教習銃を、複数の射手の方で、競技に参加されるケースもあるかと思いますが、その場合、各射手の方が検査を受ける際毎に、教習銃も銃検を受ける必要があるのでしょうか?

銃の具体的検査(規格の合致など)は省略されるでしょうが、射手と銃番号を登録しますので必要はあると思いますよ。


- Wednesday, June 08, 2005 at 10:31:53 (JST)
練習に関して質問です。練習量が同じなのに上達力が個人差によって違うのは、どのスポーツでも言えることですが、射撃に関して上達力の差は、ひとことで言うなら、ズバリ!どう違うしょうか?

早く上手くなりたい。
- Thursday, June 09, 2005 at 08:10:29 (JST)
難問かも…
1発ごとに次に何をやるべきかに集中する能力の差でしょうか??


- Friday, June 10, 2005 at 12:41:41 (JST)
SBを所持して卒業したものですが、協会にはまだ所属していません。やはり早く所属したほうがいいでしょうか?
OB
- Thursday, June 09, 2005 at 11:51:26 (JST)
早く移籍してください。
SBの所持の目的は競技を行うことですが、所持の際の推薦書はそれを証明するものです。手続き的にはともかく、法の趣旨を常識的に理解すると、競技を行う意思がなくなったとき所持許可はその根拠を失うことになります。時間的な猶予は勘案されるとしても、なるべく早く世間から競技を行いうる状況と認められる状態になることを強くお奨めしますよ。


- Friday, June 10, 2005 at 12:48:59 (JST)
学連の伏射春期関東学生ライフル射撃選手権大会の成績表を見ると10位以下も順位が分かれていますが、規則が変わったんですか?
あれ
- Saturday, June 11, 2005 at 23:28:47 (JST)
はい変わりました。10位以下も同順位ではなくシリーズをさかのぼって並べるようになりました。同じ520点でもえらい520とえらくない520に分かれますが…どっちもえらくないことには変わりありませんです。

- Sunday, June 12, 2005 at 19:36:52 (JST)
SBの銃身の手入れとは別にボルトとアクションに油を差すときどのようなことに留意したらよいですか?
SB
- Sunday, June 12, 2005 at 11:33:47 (JST)
一般的にはボルトのカムとロッキングラグがはまるところにグリスを薄く塗ることと、ボルトの内面に潤滑油を少し入れることですが、ガンオイルだとごみを呼んでどろどろになったり、引き金ブロックに流れ込んでしまいますので”少量”塗ることが肝要です。
フィニッシュライン・テフロンドライ(商品名:写真下)などのドライルーブ(競技用自転車を売ってるところか、東急ハンズのようなとこで売ってる)はいいかもしれませんよ。私はトリフローというのをボルト内面に使用してますが優秀です。


- Sunday, June 12, 2005 at 19:51:35 (JST)

スリングを選ぶ要件はどのようなことでしょうか?またPとKとスリングを使い分けたほうが良いでしょうか?
スリング
- Monday, June 13, 2005 at 22:53:24 (JST)
》スリングを選ぶ要件はどのようなことでしょうか?

スリングはそれそのものよりいかに使用するかのほうが重要ですので私は何でもかまわないと思っています。とはいえ、固定感を求めるなら固いプラスティックのスリングが、手の痺れをほんの少し和らげるなら柔らかいタイプか皮製が良いのではないでしょうか。
皮は延びるから、とか微調整金具がいいから、といった選択法は本当にそう思う人なら理由になるでしょうが…。

》またPとKとスリングを使い分けたほうが良いでしょうか?

バックルで調整できますので無駄遣いと思います。


- Wednesday, June 15, 2005 at 22:15:59 (JST)
SBの銃身の薬室の前のほうに半円形のすじ状の傷があるのを発見しました。これはなんでしょうか?掃除の仕方が悪かったんでしょうか。

なんだ
- Wednesday, June 15, 2005 at 09:10:39 (JST)
はっきりとはいえませんが、エロージョンだと思います。エロージョンは高速の流体が金属面にぶつかったときに発生するもので、銃の場合発射ガスが相当し、通常ライフリングの始まる部分からライフルが消滅してゆきます。弾丸と銃腔との摩擦で生じるものではありません。ジャケット弾の大口径でも銃身精度の低下はエロージョンによるものがほとんどで、ライフリングの摩滅はあっても万分の1ミリ単位で精度劣化の原因としてはあまり考えられません。SBでも何10万発も撃てばエロージョンははっきりと観察できる場合があります。お尋ねのケースは何らかの原因でエロージョンがリング状に生じたか、ライフリングの始まりの部分に鉛がリング状に付着しているものと想像されます。
銃身寿命としては末期と考えられますが、当たっているならそのまま使用してもかまわないでしょう。ひょっとしたらブラシを使用したら当たりが悪くなるかもしれませんので、ごみを取るだけの簡単掃除のほうが良いかもしれません。(断言できませんが)
掃除の仕方は関係ないと思いますよ。


- Wednesday, June 15, 2005 at 22:27:21 (JST)


(200803 追記  写真の数字が入れ替わってます)
エアーを撃っていると知らず知らずのうちに足のつま先側に重心が行ってしまいます。上半身をそれば良いと思うのですが、射撃靴を変えれば改善できるでしょうか?
おっとっと
- Saturday, June 18, 2005 at 10:06:46 (JST)
基本的に立射の前後(背腹方向)のバランスは上半身の骨盤へののりかたで決定される要素が大きいので、多くの場合上半身の構成を工夫する必要があります。反り方をやや大きくするほか、銃を胸に近づけ感覚的には銃をあごの下に位置させることも修正候補に挙がると思われます。上半身がうまく骨盤の上に位置させられれば、上半身に力が入りだしてだんだん前に倒れてくることは減少します。脚に力を入れて姿勢を維持する働きは自覚的にはほとんどありません。
靴だけに絞って言及すれば、ご質問のレベルから想像するに靴の中敷による調整は効果が期待できないと思われます。(かなり上級でないと意味が無い)写真(別窓)のように射撃靴は後方への倒れを保持するためにくるぶし後方に強固な保持材が縫いこまれその足への当たりの強さをベルトや紐で調整するようになっていますが、締め過ぎると靴の形状にバランス状態を合わせる格好になってしまいます。固定感を得ようとしてぐいぐい締め過ぎてないか検証してください。
一度はだしで射撃してみてそれでも前に倒れるなら上半身(姿勢)の問題ですので靴の調整は後回しにしてください。 


- Sunday, June 19, 2005 at 11:44:40 (JST)
ニーリングでロールを使用しないで姿勢を作る場合の注意点をお教えください。またデメリットは(そういう人はほとんどいないので)どういうところでしょうか?
ロールがあわない
- Saturday, June 18, 2005 at 23:05:07 (JST)

私もぜひ聞きたかった!
ロールを合わせる方法ではなく、「使わないこと」を前提に教えてください。

しびれ
- Sunday, June 19, 2005 at 07:31:10 (JST)




ニーリングでの据銃の目標とする2大要素は、1)からだの安定と2)銃の安定、の2点ですが姿勢を考える場合1−2の順になります。すなわちロールを使用した場合としない場合を比較して、上半身がリラックスしてバランスが取れた静止状態を求めるとき、どちらの場合が優れているかで判断します。

上半身のリラックスは換言すると腹筋と背筋の使用をいかに最小にして上半身をゆれることなく保持するかということです。いすに座ってこれを実現させようとすると一般にだらしなく態度の悪い姿勢になります。(どういうこっちゃ?)このときの脊椎と骨盤の角度を見てもらうと、体の真横から見た骨盤と脊椎に30度ほどの角度が付き、しかも脊椎が前方に湾曲しているのがわかります。湾曲が大きい場合骨盤と脊椎の角度は45度に達する場合もあります。これは立位でお辞儀をした場合の骨盤と脊椎の角度では最敬礼に近いものになります。(上場企業の受付のお姉さん状態)=左写真上

この骨盤と脊椎の角度を持ってすわれれば基本的に上半身がリラックスして座れる(だらしない状態でも安定してバランスが保てる)基本要件となるわけですが、ロールを使用しない場合この角度が過度に大きくなり、上半身を立てた状態で維持するために筋肉を使用したり、無理に前傾したり、またリラックスすると後方に転がろうとしたりする場合が多いです。ロールと靴を正しく使用するとこの角度が調整できリラックスした状態でバランスよく座れる位置が発見できます。ロールを使わない場合、言い過ぎかもしれませんが、体型によって左右される要素が強く、多くの場合ロールを使用することでより良い条件が求められるというのがロールの使用が推奨される理由です。ロールを使用しなくてもお尻の上に上半身がだらしなく載ってリラックスできればそれは良い選択といえるでしょう。ロールを使わないこと自体にデメリットはありません、そういう状態を作れる人が小数であるということです。==左写真中

多くの人はコーチなしで射撃をする状態でどうしてもサイトを覗いて事象を判断してしまうので、このような基本的な部分を忘却した状態で姿勢を構築してしまい、特に膝射ではロールの後方に充分お尻を落として骨盤を後方に傾斜させることに成功していません。骨盤がかかとの上に直立気味に載って、その結果リラックスすると頭が標的方向に突っ込んでしまったり(これを前傾と誤解する人が多い)、重量をお尻に残すために上半身のリラックスがうまくいかなかったりして悩んでいます。

ロールの上でもお尻をロールの後方に適度に落とすと骨盤が後方に傾斜し、上半身は見た目直立気味でも充分前傾角度を持っていて、だらしない内的姿勢の状態で姿勢が安定して保持できます。体が動かなければ銃のコントロールは飛躍的に向上することは誰しも了解できることですので考えてみてみ。
ロールを使用するかどうかはだらしない状態で座ってからだがじーっとしてるかどうかで判断してください。ほとんどの場合ロールを使用したほうが調節がきくので現状となっています。またロールによって靴をお尻の固定感が出ることもプラス要素でしょう。


- Sunday, June 19, 2005 at 13:58:19 (JST)
ロールを使用されない場合、上半身リラックスしてじーっとしている状態が作れるよう調整してください。その上で銃のセットは体をあまり動かすことなく顔の近くに寄せる必要があるかもしれません。重い目の銃(バランサー)があったほうが止まるような気もします。
上半身はロールを使う場合に比較し直立状態になります。そのときおなかは引っ込み気味で背中がやや湾曲した状態で、頭部はお尻の標的よりの端の情報に位置するでしょう。銃はそこに持ってくるようなセッティングを行い、チークをつけに行く際頭部の左右方向の振れをなるべく小さくします。
当初は銃口が左右に小刻みに動きますが、その調節のため左足を左右に数ミリ単位で調節します。左足が前方に出て垂直でない場合でも、下腿が倒れないのであれば構いません。左足を垂直より体側に引くことには賛同できません。(左右の動きの規制に容易に筋を動員してしまう)
上半身を標的側に正対させる必要はありません。そうすると銃が顔の下にこないで照準するときにバランスが崩れます。
ロールを使用する場合に比べ銃に対して体重がそれほど伝わりませんので固定感を得るため銃身を重くしたり、上下方向を規制するためストックの前方を保持しようとすることは構いません。
いずれにせよ座ってみて後ろに転がりそうならお奨めできません。


- Sunday, June 19, 2005 at 22:32:37 (JST)
春の試合で風の恐ろしさを体感した為
マイクロサイトの購入を考えているのですが、ぐ先生推奨の良質の10クリックサイトがなかなか見当たりません。
何かお勧めのサイトはありますでしょうか?

学生M
- Monday, June 20, 2005 at 03:56:24 (JST)
サイトの性能は固有のものですのでお奨めといわれても…。一般にベース材料がアルミ製のものはいい印象はありません。外れても責任を問われないなら…ヘンメリかな?
正直言って個体をマイクロメーターで計測しないと答えられません。よければ中古とか新品とかは問わないと思いますよ。参考に計測値の表(ふるいアンシュッツ・インターナショナル)を別窓にあげておきます。値は1/100mm単位のピープディスクのx-y座標です。 →ここをクリック


- Monday, June 20, 2005 at 21:57:23 (JST)
固いコートやズボンを柔らかくする一番の方法は何でしょうか。
(手っ取り早く、練習をする以外・・・)


- Monday, June 20, 2005 at 21:06:55 (JST)
ふにゃふにゃになるので洗濯しないでください。
机の角か飲み屋でころがっているビールの栓抜きでごりごりしごいてください。やりすぎないためにもっとも安全です。
しごいては日に干すことを繰り返せば、不可逆的に柔らかくなるでしょう…、と思います。


- Monday, June 20, 2005 at 22:06:07 (JST)
飲み込みが悪くてゴメンナサイ!
K「ロール無し」について、もうちょっと教えてください。

ロール無しだと上半身が立ち気味になる・・・とありますが、骨盤の角度と言う視点で見るとどうなるのでしょう?
それと体型によっては、ロール使用時と同じように、骨盤を後傾させて座れる可能性はあるのでしょうか?
しびれ
- Tuesday, June 21, 2005 at 11:35:09 (JST)
横にした右足の上にお尻を乗せると正座した場合と同様に自動的に骨盤は大きく後傾します。この上に背中がのるわけですから骨盤と脊椎の角度は相当の量をもって立位に換算した場合の前傾に相当する角度を持つということです。多くの場合この状態でリラックスすると後ろに転がってしまいます。 

》体型によっては、ロール使用時と同じように、骨盤を後傾させて座れる可能性はあるのでしょうか?

上記のように誰が座っても大きく後傾します。上半身をリラックスさせることを念頭に考えると、正座の場合バランスが取れますが膝射の場合左足の位置を相当前に持っていかないとバランスが取れません。(個人差がありますから個別の判断が必要ですよ)


- Wednesday, June 22, 2005 at 22:19:52 (JST)
http://www11.plala.or.jp/guutara/
html/colum/asaka.htm

に朝霞射撃場の昔の航空写真がありますが、今の射場と300mらしいものはわかりますが、今の射場の裏手にあるのは(現在の墓地)AR射場ですか?くだらなくて申し訳ありません。

歴史好き
- Friday, June 24, 2005 at 21:49:13 (JST)
それは東京オリンピック時代の25mピストル射撃場です。鉄道のポイントの手動切り替え器の親戚のような機械で、射場長の号令の下それっ!と標的を回転させていました。(8-6-4秒や3-7秒のテンポをとるので係りのことをテンパーなんて呼んでたそうですが)
ちなみに当時はARは国際競技では実施されていませんでした。1回目は聞いた話ですが、1966ウィズバーデンの世界選手権でテストマッチが実施され、正式には1970年フェニックスの世界選手権で採用されたそうです。
当時の写真と現在の地図を載せときます。暇つぶしに… →ここをクリック


- Saturday, June 25, 2005 at 19:52:50 (JST)
ノプテルの表示は撃発の音で行うということですが、実際の発射のように何分の1秒か遅れたところも表示できると聞きました。その設定が見つからないのですが、お分かりでしたら教えてください。お願いします。
できるの?
- Friday, June 24, 2005 at 23:28:32 (JST)


; NOS 4 NOS.INI
;
; Remove the semicolon (;) from in front of a line
; and the setting will become valid.
; Check User's Guide: Appendix B, for more information.
;
;SHOOTERS=8
;ROTATION=180
;AUTOSTART=0
;FTF=0
;SERDELAY=0
;XTOV=0
;USERLOG=0
;LAM=0
;AUTOREPLAYDELAY=0
;DOUBLE=0
;BARREL=0
できますよ。
ノプテル・プログラムがインストールされているディレクトリをあけて、NOS.INIをメモ帳であけてください。(左表内=みほん)そのなかに ;FTF=0 という設定が書き込まれていますが、それが弾痕を描画する時点を設定(遅延)するパラメーターです。
その0をミリセカンド単位である30か40に変えて行頭の;を削除して上書き保存してください。次にプログラムを立ち上げると撃発したときから30(40)ミリセカンド後に弾痕が表示されるようになります。
ところで、ノプテルは訓練・分析器でFTFを設定してもあまり意味は無いと思いますよ。実際に射撃をしてノプテルで表示される成績との違いを発見するほうが得策かも…。FTF=0は確かに射撃はやさしいですが、だからといってそれを設定して弾痕表示を時間的に遅らせてもたいした意味は…。デジタルシューティングのプログラムでもデフォルトで60ミリセカンドの遅延を取っていますが、はっきし言ってわかったようでまるでナンセンスな設定と考えます。トレーニングするにしても、さきに全弾正しい照準でタイミングが取れる自動化を身に着けるほうが先やで…デフォルトで0.2秒のフォロースルー・ラインが出るんですし。
私も10年前同じように考えてFTFを設定しましたが、選手の射撃を研究する際その設定が邪魔をして正しい判断に苦慮したことがあります。とはいえより本射に近づく感じがするならば止めるつもりはありませんが。


- Saturday, June 25, 2005 at 20:20:09 (JST)
アンシュッツやワルサーのSBの銃身は全て外注で同じものだと聞きましたが本当ですか?
質問を送った
- Sunday, June 26, 2005 at 16:08:37 (JST)
少なくともアンシュッツの競技用の銃身はアンシュッツで製造してましたよ。その他の猟用や安価なものの銃身は外注しているとのことでした。ヨーロッパのその他の会社の銃身の多くはロタール・ワルサー(カールワルサーの息子?が創設した銃身メーカー)で作っているとの話ですが、個別のモデルについては存じませんです。

- Tuesday, June 28, 2005 at 09:43:00 (JST)
アンシュッツのSBを使っています。試合で引き金を引こうとしたら引っ掛かりがなく発射してしまいびっくりしましたが10点でした。調節ねじを触った覚えはないのですが、こういうことはあるものでしょうか?
わっ!
- Sunday, June 26, 2005 at 23:13:04 (JST)
切れの良い設定を求めると、季節の変わり目などにこのような現象は珍しくありません。人間の感覚からのアプローチでは、重さや切れ味を求めて調整するわけですが、引き金(機械)からみればそれは安全の限界で使用しようというものですから、対策としては理想のやや下目で調整することです。
具体的には引き金重量を重くすることと、シアのかかりを増やすことですが、ねじ調整については http://www11.plala.or.jp/guutara/
html/kyousitu/kousaku/ans_triger.htm
 
を参照してください。


- Tuesday, June 28, 2005 at 09:51:26 (JST)
トリガーシューの位置は一般的にどのくらいの位置がベストなのでしょうか。極端に近くすると、初期加圧で暴発ぎみになってしまい、遠くしすぎると引きにくくなり、最近トリガーシューの位置に迷っております。人によって様々だと思いますが、ベストな位置のセッティング方法で目安はありますでしょうか。
うーんわからん
- Sunday, June 26, 2005 at 21:45:07 (JST)
原則はシアが外れる位置で人差し指が銃身の真後ろの方向に引かれるようになる位置ですが、同じ手の大きさの人でもグリップの仕方によってもトリガーシューの位置が変わります。
もっとも安定するようにグリップを握り、トリガーを引くアクションをしたときに、指先にトリガーシューが来るようにしてください。基本的にストックの長さが不適切だと安定したグリップができませんので、その状態があるとするとトリガーシューの位置よりグリップそのものの位置のほうが大きな問題となります。   


- Tuesday, June 28, 2005 at 09:47:33 (JST)