寒い冬なのに道内はもとより日本全国から来園者があり、休日には冬期間 朝11時のオープンを待って行列が出来ます。
無料駐車場は京都ナンバー、足立ナンバー、名古屋ナンバー etc の車両がスタッドレスタイヤで来園します。
ペンギン館には キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種類のペンギンが
います。写真では解りにくいのですが、プールエリアと陸上エリアが屋外、屋内に渡っており、さまざまな様子を
見ることができます。屋外からプールエリアの水中をのぞくと「アクリルトンネル」を観客が歩いているのが見えます。
たまたまこの時はペンギンは泳いでませんでしたが、泳ぐと空を飛ぶ鳥のように速い動きを見せてくれます。
冬の動物園で一番人気は「ぺんぎんの雪上散歩」です。11月上旬〜3月下旬まで水曜、木曜の休園日以外は
毎日AM11:10分から女性係員の先導により往復300m程の距離を歩きます。
散歩の時刻が近づくと飼育係のお姉さんたちがゲートと通路の間の側溝に落ちないよう「渡し板」を敷くのですが
この行為がペンギン達に散歩のスタート時間が迫っていることを報せます。あちこちに点在していたペンギン達は
合図もなしに各々ゲート側を向き「キチッ」と整列し散歩の準備をするのには驚きです。
写真で各動物館のようすをご案内いたしましたが、詳細部分やリアル感はお伝え出来ません。
これをご覧になり一人でも実際見に行ってみたいと思っていただければうれしいです。
アザラシ館は水中の一部に観覧室を設けており中央には「マリンウェイ」と呼ばれる観覧室内をアザラシが自由に上下を
通り抜けることが出来るアクリルトンネルがあります。
日本最北端の動物園は旭川市のあさひやま動物園です。
旭川市は北海道 No.2 の中核都市で全国的な知名度は醤油ラーメン、家具のまち・買い物公園
日本一寒い所(−41℃を記録)などで決定的なものはありませんでした。
しかし、2000年9月に日本国内では例を見ないペンギン館をオープンさせた「あさひやま動物園」は
各メディアより広く紹介され道内はもとより全国からの入場者をお迎えするまでになり、その後
ほっきょくぐま館、あざらし館、オランウータン館と次々新規オープンし観客動員数も更新し遂に
単月で上野動物園を抜き名実ともに日本一の動物園となりました。
財政状況の厳しい旭川で実績を伴いながら予算を除々に獲得し構想を実現させる小菅園長をはじめ
スタッフの方々はすばらしいです。10数年前、入園者が減少の一途をたどり閉園の危機に阻まれた彼らは
予算の掛からない虫を捕って昆虫館を充実させたこともあったそうです・・・
ところが今は寒い冬期間でも道外からの観光客を集めることの出来るアミューズメントに成長し続け
現在、スタッフ構想の70%の発展途上だそうですが・・これからのパワーアップが楽しみです!!・・