流氷ダイビングのご紹介

■場所はどこ?
 知床・斜里町は北海道の北東端、知床半島のオホーツク海側(北側)にあります。ダイビングする場所は斜里町ウトロの市街地はずれ、丁度『知床国立公園』の入口あたりになります。
     

■ダイビングポイント
 ポイントはハウスから50〜100m位沖ですが、流氷の上を歩いて行くことが出来ます。ボンベなどの荷物はソリに乗せて持って行きます。


■ウトロの流氷の状態
 ウトロの流氷は結氷(上左の写真のように海一面が流氷で覆われるような流氷)のため、ダイブする為に、流氷に直径3〜6m程の穴を開けてエントリーします。穴の形状は下の写 真の様にその時々に応じて変わります。穴の表面近くは外気温が低いためシャーベット状になっていて、塩味がほとんど感じられない程です。

タイムスケジュール

 午前8時30分頃  お客様の宿泊しているホテルへ迎えにいきます。
 午前9時  ハウスに集合。ブリーフィング・健康状態チェック・着替え。
 午前9時30分頃  1本目ダイビング
 午前10時頃  ハウスに戻り休憩(ハウスまでは50〜100m位です)。暖をとります。
 午前11時頃  2本目ダイビング
 午前12時頃  装備を片付け着替え。ハウスにかに汁を用意してあります。

※気象状況によりやむを得ず中止する場合があります。

 

詳細説明 移動
準備 直前処理
エントリー
エキジェット

終わった〜

かに汁

■気温・水温
 2月のウトロの平均最高気温は−5℃、平均最低気温は−10.6℃ですが、早朝には−20℃位 になることもあります。水温はそれよりも温かく0℃〜−1.8℃位で、水温より外気温の方が低いことが多いのでダイビング中よりエグジット後の方が寒いことがよくあります。その為に当社ではすぐ近くにハウスを用意し、暖を取れるようにしています。

■ゲストハウス
 
流氷ダイビングのシーズン中、海岸沿いに右の写真のようなハウスを設置し、そこで着替えやトイレ・休憩・暖を取ったりします。
※当社のみハウス完備


■氷の下の状態など
ポイントの深さは5〜8m位です。海の透明度はその時々で異なりますが、10m〜30m位です。また流氷が海面一面を覆っている為流氷の厚いところでは暗く、時として氷を回り込まなければ先へ行けないこともありますが、出口は入ってきた穴からしか出れない為、自由に移動して出口を見失ったら大変です。そのためダイビング用の穴からガイドロープを下ろし目印にしています。また氷の上では、もしもの時の為に必ず1人、ラインハンドラーとして待機しています。

■潜水時間・最大ゲスト数・保険など
1回の潜水時間は約20分、1パーティの最大ゲスト数は10名に設定しています。これは私達が責任を持てる範囲として設定したものです。また流氷ダイビングをする人には当社で保険をかけています。


■お断りする場合
 次の場合、流氷ダイビングをお断りすることがあります。
 ●Cカードをお持ちでない場合。
 ●ダイビング経験本数30本未満の方。
 ●心臓病・高血圧・低血圧などの持病がある場合。
 ●ひどい二日酔いの場合。
 ●その他、私達が危険と判断した場合。




見ることのできる生物(その時々によって見える生物は異なります)

クリオネ、ミジンウキマイマイ、モエビの仲間(数種類)、スナエビ、コクチクサウオ、クサウオ、ギンポの仲間(数種類)、カジカの仲間(数種類)、タラバガニJr、ヨツハモガニ、カニ類(種類多少)、ウリクラゲ、フウセンクラゲ、カブトクラゲ、アカクラゲ、ヒダベリイソギンチャク、オオイボイソギンチャク、シマエビ、ダンゴウオ、ミズダコJr、他(世界最大の生き物・流氷)