概要
大空と大地と3つの大海をもつ北海道。日本全国土の22%の面積を持ち、人口570万人で人口密度が日本一低い。
住んでいる人間を含む生物がゆったりと生きられるスペースを保有しているということです。
日本海、オホーツク海、太平洋にかこまれた広大な大地は農業生産量、漁獲量も高い。
食材については全国からの信頼があり、気温が低温であるため害虫の発生が本州に比較すると少なく
農薬の散布量も著しく少なくて済み、海の汚染も少なく北海道産品は安心でおいしいとブランド化されており
首都圏でのフードフェアなどは北海道という名ついたブースは大人気です。
気候も低温、低湿で梅雨や台風の影響はほとんどありません。
気候
近年、地球がオゾン層の破壊などで温暖化が騒がれています。本州地方も温帯地域から亜熱帯地域に
近い気候となってきたと言われています。最近、北海道の冬も雪祭り時期(2月)などは一番冷え込む時期なのですが
雪像が溶ける心配をするなど温暖化の影響も考えられます。フロンガス規制でオゾンホールの拡大は止まったと発表
されていますが規模が計り知れない温暖化が急に止まるはずはありません。
地球上では赤道から離れるほど涼しくなるのですから北海道への移住を提案いたします。
自分達の時代だけのことではなく御子孫のためにも北海道の地を確保することを考えておかなければならないでしょう。
環境
人口密度が低く自然にかこまれた北海道は人間を含む生物にとって本当の意味での住環境が整っていると言えるでしょう。
関東、関西の都心部では得られない360°の景観。人間が誕生以前からあったであろう大自然の景観、私達はこれらから
言葉では表現出来ない大きなエネルギーを受け取っています。
人工創造物(ビルなど)に阻まれない景観これが本来の環境です。ラッシュや渋滞はほとんどなく、都市部でも車を
1時間も走らせれば山、海、湖、ゴルフ場、スキー場などどこへでも・・・。
この地(北海道)全体がリゾート地のようになっており、1989年ふるさと創生資金の1億円を使って温泉施設を
創った町村も多くキャンプ場、オートキャンプ場なども容易に探すことができます。
冬の克服
桜は日本で一番遅く咲き紅葉は一番早く見られる北海道です。春、夏、秋に関しては過ごしやすいのですが
厳しい冬の克服が北海道生活のキーポイントです。お盆が過ぎ夏が終わると北海道の短い秋が訪れます。
この間にも冬の匂いを感じ、冬仕度を始めます。熱烈なウインタースポーツ信者を除く多くの道民は
冬を迎えるにあたり若干ブルーな心境になります。しかし、一面雪景色になる頃には冬に対する覚悟が出来ていて
毎年見ている景色なのですが新鮮で懐かしくすべてのものを覆ってしまう白銀の世界を見るとブルーな気持ちは
消え去ります。(厳しい冬を迎えることは次の温かい春も迎えること)
夏と冬では日の出、日の入り時刻が大きく変わります。東京と札幌では夏至には東京より
30分早く日が昇り20分遅く日が落ちます。冬至には15分遅く日が昇り30分早く日が落ちます。
冬の閉鎖的な生活を陽が長い夏で楽しもうという考えになるのです。北海道の人たちは夏の楽しみ方が上手です。
1970年当時と比較すると雪対策の機器、設備、方法など格段の進歩を遂げており、これからも現在では
思いもつかないような進展を見せてくれます。 21世紀はこれまで厄介者だった「雪」を新しいエネルギー
として活用する方向性が確実になってきました。貴方のアイディアがこの先のエネルギー不足を解消するかも!
まずは特許取って、地球を救ってノーベル賞も貰っとくのも良いのではありませんか?
当サイトでは現在の北海道の冬に関する常識を記述しております。冬、雪、氷など寒そうな映像や話なので
熱帯夜の眠れない夜に見てもらうと少しは涼しくなるかも知れません。
道外からの北海道のイメージ
本州に住む多くの友人が言うことには「北海道は日本の中の遠い外国のような感じ」「冬はメチャクチャ寒い」
「北の国からのような生活をしている」「よく熊が出る」などなど同じ日本に住んでいてこれほど正しい情報が
届いていない事に驚かされます。インターネットを通じて少しでも北海道の情報を提供したいと考えています。
(白地図提供:KENMAP)
豪雪地帯と寒冷地帯は密接な関係があります。気圧配置やシベリア寒気の影響によってすべての地域に降雪は
ありますが、太平洋側南西部の都市。函館、苫小牧、室蘭などは雪の少ない都市と言えます。
西高東低の冬型気圧配置で日本海側の都市が降雪量が例年多くなります。
降雪量はあっても南西部の札幌、小樽などは平均気温が多少高いため融雪量も多くすべて積雪にはなりません。
激寒地帯は旭川、名寄、富良野、北見、帯広などで平野や盆地に位置する都市です。特に山に囲まれた盆地は
風が少ないため天候が晴れると放射冷却現象により冷え込み、一度冷え込むと寒気が抜けにくいのです。
これらの地域は夏でも他の地域より高温を記録します。夏冬の寒暖差が60℃以上になることもあります。
この寒冷地帯に降雪があると雪が溶けずに積雪となり、豪雪地帯に分類されます。
降雪量と積雪量
降雪量とは降った雪の量で1日の降雪量は何pなどと発表されます。これに対し積雪量は降った雪が何p地面に
積もったかという数値で例えば10p降雪があっても地面が冷えてないため全部溶けたら積雪は0pです。
初冠雪
山に雪が観測されることで平地より50日以上早く観測されます。
初雪と根雪
秋の終わりから冬にかけて初めて降った雪が「初雪」で、これに対し外気温が上がらないため降った雪が溶けずに
雪化粧の始めとなる雪を「根雪」といいます。
真冬日
一日の最高気温と最低気温が0℃以下の日を「真冬日」といいます。
落雪注意報
気温が急に上昇して屋根の雪が溶けて落雪の危険がある日に発表されます。
水道凍結注意報
気温が−10℃を下回り水道凍結が予想される場合に%表示(凍結確率)で発表されます。
雪の初日 その年に初めて雪が降った日のことですが、ここでは過去の平均日です。またこの雪はほとんどが
溶けてなくなります。気温が上下することと地面がまだ冷え切っていないためです。
「根雪」と言われる溶けずに残る雪はその年によって違いますが10日程度あとになります。
雪の終日 各都市の観測地点で雪が消えた日のことです。
平均風速 これは過去の年間平均風速です。海に面した都市は風が強く、内陸の都市 旭川、帯広などは
比較的に風が弱いです。旭川は全国でも有数の風が少ない都市です。
平年最深積雪 年間の一番積雪量が高い値を示していますが、札幌や小樽など南西部の都市は高くなっています。
これは石狩湾から入り込む雪雲により一時大量の降雪がありこの値が反映されるためで
比較的温度が高いため実際には早期に溶けてしまいます。
冬期平均気温 12月〜3月までの過去平均気温です。内陸地が低いのが特徴となっています。
過去最高気温 過去のデータでの夏期最高気温です。冬は寒くて夏は短いですが沖縄より暑くなります。
過去最低気温 過去のデータでの最低気温です。旭川の−41℃は有名です(1902年1月25日記録)
過去最大瞬間風速 やはり海に面した都市は値が高いです。
過去最深積雪 過去のデータで一番積雪の高い数値です。
各都市の気象データ
都市名 | 札 幌 | 旭 川 | 函 館 | 小 樽 | 釧 路 | 苫小牧 | 帯 広 | 網 走 | 稚 内 |
雪の初日 | 10月27日 | 10月23日 | 11月 2日 | 10月29日 | 11月13日 | 11月 5日 | 11月 6日 | 10月30日 | 10月21日 |
雪の終日 | 4月19日 | 4月30日 | 4月13日 | 4月18日 | 4月30日 | 4月18日 | 4月18日 | 5月10日 | 5月 3日 |
平均風速 | 2.7m/s | 1.7m/s | 3.7m/s | 2.6m/s | 3.5m/s | 3.0m/s | 2.3m/s | 3.2m/s | 4.5m/s |
平年最深積雪 | 98cm | 90cm | 43cm | 115cm | 29cm | 24cm | 51cm | 49cm | 78cm |
冬期平均気温 | -2.1℃ | -5.4℃ | -1.3℃ | -1.8℃ | -3.7℃ | -2.3℃ | -5.0℃ | -4.4℃ | -3.4℃ |
過去最高気温 | 36.2℃ | 36.0℃ | 33.6℃ | 34.9℃ | 31.0℃ | 33.3℃ | 37.8℃ | 37.6℃ | 31.3℃ |
過去最低気温 | -23.9℃ | -41.0℃ | -17.9℃ | -18.0℃ | -28.3℃ | -21.3℃ | -34.9℃ | -29.2℃ | -19.4℃ |
過去最大瞬間風速 | 34.4m/s | 28.4m/s | 46.5m/s | 37.2m/s | 38.7m/s | 30.8m/s | 32.3m/s | 37.4m/s | 44.9m/s |
過去最深積雪 | 169cm | 138cm | 91cm | 143cm | 123cm | 77cm | 177cm | 121cm | 199cm |
(データ提供:気象庁)
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日本人が人間らしく生活できる場所「北海道」を理解して頂けるように心がけておりますので
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