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51   ブルーレ

 本日、社内のネットワークが壊滅的にダウンした際の名言。

「今日は学級閉鎖やな〜」

 社会をなめるな。

 ま、サカつくのために今日も定時に神速で退社したボクが一番なめてるんだけどね〜

 追記:秘書が今作も当然のことながら、2億のプレゼントを要求してきました。 マジ、おまえ、おざけろよ! ま、あげちゃうボクが一番おざけてるんだけどね〜

6月9日






52   テキプレ

 まあ、そんなわけでね、季節外れといいますか、時期外れといいますか、そろそろデフレスパイラルの象徴こと一文字の価値をどこまで暴落させられます?  でお馴染みのテキストプレイなる偉大な所業にチャレンジしてみようかと思いまして、キーボードの上にベートーベンの指とまで言われたこの神指を置いている次第です。神指て。そもそもベートーベンがピアノなどの楽器演奏に優れていたかも定かではないし適当言い過ぎ。あなたはいいの、それでいいの。 ああ、油断すればすぐにこのパターンに陥ってしまう……。 この癖はなんとかしたいのですが、なんともしがたいのです。 文中リンクとかめんどいからいいや。 前にサカイさんとマージャンしてた途中に、ボクもテキストプレイやりますよ! って言ったらね、「ブルレは絶対やらない」的なひどいことを言われましてね、そうするとこっちとしてもやらざるを得ないじゃないですか。超絶根、 天邪鬼のボクとしてはやるしかないじゃないですか。 まあ、時代のビッグウェーブにマイ・ライド・オン・って感じでね。 ビーチでリーチにライチな水着! といったデスワードが不意に浮かんだので、書き留めておきます。文章の流れ的にはまったく関係ありません。 まあ、ラディカル! これがラディカルってヤツか! ぐらいの勢いでやりますよ。最新鋭で先鋭的にね。何言ってるか全然わからない。 プレイを始める時代背景はこれぐらいとしまして、 それが何故今日なのかについて説明しようかと思います。 今日はですね、皆、お馴染みアウシュビッツ収容所ことデスカンパニーにおいてですね、あなたにレボリューション感じちゃう!  ぐらいの腹痛に襲われましてね、腹痛といいますか、 出社時点では腰痛だと思ってたんですがね。 他社員の方に腰が悶絶するほど痛い的な文言を放ったところ、「その若さで(笑)」みたいなパケットが帰ってきましてね。 「年は若いですが肉体はボロボロですよ(笑)」 って、非常にカンパニー内においての圧倒的な年齢差より派生する (課内ではボクの次に年齢が近いのは32歳)ジェネレーションギャップを埋めていこうという、ボクなりの不器用な歩み寄り? あんまりここらへんをおろそかにすると、相手にping打ってもタイムアウトで応答なしになるっていうか、 そんなオタクチックな表現はどうでもよろしくってよ?アムロ。唐突に今、セイラさんが現れましたが気のせいです。 ぶっちゃけ本当に痛かったし歴然とした事実なので、 それは置いといてですね。午後食事した後から、痛覚の発生源がどうやら腰じゃなくてお腹だよ、それも盲腸の疑い確率高き右の下腹部ってな、とてつもない世界の根源に近づく際において重要な真理に気づいてしまったんですよ。 あー、凄いこと言ってるけど、もういいや。そこらへんの表現は全てスルーするとして、15時を越えた辺りから明らかに限界を超えた兆候を見せてきまして、 会社のあるフロアにはですね、サーバー室というPCの機械音のみが鳴り響き 、他には誰もいない魔法のイッツ・ナイス・プレイスがありましてね、 ちょっと作業してきまーすと言い残し篭ったはいいのですが、 腹を押さえて30分ダウン。本当に作業はあって、ボクの作業用に使っていたサーバーがダウン気配だったので再起動しようと思い、足を踏み入れたのですけど、オマエがダウンかよ! と。あ、今、上手いこと言った気になってますよ〜、気持ち悪い(エヴァ風に)。 もう痛くてこいつは救急病院搬送もありえるぜ……ぐらいの勢いもあったのですが、5時20分頃を回って、もう少し……定時までもう少しよ! 頑張ってゆうちゃん! それまで自分を叱咤激励しながら耐えていたのですが、不意に痛みが和らいできてこれは何事だったのだろう? と思い起こすにまさかオフィスにおける仕事のストレスが原因!? 革新的な悟りの境地に達しまして……。 真剣にやめたい。 着地点は普段書いていることとまったく同じになったところで、 そろそろ、会社における死の強行軍の話は終わりにして後は何かしらね……。 エレキテルの話でもしましょうか。昨日、やすらぎの我が家にホイットニー・サイドステップを駆使してお帰り遊びましたところ、 明日、というか暦上でいうと今日中にまだ支払っていない金銭を 任意のコンビナートシステムで送付しなければ、誠に不本意ではございますが 送電をお断りいたしますといった内容の素敵なホットニュースが 関西電力より届いてましてね。全然不本意どころかこいつらやる気マンマンじゃねーかよ! と一人切れていたのですが、止められたら現状、僕のライフラインであるサカつくがプレイできなくなっちゃうよ〜(×−×)。 てな事態になるとこれは困る、非常に困る、どころかおそらくは死に至る病(病名:サカつく禁断症)にかかることは明白なので、払ってやったよ! この金に汚いボロ雑巾どもが!とひどく激昂したのだが、現実的に金銭を払ったことには変わりない。またボクは権力に負けたのか……。所詮、社会に、世界に取り込まれたくないと言っていても、ボクの力は結局こんなものとひどく落ち込んで現在に至る、わけでもない。 ついでにあまり言わないことも言ってしまうけど、 テキコンのチャットログははてなアンテナ危険性についてレベルに 爆笑するので必読をお奨めする。 苛立つ=能力不足であり、いかに傲慢な感情であるかを理解していれば、 だけど。馴れ合い。で? コンテストじゃない。 で? 悪いことじゃない、批判してない。で?  テキコンの話をした以上、ボクにおけるテキコンについても話さなければならないのでしょうが、投票時に作品は一切見ずに、リーグ結果が出てから1位、2位を見るというのがボクのスタンスでした。 ボクは長文であればあるほど、好きなので普通に楽しんでました。 といったところですか。ああ、テキストプレイと冠付けましたが、 実際はサカつくの長いロード時間を駆使して書いたものなので、 普通に誤字脱字直してるし、純粋なプレイじゃないぜ!  という言い訳をしてそろそろ終わります。ダルイ。 だから例によって参加はしない。というより基準を満たしてない。 さようなら。サカつく実は飽きてきた〜!(爆(カンパニーが))。

6月11日






53   ブルマを巡る冒険4

 ブルマを手に入れるだけなら簡単だ。 近所にあるドン・キホーテへあなたの都合のいい時間に駆け込めばいい。 しかしこれが伝説の七色のブルマともなると話は変わってくる。 並々ならぬブルマへの愛情と造詣と執着と、それ以上の何かが必要となってくる。 「運」と呼ぶ人もいるし、「私は選ばれた!」と発狂して叫ぶ者もいるし、 時代時代、人々の間によって認識は千差万別だ。 明瞭となっていない不確かな何か。ボクはまだ持っているのだろうか?  答えは再び手に入れてみるまではわからない。

 ブルーマウンテン。

 ブルマ教の本部が置かれるこの山は信者にとって聖地として知られていて、 山道は巡礼者と入信者たちで溢れかえっていたものだ。 しかし、それも昔の話。ブルマがその影響力を失った今、 誰もいない荒れ果てた山道が頂上まで続いている光景はボクの 心をひどく空虚にさせた。もう時代は変わったのだ。 ボクは事態が取り返しのつかない時点まで進んでいることを更に痛感した。 しかし忘れてはいけないこともある。 ブームが廃れた今、尚、7色のブルマを目指そうとする者たちは間違いなく『本物』だ。 にわかブルマニアなどとは訳が違い、 ボクと同じように手に入れるためならば全てを捨てることも厭わない狂った連中ばかりなのだろう。 法も秩序も、規律を破って被る被害がその人にとって足枷にならなければ何の効力も持たない。 端的に言ってしまえば、ボクは命を捨てる気で今回の件に望んでいるし、 どうしても邪魔をするというなら相手の命を奪うことだって覚悟している。

 ブルマのために命まで賭けるだなんてバカげてるだって?

 確かにバカげているし、嘲笑されてもおかしくはない理由だが、 参加している連中は全員真剣なのだから、ボクも真剣にならなければならない。 厳しい闘いになるのは明白だった。額から汗が噴き出して止まらない。 ロクに整地されていない山道を歩いていると、元来から体力のないボクはひどく消耗していった。 巨大な建物が遠くに見える。それは目的地である、ブルマ教の総本山・ブルーマルセイユであった。 ブルマをモチーフに象った正門の前に一人の男が立っていて、ボクを見ると深々と頭を下げる。

「青井さん、お久しぶりです」
「何年ぶりになりますかね」
「あなたがここを去って、3年になるでしょうか」
「ボクがここに来るということがわかっていたようですが」
「ええ、あなたが目覚めたと聞いたので、必ずここへやってくるだろうという 確信を持って待っていました」

 ボクは溜息をついて諦観する。

「3年経っても、またここに戻ってきてしまったわけだ」
「私たちは呪われていますから」
「ブルマに魅入られている?」
「因果だ、なんだと理由付けしたところで結局、私たちは望んでブルマを希求しているんです」
「違いない。間違っていない。けど、あまり明るくない話だ」
「このままいくと、もっと明るくない未来が待っています」

 この物語はどこまでいっても、誰も救われないのだと思う。 影響を及ぼす範囲は限られているし、関わっている人間もそれを求めていないからだ。

「まだ、アレはここにあるのでしょうか?」

 機械的な確認作業。ボクは『ある』という確信を持ちながらあえて質問する。
 ブルマ教が守ってきた伝説のブルマの一つ。
 水色のブルマ。
 空を司るブルマについて。


(続く)

6月11日






54   届けられた手紙、届けられた返信

名前:青井 祐介
件名:この前は

この間はお世話になりました。

久方ぶりにみんなで集まって、君とも久しぶりに会ったわけだけど
仕草とか、話し方とか、笑顔とか、やっぱり君はあの頃のまま変わっていなかったので、
ボクとしてはとても嬉しく思いました。

こんな事を言うと君は、あたしが何も成長してない子供のままだったってこと?
と怒るかもしれないけど、ボクが言いたいことは他の皆の場合は良いところは失って、
その代わりに悪いところは良くなったりで流動的なのに、君は良いところを全然失って
なかったなあということが言いたかった。
なかなか言い出す機会がなくてそのままお別れしちゃったので、
それだけは伝えたいと思いメールしました。

もうみんなで会う機会もなかなかなくなっちゃったし、
君と今度会えるのがいつになるのか全然わからないけど、
君にはそのままでいて欲しい。良いところを失っちゃわないでほしいなあと思います。

それでは。
また会える日を楽しみにしています。


名前:赤峰 綾
件名:Re:この前は

送信者名を見てげんなりしました。

あなたは久しぶりと言うけど、私としてはあなたと二度と会いたくなかったし、
そして実際もう会うこともないと思っていたのに、
どうして今回の集まりに来てしまったのでしょうか。
こんなことになるのであれば、私は初めから参加をキャンセルしていました。

皆と会うことを楽しみにしていたのですが、それよりもあなたに会ってしまったことによる
ショックの方がそれを上回ってしまい気持ち悪くてあまり楽しむことができませんでした。
とても残念です。

あなたは私のことを変わらないと言うけど、確かに昔にも言ったようにあなたを嫌う気持ちは
ずぅっと変わっていません。世界で一番嫌いな人を挙げるとしたら、
何の迷いもなくあなたの名前が真っ先に浮かぶでしょう。
そしてそれはこれからも変わることはありません。あなたの望み通り、
私はあなたを嫌ったままこのままでいられるよう頑張ろうと思います。

1つだけお願いがあるのですけど、あなたがもし私のことを思ってくれているのであれば、
私にもう関わらないでくれないでしょうか? 強制はしないし、することは不可能なのでしょうが、
今後あなたが再び私の前に現れたのであれば、あなたは私のことが嫌いなんだなあ。
だから私を苦しめるために現れるんだなあと思うことにします。

そうしなければとても平静を保っていられる自信がありません。
できることなら、要望が聞き届けられることを願っています。

さようなら。

6月12日






55   普通

 帰宅して玄関のスイッチを入れても電気が点かなかった。

 電気が止まったよぉーーー!(^o^)/

 関西電力ぅ!! やってくれるぜ!!(営業所に天空×字拳の構えで水平にツッコミながら)

 と、まあ、非常にアッパーな書き出しで恐縮ですが、 先刻までカンパニーに幽閉されていたボクにそんな気力が残っているわけがない。 あるはずがない。 部屋のスイッチを入れると普通に電気が点いた。 馬鹿か。そりゃ、点くよ。どうやら、玄関の電灯だけ壊れていたようだ。いくらヤツラが守銭奴でも、 せっかく期限を守って入金したのにそんな態度はないよね。 ほっとしたのもつかの間、優雅にカップ(ワンカップ大関)を持ちながら今日来た郵便物を確かめていると、 今度はDOCOMOから請求書だ。金額を見ると5月分通話料、9000円と書かれている。

 え?

 ちょっと待て。

 9000円ーーーー?(飲んでた日本酒を噴き出しながら)

 リダイアルの最終履歴が6月1日の携帯の通話料が9000円ーーーー?(PS2のスイッチを入れながら)

 5月といえば東京でオフ会(大阪編31参照)やった時しか携帯使ってないのに9000円ーーーー? (OPをボタン連打でスッ飛ばして、データロードしながら)

 勘弁してくださいよ。ね〜え、この料金設定はどうなってるの?  一分1000円ぐらい取られちゃってるのかしら? ねえ、あなた、聞いてる? 私の話、ちゃんと聞いてる? (現れたTV画面内のサカつくの秘書に話しかけながら)

 世界がボクに敵対している。それは間違いない。わかるかな。19時30分まで会社に拘束されていたけど、 控えめに勤怠入力を18時ア・ジャスト、ちょっぴりお茶目に30分の残業を付けただけで申請却下される僕の気持ちがわかるかな。 冗談じゃない、これは冗談なんかじゃない。今度こそ、今度こそ上手くいくと思ってたんだ……(残業申請が)。 ボクの中にしばし眠っていた感情が目を覚まそうとしていた。 世界に適応しようと頑張っている者を全力で排斥しようとする世界……。 明らかに世界意思(東京編31参照)に迫害を受けている。 見張られている。そう、世界は敵だった。忘れていたこの気持ち、蠢く感情。 誰も腐りきったこの世界を変える気がないのなら、ボクが、ボクだけでも立ち上がらなければならない。 それが孤軍奮闘だったとしても闘わなければならない。 ボクはコントローラーを握りなおし、試合開始のボタンを押した。(報告:世界の強豪クラブに通じるレベルになりました!)

6月13日






56   普通2

 起床は9時02分。出社時刻は9時ちょうど。 この時点で幾人かの頭の中では??マークが乱立しているであろうが、 置いてきぼりにして話を進めさせていただく。 私ぐらいの一線級のビジネスパーソンともなると、一介の凡夫とは比較にならぬほどの 胆力を有しているので動揺は微塵も表情には表れない。 落ち着き払って携帯電話を手に持ち、主従関係を結ぶカンパニー様にレッツ・テレフォン。 毎朝見かける宝塚劇団の電車広告顔負けの演技力を駆使して、体調不良のため午前半休にしたい旨を伝えたならばもう安心だ、 何の問題もない。テイク・イット・イージー。私は部屋で一人ワイングラスを手に取り、祝杯をあげる(トランクス姿で)。 昨年度もこのような行動を繰り返した結果、社会人1年目から有休を使い果たすといった 通常ありえぬ、ぬきさしならぬデッドなシチュエーションに追い込まれたのだが、何も気にしない。 会社上層部の間では、「今年は随分と常軌を逸したユニークな豪傑が入ってきましたな(笑)」 という噂が流れていたそうだが、気にしてはいけない。気にすれば頭がスパークしてしまう。 今日はいい日だね。陽光に照らされて飲むワインは私をひどく高揚させたのであった……。 というより飲まなければ平静を保っていられなかったのだ!!(残有休日数10日)

6月14日






57   普通3

 グローバルの範囲が宇宙にまで広がると言われる22世紀。 新世紀の到来を見据えた新たな形のコミュニケーションデバイスとしての役割を担っていた、当サイトのキラーコンテンツであるところのBBS(Bloomer Burning System)がその生涯を閉じました。 私にとっても、皆さんにとってもこれはとても悲しいことですが現実は現実として私たちはその事実を受け入れなければなりません。 もう彼は自演と中傷ばかりが頻発する惨状に耐え切れなくなったのでしょう。 誰も彼のことを責めることはできません。これは決まっていたことなのです。 皆さんの時間をほんの少し分けてくれるだけでいい……。 今、この一時、この瞬間だけでも彼の冥福を祈るための時間を割いて欲しい。 祈りましょう! 皆で祈りましょう! そう思うのです。 (マジ、ホンマ、だるい)

6月16日






58   普通4

 前髪に舌が届くレベルにまで髪が伸びてきたので、会社を休みたくなりました。 よく考えるとというか、髪が伸びたこととはまったく関係ありません。 会社に行きたくないための理由ならばなんだっていいんです。ただ、休みたかったんです。 まあ会社には行ったんですけど、もう少しで伝家の宝刀「半休コール」が炸裂するところでした。 寸前で踏みとどまったこの精神力、皆さんにも見習って頂きたい。

 髪の話に戻りますが前回、床屋に行ったのは2月ぐらいなので、 かれこれ4ヶ月以上行ってないことになります。 毎日がバトル・ロワイヤルでお馴染みのカンパニーでもそろそろ切りに行ったら?  ムードが漂っているのでこれは非常にまずい。 床屋は嫌いなんです。何が嫌って理容師さんとの会話が非常に億劫なのです。

「今日はどのように致しましょうか」
「あー、まあ、適当に切っちゃってください」
「ところで顔面が危篤状態になっていますが大丈夫ですか?」(半笑いで)
「え?」
「髪を気にする前にそのある意味交通事故みたいな顔面をなんとかした方が……」(半笑いで)
「あなた、何てこと言うんですか」
「いい病院、紹介しましょうか」(半笑いで)
「た〜かす、くりにっく♪」

 みたいなことになるから、あー、マジ行きたくねー。(会社にも)

6月17日






59   普通5

毎日が水死体のように流れていく。
明けない梅雨が屋根を叩く音に憂鬱になる夜はあなたのことを思い出す。
大都会の真ん中 いつまでもあなた(会社)と一緒に過ごしたい……。

わけがあるかっ!!(今週の島耕作、バカボンド化に切れながら)

 こんばんは。ボクの前で会社の話はやめてください。 大阪での友達は0人、定時後は残像拳でお馴染みの青井祐介です。 この会社から根元存在ごと消え去りたい……(毎日の激務に耐えかねて)。 そういうわけで本日も定時後に会社からマッパ(全裸)で退社しようとしたのですが、 事はそう単純には進みません。最後の関門、地獄の門番であるところの課長に呼び止められました。

「青井君、Javaってる?」(マインスイーパー初級をやりながら)

「最近Javaってませんねー」(負けじとマインスイーパー中級を起動)

「Javaってないのか、それはいかんね」(最後の二択で爆弾をクリックしてしまった課長)

「いけないですかねー」(画面を見てバカにした笑みを浮かべながら)

「これからの時代はJavaだよ、Java。やっぱオブジェクト指向。 っつーかジェクトが出ないFF10-2はクソゲー? ジーマで」(ブリッツボールでリフティングしながら)

「おっさん、それJavaの話と全然関係ない。しかもマニアック」

「ところで、Javaのセミナーを受けてみないかね。費用は会社負担だから」(ボク目がけてジェクトシュートをかます)

「本当ですか。会社負担で受けさせてくれるなら是非とも!」(真・ジェクトシュートで蹴り返す)

「研修費用を会社負担にするからには資格を取ってもらわなきゃ困るけど。もちろん試験料は個人負担でね(笑)」 (こぼれ球になったボールにジャンプ)

「青井、行っきまーす!」(課長とボールを奪い合う)

・受験料:25000円

騙された!?(競り勝ったボールを手に持ちカメラ目線で我に返る)

最近のやる気のなさは異常。

6月18日






60   躍らされてる子供達へ

 今日も今日とて身体があまりに会社を拒絶しているためか 寝坊したのですが、急げば間に合いそうな時間だったので、 ガバッと飛び起き支度しました。中途半端な時間に起きてるんじゃないよ!

間違えてダブ(洗顔料)を歯ブラシにつけて磨いていました。(洗面所で咳き込んで2分ロス)

脳内コール「やっすめっ! やっすめっ!」

 おいおい、お前らあんまり甘く見るなよ(笑)。 この程度でめげるようなボクじゃーない。 今日もゲンキに出社するぜ!(ウイダーイン・ゼリーをくわえながら)

ザーー……

ドアを開けると強烈な雨。ボクの脳内にあのドラマのワンシーンが浮かびました。

「ママ、ユーキューってなあに?」

「年次有給休暇のことよ」

「ネンジユウキュウキュウカ?」

「定められた休日以外に賃金をもらいながら仕事を休むことができる夢のような制度なの」

「パパはどうしてそのユーキューを使わなかったの?  ユーキューを使えばカロウで入院することもなかったのに」

「ミユキ!」(涙をこらえて抱きしめる母)

(大不評放送中 「アダルトウォー」 "パパが倒れた休日出勤"の回より)

 そう。無理はよくないんです。 様々な方法で社会がボクに有休を使わせようと誘惑してきます。 しかし今年は違うのだよ。新人王(有休使用数の)と呼ばれた昨年度と私は違う。

デュラ!!(フリーザの声マネをして駆け出す)

 本日もこのような辛苦、葛藤を乗り越え会社に出社しました! (上司に電車が遅れたんです!阪急はクソと必死に言い訳する青井祐介の映像)

まあ、遅刻はした。

6月19日






適当2   

 電車に乗っているときにふと思い出した。

「人が悩んでいるのを見ておもしろがっているように感じられるよ」

 昔、大好きだった人がボクに放ったセリフです。 こいつは凄いことを言われている。と、同時にボクもきっと彼女に凄いことを言っていたのかもしれない。 ボクは正直になろうと思う。ここでだからこそ。今だからこそ。とてもカッコワルイことなのは重々承知しているけど、 ホントウのことを言ってしまおう。

好きだ!
好きなんだ!
ボクは声を荒げて叫びたい。
大好きなんだ!

痺れるよね。(酔ってます)
完璧に当たってるあたりが。完璧に見抜かれてるあたりが。
だからこそ好きになったのだとは思うけど。
見抜かれた時点で未来なんてありゃしない。

6月23日






61   僕らがそれを忘れた頃に

ここは閉じている。
空気もひどく薄く、手の届く範囲に掴めるものもなく。
しかし、ここが世界の中心なんだ、と思うことでなんとか正気を保っている。

 ホムパゲなるツールを介してインターネット上にボクという意識(ノルン)が現れ、かれこれ2年が過ぎました。 その間に色々なことがありまして、特に社会人になってからは激動の毎日を送っています。 笑うような出来事も少なくなり、楽しいこともどんどんと減っていってそれでいいの? ホントウにそれでいいの? って思います。 ボクは最近何かを忘れちゃいないだろうか。例えばサイトにしたって、「閲覧者 対 僕」の構図。これだよね。 サイトを始めた頃は毎日が見ている人との闘いだったはずだ。 最近は自分の中の世界とばかり闘っちまってる。ねえ、それであなたは満足してる?

 それは違うね。全然間違ってる。

「僕の世界 対 僕」じゃないんだ。昔は「閲覧者の世界 対 僕」だったよねって言いたいんだ。 現在、敵対してる会社は僕の世界に所属している存在じゃない。おそらくは閲覧者側が観測している存在だ。 このままでは敗北することは目に見えている。だからこそ僕は今、模擬戦として君達との闘いをはじめようと思う。 もちろん僕もやるからには真剣だ。全力を尽くすぜ! かかってこい!

 と、アンケートの前文として書いてみたはいいのですが、全然かんけーねー!  上記の文章は読み飛ばして結構です。

アンケート入力フォーム(終わりました!)

 去年の2月に行ったアンケートの回答者数は4名だったので、それを上回るよう 皆さんドシドシ答えてください。超えなかったら閉鎖も辞さない覚悟です。 お願いします。あなたの一票がブルレの今後の更新を決める!  僕はあなたのホントウの声が聞きたいんだ!

 締め切りは気が向いた時です。

6月24日






62   飛ぶ気になっても僕らは飛べない

 本日はいつもより早い時間に起きました。
 毎日ドタバタして出社準備するなんて社会人の本来の姿じゃない。 今日こそは余裕を持って会社に行けるぜと朝からいい気分となり、 腕を振り上げ伸びの姿勢をとったところ、持病のワキガのあまりの臭さに失神。 意識を取り戻した頃にはもう定時に間に合わない時間となっていました…。 嗅覚過敏性疾患症候群であるところの僕は臭いに敏感な体質であり、 特に刺激の強い悪臭を嗅ぐと気絶してしまうのです。 なんていうか、体臭のきつい人って生きてることが罪悪だよね…。 でもね、少しの間、僕の話を聞いて欲しい。これって僕のせいなのかなあと。 ワキガで失神したのであれば、これはもうしょうがないレベルの次元の話だと思う。 匂いを嗅がないようにすればよかったとなれば、 僕は朝一番に腕を上げることすら許されない。人間本来の目覚めた時の行動と してラインキング一位に挙げられるのが、伸びの姿勢をとることであることには皆さん異存ないはずである。 それが許されないとなれば、僕は人間らしい生き方が許されないことになってしまう。 そんなの悲しすぎるよね…。だから僕はこれからも朝一に伸びの姿勢をとり続けよう。 例えそれで会社を休むことになっても…。

 なんかつまんないのー。今日は色々、失敗(残有休日数9日)
 アンケートの方ですが、絶賛大不評なので、皆さんどんどん答えてください。

6月25日






63   どこまで行っても見張られている

 髪が伸びるに伸びて、うざいというよりはワイルドになってきた。 気持ち悪い。いや、気持ち悪いのは元々なんだけど、端的に表現するなら 鏡が割れるレベルっていうの? あるじゃない、そういったレベルのキモさ。 パリーンって!  髪を切りに行きたいのだけど、床屋には行きたくない。なら自分で切ったら どうだろうという案が出たけど、昔、前髪を自分で切ったらマコトちゃんレベルのふざけたキモさを誇る髪型になったので、それは避けたい。一体、どうすりゃいーのさ!? といったようなことを考えていたら、太陽が昇ろうとしていた。 いや、やめて、眩しいわ。太陽は嫌いなの。だって日が昇っている間には会社に行かなければならないのでしょう。私、そのこと知ってるから。騙されないわ。 日光を浴びないと人間はダメになるとよく言うけど、お前、会社に行ったら もっとダメになるやないけ(笑)! 世界で言われているもっともらしい名言や、ことわざは概ね間違っている。もう騙されない。馬鹿にするな。 僕は諦めたわけじゃない。僕は知っている。 この世界が虚言と妄言ばかりで構成されていることを。 誰もホントウのことを言ってくれないのだから、 僕がホントウのことを知るしかないんだ。 それしか上手くやっていく方法はないんだ。 大事なものを手に入れるのをまだ諦めたわけじゃない。 探し物はまだ見つかってないんだ!(要約:会社にイキタクナイ)

6月25日






64   サービス、サービスゥ♪

 NTTのせいで残業。ここまでは笑える。笑って済ませられる。本来であれば全ての業務を定時時間内に終わること を目指すのが、理想の形態ではあるが、どうしたって働いているのは人間、たまたま仕事が重なったり突発的な事態が 起こって、定時が過ぎてもどうしてもやらなければならない業務が発生することはあるだろう。 もちろん企業様との契約とは幾分かけ離れた時間を拘束されるとのことあって、通常の賃金に上乗せした金額が 雇用者には支払われるって寸法。それを人は残業と総称する。 しかし、しかしだ。ここで僕は声を大にして叫びたい。そこで通常、支払われるべき賃金が支払れなかったとしたら?  これはいささか話が違ってくるのではないだろうか。サブロク協定どころの騒ぎじゃないっつーの。 サブロク協定も知らない人間はこのサイトを見る資格などない。 ここは世界を抜本的に改革することを目指す、知識人たちの社交場だ(ブ翼の)。 何か勘違いする前にブラウザバックすることを推奨する。 サイトを見る資格ってなんだよ、アホか。熱くなり脱線しかけたので話を戻そう。 要するに僕はここでサービス残業の是非について訴えたいだけなのだ。

 僕は本日、4時間の不当な拘束を受けた。わかりやすいように金銭に換算すれば、約7000円の金額が支払われるべき 業務遂行である。そしてそれは一切、僕に払われることはない。エネルギー保存の法則をも超えた暴挙。ノーベル賞? 死ね。

 7000円あれば何が出来るだろう。友人(関西にいないけど)とお洒落なディナーを堪能することもできるだろうし、 欲しい本・ゲーム・服飾品も高望みしなければなんでも手に入れることが出来る。 ようするになんだってできるだけの金額と言っても差し支えはない。 それだけの金額を失ったと言っても過言ではない。何よりも悲しきかな事実は失った4時間は最早帰っては来ない…。 圧倒的な事実の前に茫然自失として家に帰れば、NTTからの請求書だ。電話代5000円。 もうアホかと、バカかと。貴様ら糞どものために身を削って働いてきた後だっつーの。 その功労者たる僕に金銭を請求する? 彼らは何か勘違いしていないだろうか。 この傲慢な態度、歪んだ世界。

 そう…この負の感情も、やり場のない想いも全ては金銭という明確な形で残業代を支払わない会社、 ひいてはそんなデス・カンパニーを生み出した社会にあるのではないだろうか。 僕は再認識する。やはり私がこの世界を変えなければならない。誰もが保身や損得を考えて立ち上がらないのであれば、 僕だけでも立ち上がらねばならないのだ。僕だけがこの世界を悪しき慣習、目に見えぬ不当な暴力から救うことが出来る。 発展途上国のGNPをも超える財閥グループ。 僕にしかできないこと、変わらないものを変えゆく力。そう、僕だけにできることがここにはある。 闘いが今、始まろうとしていた!(うん、うん、前もこんなこと言ってたね。早くやめたい(爆)(ストレスで膀胱が))

6月26日






65   アンケート途中経過

 絶賛大不評、ブルケートの方ですが昨日、信じられないほど怒涛の投票が集まりました。 問8についてのみ抜粋いたしますと、

問 8 管理人に言いたいこと、一発ギャグなどがあればどうぞ
--> 赤い方の人もっと出てきて下さい

問 8 管理人に言いたいこと、一発ギャグなどがあればどうぞ
--> 赤い方の人をもっと出してちょ

問 8 管理人に言いたいこと、一発ギャグなどがあればどうぞ
--> 赤い方の人をもっと出せ

問 8 管理人に言いたいこと、一発ギャグなどがあればどうぞ
--> 赤い方の人をもっと出したまえ。4件以上になったはずだからこれで閉鎖は無しだね。 これからも楽しみにしていますよ

 お前、全部、同じ人やんけ! 何が起こったかと思えばやはりこういった類のことですよ…。 ボクの完璧なアクセス解析による調査をもってしてもこの方が誰なのかがわかりませんでした…。 IPがinfowebの人間。心当たりがまったくありません。 そして回を追うにつれてどんどん馴れ馴れしくなっていくのが、余計にむかつきます。 一体、誰なのか。こんな屈辱は初めてだ。 腹が立つのであなたの投票は至極残念ですが一票としてしか換算しません。さようなら。

 あと、itscom.netの人と群馬so-netの人は一ヶ月でこのサイトを 100回オーバー見ているのに投票しないとは何事だ! 心当たりのある人はこの閲覧者の少ないサイトに おいては間違いなくあなたなので、今すぐに投票して欲しい。ボクは憤慨している。 ボクがこのアンケートを行おうと思ったのは、そういった今まで交流のなかった人からの意見、 コンタクトが欲しかったからだというのにとても悲しい。先生はとても悲しいぞ…。 言ったことがありませんでしたが、このサイトを見る人は、閲覧者が絶望的に少ないという地の利を生かし、 ストーカまがいのIP及び活動時間のチェックが行われていることを覚えておいてください。 お前のドアをノックするぜ!?(超、きも〜い)

6月27日






66   有休ペナントレース

取男「さあ、今日もこの時間がやってまいました! 解説は私、有休取男(ゆうきゅう とるお)と」

成蔵「子供の頃から夢は無職でした。無職成蔵(むしょく なるぞう)でございます」

取男「成蔵さんは最近、ようやく念願の無職になられたそうで」

成蔵「いやー、これも日々の努力の賜物ですよ、はっは」

取男「うるせえよ、このパラサイトが」

成蔵「取男さんも大変だと伺いましたよ。有休使い果たして、まだ6月なのに通常欠勤したとのことで。 おめでたいですね(ボーナスの減り具合が)」

取男「いやあ、お恥ずかしい。無職ほどではないですが(笑)」

成蔵「…傷の抉りあいはこのぐらいにして、そろそろ本日の青井祐介の様子を見てみましょう」

薄暗い部屋の映像に切り替わる。

取男「お、目覚めた模様です」

成蔵「だるっそうですねー。見てください、このやる気のないツラ」

取男「間違ってナマケモノが人類に進化しちゃった的な形容がこれほど似合う人間も珍しい」

成蔵「顔面が被爆しちゃってますしね(笑)」

取男「おっと、そんなこと言っている場合じゃありませんよ、成蔵さん。見てください」

成蔵「起きて早々、冷蔵庫から何か取り出していますね、これは……」

取男「日本酒!? ですか? 成蔵さん、これは一体、どういった解釈をすればいいのでしょう」

成蔵「本人なりの出社前の儀式なのか、はたまた気付け薬、迎え酒のつもりなのか……」

取男「いずれにせよ出社前の社会人の行動とは思えません」

成蔵「これが昨年度、彗星のように現れ社会人初年度から残有休0、始末書1枚提出の記録でぶっちぎりの 新人王となった秘訣でしょうか。とにかく信じられない」

取男「日本酒一合空けてしまいましたが、これで会社に行けるのでしょうか」

成蔵「まあ、彼は行くでしょうね。寝坊したとき以外は基本的に全出社ですから」

取男「なるほど、青井祐介、今年も順調に不眠症にかかっているとのことなので、 今日はともかくこれから先は期待できますね」

成蔵「しかし、最近は寝れないときは諦めて徹夜敢行という高等テクニックを身につけましたからね。 侮れません。不安材料ですよ、これは」

取男「阪神優勝と、青井祐介の有休が尽きる、どっちが先か……今年の有休ペナントレースも目が離せません」

成蔵「夏休みで確実に有休が減りますから……実質マジックは7といったところですか」

取男「実質7!? 一ヶ月1日ペースで休んでいけば年内には優勝が決まるかもしれませんね」

成蔵「ええ、他の同期は全員まだ有休が2ケタ台残っていますから。現在、もっとも好位置につけていることは 間違いありません。今年も彼はやってくれることを期待しています」

取男「青井祐介、たった今、出社致しました。最近の悩みは『俺って実は離人症じゃね!?』 自意識過剰すぎです」

成蔵「せわしなく死んでください」

取男「本日も放送時間が残り少なくなってきました。皆さん、またお会いしましょう」

成蔵「アニョハセオー」(放送終了と同時に殴り合いを始める2人)

6月28日






67   ボーボボボー

 昨日のことです。 激務を終え文字通り体をひきずり帰っていたところ ブロック塀に足を強打、骨折の疑いあり、 ていうかマジ痛くて歩行に支障をきたすレベルだなあ、 ということでもうこりゃ会社を休むしかないねと微笑み勇んで イッツカンパニー様に朝のラブコールと電話を手に取ったのですが、 そうだった、今日はボーナス日だ! 忘れてたー!(ネクタイを締めすぎて窒息死寸前) 気分一新、 いつもより15分早く家を出て出社するこの気合っぷり。 皆さんにも見習っていただきたい。今日は神様に約束された救済の日…。 そう、今日だけは私たちは救われる…。と、ここまで書いてみたはいいんですが 飽きたのー。最近、飽き気味なのー。 マジメな話で恐縮なのですが、今期より保険料に関して総報酬制なる悪しき 制度が始まったため、去年より金額がまあ…そのぅ…ね。 あまり変わってないというかね。テンションも上がりませんわ。 なんちゃって、なんちゃって、なんちゃってー! 40万! 40万! 40万! うきょー! とまあ、再びテンションを上げてみようとしたのですが、 この金銭は会社を辞めた後の引越し代に使うので、手をつけることはできない…。おまけに3か月分の交通費5万を使い込んでいたことが発覚したため、 貯蓄総額はこの度35万と相成りました。 これじゃあ、引越し費用すら危ういじゃないか。バカヤロウ。 ボクは貯めよう! この星を変えられるぐらいの富を! 資本を!  12月末、会社をやめるまでに100万貯めてやろうじゃないか。 書いたはいいが、自分の中で盛り上がらないので寝ます。

7月4日






68   激務、激痛、激鬱

 今日も外に出なかったら、休日のひきこもり記録が一ヶ月に突入!? といった奇跡めいた黄金伝説を達成してしまうことに 気づいたので、先日、ブロック塀にぶつけて痛めた足をひきづりつつキチガイのように足痛ぇー、足痛ぇーと 唸りながら外出してきましたよ! まあ、身を震わせて歩くその姿は「キチガイのように」という生半可な直喩ではなくキチガイ、 正にキチガイそのもの。隠喩。そんな障害者アピールを欠かさずに向かった先はどこかと言えばすき家。等速直線運動的に表現するなら歩いて2分で辿りつく大地にですら、負傷したこの足ではつらい。外出したってまさかそれだけ? と問われれば、そうだよとしか答えることはできない。そういうことは聞くなよ。聞くだけ野暮ってもんだよ。優しさが足りないと思うんだ。この世界にはね。ほんのちょっとの優しさで救われる人たちがどれだけいると思ってるんだい?

 僕の休日はこんなものだっただろうか。違うだろ、違うんだ。 あの頃の僕らは毎日が冒険だった。 ペダルを蹴ってあぜ道を駆け抜けた古き良き時代はそこにあった!  恐怖に震えながら探検した廃病院の手術室で 干からびたウンコを見つけた時のあの感動! 僕は取り戻そうと思う。 帰ってきてからぼんやりとそんなことを考えていたんだけど、 明日からまた獄鎖に繋がれたジョビングワークが始まるってマジ?  と思うとだんだんそんな想いはどうでもよくなってきて、 OH! ザッツライト! あなた達は常に正しい、 でもね、金銭を生み出すことしか頭にないお前らのドミノゲームに付き合うのも あと半年だぜ、と自らを奮起させて床につくことにした。

「しかし、あなたは本当に救われませんね。 仕事をしてれば精神的な苦痛を受け、 仕事をやめても金銭的な苦痛が延々と付きまとうのに一体何をどうしたいのかがわからない」
「私はここにいる限り、永遠と休日に出かけることはないのでしょう。 もうこんな休日を過ごすことに飽きました。だからここから脱出するのです。 しようと思うのです。たとえそれが金銭的な苦痛を伴ったとしても、もう誰にも私を止めることはできない…」
「あなたがここから抜け出したとしても、休日に一緒に出かけるような相手はいるのですか? 私にはそれがわからない」
「あ、いねーや(爆)」

 脳内会話で革新的な結論に気づいてしまいました。 私がここを抜け出したとしても、その先には実のところ誰もいないということに…。誰も愛せず、誰からも愛されない。 それもこれもこの不具な顔面に原因があったのですね。 神様、助けてください(ザオリクをかけても復活しない顔面に絶望)。 あーこりゃダメだわ。風水的見地から見てもダメ。エンペラークラス。

7月7日






フォームレス

name=メサイア
comment=いつも楽しく拝見しています。僕も馬車馬のごとく働かされているので人事ではありません。いつか東京に戻ってこられることを祈っております。ちなみにうちのサイトです。

 こんばんは! はじめまして。アンケートが終わってからレスしようと思っていたのですが、このままではいつのことに なるやらわからないので、先立ってレスしようと思います。サイトを拝見させて頂いて、え、何のコネクションもない こんな大手様からアプローチが? と驚いています。 マジで馬車馬のように働いている感じのする今日この頃です。先月はサービス残業の方も順調に20時間を越えました。 しかし、まあ、世間には僕などより辛い環境で働いている方がいることはわかっているので、あまりこの境遇を嘆いても いられないのも事実です。が、はっきりいって僕は定時帰りの月〜金でも気が狂いそうになるほど貧弱な フィジカルとメンタルを誇っていますので、ここでぐらいは嘆かせて頂きたいものです。 まあ、なんといいますか働くのに向いてない人間っているよね。 やるんだよ精神で頑張ります。やめてやるんだよ、精神。イッツマイライフ。 オールオッケー。

 皆の楽園が戻ってきた!

7月7日

69   かいそー

 新大阪駅6番出口から出て高架下を抜けるとニッセイビルがそびえたっている。連絡橋で2階部分へと直接通じていて、そこへどんどんと吸い込まれていく 数百人を超える人の列を見ているとどうにも気分が悪くなって朝からよろしくない。ニッセイとか言って日本生命だろ、どうせカンパニービルだろと毒づきながらボクも列に加わるとその思いは更に強くなった。 ボク以外の人は傘を持っていてボクだけが傘を持っていなくて。 外では雨が降っていて、透明な屋根が設置されているため 傘を差している人間はいないのだが、 ビルの自動ドアに着くまでボクは激しい疎外感を感じる。 それは感覚などではなく、実際的なモノであったし、 ビルに辿りついたからといって消えるわけではなかった。 現時点ではどうしようもないのだ、と諦めることにしている。 カバンを持つ手を握りなおし、ここがあなたが今いる場所なのですよ、誰も あなたのことを知らないしあなたも彼らのことがどうでもいいのでしょ、 何もしなければあなたは一生このままです、ここで朽ち果てて死ぬのですよ、と 言い聞かせる。 何がどうなってこうなったのかはわからない。 ボクが北海道から東京に就職したのは紛れもなくボクの意思ではあるけど、 今いるこの場所はボクの意志が介在してはいない。 拒否しようと思えばその前に出来たのにそうしなかったことをボクは後悔しているけど、まだ遅くはない。今からでも改善はできるはずなのだ。 破滅に向かっての小さな決意を強めてため息をついた。

・休日メモ

 土曜:トイレと部屋を往復するだけの一日。発言0
 日曜:上記の行動プラス、コンビニと家を往復。 発言はお弁当温めますか、「いいえ」のみ。何に希望を持てと。 トイレに行くだけで疲労する体、この軟弱な体で会社に行くとなると 一体どうなってしまうのだろう。 ボクは何も信じない。夏は来ないのだ、勘違いしてはいけない。 それだけさえ認識していればしばらくはなんとかなる。 そんな気がする。 部屋ではマクドナルドのストローが腐っている。

7月14日






メモール

 これマジバナなんだけど、寝れないからって乳首の毛を抜こうとしてたら 一本しぶといのがいて笑えないにも程があるよフギャー! フンッ! とかいっておもっきり引っ張ってるのね。しかも便器に座りながらやってるのね。 笑えねー!!  でもトイレ落ち着く、いつ脱糞しても心配ないじゃないですか、 あー、落ち着くわー。気がついたら30分も経ってて絶望しました。 トイレに引き篭もりてー(出社拒否)。

7月14日






メモール2

君が見ている僕は幻想だ。
形而上にしか存在しない概念だ。
意味を認識するのは観測者の感覚でしかない。
自分で発した言葉を遅れて追いかける感覚。
考える前に言葉を発している感覚。
刷り込まれた意思が話すこの感覚。
何も語らず、何も伝えない。
ここで距離感を測るためにはそれ以外の方法はない。


 激務に追われアンケート回答が進みません。 つーか、今まで会社で書いてたのができなくなったことに原因があります。 そう、更新ができないのも会社のせいなのです…。 残り3人だったのが6人に増えました! ボク、大人気!  えー、来週の月曜日までには必ず終わらせてます。 きっちり宣言しないとやらなそうなので、言っておく。

7月16日






楽しいフォームレス

name=カレハ
comment=は、はじめまして。  ログとか読ませてもらったんですが、個人的にすごく好きな文章だったので、酔った勢いでそれだけ伝えようと思いました。 これからも呪詛に満ち満ちた日記書いてください。 ぜんぶ読みたいと思います。

 こんばんは、はじめまして!  ボクはカレハさんのサイトを「宮崎勤 夢の中」で検索して発見したわけですが マジ、おもしろいです。「世界記述書評」と枯れ葉教布教活動あたりが大好きです。 ボクもそろそろもっと妄想していかなければダメになると思っています。 今日は昨日の内に買っておいたコンビニ弁当を温めていたら、 ソースが爆発したので絶望しています。温める前に外しておけ? 弁当ふぜいが命令してんじゃねーよ、クソが。 ぐらいの態度で生きてきましたがそろそろ限界です。 金曜は定時後速攻で席を立ち、旅に出ます(ネットの世界)と言い残し会社を出たのですが、 そろそろ誰かになんとかして欲しい。
 ほーら♪ブルマ履いて♪大事な彼氏に♪すぐ会いに行くよ♪(モンゴル800調で)
 そういった感じの優しさが欲しい。

7月20日






楽しいフォームレス

name=鴉天狗
comment=「はははは、じゃあさ、番号教えてよ!携帯携帯!」
集団の中の孤独。それを噛みしめるとみじめさが口の中にさっと広がる。それは決して美味ではないけども、もう一度味わいたくなるような自虐性の強い酸味だった。 「どうした、もっとテンション上げていこうぜ!」 こうした命令口調にbokuは何一ついえなくなってしまう。ただひきつった笑いを顔に貼り付けて、目をそらすばかりである。 基本的に不細工は動けない。それを笑いに転化し、はじきとばすだけのパワーを持ち合わせていないものは、場をしらけさせない程度の薄ら笑いを浮かべて、終始時計を盗み見ることしかできない。それでもこういった集まりに、のこのことやってくるのは、少しでも人との暖かい交流といったものを求めているせいかもしれない。  超然とした本当の不細工はむしろ自分の天命を受け入れているかのようで、見ていて気持ちが良いものだが、こういう手合いは甚だ見苦しい限りである。

 鴉天狗さんが顔面健常者なのか、はたまたどの程度の顔面障害者なのか、 実体を存ぜぬため明確な指標を持たぬままの推論となってしまいますが、 不細工視点から初めて見ちゃったものの、自らの現実と過剰にリンクさせ 逃避のために後半部はいつのまにか客観的になってしまっているのであれば、 とても危険なことだと思います。現実感の喪失、自分が自分でない感覚を 持つということはパニック障害や鬱を引き起こす可能性があるからです。 早急に然るべき機関への訪問も視野に入れることをオススメします。
 また残念ながら鴉天狗さんが何を言わんとしているかいささか判然としないのですが、わざわざこういった内容のものをボクに送ってくるということは、 甚だ見苦しい=ボクという構図を持って暗に罵倒したいのかな? なんて。 うん、それは伝わったよ、とても伝わった。ていうかあなたはボクより素敵な文章を書かれるので、毎日送ってくれるとボクは更新しなくてよいことになり、楽です。 最近、著しく更新意欲が減退中なのでそうしてくださると非常に助かります。 あなたにブルーレッドの更新権あげちゃいます!
 こういったメールが来るようになると、このサイトも彼岸に来ちまったなあと思います。絶海のWEBの孤島、ブルーレッドなどと毎日叫んでいたあの時代を懐かしく思います。

7月21日






70   全てはあなたのためだけに

 これからは頑張って、今いる場所が追い詰められた崖っぷちだとしても、 頑張ってみようよと奮起してみたところで、家に帰ってみればそんな決意は砂上の楼閣、跡形もなく消し飛ぶのです。 それは当然であり、なぜならそんなこと実は微塵も思っていなく、ボクは労働、 社会そのものを嫌悪しており悪意と敵意を持って対峙しているからなのです。 では、なぜ頑張ってみようと思うフリをするかというと、ボクは12月に会社をやめる予定なのですが、 それまでは引越しするためのお金と、その後しばらくの生活費を貯める予定で、 なのにそれまで、給金と寮という住宅費を抑える利便的なシステムの恩恵を受けられなくなると困るからに他ありません。 そのために思ってもいない「これからはもう少し頑張っていきます!」「仕事が楽しくなってきました!」 などの真実とは正反対の「頑張りワーズ」をまるで真剣に思っているかのように上司に投げかけるわけですが、 思っていること、などどうでもいいとは思いませんか。重要であるのは現実に発露される力だけだと思っているのですが、 どうにもこうにも頑張っている人というものは往々にして評価される社会が私にはつらい……

 何もしてないくせに何かをした気になりやがって、 そのくせ主張だけは押し通そうとするクソ野朗どもが! といったアニメを見て3連休正気を保つことに成功しました。 この世がマトリックスだから、一生懸命になるなんてバカらしいよね。 言ってみたところで、ここが現実だろうが夢だろうが、 より快適になるために努力する必要がある。 つまりはボクがここで、精神の平穏を得るためには、 今いるここを変えるか、ここに適応するか。 どちらも不可能であれば、変えられなければそこを去るしかないのだ。 今いる会社以上の給料がもらえる会社はあるいはないかもしれないし、 来年には新卒と同じ給料がもらえることなんて、専門学卒という学歴を 考えるにかなり僥倖なことだが、その好条件を上回る精神的苦痛 の方がボクにとっては大きい。それだけの結論だ。ボクは非常に現実的だ。 同期には辞めない方がいいと言われるが、彼らは正しくもあり間違っている。 こんなもの感覚的な問題でしかない。感覚で解答が変わる問題であれば、 あとはボクの感覚に委ねるしかない。 1年で会社を辞めることで受ける不利益、今以上に悪化する経済状態。 そんなことは既にわかっている。それを考慮した上でボクは会社を辞める決意をしているのだ。 損得で考えた非常に単純な結論。ただ、それだけのこと。 そこに至るまでの過程を無理やりな装飾で塗り固め綴るのがこのサイトである。

7月22日






71   ボクが幸せになるための方法1

「ボクは幸せになりたい」
「あなた、まだ幸せになりたいだなんて言ってるの? 信じらんない」
「ボクは幸せになれないのですか」
「身の程をわきまえなさいってあれほど言ったでしょうが」
「幸せを考える時点で傲慢だと言うのですか」
「まったくもってその通り。わかってるなら、黙って絶望してなさい。 あなたにはそれがお似合いよ。…でもそうね、今日は暇だから、 少し付き合ってあげるわ。あなたの幸せについて、ほんの少しだけ一緒に 考えてみましょう」
「ボクの、ボクだけのための幸せについて」
「そうね、対象を一般論にして語ってもしょうがないから、あなたのための、 という条件付きで考えてみましょう」
「幸せとはそもそもなんですか」
「じゃあ、あなたはどのような状態になれば幸せだと感じられる?」
「そこそこに裕福で、そこそこかわいい奥さんがいて、そこそこ出来のいい子供 たちとそこそこの幸せな家庭を築いていければ幸せだと思います」
「嘘ね」
「いきなり全否定ですか!?」
「見え見えの嘘じゃない。あなたそんなこと思ってないでしょう。 それにそれが本当だったとしても、その希望を叶えることも無理だわ。 あなたはそこそこ裕福になれる仕事には就けないし、 そこそこかわいい奥さんがもらえる魅力のある人間じゃないし、 絶対的に能力不足のあなたの子供がそこそこの出来なわけがないでしょ?  不出来な子供が生まれるに決まってる。それって悲劇よね。 生まれてくる子供も不幸になるし、あなた自身も報われない」
「決めつけないでください。そんなのわからないじゃないですか」
「これは可能性のお話よ。 そりゃー、奇跡的にあなたのことを好きになってくれる人がいて、 優秀な子供が生まれてくる可能性を否定できないけど、 それを肯定するのはあまりにもリスキーだわ。 可能性の高い方に推移していくのが、世界の基本なんだから 想定する未来もそれを基準に考えなくっちゃ。 悪いことを言わないからやめておきなさい」
「すいません、ボクが悪かったのでその辺でやめてください」
「あなたがありえもしない変な方向に話を振るからよ。 言っておくけど、これは話し合いなんかじゃなく、最終的に私の思う方向へ、 あなたを導くためのゲームなんだからね。 話し合い、議論なんてものはそもそも社会が他者に見栄えよく見せかけるために 作られた概念なのよ。行われているのは、 自分の主張をいかに押し通すかという単純なパワーゲームなんだから」
「そんなこと言っちゃっていいんですか。ボクもあなたの思い通りになるもんかと身構えますよ」
「ネタばらしした上であなたに納得させるのがおもしろいかと思ってね」
「あなたは傲慢ですね」
「能力のあるものは傲慢にならざるを得ない」
「選民思想だ」
「平等主義よりはマシだと思うけど。 能力のない人間が得をして、ある人が損をするなんてどこが平等なのよ。 そんな妄想をあなたが語り出すようになったら、全力で叩き潰すから覚悟しておいて」

 君は高潔だった。どこまでも高潔だった。(ボクが幸せになるための方法2へ続く)

7月24日






72   ボクが幸せになるための方法2

「話が横道にそれたわ。これは幸せの話だった。あなたが幸せだと思う状態をもう一度語って」
「何もしなくてよい状態が幸せだと思います。 何もせずに食事にも困らない程度の金銭がある状態が幸せだと思います」
「あなたの場合、それは実家でひきこもりにならない限り無理ね。 そして、あなたにはそうなるだけの環境の才能が足りない」
「環境の才能?」
「浪人してでも大学に行けるだけの金銭的余裕、20を超えても養ってくれる 親の器量だとか、大体は親に左右されるだろうけど、そういった生まれながらに 決まっている環境のバックボーンのことよ。あなたにそれがあると思う?」
「思いませんね。どう明るく見積もってもありえない」
「そうである以上、働かないには宝くじにでも当たらなければ無理な話なんだけど、 ここではそんな確率的に起こりえない話は考慮しない。もっと現実的な話をするために 私たちはここにいるのだから」
「そうですね。ボクもそんな奇跡的な幸運が自分に舞い降りるとはとても思えない」
「そうなると、働くことをベースに考えていかなければならないけど、あなた出世はしたい?」
「したくないと言えば嘘になりますが、自分に出世していけるだけの能力があるとは とても思えません」
「そうそう、そうやって素直に答えてもらえるとやりやすいわ。出世を望まないとすれば、 あなたは他者、…この場合は評価する人間、に対して自分の能力を誇示する必要がない。 この感覚は理解できる?」
「なんとなくはわかります」
「なんとなくじゃ話にならないのだけど、まあいいわ。 つまりは出世して給料が上がるより、低賃金で楽なままでいいということよね?」
「そうですね、一定の給料があれば、評価は最低でも気にしません」
「そうであれば、能力があることを誇示するのではなく、能力がないことを誇示した方が 楽になると思わない?」
「能力がないことを誇示する…」
「出来る人のところには仕事は自然と集まってくるわ。 実際すぐにできそうなことでも、悩むフリをしてみたり、 時間をかけて終わらせる姿勢を見せることで、自分が無能であるという感覚を周りに植え付けて、 自分に面倒な仕事が回ってこないようにする根回し的作業。素敵だと思わない?」
「それは、どうにも最低なことをしている気がします」
「既に最低レベルの人間なのに何を今更。 組織への所属意識も守るべきものもないあなたは それが原因でリストラされても困ることはないだろうし、 あなたが幸せになるためにはかなり有効な方法だと思うのだけど」
「あえて、自分の能力を下に見せる方法論ですか」
「小・中学校の時、普段できない生徒が平均点を取っただけで、 先生に褒められるという光景を見たことがある?  劣った自分を平均にしておけば、相対的には平均なことでも絶対的に平均を上回った 自分が評価される場合がある。できないことを当たり前にさせる感覚を相手に与える、ということ」
「社会主義下で最も有効な手段を資本主義に持ち込むというのですか」
「資本主義でこの手法を使うと、受ける不利益も大きいのだけど、 享受できるメリットが本人の中で上回るなら、そうした方が楽だと私は思うのだけど」
「どうにもボクには受け入れ難い話です」
「今のままの生活を続けていけば、あなたは狂って死ぬ。 まあ、あなたには狂う才能もないから屍のように生きていくんでしょうけど。 誰もが幸せになれる世界は存在しないから。幸せは限られた人間にしか訪れないから。生きているだけで迷惑。迷惑であることにも気付かない。 圧力を払いのける力もない。気が狂いそうになる。でも狂えない。 狂ったとしても狂っていることにも気付かない。壁のない部屋で誰にも 届かない叫び声をあげる。どうにもならない現状。 変える力もなくて、ただただどうしてと嘆くことしかできない。 あなたの行き着く未来はせいぜいそんなところね」
「ボクは変わりたいです。そうならないように、全力で未来と闘おうと思います」
「まだ、勘違いしているのね。そんな希望を持つからあなたは更に底辺に落ち込んでいくのよ。自分の能力不足をこれ以上露呈してどうしようっていうの。 劣った者に必要なのは絶望を幸せに転換する能力なのよ。 全てのことに無感動に、自らに降りかかる全ての事象を自分のせいだと思う感覚をあなたは身に着けなければならない」
「全ての出来事を自分のせいに、ですか? あなたが何を言おうとしているのかボクにはわからない」
「出口がないなら、幸せが見つからないなら、手に入れることができないなら、 自分自身で逃げ道を作らなければならないのよ」(3へ続く)

7月24日






73   ボクが幸せになるための方法3

「もうあなたはいい加減、認めなければならない。 あなた自身が理想とする望みが叶わないことを。 社会一般で考えられている幸福が得られないことを。 望みを持つ時点で既に傲慢だということを無意識レベルまで 浸透させなくてはならない」
「それではあまりにも報われない」
「絶望していて当たり前、報われなくって当たり前。 いつまで勘違いを続けるの?」
「劣った者は希望を持つことすら許されないということですか」
「自然界において、弱い者は捕食者に殺されるために存在していると言っても 過言ではない。強者から逃げ惑う毎日。そんな中に幸せを見いだすことはできないだろうし、 考えることもないでしょう。そしてそれは自然なことなのよ。 なのに、あなたが希望を持つということは不自然で歪んでいることだと思わない?」
「弱者も希望を持つことができるようになったからこそ、 人間は進化してこれたのではないですか」
「…別に止めはしなけど、それこそあなたは社会にボロボロに叩き潰されて不幸になるわよ。 最上の不幸とそこそこ不幸であること、どっちがいいかって話。 昔は、数で世界を支配するためにあなたのような無能がいてもよかったけど、 現代では不必要なの。これからは数の時代じゃないの、能力少数の時代なの」
「ボクはいらない人間だということですか?」
「いらない、とまでは言わないけど、幸福を主張するほど権力を有していない存在ね。 …ねえ、あなたはどうして自分が劣等者になってしまったのだと思う?」
「これまでの人生で努力をしてこなかったから…。そして努力を生かせる才能もなかったから…」
「どうしてそんな人間になってしまったの?」
「…生まれたときから決まっていた?」
「そう、あなたが努力できないことも、努力を生かせないことも、全ては初めから決まっていたのよ」
「でも、でも、それだったとしたら、どうしようもないじゃないですか!?」
「どうしようもないのよ。そこで、ボクは違う!  と奮起せず諦めるあなたの性質も既に決まっていたことだし、 そしてそうなったのは、全てあなたが悪いのよ」
「ボクが悪い……」
「そう、あなたが悪いのよ。 じゃあ、聞くけど他人が『悪い』ことって何かある?」
「ボクが劣っているからと罵倒するのは悪い事じゃないでしょうか。 相手の人間性を疑ってしまいます。誰もボクを認めてくれないんです」
「それは人間性なんていう腐った概念の問題じゃなくって、 あなたを認めなくても誰も困らないからよ。あなたが認められなくて、 力を発揮しなくなっても、誰も困らない。だからあなたを誰も認めようとしない。 あなたがそんな世界に不満を持つのはただただ、希望を持っているからに他ならないわ」
「どういうことです」
「あなたは他者に認められる能力もないし、現状を変えることもできないのに、 認められたい! という希望を持っている。努力も行動もしないし、できないのに何が認められたいよ。 何様? 怒り、苛立ち、不満を述べることは自分が能力不足です! と声高に主張しているようなもので、 どれだけ傲慢で恥ずかしいことかそろそろ理解しなさい」
「………」
「あなたが、幸せになる方法。それは、全ての理不尽な境遇や不当な扱いを 心を殺して受け入れていくこと。反抗してもどうにもならないのだから、被害を最小限に抑えていく。 そうすれば、通常の劣等者よりも幾分か楽な不幸で済み、それはあなたレベルの人間にとっては あるいは幸せなことだと私は思う。そうは思わない? 思おうと思わまいと、 あなたが不幸になっていく姿だけは確実に見れそうだから私は楽しいけどね。 それが私にとっての幸せ。あなたを否定していくこと、認めないこと。限りなく楽しい」
「あなたは最低です」
「そう評価しても、私にその声は届かないし、社会に浸透することもない。 それもあなたが能力不足だからなのよ? わかる?  あなたが頭の中で何を考えるのかも自由だし、あなたにできるのはそういった 無意味な評価を付けることだけだから別にいいけど。一生そうしていなさい。 あなたがそこにいる限り、この立場の差をひっくり返すことは不可能なんだから」()

7月25日






74   100字しか喋らぬ一週間

 ブルブルブルルンブルーレッド。シャングリラ、シャングリラ、今日は風の祭〜♪

 こんにちわ、青井祐介です。 本日はエルドラドへエクゾダス決めるために夏季休暇なるドリーミーな制度を 発令させカンパニー(戦場)に赴かなくとも罷免されない権利を獲得した次第ですが、成したこといえば主要キャラ達が何のためらいもなく死んでいく絶望ジャパニメーションVガンダムの視聴及び、対戦者4人「46」の一言もなく試合終了即抜けする地獄の東風荘のみでした…。 こういった人の温もりが感じられぬ生活をしていると人間はダメになる、 と点けっぱにしているTV野朗(主にNHKの老けたオバン)が盛んに抜かすものだから、 いくら愚鈍めな私におきましてもそろそろやばい、危険が迫っていると 研ぎ澄まされた感覚が警告を発し、いてもいたたまれなくなったので、 外界に飛び出しましたわけです。

 眩しき陽光がサンサンと煌めく大地に3日振りに光臨した私が向かった先は 素敵グルメショップことすき家でした。 そう、3日連続カップメンではさすがに死ぬ…。 先々週も似たようなことを書いた気がするのですが気のせいです。 懐かしの古巣、すき家への光臨も3日ぶりの出来事なので、ボクは何を頼もうか迷いました。
「ご注文は何になさいますか?」
「並・卵で」
 声帯を、久方ぶりに、使い、ました! コンビニにおける「お弁当温めますか?」 「いいえ」の2倍の声力を使ったことに不覚にも感動してしまいました。 人がわかりあうためには言葉を交わすしかないという基本原理を遅まきながらボクは思い出したのです。そうだった…。忘れていた、この感覚。 これからはもっと周りと会話していかねばならぬと決意を秘めたボクの 明日の発声予定としては「おはようございます」「お先に失礼します」の20字です。上手く言えるかなあ…。言えるといいね!

7月28日






75   シャイニングカンパニー(砕け散れ!)

 うわあ、カンパニーが光に包まれてるぅ…!(手榴弾をあらん限りの力で放り投げながら)

 やほ、お疲れ様です! 青井祐介です!  今週は会社で100文字以上発語しないを目標に掲げていたのですが、一日で崩れ去りました! よく考えたら電話に一回出ただけで超えちゃう! っていう革命的なことに気づいちゃった! ウテナ並に革新的…! あなたが本当の私の王子様だったのね! いや、そんなオタ暴露はどうでもいい。本日も愉快に議事を取っていたわけですが、明日も明後日も議事取りです! 議事録で一週間が終わっちゃう! やべえ、やべえ、マジやばい。そろそろ切れそう!(肛門が) 先輩、そろそろやばいっすよ…。今日は機嫌がいいから凄いトリビア教えちゃうけど、 ミーの寮のセブンスターは値上げ後価格280円なはずなのに何故か270円!  やべー、親父、自販の設定間違ってるぅ! 明らかに痴呆が疑われる設定係の親父の特攻ですが、ゆうちゃんゾクマン! 許しちゃう!  調子に乗ってもう一個とっておきのトリビアも話しちゃうけど、課長の息が仁丹臭い。 切れそう!(マジで) 本日はメモをクリックしても続きがありません。(げーひんかんうらぐち!)

7月29日






76   そうだった、ボクは君じゃなかった

 寝不足で鈍った頭を万力で絞り上げ、たっぷりの血ヘドを吐いて議事録を書き上げ、 関係各位にメールを送り会社を出たボクはさて何をしようと路頭をさまよった。 何をする? 考えてまで何かする必要なんてないじゃないか。感覚が狂っている。間違いない。 ここに来てからというもの、色々なことが上手く回らなくなっている。 これから休日だという高揚感。そして、休日には何もないという虚無感。 二つのエネルギーがぶつかりあって、おそろしいぐらいに体が熱かった。頬が紅潮して、 喉が渇いていたので、マクドナルドへ行こうと思い立った。 何故行くのかって阪神が買った日はシェイクが安い。そういうことだ。 こうした感覚を持つ人間がいる限りデフレは終わらない。この感覚がデフレスパイラルじゃなかったのか?  どちらでもよく、どちらでもない。見るべきことも、やるべきこともなかったのだ。 喪失感はあるけどね。とにかくもう得られるものは何もないのだから、それは当たり前のことだと諦めることにしよう。 ボクのグラフは何年も前に頂点を迎てしまっているのだから。 寝る前にやるべきこと、探すぐらいなら酒を飲んで眠っちまおう。 おそらくは、ひどく大事なことを忘れてでも。

8月2日






77   ホントは落ち込んでるんですよ!

 北海道編で僕がボク自身に言い聞かせたかったことは能力不足の者は延々と迫害され続けるということでした。社会に適応できない人格、適応しようと努力してもとけ込めない人たちは迫害される。当たり前のことです。

 東京編でボク自身に言い聞かせたかったことは希望を持つから絶望するのだということでした。期待すれば、されれば。希望を持てば、持たれれば。行動すれば、されれば能力不足の者たちは現実に絶望する。 つまりはそういうこと。社会の一般原理です。迫害など誰もしてないと言うのであれば、どうかボクを迫害しないで下さい。被害妄想だと罵倒する方々はならばどうか、ボクのこの思想を根本から覆すような洗脳を施して下さい。 無理です、そんなことは無理なんです。

 大阪編でボク自身に言い聞かせようとしたことは、希望を持とうが持つまいが、結局ある類の性質を持つ人間は、必ず絶望するということです。何もかもがうまくいかず、そしてどうにもならない。どうにかしようとすれば、絶望するということは東京編で述べたとおりです。では、どうすればよいのか。苦しまないためにはどうすればいいのか。どうにもなりません。当たり前じゃないですか。救われたい、助かりたいと思う時点で傲慢だという感覚を悟るべきです。そんな感覚は高校時分で学んでおかねばならないものでした。その点においてもボクは能力不足でした…。 ボクはこの期に及んで勘違いしていたのです。

 不幸なんだと思う。 相対的にしてしまえば、どう明るく考えたって不幸なんだと思う。 ボクが満足できる幸福を得るためには並大抵の努力では足りないのだと思う。 そうして辿りついた場所にしたって、相対的にしてみれば社会的に劣ったレベルの幸福なのだろう。人は一人じゃ生きていけないと言われたって、 一人で生きていくことを強要される。 例えばここにいたいと思って、今いる場所が気に入らないのならば改善する努力が必要なのだろう。ここにいて、このままだったら何も変わらない、 もしくは更なる不幸に見舞われる公算が高い。 しかし、状況を変えようとすれば迫害される。そして迫害を跳ね除けるだけの 力がボクには不足している。そこで得られる苦しみは おそらくは変える前より圧倒的に多いのだ。 救われようと思ってはいけない。 誰かが助けてくれるなどと思ってはいけない。理解されようと思ってはいけない。悲しみ、苦しみを分かち合う? 金や幸せは独り占めしたいと言う癖にどれだけ傲慢な態度なのだろう。できることはこれ以上の苦しみが降りかからないよう努力することだけである。状況が好転する? ありえない。この絶望する現実の維持が精一杯。ボクに出来ることはそれだけだ、あるいはそれすらもできないかもしれない。死ねば救われるのに…。そんな考えは決して持ってはいけない。希望を持つなとあれだけ言っただろう?  逃げ道はどこにもない。逃げた先でも絶望するだけだ。 更なる絶望に陥らないために努力しよう。 不具者にはそれがせいぜいでお似合いだ。

8月6日






78   future than past

 都市化が進んで自然を忘れちまった現代キッズたちを嘲笑うかのように、 我が家の眼前には水田が広がっているわけだけど、最近、蛙の声がうるさくて著しい睡眠障害を被っておる。 毎晩、毎晩ゲコゲコゲコゲコ飽きもせずよく鳴くんですわ。 おかげ様で業務に支障をきたすレベルで眠れないんですがどうしたらよいのですか。 今、睡眠時間に関わらずやる気ないでしょ? という叫びがイドの奥底から 聞こえてきましたが本当なんです。信じてください。まあ、わかってくれないなら、それでいい。 先日、理解を求めるなと言ったのはボクだ。糞を喰らって西へ行け。

 糞の話をしている場合じゃなかった。僕が見るサイトの人たちが スカトロの話をしてたので便乗してみたけど、どうでもよかった。今日は蛙の話だった。 シャイニングスタンピード! とか奇声をあげながら全匹踏み殺せばいいのかな?  どうすればいいのかわからない。困った。本日は誰もいない会社のトイレでヤムチャの操気弾の ポーズでふんばり脱糞することでかろうじて意識を保ちましたが、そろそろ限界は近いです。 今月は既に10000円に相当するサービス残業務を遂行しています。一体ボクはどうすればいいのでしょう…。

 極めつけは弊社には妙齢のオバ様たちが多いのですが、 というかオール・オア・ナッシングレベルの割合でオバ厨様たちが鎮座しているわけですが、 ソヤツらが揃いも揃って冷え性って理由でこのクソ暑いのにクーラー止めてるっていう絶望的な社内環境ですよ。 ナッパ、じゃなかった、これでも冷えますか〜って熱波で全員焼き焦がしたい。死ぬ。

8月7日






79   ラーメンオフレポ

 行って来たよ。味噌ラーメン食べて店を出た後に「味噌かよ!」と逆切れした記憶と、 色々な人に「まさかこのために大阪から?(笑)」などと罵倒された記憶しかないのですが、 ちゃんとしたオフレポっぽいのは後で書きまーす。 終電の新幹線で帰ってきて激しく疲労してるるるー。 あと、ボーリングやる度に筋肉痛になるのは勘弁してほしい。 月曜、会社休み取ってなかったら死んでた。 あぶねー。つうわけで、今から寝ます。

追記:起きましたが書くのは無理でした。また後日、後日。 あとエナジーを貯えたので今後はしばらく明るい日記を書くぜ!

8月11日






80   カンパリズム

 お久しぶりです、青井祐介です。 今週は常軌を逸したグラビティブラストによる余波によって残業時間が 5日で15時間を越えるという百鬼夜行を余儀なくされており、 次週より更なる過酷な会社生活が始まりかねません。 開けた未来を想像するだけで発狂しかねぬ勢いです。 お前の業務が大変だという報告なんてどうでもいいと言われれば、 確かにその通りであって、ボクもそんな風に言われてしまえば 物申すことができなくなります。まあそんなこと言わずに。 大丈夫、私は元気です…。だからミーの話をもう少しだけ聞いておくれ…。 まだ僕らは始まってすらいないかもしれないけど、抑えきれないこの気持ち、 変わらない、そして伝えたいんだ、君に…。

 このサイトの過去ログなど誰一人見向きもしないひどい代物ですが、 大阪に来たばかりの日記で社員証を紛失したと書いたこと(大阪編5参照)を覚えているでしょうか。弊社の社員証は入館証もかねているため、ないと会社にすら入れないという困った事態が勃発するのですが、かなりの間ボクも代理のゲストカードでふんばってきました。しかしこの度以下の文言のメールが届きました!

「社員各位

セキュリティ対策の一環として、以下のスケジュ−ルにて 新しい入退館システムを導入する事となります。 導入に際して、現行の社員証での運用は廃止となるため、全社員に新社員証を配布いたします。尚、新社員証の受取確認を旧社員証を総務に返却いただくことで確認させていただきます」

 なんだってー!!

 社員証が切り替わるという話は前々から聞いていたのですが、まさか旧社員証を返却という形で受取確認だとはよもや思っていませんでした。 これは予想外、ザッツ・ア・フェバリットソングといった按配。 質問メールを出してみました。

「おつかれさまです。青井です。
社員証の交換に関してですが先日、紛失してしまい もうすぐ切り替わるということは伺っていたため、 暫くゲストカードを使用していたのですが、 交換するときに社員証がない場合はどうなるのでしょう。 ご回答よろしくお願い致します」

返信:

「青井様
 始末書をもって、新旧社員証交換とさせていただきます。 よろしくお願いいたします」

 世界は、滅びた!(会社人生2枚目)

8月16日






81   星の声が聞こえるか

夏だ!!

海だ!!

花火だ!!

キャンプだ!!

会社だーーー!!!(PCの前で嘔吐)

 こんにちは、青井祐介です。先日は僕がまだ駆け出しのインターネットキッズだった頃からの知り合いであるところの慶介さんに会いました! 祐介の介は慶介の介(半分本当)! 当サイトでは幾度となく高橋慶介言及を行ってきたわけですが(当時のログは消えてます)、知り合って2年。初めての邂逅! 高鳴りだす胸の鼓動! しかし、阪急梅田駅3階乗り場に踊りながら登場した慶介さんに僕は絶句した。

 慶介はモテだった!

 この夏の一番の想い出が危うく「マトリックスリローテッドのエージェントスミスが大量撲殺されていくシーンで爆笑したこと」になるところだったのですが、この夏、最高の想い出作り出来ました! ネットでかよ。でも1週間はなんとかなるエナジーを補給しましたので今週は頑張ります!

月曜日の業務日記:

 前回の日記で書いた始末書の件で東京に電話をかけました。
「また始末書ですか、青井君。いつだかも書きませんでしたっけ(笑)」
「まあ、そんなこともありましたね・・・過去の話です」
「3枚始末書を出すと素敵なことが起こるから気をつけてね(笑)」
「え」

ツーツーツー

 定時後も帰らず呪詛の念を唱えていたところ課長が近づいてきて、
「青井君、青井君、Java資格試験の件は(大阪編59参照)どうなったかね(笑)」
 忘れてたーーー!!!
「あー、いやぁ、今週の日曜に受けに行きますよ!」
「じゃあ東京の方に報告しておくから、一発で合格するよう頑張ってね(笑)」
 明日、申し込まなきゃ間に合わなーい(受験申し込みサイトを必死に検索しながら)!

 始末書はいい。会社を辞めるのだから何の問題もない。しかし、試験に関しては合格しなければ辞める前に罵詈雑言を浴びせられてしまいます。僕は人に罵倒されるのが恐ろしい。頑張らなければならない。しかし、残業(しかもサービス)で勉強する時間も取れない。一体、どうすれば。僕はどうすればいいのですか? 誰か教えて下さい。死ねば助かるのに。脳内で囁く声アリ。いや、違う。それは致命的に違うんだ。ここは荒野だ。僕らは旅を続けている。荒野の果てで一人立ち尽くしてもまだ何かができるはずなんだ。僕はここであえて宣言しようと思う。ここは僕の場所なんだからそういうことを言うのも自由でしょう?  僕はまだ諦めたわけじゃない。やってやろうじゃないか。僕は諦めが悪いんだ。 色々なものを失っちまったけど、最後にたった一つ大事なものを手に入れることができれば僕はそれでいいんだ!

僕がそんな先進的な思索作業に耽っていたところ同期からメールが来た。

お久しぶりです。。
お忙しいところ失礼します。

私事ですが、
8月末をもって
退職することになりました。

入社以来、短い間でしたが、
皆様には大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。

先を、越されたーーー!!!(ベランダで絶叫)
一週間どころか一日が限界でした…。(絶望の火曜日、罵倒される議事録編へ続く(明日の予定))

8月18日






82   風が吹いても僕は桶屋じゃない

 本日、掲載を予定していました「絶望の火曜日・罵倒される議事録編」なのですが、先方の都合により打合せが延期となったため、中止とさせていただきます! 天啓もたまには舞い降りるものですね。 まあ、会社は普通に21時退社でした。 明日は、「灼熱の水曜日。プロパー僕だけ!? サマーバケイション・ライフ・イン・カンパニー」をお届けしない予定ですので、間違ってもこのサイトのURLを踏まないようご自愛ください。

 あと、絶賛大不評に終わったところのアンケートに今更ながら答えてくださったukihaさん! もう終わってますって! 僕の不手際により、リンクを外し損ねたための悲劇なのですが、既に件の企画は終わった後の祭りといった状態であるため、誠に申し訳ないのですが、反応できません! ピース☆

楽しいフォームレス

name=ブルレファン
comment=はじめまして。TOPの坊主の写真は青井さんですか? この後ろ姿は本当に負のオーラを出しまくりで毎回見る度に憂鬱になります。。。

 はじめまして! カンパニーから日々受ける重圧によって髪の毛が全て脱毛いたしました…。 齢21にして、HA・GEという障害のチャンピオンロードを走るブルレを今後もよろしくね☆

8月19日






メモール

 最近は、というより有史以前からそうなのですが、 人々を鬱屈とさせる更新以外は会社燃えろ、潰れろなどという暗鬱な更新しかない気がしてきました。いやあ、いやあ、あまりの激務に耐えかねてか、 本日は家の鍵をかけ忘れ出かけてしまいました。重症です、こんにちは、青井祐介でございます。本日もいい日和ですね。 日和見主義の皆様におかれましては正に絶好のお日柄といった按配。 いかが、お過ごしでしょうか。青井祐介でございます。

楽しいフォームレス

name=おっくん
comment=慶介さんはモテじゃよー。会えて良かったねえ〜♪

 慶介さんはモテっ…! モテな上に今日は土曜日なのに仕事も頑張っちゃってるらしいんだぜぃ。ビックリです。頑張れ、慶介ちん!

name=廃棄
comment=こんなに僕は馬鹿だったかしらん、と自虐的な考えが、降り始めた小雨のようにぽつぽつと脳裏に染みをつくる。少しづつ膨らんで、いつか大きな染みになる。この染みを総合失調症とか言うんだろう。ここまで自分がつまらない存在に思えたのは初めてかもしれないな。背筋に走る戦慄、自分がどうしようもない無能者であり、誰からも蔑まれ、人生を無駄に生きているという考えが私を脅かす。胃にコールタールを流し込まれたような陰鬱な気分。足取りがふわふわして、周りの現実感覚が遠のいてゆく。

 廃棄さんはおそらくは前にフォームメールを頂いた鴉天狗さんに間違いないでしょうが、僕は前々から思っています。自虐、という言葉がありますが自分の愚かさを認めることが自虐ってそれどういうことなのかなあ、と。 自分に正面堂々と向き合って自分がダメであることを認めても、他人からは自虐と蔑まれるのです。悲しい世の中ですね。無能であるという時点でそのこと自体が罪であるかのごとく何をやっても蔑まれるものです。 そしてそれは誤ってなく、その通りであると思うのですが、 とりあえず廃棄さんはおもしろいので、代打日記を毎日書いて欲しい。

 落ち込んだときに見る ページ
 全てにYES!と答えよう。

8月22日






82   絶望クロニクル 絶望泥棒編1

 キーボードを前にして日記を書いていると携帯に電話がかかってきた。 珍しいこともあるものだ。僕は一文の読点を打ち終えた後、受話器を取った。
「十分間、時間が欲しいの」
 唐突に女が言った。着信番号は非通知だったし、女の声にも記憶がなかった。
「失礼ですが、どちらにおかけですか?」
 僕は礼儀正しく尋ねてみた。僕も会社に入ってから知らない人の電話に礼儀正しく応対するようになったものだ。
「あなたにかけているのよ、決まってるじゃない。知らない人にかけているのに、名前も名乗らないなんてことがありえる?」
 僕は困惑していた。こんなことを言う女など知り合いにはいないし、 そもそもこの携帯番号を知っている女などいないのだ。
「ねえ、十分間だけ時間をちょうだい。そうすればお互いのことわかりあえると思うわ」
 何を言っているかわからなかった。
「わかりあえる?」
「絶望がよ」
 僕は受話器を耳にあてたまま、かきかけの日記を読み直す。 電話で話していると先ほど浮かんだ文を忘れて続きが書けなくなってしまう。
「悪いけど、今、日記を書いているんです。後でかけなおしてもらえますか」
「日記?」女はあきれた声をあげた。「深夜の三時に日記をかいているの?」
「あなたには関係ないことでしょう。何時に日記を書こうが僕の自由なはずです」
「それはそうね」冷え切った声で女は短く言った。「まあ、いいわ。また後でかけなおすわね」
「ちょっと待ってください」僕は慌てて言った。「何かの勧誘だとしたら何度、電話をかけてきたって無駄ですよ。僕は働いてはいますけど、給料は少なくて何かを買う余裕なんてないのですから」
「知ってる」
「知ってるって何を?」
「あなたにお金がないことよ。必死で働いているのに、残業代も出なくて絶望してるのでしょう? 知ってるわ、そんなこと。だからあなたの大事な日記の続きを早く書いたらどう?」
 電話は唐突に切れた。折り畳んだ携帯を手の上で遊ばせながら、必死に何かを考えようとしたがPCの画面がスクリーンセーバーに切り替わったところで我に返る。すぐにマウスを動かしてスクリーンセーバーを解除すると、書きかけの日記が映し出される。しかし、僕にはもう続きを書く気力など残っていなかった。わかりあえる? 女の言葉が頭の中に響いていた。絶望が、わかりあえる? わかりあえないから絶望なのじゃないのか? わかりあえると思うことが希望なのじゃないのか? 女が何を言わんとしているか僕には理解不能だった。

8月23日






メモ

 会社のPCのフォルダを漁っていたところ、 北海道から東京に趣く前のDAY/10HIT時代のログが発見されましたので、公開いたします。約1年半前、まだボクもこの頃は色々な希望を持っていたのですね。ちょっと涙が出そうになりました。因果は巡り巡って現在は大阪にいます。人生とはわからぬものです。 あと、入社直後の当時はドリームキャストで更新していたという痛い過去があるのですが、さすがにその頃のログを発見することはできませんでした。ざーんねーん。

 あと先日、日本酒を4合飲んでメッセしていたらいつのまにか翌日に焼肉に行くことになっており、 行ってきましたよ! 現在、関西友達100人計画を実行中です。 9月に関西で焼肉オフをやろうと思ってますので、参加したいという人がいましたら、掲示板かフォームメール送ってください。 まあ、いない。知ってる、そんなこと知ってるんだから。

8月24日






楽しいフォームレス

name=彰一
comment=部屋は暗く、日は射さない。
 「そうだ」
 彰一はベッドからのそりと起き上がるとぼそりと呟いた。
 「死ねばいいんだ」
 部屋の空気と同じく、澱みきった、深緑のどぶ川を想起させる眼。
 彰一は何日かぶりに部屋を出ると、庭にある古ぼけた倉庫へ向かった。
 楯突けの悪くなった扉を乱暴に足でこじ開けて、中から取り出したのは金属バットだった。小学生のころの野球ブームに乗っかって購入した、ほとんど使ったことのない金属バットだった。思い出したくもない、あの幼き日々。自分がバットを買い、それを使わないまま倉庫に放りこんでしまった経緯をまざまざと思いだした彰一はたまらない屈辱感から、いてもたってもいられなくなり、そのまま咆哮し始めた。
 「あああああああ!!ちっくしょうがあああああ!!」
 バットをがむしゃらにぶんぶんと振り回す。誰も彼もが憎かった。ただ、憎かった。
 そのまま彰一は奇妙なダンスを十五分ほども続けたあと、ふう、と息をつき、台所に入って麦茶をがぶ飲みした。
 「ふうう」
 気を落ち着けた彰一はバットを今一度握りしめ、家を後にした。
 ららら、るるると囀りながら、全身を奇妙に左右に揺らして彰一は道を往く。
 見るものすべてにごきげんようを言いたい気分だった。
 彰一はそのまま小学校に闖入した。


 彰一さんがどのような意図を持ってこのようなキチガイじみた文章を当サイトのフォームに叩き付けた理由を察することはできませんが、 焼肉オフへの参加者を募った瞬間でのタイミングの投稿ということで、ひょっとして参加したいのかなあ?(凄いプラス方向への解釈へ無理やり持っていく) 気軽にコンビニへ行こう! 気分で「死ねばいいんだ」思いつくまでは素敵なのですが、小学校へどういった感情の流れで闖入することになったのかが私には理解できませんでした。まあ、キチガイの考えることなんてわかりませんよ!

8月25日






83   胸きゅんカンパニー

 始末書書いたらハートがBe Cool・・・。 こんな出だしの一文で恋文を書いたら君は僕のことを好きになってくれるだろうか。 僕の周りではみんなどんどん変わっていって 何かを失ったり、代わりに新しい物を手に入れたりしていたけど、 僕の前に欲しいものが現れた事はありゃしない。きっとなってはくれないだろうね。 まあ、そんなこんなでちょっぴり早いハートウォーミングなセンチメンタルナイトを お届けする愛なんていらねえよ、夏inカンパニーでお馴染みのブルーレッドですが、 本日は給与明細なるちょっとした僕たち悲しき企業戦士の生存証明書みたいなもん?  配布されたんだけどね、なんていうのかな、先月の残業代? 貴様は会社にどれだけ 身命を削って貢献してるのかな(笑)ってな指標めいた項目があるのだけど僕も先月はない勇気を 振り絞って4時間ばかりつけちゃってみてたんだけど、0みたいな? 0っていうより そもそもそんな項目そのものが初めからなかったかのように空欄っていうかね。 回りくどい言い方で恐縮だけど、残業つけてもサービスみたいな?  黙認、黙殺、黙示録、羊たちの沈黙よろしく社蓄たちの沈黙みたいな?  いつまでも黙ってると思うんじゃねえぞ、クソが。 ボクは課長の机に歩き出す。もう生かしてはおけない。生きる資格のない人間。この世界にはいる。それは誰なのか・・・。 「あ、どうも、どうも。社員証をなくしたのでちょっと判を・・・」 始末書を握っていた僕だった。

8月26日






ライフ・・・   

本日の電話応対 ^ー^

「○○さんいらっしゃいますか?」
「もう帰社致しました!(自信満々に)」
「は?」
帰社ならいるじゃねーかよ!! もう死ぬべき。トイレに引きこもるべき。

8月27日






楽しいフォームレス   

name=北本
comment=お腹減ったなあ…焼肉オフ…やるんだったら参加したいなあ…なんて。 でも祐介さんのことだからどうせやらないよね! マジでやるとか言われたら大阪行きますけど。

 こんにちは! 焼肉オフはやります! ボクはいつだって真剣です。 現在のところ9月の中旬から下旬を予定しています。 あれ、北本さんは東京のはずじゃ・・・。まあ、東京に何回も行ってるボクがそんなこと言ってるんじゃねーよって話ですよね。ギャハハ! というわけで、本気ならお待ちしてまーす。

name=ブルレファン
comment=肉体的に辛い話はどうでもいいのでもっと精神的に追い詰められる話を書いてください。

 え、い、いや、かなりメンタルも苦しいことになっているのですが、足りませんか?

8月28日






84   あなたの心はブルーレッド

 まあ、例えばの逸話だが、松屋の牛めしにカルビソースをぶっかけて牛カルビ焼肉定食! これ、すげートリビアじゃね? などとのたまう輩がいたとしても射殺しない小さな心意気。今、求められているのはそういった慈愛の心ではないだろうかと夜も眠れない。 ねえ、みんな、もっと優しくして? しかしながらそれは優しさなどではなかった。無関心、他人の挙動に対し何の感動も高揚も覚えない、そういった類の感情なのだろう。

 慈愛などどうでもよかった。 ここには何もない。ここにもそこにもあそこにも。ボク自身にも。 うっかりしているとそんな単純な事すら忘れそうになる。 最近の僕の状況はと言えば21時にパンデモニウム(会社)を退社できれば、 都会の真ん中に舞い降りた堕・天・使・BLUE!? はたまた奇跡めいた黄金伝説達成!?  といった形容を希求するレベルの抜き差しならぬトゥルーな状況に置かれているため、 何かを考える余裕がありません。ボクは疲れていた。この世のありとあらゆる事象に迫害を受け疲弊していた。なあ、もうそろそろいいんじゃないか?

8月28日






宣言

 ドクデス行きまーす。会社には北海道に帰ります! と意気揚々に休暇宣告。 バレたら殺されかねません。ま、いいんじゃない?  消えてる間の連絡先。 ここを見ている方でドクデスに行くぜ! という方は連絡を下さると喜び勇みあなたの元に駆けつけます!

8月29日






85   Say Yes! 君だけに伝えられたら

 夏が終わる。終わろうとしている。 肩を寄せ合い砂浜を駆け巡ったあの日々も、 夜空を切り裂く花火で煌めく空を見上げたあの日々も、 ねえ、どうして終わっちゃうの?  僕らの夏は戻っては来ない。 ああ…弾ける笑顔がかわいいあの娘と過ごした時も戻っては来ない…。

 くだらない。そんな妄想ダイアリーはもうたくさんだ、クソが。 夏=ひと夏のアバンチュールとか考える連中にはジョーズとラストサマーをワイドTVで見せ付けて、これでもはしゃいでいられますかー? とカップルの髪を鷲掴んで問い詰めたい。「愛しあったまま死ぬならそれでもいい…」ですってぇー!? わーお。それが愛ってヤツですか。虚しいー! 命を危険に晒してまで愛を確かめ合いたいだなんてとんだ破滅願望ですね。それが真実の愛ってヤツですか。信じられない、きっもー。勝ち誇る僕に向かってカップルは言った。「大体、それって映画じゃないですか。フィクションと現実の区別がつかないんですか(笑)?」 「フィクションだからといって起こらないとは限らないんじゃ…」 「空から女の子が降ってくる物語とか信じるタイプですか(笑)?」 「いや、そのぅ…降ってこないとは限ら…ない…」 「あなたの夏の想い出はなんですか?」 「僕? 僕はまあ…インターネットキッズ達というか、そういった方々が一同に会するクラブイベントがありましてですねぇ…」「(藁)」

 まあ、そんなこんなでドクデスに行ってきましたが、会場に到達する前のカラオケ屋で記憶を欠落するという大ハプニングがありまして、はっきりいって記憶がほとんどありません。夏の想い出造りの一環として、あわやメイク・ラブする気概で行ったのになんというザマでしょう。 絶対、これ誰かの陰謀だよ。ドヒェー!!  去年の夏とかはまだ会社の同期とバーベキューとかして健康的だった気がするけど、あの頃ってメチャクチャ幸せだったのねー! はい、はい、夏とか終わった、終わったぁー。この夏一番輝いてたのはウイニングイレブン7でゴール決めた瞬間、ダービッツゥゥー!!!!(オランダ) て叫んでたあの瞬間。あんた、マジ輝いてたぜ…。惚れかねない。

 僕もそろそろ22歳。通常の推移で数えるならば、大学4年。 就職決まって、ビーチでナンパ! とかシャレこむ輩の影でサービス残業の毎日。 しんどいっすわぁ^^。高卒に未来とかないッス!(ティーダ風に)

9月2日






適当

 徹夜明けの9時〜23時勤務、よくやった! 感動した! 明日の予定は9時出社で12時までデスワーク。 13時から18時まで京都に趣きヘルワーク。 18時から23時まで帰社してキルワーク。という3本立てでお送りする予定でーす!  絶対死ぬ、そろそろ死ぬ。明らかに死んじゃう! ドクデスから帰ってきて禁酒中です。4日目突入。 奇跡だぁーー!!(今までどんだけ飲んでたんだよ)

9月3日






イッツ・マイ・ライフ・・・













9月6日






楽しいフォームレス

name=メサイア
comment=お仕事お疲れ様です!ところで9月6日の日記(?)にいっぱいある写真はゆうさんが写ってるんですか?もしそうなら下から2番目あたりが候補かなと勝手に予想してるんですがどうでしょう?

 何を言っているんですか!? 一番、下の写真がボクです! などとトゥルーなレスを返そうかなとも一瞬、考えたのですが、 そんなことをしてしまえば数少ないこのサイトのファンが消えちゃうよね☆ といった自意識過剰な結論に帰結してしまったため、 否定させていただきます! まあ、ホンモノの写真なんか晒しちゃったらサイトを見る度に吐き気に耐えかねて誰も見なくなっちゃうからそれは勘弁してください!

9月8日






告知

 こんばんは! 青井祐介です。突然ですがこの度、常軌を逸した経緯もあってのこと、 9月20(土)19時頃より焼肉オフを開催することと相成りました。 共催にあのナフ(10.4〜10.5の間のフォームレス参照)に取り上げられたでお馴染みの元・短文の俊英上月氏を迎え開催に向けて万全の姿勢でございます。 下にあるメッセログといいあまり人を来させる気がないというか誰も来ると思ってないのですが、 行ってもいいよ、むしろ行くぜ! という方がいましたら連絡ください。待ってまーす。 開催予定地は大阪ですが、場所はボクの大阪における焼肉屋知識が皆無ということもあり適当です。 人が増えたらまた検討しまっす。
開催決定に際してのキチガイメッセログ(圏外=レモメカ=上月)

追記:はるばる九州からモコマの方がやってくるそうです! 頭おかしいー! そしてナイル川の咲黒さんも加え、 4人となりました! まだまだ参加者募集中。

集合場所:大阪・阪急梅田駅 紀伊国屋書店前(人数増えたら詳細地図作成とか検討します)
集合時間:18時半〜
参加予定者:

9月8日






86   天国からのエアメール

 セイブ・ジ・アース、セイブ・ザ・カンパニー、 僕の地球を守ってよろしく、僕の会社を守ってを標語に日々 ワークアンドライフ! なカンパニーソルジャーですが、 今月に入ってからというもの定時後に連日連夜、阿鼻叫喚を伴い開催されている ブラックサバト(サービス残業)常連メンバーにあれよあれよのうちに プロモーションされていたらしく、21時前に退社することすら至難を極める ノッキンオンヘブンズドアー! まあ、何を言っているかわからない。
 労働が金銭に還元される見込みが絶対零度なこの徒労、虚無感、 自己犠牲の精神が寛容なボランティアーズの皆様も裸足で逃げ出す 荒行に躍進する僕はおそらくは荒みきった現代に憚るサブカルッ子のごとく、 「働いているのは肉体だ。意志は働いていない。 精神を隷属されていない以上、つまり僕は働いてない!」 などと自己を偽る技術の向上に余念ありません。
 ああ…駆け抜けていく私のカンパニーライフ。 想い出に変えないで、私の残業、想い出に変えないで。 苦しみ、迷いも、憂いも断ち切り私の愛(残業申請)を承認して?

 どうでもよい方向へ向かいつつあるので、もっとハートフルな話をしよう。

 先週のことです。彼女いない暦が=うっかり人生(もうすぐ22年) となってしまった 一級恋愛障害者であるところのボクにも、故郷である北海道にこの次元にオンリーワンにして唯一ながら ナ・オ・ンフレンズが存在するのですが、数ヶ月振りに彼女から携帯メールが届きました。 ほぅ…寂しくなったのかい? 俺のことが忘れられなかったか…。 定時後にも激務に追われていたボクは少し休憩しようと喫煙室に足を運び、届いたメールを開封した。

件名:無題
本文:昨日○○(ボクの中学時代の同級生)にこくられた・・・! どうしよう!  これ、内緒ね!

 ライト・マイ・ファイア。ボクは落ち着き払い、ほぅ…と独り呟き、紫煙がエアフィルターの換気口へ吸い込まれていく様をじっと見つめたまま返信ボタンを押した。そう、人間は最後には宇宙へと還る…

件名:Re:無題
本文:出来うる限り、考えうる限り高いところ(市役所等)から飛び降りてください!(核爆)

 現在、水曜日深夜。彼女からの返信は途絶えた。 ああ、言ってやる。取り繕ってもこれがリアルさ。

9月9日






メモ

〜先週の社内における会話〜
「(席に戻ってきた僕に向かって)長かったね、どこに行ってたの?」
「トイレで血ゲロ吐いてました!」
「じゃあ、まだ行けるね」

 僕はどこに向かおうとしているのだろう。わからない。 また明日より地獄の一週間が始まります。 週末はなんか東風やってたら連休が終わったって感じで、相変わらず何もありませんでした。更新意欲とか湧かない。

9月15日






87   諦めることすら許されない世界1

「生まれてきたことが苦しかったです。 生きていることが辛かったです。 何もかもがどうでもいいと思おうとしました。 この世に現存するありとあらゆる要素は僕に害を為すものだから、 世界との関わりを絶ち、できるだけ自分に近づけないようにすることで 危険を回避したかったからです。それが僕の選んだ唯一の安全と思える生き方でした」
「あなたに選択肢なんかなかったでしょ? どっちにしても愚かね」
「愚かでした」
「危険はあなたに回避できるようなレベルじゃないのよ」
「回避できませんでした。僕は今にも死にそうです」
「はいはい、あなたは立派立派。自分の無力さを認めて、 諦めきって凄いですね。他人や何かへ逃避するのではなく、 己の無能さと正面きって向かい合い、 よりにもよってそこに逃げ込むなんて素晴らしいですね。 まともな神経を持ってたらできないわ。 クソ以下。クズの中の一人前」
「他人や何かに逃げ出せるものならいつだって逃げ出したかった。 ただそれすらも僕にはできなかったのです。僕の外には何もない。あるもの、内にある特化していたものは ただただ無能であるという一点、それに尽きるのですからそこに逃げるしかなかったのです」
「みっともないわね。テストができなくても何か代わりに特化しているものがあるならともかく、 何もかもがダメであることを理由にするとはね。ほんと、みっともない。 努力するかと思えば、価値転換。こんなのできても意味がないよね、みたいな?  そのあなたの発言がもっとも無意味かつ、誰にも響かず届かず認知されず賛同されないのにね。 挙げ句の果てに誰も僕のことなんかわかってくれないんだ! かしら。そこまで徹底されちゃうと、 呆れも通り越してお笑いの世界よね。哀れで滑稽なワンマンショー。あるのは失笑のみだけど」
「あなたと僕では何が違うのですか?」
「あなたにとっては何もかもがどうでもいいかもしれないけど、私は逆。 周りにある何もかもがどうでもよくないのよ。この感覚はわかる?」
「あなたは僕と同じですね」
「同じ? 何を言い出すの、無能くん」
「何もかもがどうでもいい、と、どうでもよくない、では何事にも価値に優劣をつけない。 そういう意味であなたと僕は同じだと言っているのです。実際のところ、本当はどうでもいいのでしょう?」
「…なるほど、そういう概念か。 そうやってあなたの中でだけ他人の価値を自分の側まで引きずり落として今まで生きてきたのね。 よくもまあ、そんなひどく自分にとってのみ都合の良い妄想をあなたの自我は許すわね。 誰も許してくれないし、認めてくれないからせめて自分には優しく、かしら。ご立派、立派。 ああ、わざわざ説明するのも面倒くさいわね…。あなたはのび太で私は出来杉。 テストが終わって今回は調子が悪い、本気を出せば、やればできたと言っているのがあなた。 100点を取ってテストができても価値なんかないよと言っているのが私。 なあに? どこが、どこらへんが、どのように、どれだけ同じなのかしら。ご教授願いたいものね」
「何が言いたいんですか。もう、いいでしょう。僕はそうするしかないんですよ。 そうやって生きてきたんですよ。どうしようもないし、どうでもいいんですよ」
「そう、そういうことよ。もういいんじゃないの? それが私の言いたい事よ。長々とここで続けてきたけど、言いたいことはそれだけよ。 あなたは生きているのがどうでもいい。私はあなたが生きていることがどうでもよくない」
「僕が目障りなんですね。確かにあなたの言うようにもう、いいですよ」
「今更そんなことを言い出すのにも、気づくのが遅いにも程があるわね。これだけ言ってきたのに、あなたは何ら危機感も抱かず、変わらず、いえ、変わらないどころかあの頃より症状が悪化して今、なお生きている。ねえ、私はいつも思っているの。もういいんじゃないって。この私でさえそう思うのだから、本当にどうしようもないと思うわ。あなたもそうは思わない?」

 まったくもって彼女の言うことはその通りだった。
 でもね、僕は知っている。
 そんなことは随分と前から分かりきっていたことなんだ。

「…諦めることも諦めろ」
「あなたらしい、気持ち悪い言葉遊びだけど、その通り。決断も、選択も、 闘争も、自分の意思や能力が相対評価されるありとあらゆる機会から逃げ続けたあなたはもうどうでもいいわ。諦めることを諦めなさい。 生きることを諦めなさい。諦めて生きることを諦めなさい」

9月17日






88   働くほどヒート

 阪神優勝にも何の感動も覚えない関西在住北海道人。 しかしながら、優勝したことに興味を持ちあまつさえ喜ぶフリの 練習を欠かさないことで周りの皆との繋がりを保とうとするクソ人間。それがこの僕だ。 街が優勝ムードに高揚する中、今日も今日とて無表情で、むしろ「試合放棄した社会人」という形容が相応しい 生気のない表情でワークに従事していた僕にふと天啓が舞い降りた。

「例の端末の設定だが京都・大阪はいいとして名古屋・東京支社の方は一体どないしよう?」
「青井君がいるじゃないですか」
「そうか、ヤツがいたな。行ってもらおう」

 なにっ!? かの地で3500円のひつまぶしを喰らい絶望した今、 名古屋などという地には二度と足を踏み入れることはないと思っていたが、 東京!? それはひどくCoolなジョブだね。僕はマジすかーと面倒臭いという表情をしながらも心の中は喜々としていた。

「来週の金・土あたりでええんちゃう?」
「そうですね。先方に確認してみます」

 僕は黙って話の行く末を見守っていたが、ん? 待て、来週の金曜?

 まさか!?

 という日記を昨日時点までで書いていたのですが、 本日、会社に趣いたところ、青井君はスケジュールきつきつやから他の人に行ってもらおうなどというユニークな発言が飛び出して鬱死。 ラーメンオフ行けませーん。残念。おとなしく焼肉行って来まーす。 レッツゴ−。

9月20日






89   未来の社畜達のために

 ホップ・ステップ・ワーク! といった按配で今日も働く愉快な社畜達であるところの僕なわけですが、唐突ながらに明日、名古屋へ出張するためオフ会の開催を宣言致します!

場所:名古屋
時間:12:00〜13:00
標語:セレブなランチを一緒にいかが?

 ぶっちゃけやる気あるの? っていうか、まったくやる気などありませんが、 来てくれた方全員の昼食代を僕が奢るので、なんていうかゴミ箱を漁るレベルの貧民さん達は来ればいいんちゃいます? その前にそんな貧乏だったらネットもできなくてこの告知も見れないってな、キャハ☆  まあ、今回の出張の何が地獄かと言えば名古屋に10時に着いて13時の新幹線で帰るというただ一点に尽きます。久々のボールドタグがあなたの涙腺を刺激しませんか…? 俺達は社畜 カンパニーでライフ 働くはワーク 眠るのはデスク ワァ〜ク ワァ〜ク ワァ〜ク イエイエイェ〜 ワーキンハッピーノッスィ〜〜ング!!(ドラゴンアッシュのキチガイの方のマネをしながら)

 (我に帰って)なんといいますかね…。最近では社でのランクも順調に向上中でして、FF7のソルジャーランクでいうところのセカンドまで駆け上がってまいりました!(残業時間が。ファーストになると終電で帰れません!) 「永遠に続くと思ってたカンパニーライフ。それが足元から崩れていく気がして・・・」気持ち悪いFF引用をしてみましたが、先月より残業代が多少出るようになりまして、といっても明らかに半分も出ていないと思うのですが、この度、齢21にして月収が25万円を超える富豪と相成りました。 当サイトを閲覧されている皆さんにおかれましてはほとんどが無職及び学生というヒエラルキーにおける最下層の貧民が多いと思われ誠に申し訳ないのですが、 俺、もう向こう側へ行っちまったからよぉ…。気軽に話しかけないでくださいね。そんな富豪であるところの僕の食生活は、吉野家、松屋、すき家の「牛丼御三家」を無限ループ する毎日です。松屋の牛めしにカルビソースぶっ掛けたらマジうめー。

 ねえ、お金なんかどうでもよかったのよ! ねえ、聞いてる? アナタ、私の話ちゃんと聞いてる? 私、お金じゃなくて愛が欲しかったのよ。抱きしめて欲しかったの。全身がバラバラになりそうな勢いで抱かれたいの。ていうか、死にたいの。殺して。いっそ殺して。あー、そう、私には殺される価値もないってことよね。私の人生どこで狂っちゃったの、ねえ、よし子、聞いてる? わたし、バカだ。あんなヤツのこと信じるだなんてバカだよね、ははっ、笑える。 私、バカだ。

 愛に飢えたがため、結婚詐欺にあった三十路過ぎのOLの心情を綴ってみたのですが、あんなヤツ=会社で自分に当てはめてみると笑えないことになってきたので、寝ます。おやすみなさい。 (いっそのこと永眠したい、つーか名古屋行きたくねー)

9月25日






90   どうでもいい日常

 僕はTVのおはようタイマー機能を目覚まし代わりに使っているのですが、 朝、目覚めた時に飛び込んできたのは故郷の原油タンクが燃え盛る映像でした…。 試される大地でお馴染みの北海道を襲いました、未曾有の大地震により、僕の故郷、苫小牧は燃え滅びました…。おめでとうございます。帰る地もなくなり、これで晴れて天涯孤独の身の上となりました。まあ、嘘です。それにしても世界さん、いくらなんでも試しすぎよ! まあ、ビックリした。

 そんなどうでもいいローカルな話題は置いておきまして、本日の名古屋オフのオフレポですが、いやー、参加者の皆さんお疲れ様でした。 名古屋駅のラーメン屋で極度の飢餓状態であれば糞便も食いかねないツラでつけ麺の大盛りを食べていたのが僕です。誰も僕に声をかけてくれる人はいませんでしたが、お前ら見てたんだろ? どうせいつも僕のことを見張ってるんだろ? 知ってる、そんなこと知ってるんだからな。甘く見ないでくれ。 まあ、要するに何もありませんでした。死にたい。 帰阪後に今日はどんな楽しいフライデーナイトを送ろうかな(今日のディナーはゴージャスにマックかしら☆)、とルンルン気分で仕事に励んでいた次第ですが、何やら定時後よりザワ…気配が僕の危機意識を刺激したといいますか、明らかに帰れるレベルの仕事量ではないことに気づいたと申しますか、終電で帰っても片付かないタスク割込みの連続と申しますか…

 この度、人生初の休日出勤が決定致しました! おめでとう! おめでとう!  全てのチルドレン達に万雷の拍手で祝福を!! 働くならやっぱりホリデイ!



生まれてこなければよかったー!!(糞のシャワーを全身で浴びながら)

9月26日






91   ドキュメンタリー始めます

「そこには何も、何の意味も、ひとかけらもありませんでした」
「何の意味もない、という単語には同調しかねるけど」
「何もない、という意味が残るのですよ」
「具体的にはなんなの?」
「それは具体的にならないほど現実感がなく、説得も同調も微塵も存在しない僕だけに喪失感をもたらすモノ」
「つまりはあなたにとってのみ影響をもたらすコトなのね」
「つまりは発することも不自然であり、本来あってはいけなかったモノ」
「結局なんなの?」
「圧倒的に意味を持たない絶望」
「それを発露することに何の意味があるの?」
「だから何もないんですよ。無意味で無価値で無感動。これはそういった類のモノなのです」
「終わってるわね」
「ええ、それが始まります。」

 端的に申しまして非業の死を遂げたくなるようなことが起こったため、遂に10月1日で退社予定まで3ヶ月を切ったということもありまして、 当サイトは「生きていることが既におこがましい劣等者がその事実を認識するまで」の過程、及び「敗北のホイッスルが鳴り響いた後も人生を続ける敗残者」を描いていくドキュメンタリーサイトにこの度、生まれ変わりました。 おめでとうございます。僕は失敗しました。 何もしてこなかったし、何もないし、何も手に入れることができなかった人間ですがとにかく失敗です。 糞を糞だと声をあげる前にできることがある。そう思っていたのが失敗です。 糞が糞を糞だと高らかに指摘することは迫害の対象であるという当たり前の認識が欠けていたのです。 このサイトで語られてきたことは、思いついた希望に対してあらゆる方法でダメ出しすることによって僕の信じる道が見つかるのでは? 洗練されていくのでは? という明文化を目指していましたが、勘違いでした。 クズから脱することができるクズもいることにはいますが、残念なことに僕は違いました。非常に残念なことですが、まずこのわかりきっていた事実を認識しなければなりません。話はそれからです。そしてこの事実を認めた今、本当に僕はダメになりました。 気づいているのに心の内で正当化を続けることにも疲れました。 もう何もかもに疲れました。僕はこれからいくつかのホントウのことを語ろうと思います。 過去から目を背けずにできるだけ正確にいかにして僕が終わっていたかを記していくつもりです。 果たして年末に会社をやめられるか、 という答えと共に年明けに向けて終わっていく予定です。 アッパーなものをこのサイトに求めている人はもうそれが語られることはありません。ネガティブなものを心の底から求めている人にはあるいは期待に応えられるかも知れません。まあ、それは既に僕の問題ではないので責任は持ちませんが。このような宣言をするほどに、僕は腐りきってしまったということであり、僕の中では完全に完成されてしまったということです。 今のうちに言っておきますがありがとうございました。そして、さようなら。

10月1日






91   ドキュメンタリー始めます

「そこには何も、何の意味も、ひとかけらもありませんでした」
「何の意味もない、という単語には同調しかねるけど」
「何もない、という意味が残るのですよ」
「具体的にはなんなの?」
「それは具体的にならないほど現実感がなく、説得も同調も微塵も存在しない僕だけに喪失感をもたらすモノ」
「つまりはあなたにとってのみ影響をもたらすコトなのね」
「つまりは発することも不自然であり、本来あってはいけなかったモノ」
「結局なんなの?」
「圧倒的に意味を持たない絶望」
「それを発露することに何の意味があるの?」
「だから何もないんですよ。無意味で無価値で無感動。これはそういった類のモノなのです」
「終わってるわね」
「ええ、それが始まります。」

 端的に申しまして非業の死を遂げたくなるようなことが起こったため、遂に10月1日で退社予定まで3ヶ月を切ったということもありまして、 当サイトは「生きていることが既におこがましい劣等者がその事実を認識するまで」の過程、及び「敗北のホイッスルが鳴り響いた後も人生を続ける敗残者」を描いていくドキュメンタリーサイトにこの度、生まれ変わりました。 おめでとうございます。僕は失敗しました。 何もしてこなかったし、何もないし、何も手に入れることができなかった人間ですがとにかく失敗です。 糞を糞だと声をあげる前にできることがある。そう思っていたのが失敗です。 糞が糞を糞だと高らかに指摘することは迫害の対象であるという当たり前の認識が欠けていたのです。 このサイトで語られてきたことは、思いついた希望に対してあらゆる方法でダメ出しすることによって僕の信じる道が見つかるのでは? 洗練されていくのでは? という明文化を目指していましたが、勘違いでした。 クズから脱することができるクズもいることにはいますが、残念なことに僕は違いました。非常に残念なことですが、まずこのわかりきっていた事実を認識しなければなりません。話はそれからです。そしてこの事実を認めた今、本当に僕はダメになりました。 気づいているのに心の内で正当化を続けることにも疲れました。 もう何もかもに疲れました。僕はこれからいくつかのホントウのことを語ろうと思います。 過去から目を背けずにできるだけ正確にいかにして僕が終わっていたかを記していくつもりです。 果たして年末に会社をやめられるか、 という答えと共に年明けに向けて終わっていく予定です。 アッパーなものをこのサイトに求めている人はもうそれが語られることはありません。ネガティブなものを心の底から求めている人にはあるいは期待に応えられるかも知れません。まあ、それは既に僕の問題ではないので責任は持ちませんが。このような宣言をするほどに、僕は腐りきってしまったということであり、僕の中では完全に完成されてしまったということです。 今のうちに言っておきますがありがとうございました。そして、さようなら。

10月1日






92   100年の孤独

 どうしようもない、どうにもならない、どうでもいい。 僕を支配していたのはそのような虚無感であり、このままでは 近い将来に完璧に破綻することが目に見えていた。 回避するために色々なことに興味を持とうとして頑張った。 中学を卒業してからやめていたテニスを高校2年からまた始めたり、 出来る限りどうでもいいことをどうでもよくないと思うことで、 何かが変わるんじゃないかと思っていた。 あるいはあやまちはそこにあったかもしれない。 楽しいことがなかったわけじゃないけど、苦しいことの方が多すぎた。 凄く苦しくても、凄く楽しいことがある毎日。 少しの苦しみで、少しだけ楽しいことがある毎日。 そういうのに憧れていたんだけどね。 結局、僕のような人間ではほとんどが苦しいことばかりだった。

 僕はいい加減うんざりしているんだ。 会社に在籍している自分に対して、世界に所属している自分に対して、 生まれてきたことに対して、おこがましく生きていることに対して、 起きてても疲れるし、眠ってても疲れるし。もう何もしたくない。 どっちにしても何かをしても疲れるし、 何もしなくても徐々に命が削られていく感覚がするのだから同じだけどね。 幾ばくかマシ程度の。その程度の違い。 毎日が非常に苦しく、生きてても死んでてもどっちでもいいような感じ。

 最近は朝、目覚めても体が動かない。動き出すまでに莫大な精神力を要求される。風邪をひきました。頭と喉が痛いです。何かをするだけで非常に億劫だ。 それでもまだ頑張れって? ええ、頑張りますよ、働きますよ。 苦しくって当たり前、それが当然であり当たり前だと考えればいいだけの話だった。入社当初に「仕事は一週間の中で7分の5を占めるものなのだから、 楽しいものにしなければ、人生の7分の5が苦しいものとなる」というありがたい訓話を頂いたのだけど、まったく共感できない時点でアウトだとなぜ気づかなかったんだ。そのアプローチじゃダメだ。楽しいことなんてそもそも何もない。 一週間、7分の7が絶対的に苦しい。つまりは生きていることが、存在していることが苦痛。

 だったら死ねばいい。その通りだ。でもね、僕は全然苦しみ足りてない。 まだやれる、まだやれる、僕は全てを受け入れよう。 21年の人生を無駄に、まったく一分の隙もなく無駄に生きてしまいました。 僕はゴミだけど、両親に自分達はゴミを生んだの? とか悟らせちゃったらかわいそうじゃないか。 だからそれがバレる前に早く実家を出たくて、東京に就職して。 大阪に飛ばされたけど、彼らは僕がそこそこの会社に入ったものだから将来が安定されているものだと信じて既に安心しきっていると思う。 実家に戻る気は毛頭ないけど、僕はまだ死ぬわけにはいかない。 それが僕の中に残っている最後の優しさで唯一できる親孝行だ。 勘違いしないで欲しいのは誰かのために生きているのではなく、 これはボク自身の矜持の問題ということ。 今更誰かのためにだとか、他人のせいにする気なんか毛頭ない。 僕は大丈夫、何の問題もない。 まだやれる、まだやれる、僕は全てを受け入れよう。 もう随分と鬱屈としたものは貯まりきっている。 心を殺し、何も感じないようにすることが必要なのだ。 これ以上、貯めこんで爆発しないように、 僕に届く前にそれは雲散霧消させなければならないね。 ああ、面倒くさい。 常に心臓が痛くて、手足も重い。それでもまだ、まだ出来ることがあるんだ。 表情を歪めて歩いちゃってさ、周りに不快感を与えながらも僕はまだ生きているのだから。いつまでこの無茶が続くのかわからないけど、できるところまではこのやり方でやってみようと思う。

「やれやれ、それで大団円ですか。何の冗談です?」
「消えろ」
「消えません。ワタシが消えるのはあなたが死んだ時です」
「世界を滅ぼすのに手っ取り早い方法は自分が死ぬことって言いたいのかい?」
「そんなこと一言も言ってません。言いたいのはあなたのそのやり方で何か手に入るのですか? ということです」
「何も手に入れたくない」
「何も手に入れることが出来ないから」
「そう、その通り」
「それでいいのですか」
「頑張れば何かが変わるんじゃないかと思っていた希望が弱さだったんだ」
「強くなりましたね」
「ゴミ屑のような強さ」
「あなたはゴミです。そのことをまず自覚してください」
「ご忠告、ありがとう。僕に本当の限界が来た時にはよろしく頼むよ」
「もう限界じゃないですか」
「なるほど」
 僕は肩をすくめて首を振る。
「それは驚いたな。そういう考えもあったのか」
「どちらかといえば至らないあなたの方がおかしいと思いますよ」
「そうだったね。僕はだからダメなんだろうね」
「気づかないことが罪であることもあるんですよ」
「助かりたい」
「助けたい」
「頑張りたい」
「頑張れない」
「もう状況はそんな戯言じゃすまないレベルまで来てしまっているんだ」
「だからこの物語は圧倒的に虚無で無為」
「ありがとう」
「誰に対して?」
「いいじゃないか、言わせろよ。僕は今、とても晴れ晴れとした気分だ」
「あまりに何もなくて清清しい」
「わかるまでこんなに時間がかかってしまったよ…。後はもう終わるだけ」
「あるいはもう終わっています」
「素晴らしいことだね」
「そう、素晴らしい。素晴らしく愚かしく狂おしくクソらしく滑稽」

10月5日






93   幕間・末観

「もう終わりです」
「何が終わったの」
「僕の人生。僕の前に開けていた未来が」
「あなたが判断したの?」
「僕自身が下した判断です。もう苦しくて自分が無価値な人間だと確信を持ち、死んだ方が世のため人のためであると思えて仕方ありません」
「それはあなたの中でかなり確定してる概念?」
「ええ、愚かしい僕が随分と考え抜いて下した判断です」
「ああ、面倒臭い…。一瞬だけ付き合ってあげる。じゃあ聞くけどよく考えてみて? これまでの人生を寸分狂わず間違いだらけの判断を下してきたあなたみたいなキチガイの認識が正確だと思う?」
「それは新しい意見ですね。確かにそう言われれば即答することはできません」
「わからない時点で半々。つまりはコインを投げて表、裏程度の確率で終わっているかもしれない…って、まあ半分の確率で終わってるというのも何の救いにもならないわね。ひょっとしたら死んだ方がいいかもしれない…ぐらいなものよきっと。知らないけど。それであなたの人生を、未来に広がっているかもしれない希望を放棄して現時点でもう終わらせるだなんてもったいないと思わない?」
「何か明るい未来が待っている気がまったくしません」
「そんなの誰もわからないわよ、少なくとも100%確定している人間なんてどこにもいないじゃない。確率の問題、今更絶対なんてどこにもないだなんて話を始める気?」
「生まれながらに確定しているような人もいるじゃないですか。僕はそれがひどく羨ましい」
「これはそんなくだらない話だったの? ああ、一気につまらなくなったわ」
「そんな拡大した話じゃありません。これはボク自身のボクだけにとっての話なんです」
「……助けて、欲しいの?」
「あるいは」
「あなたみたいなゴミを、自分ですらそう認識しているあなたを?」
「できることなら」
「どうして?」
「・・・・・・・」
「だって、あなた自分で線を引いたんでしょう? 人間誰だってそんな時があるですって? あなたが何をどれだけ頑張ったっていうの? 客観的にも判断できる基準を持ち出してからこういった話は始めてほしいものね。何にも興味を持てず、持たず、できないことから逃げ出して、出来る限りの苦難な場面に遭遇しないよう逃げ出すことそれのみに全力を傾けてきたのに。どうにもならないことを口先だけで言い訳して必死で周りも自分も誤魔化して。決め台詞は「仕方ない」「どうでもいい」「生まれたときから決まっている」かしら。おめでたいわね、あなただけ。誰も納得してないわよ、そんなの。他人を認めないくせに、他者の判断、考え、思想、生き方をあなたの主観のみで否定している癖に都合のいい時だけ依存? もうそういうのいいから。うざいから発露しないで、誰にも悟らせないで。終わりたいなら助けも求めず何も言わずに死ね。あなたがそう思った時点で、その時点までで死に至ろうと思ったあなたを助けてくれるような人間関係を築いてこなかった、あるいはこれなかった時点で、一人で生きていける強さを身につけられなかった時点であなた、終わってるのよ」
「ああ……」
 僕はその時、ひどく恍惚とした表情を浮かべていたのだろう。
「……聞きたかった答えはそれなんです」
「こんなわかりきっていることを言ってくれる人もあなたの周りにはいなかったの?」
「いませんでした」
「……あなた、ダメよ。ホントに終わってる」

 つまんなくって苦痛だらけな人生。もう終わる。きっと終わる。近いうちに終わる。

「ねぇ……」
「何?」
「ここはひょっとしたら夢の中かもしれない」
「今度は現実逃避? 死ねば確かめられるよ」
「ここはひょっとしたらマトリックスの中なのかもしれない」
「じゃあ、死んだら困るわね」
「ねぇ……」
「何?」
「僕はどうすればよかったのかな」
 彼女は微塵の迷いもなく即答する。
「知らないわよ、そんなこと」

 彼女の言うとおりだった。そうやって、僕はわかりきってしまっていることをまた問いかけてしまう。認識する。失敗だ。 いつまで続けるんだ、こんなこと。意思を放棄しろ。判断を放棄しろ。認識されることを放棄しろ。理解されることを放棄しろ。

10月8日






94   明後日に絶望する

「あなたには失望しましたよ!」
「僕は失望されるほど価値がある人間ではありません。無価値です」
「存在するだけでマイナスの価値を底上げしようという魂胆が見え見えの自己防衛」


 最近はタバコをセブンスターからマルボロメンソールに切り替えた。 毎日が風邪ぎみで喉も痛いからメンソール。 同期で僕のことを明らかに嫌悪していたあの女が吸っていたタバコ。 それをあえて吸うことで、煙を吐きながら自分をもっと最悪な気分に近づけたいのだ。 もう日が変わってから家に着くことにも慣れたし、業者からしか届かない携帯メールの新着にも慣れたし、 心臓が痛いことにも、朝、体が動かないことにも、意識が茫洋とするこの感じにも僕はすっかり色々なことに慣れきってしまっている。 全然足りない。僕は適応能力だけは高いのだ。そのためにどれだけこれまでの人生で自己を偽る練習をしてきたと思ってるのだ。

 もう最近は、そんなことじゃ何も感じない。足りないね。この程度では僕は全然足りないんだ。やれてしまうんだ。 真に僕を叩き潰そうとする災厄はこんなもんじゃないんだろ?  もっと最悪なことが起きればいい。どうせ起きるんだろ? ほら、来いよ。早く起こせよ。起きろよ。 そんなのじゃ僕を潰すことなどできない。本気で来いよ! まだとっておきのを隠してるんだろう? 僕はもうそんなに永くは待っていられない。僕がまだここにいる間に。ここに留まっている間に。絶望させろよ。僕は全然まだやれる。 早く来い!

10月9日






95   ワタシの代わりなんていくらでもいるでしょう。いや、違う、代用できても、それは君じゃない

 鬱が、晴、れ、ま、し、たー!!!!

 こんにちは、青井祐介です。本名です。いや、それ嘘だし。うっそでーす。そんな人初めからこの世にいっませーん。ズビズバ☆(パソパラ風に) そんなわけで元気になってみた私ですが、酔ってます。バリサン酔ってます。 電波バリサンやねん。うるさい、俺は電波じゃねえ、殺すぞ。(淀屋橋で絶叫)  昨日までは 鬱だと言って、カ〜ミソリ持って、手首を切って、リスト〜カット、脳内において手首切りジョニーがエンドレスで流れていた僕でございますが、ただいま! 戻ってきたよ! いや、戻ってくるなとか言われても戻ってくるし。本日は東京にいた時にお世話になった先輩二人(共に34歳)が来阪して飲みに行きました! 凄く、楽しかったです。天使の誘惑という40度ある焼酎を注文したら、ロックだったのにグラスから溢れんばかりに持ってきやがって大阪はダイナミックですねぇ(笑) と一気飲みしたりしてたのですが、お久しぶりにたくさん酒を飲んだら元気になっちゃったよー。元気になってゴメン。ぶっちゃけ鬱屈なことを書かない僕になんて魅力、ないよね…。まあ、あなた達の好意などどうでもいいので先に進みます。(冷たい) 以下、本日飲んであったことを書き連ねます。

・ウチの会社の年収は平均35歳で800万、40歳で1000万
・東京で一緒にキャバクラに行った人が5年計画でタイに飛ばされた!
・帰ってきたらマンションが買える程度の金銭が得られるらしい。
・僕が今の会社にいても28歳で1000万貯まるかどうか、すげー。
・僕が大阪に行ったのはやはり上層部における画策だった。大阪の平均年齢が高まってマンパワーが足りない状況に、これからを見込める人を送ろうという目論見。
・まあ、わかっていたことだし、今となってはどうでもいいことだ。
・先輩「○○君の提案書は技術的にも理想的にも素晴らしいんだけど現場レベルでモノを見てない。要するに現実的じゃないんだよね」僕「意見が出るだけマシじゃないですか。意見が出る活力もなくなったら終わりですよ」という返答が潰された。
・どうやって潰されたかは忘れた。さすがだね!
・営業が足りない。
・グループ向けの仕事しかしてこなかったから、いざ外販の営業とぶつかると潰される。
・この業界は車とかの営業と違って、人海戦術で攻めればいいってわけじゃなく個々の能力が要求されるのだよね。
・ま、ウチの会社、よっぽどのことなきゃ潰れないしリストラもしないけど。
・それゆえの緊張感のなさときたら。
・名刺はもらったら打合せの間中、机の上に置いとけよボケ。
・眠い。
・今出来ることをやって早く東京に戻ってこいや。
・でも、僕、やっめまーす。ごめんなさい。
・僕はIT業界で働いてますが、ITっていうのはね、システム導入していかにコスト削減できるかが顧客満足度や成果に繋がる世界なんだ。コスト、というか人件費なのだけどそれが削減されることによっていらなくなる人が出てくるわけだけど、その分のいらなくなった人たちはどこにいくの? というお話で。実際に携わってそれでリストラされていなくなった人を見てしまった今、僕はもうここにいるわけにはいかないのだよね。その時の気分といったらもう最高でしたよ。あそこまで暗鬱な気分になったことは今までさすがになかったですね。だってその人にあったであろう、未来を自らの手でねじまげちゃったんですよ。そしてそんな失業率を高める行為をしているくせに、人が足りないと人間を採用するのがIT業界。こんなのは当たり前の認識なんだけど、就職するまではそんなことにも気づいてなかったのですよね。世の中の基本原理は弱肉強食だし、そんなことを気にしない人なら全然ここは素晴らしい場所だと思います。でも、僕は他人の人生とかにまで干渉はしたくないです。僕はバカだ。そして僕は人間が大好きだ。次はそういったことがない仕事がしたい。だからここにはもういられない。

 最後の2つは言ってませーん。言えるかよ。あと、なんか暗くなりましたが僕は元気です。とりあえず、プレジデントを熟読します。マジ、最高の雑誌。ブフッ、バット、アイキャン、アイキャン。 プレジデントを読む21歳は真剣にキモイのであなたの周りにそのような人がいたとすれば近づかない方が懸命です、って前にもダイアリーで書いた気がしますが。クイックアンケート、あなたがプライベートで自由に使える金額はいくらですか? って10万以上だよボケッ、っつうか手取りで残った金額全て。 金とかあっても満たされないし、割とマジどうでもいいんで愛をください。つうか、使う気になるような素敵なことがあればいいな☆(ホンネだ!)

・代金、一人8000円。飲みすぎター。
・今日も働くよ☆ 今日出来ることは今日やるべきだし、先送りしてもやることには変わりないのだから。それを誤魔化す人間は糞だ。20を過ぎるまで僕はそこを誤魔化しすぎてきた。だから、今、こんな状況。

 ああ、楽しいね、楽しいね。東京にいた時は毎週のように飲みに行ってたのにねえ、と思うけど。僕はきっとこの人たちとももう飲みに行けなくなるのだなあと思う。期待を裏切るのだなあと思う。僕は僕の周りにいる人間が全力で大好きだ。あっちにいればもう少し変わってたのかなあと思う。今となってはもう遅い無駄な仮定だけど。楽しいけど、悲しいけど。きっと僕は一生そうなのだと思う。

10月10日






96   希絶

 まったく僕は随分と愚かになったものだ。 油断していたわけじゃない。確かに予感はあった。しかし、それがあまりに唐突なことだったので、準備する余裕がなかったのだ。 楽しいことがあった後には絶望するようなことが起こるに決まっていたじゃないか。僕に課せられたルールみたいなものだ。お前は何度繰り返せば学ぶんだ? 言い訳に近い独白を聞く気はまったくない。これが僕だ。まず、認めよう。 もっと気を張り詰めて周りに注視する必要がある。今よりも、僕が考えている以上にもっとだ。ヤツラはいつでも僕の動向を観察し油断をつこうとその隙を狙っているのだから、気を抜いたらすぐに食い尽くされてしまう。

 朝マックを食べて、朝一番、会社のトイレで吐いて、食欲がまったくなかったのに昼、ラーメンを食べて吐いて、夕方にコンビニで買ったサンドイッチでようやく本日初めて吐かずに食べ物を口にすることができた。 ひどい二日酔いだった。頭が痛く、体が熱かった。自分の覚醒を維持するのに精一杯で何も考える余裕はない。だが、やるべきことは悲劇的に無限に近いほどあった。定時後の20:00。うんざりしながら、喫煙室に向かうと派遣社員が後に続き、タバコの煙を吐いた後に僕は問うた。
「どうですか、帰れそうですか」
「このスケジュールは明らかにおかしいです。納期直前というわけでもないのに異常ですよ、こんなの。課のほとんどが休日出勤ってどういうことですか。なんとかしてくださいよ」
 ああ、言ってしまいますか、それを。異常なのは誰の目から見ても明らかだ。 でも僕になんとかできるわけないじゃないですか。 なんとかできていたら、そもそも僕は今、ここにいない。 最近は誰の目もどんよりと沈んでいて、なまじ3連休だから明日、来ることが苦痛なのだと。そういう雰囲気に課内は包まれていた。

 ただでさえ糞ったれな気分だった。課会後、一人だけ残されてどうにも将来的な話をされて心底どんよりとした気分だった。彼らは確信に満ちた口調で、まるで僕が大阪を朽ち果てる大地と定めているかのように見越してなにやら発語するのだが、なぜこのやる気のなさと鬱屈とした雰囲気を察することができないのだろうと思う。言わなければ何も伝わらない。まったくもってその通り。 でも今日は頭も痛かったし、何かを言う気分でもなかった。 したいことはないし、できることもない。 相変わらず無知で無力で無価値なままだった。 そうやって流れるまま、流されるまま、何もできずに今日が終わる。 生まれたときから、暴落して崩落して転落して堕落して墜落が定まっていたかのように。 後は地面に叩きつけられるのを待つだけだ。着いた時、僕は圧倒的に非業な死を遂げるだろう。僕はもっと世界を愛さなければならない。愛して、愛して、誰にも負けないぐらいに愛して、そこまで愛したにも関わらず、誰にも愛されず死ぬ。 それはあるいはいかに無価値であったかの証明となりうる。 誰にも悟られないほど、僕の中だけでの悲劇と喜劇の物語。 初めから何もなかったかのように、 その死を特別なものとして、僕の中でだけ完結させ未来永劫封印しよう。 これが僕の希望だ。そして認識した瞬間が絶望だ。 僕は希絶している。求めて止まないし、手に入ったらつまらない。 これはそういうゲームなんだよ。意味はない。意味は付加しない。 だってその瞬間に価値が出てしまうだろう?  それは僕の本意ではない。僕の本意がいつまでも世界には許されないだろうから、価値が付加される前に潰してしまおう。僕はそうやって生きてきた。 眠れない夜は矮小でつまらない人生を送ってきた虫けらの一生を回想することにしていて、いつも謝りたいなあと思っている人のことを思い出すけど、けれどその想いが無残に踏みにじられたところで僕は眠りにつく。 そうすれば今でも安心できるのだから、そうする。 いつまでも、いつまでも繰り返す。ああ…なんて皮肉な話なんだろう。 決まりきった未来から逃げ続けることに全力を費やしている僕が、 過去に明確に定まったヴィジョンで安心するだなんて。

 あまりにも滑稽で誰も笑えない。

10月11日






97   これが俺たちのやり方(退職編)

 二十一時半に退社したというのに、それが早いという事実と意識、そんなカンパニーライフ。1階までのエレベーターで一人うずくまり、まったく、一体、何がどうしてこんなことになってしまったのだろうか…と想いを馳せる。あなたの選択の結果でしょ? ああ・・・その通り。そんなわかりきったことを言うのはもうやめよう。

 退社予定の年末までとうとう、2ヵ月半を切ったというわけで、当サイトは今日から退職までの軌跡を綴る、「僕はこうして会社をやめた編」にシフトチェンジしました。 毎回の更新で退職までの進捗状況を報告していきたいと思います。 自他共に認める鬱病サラリーマンの退職日記が読めるのはブルレだけ! こいつはチェキしなきゃ! JoJoォーー!!俺は会社をやめるぞーー!!(手に退職願いを持ってありえないポーズでメッギャ――ン!)

青井祐介のドッキドキ退職活動報告日記☆:

 何もやってません。

 〜完〜

 働きたいとか思っているハローワーク通いのお父さん達には申し訳ないのですが、ほら、ぶっちゃるとさぁ、会社とかやめんの無理だろ、お前。 もう嫌だとか面と向かって言えてたら大阪になんてそもそも来てないから。 はい、無理ー。残念でした。ただ、残念でしたじゃ済まされない状況なので、マジ、頑張ります。年が明けても会社にいたら発狂しかねない。そんな未来を想像すると、冷や汗が浮かぶ。まあ、辞めれても友達いない、彼女いない、お金もない三重苦の社会不適合者にランクアップするだけですが。どっちにしても未来はありません。

 最近の趣味は、死ね死ね連呼しながら自慰することです。 せめて未来に生まれるかもしれない自分の子種に同じ想いをさせないようにという自己愛…。 よしよし、お前らはもう大丈夫だよ…と丸まったティッシュに呟く姿は 傍から見たらキチガイそのもの。淡い青春の1ページですね。 ホントに死にたくなるので、メンタルの弱い方にはオススメしません。

 ああ、もう嫌だ。何をやっても無駄無駄無駄無駄ァ。そろそろ頭上からロードローラー降ってこないかなぁ…(恋する少女の輝く瞳で空を見上げる。空の色はもちろんドス黒い) 生まれてこなければよかったーー!!(ジョッキ一杯の糞便を一気して自殺)

 うわー、死んじゃったよ。

10月15日






98   誰もがゴミを見る目

 終電の中で死ね、俺だけと頭の中で唱え続けて帰宅。 玄関に辿りつき、もう大丈夫……もう今日はもう誰も追って来ないと肩を落として座り込むが、今日ってもう日付変わってるやん! 一人ツッコミする気力もなく脳内妄想で終了。こんばんは。負け組です。 家には何もない。でも外よりはマシ。外は僕を傷つけようと画策している意思で溢れているけど、家なら僕しか僕を傷つける人はいないから、幾分かはマシ。うわー暗っ。こんな人間と友達にはなりたくない。 北海道に存在する唯一の女友達も先月から連絡途絶えたし、 東京に就職してた友達2人も会社やめて北海道帰るってこの前連絡あったし。 大丈夫、友達なんて誰もいないから!(メッチャ嬉しそうに)
 21時ごろ喫煙室でため息をついてたら同席してた人に「溜息ばかりついてると幸せが逃げるよ(笑)」と冗談めいて言われたのですが、幸せなんか初めからないので大丈夫です、と素で答える辺り最高。もう偽りコーティングなし。 呼吸は溜息、存在が不要。

 なんか今日は頭が痛いし咳がやたらと出るなぁ、タバコの吸いすぎと寝不足かしらと思っていたら、7度8分あった。心臓、肋骨が痛いのは 左軸変位、肋骨癒合という奇病持ちだからしょうがないとして、この場面で風邪ひきますか。さすが自分。まだ苦しみ足りぬと警告してるのだね。爆笑する。

 大丈夫、死ななきゃいけないなんて気のせいじゃないからそんな心配するなよ。何とかならない、全てうまくいかない。これまでもそう、これからも絶対そう。クヨクヨしろよ。人生、最悪の未来は無限に広がってるぜ。

ドッキドキ退職活動報告日記☆:

 会社やめると言い出す気力すら失せてきました。 出た、やる気なし。とうとうここまで来た。生まれた時から、 自発的に行動することなどありませんでした。 ああ、泣ける泣ける。泣くのも面倒くさいので涙もこぼれません。 そこまでか、自分。世界までが遠い……自分は世界に含まれてません。 昨日の22時頃会社にいた時に北海道地震以来、元気? 的な事項を確認する電話が実家からかかってきたのですが、もう仕事終わった、元気元気とありえない生返事をするほどのやる気のなさ。 自分は元気なのでしょうか……。 医学的には生きてるのでしょうね。その程度の元気。

10月16日






メモ   

 本日という日付は本来、休日なはずなのですがどうにもワーキンしてこなければならないという現実が迫ってきているので出社してきます。 寝不足はエスタロンモカ、頭痛は気合、心臓の痛みは昔からデフォルトでのお付き合いなのでなんとかなるのですが、咳だけは押さえ込もうとすると逆に悲惨な事態になってしまうので、どうにもならないなあ。 休日なんて概念があるから苦しい。きっとそうだ。 消し飛ばせ。

10月18日






99   日が変わる瞬間の風

 長い廊下を歩いているのだといつも思う。
 窓も灯りも何もなく続く廊下の両端には無数の扉が散在している。 可能性と呼ばれるその扉は生まれた時にはほとんどが開いていたはずなのに、僕の手の届きそうな位置にある扉はもうすっかりと閉じてしまった。 非常に堅固な扉は押しても引いてもビクともしない。 開くかもしれない扉を確認するのにも疲れた僕は、ただひたすらに廊下を歩き続ける。もちろん、立ち止まることも後戻りもできない。ここが僕の今いる場所だ。確認するまでもない明白な事実。ここが?  こんな場所が? まあ、認めよう。それは全てが僕のせいだった。 ボク自身の手でぶち壊しにした人生だ。 開いている扉は見える範囲内にはないし、先に開いているかもしれない扉も僕が辿りつく頃にはすっかりと閉じてしまっているのだろう。 じゃあ、閉じる前に駆け出そう! 僕の中に残っている微かな(カスかな?)希望への意識も圧倒的な現実と僕が本来持っている負の属性意識によって完膚なきまでに叩き潰されて沈黙する。それも決まっていることだ。 そんな扉はもうないという僕の中だけで確信めいたものと、そもそも駆け出せる人間なら僕は今、ここでこんなことを書いているわけがないという想念。 例えば会社をやめようと思っても、その先の人生の展望について考えることはない、そういうことだ。このような時間と行為を不徳とし、許すわけがない。少しだけ悲しいことかもしれない。僕にももちろんその程度に自己憐憫する感情はまだ残っている。だが、それだけだ。そこからは何も得るものもないし、失われるだけであり、喪失感しか残らない。それ以前にこれ以上失うようなものがまだお前にあると思ってるのか? まだ間に合う? それこそ自己欺瞞じゃないか。認めろ。認めずに終わるのじゃなくて、せめて認めて終われ。それが美意識ってものだ。直視すれば便所に駆け込んで嘔吐しかねない、それほどまでに気持ち悪い本質の直感。 僕はもう色あせて退廃し濁りきってしまったのだ。

10月17日






100   見ていることすらできない

 風邪をひいた、寝不足だ、頭が痛い、鬱だから、自分には才能も能力もない、 言い訳なんかもうたくさんだった。それを言ったところで同情もされない、評価もされない、だから何? で終わってしまう。 そうされるだけの価値がない人間である以上、やるべきことは減らないし、何も変わらないのでそもそも発露するだけ無駄でうざいだけだ。 僕は何もかもを諦めて生きてきました。諦めは前提にあったと思います。それは間違いない。 もちろん諦めたからといって何もしない理由にはなりません。 そこで止まってしまったら、僕が嫌悪する人間たちと同じレベルになってしまうから。 諦めて、未来に何も明るいことがないと確信を持ちつつ、それでいいの? と自分に疑問を投げ続け、 出た答はやっぱり間違いだったという感覚。それが希望を一つずつ潰していくという行為だ。 ある程度の答はもう見つかったとは思っています。この答こそがもっとも信じるに値しないゴミのような観念なのですが。 僕は誰も信じない、もっとも一番信じられないのは自分の判断なのだが。そんな人生を送り続けたい。

10月18日