ドイツの赤ワインは、全体の約20%で、通常は地元で消費されてしまいますが、近年の赤ワイン人気で生産量が増えつつあります。
他国の赤ワインに比べ、タンニンが少なく飲みやすいのが特徴です。
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シュペートブルグンダー(Spatburgunder)
フランス、ブルゴーニュのピノ、ノワール(Pinot Noir)と同一品種で、白ワイン用のリースリングに匹敵する赤ワイン用葡萄の王者です。
バーデン、アール、ラインガウ(アスマンズハウゼン)、ラインヘッセン(インゲルハイム)、ファルツなどで、芳醇でコクのある赤ワインを産出しています。
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ポルトギーザー(Portugieser)
シュペートブルグンダーに次いで、2番目に多く栽培されている赤ワイン用葡萄品種です。
早熟性で、主に大衆的な赤ワインとなります。軽く柔らかで、飲み口のよい、味わいをもったワインとなります。
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ドルンフェルダー(Dornfelder)
ヘルフェンシュタイナー(Helfensteiner)とヘロルドレーベ(Heroldrebe)の掛け合わせによって造られた新品種で、現在は、まったくごく僅かしか栽培されていませんが、色が濃く、なかなかコクのある独特なワインが出来上がるため、栽培面積は急激に増加しています。
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