メッセ館青ログ:オリジナルキャラ設定話に小話をつけてみる3
設定話順に5人ずつとなります。
今回はめいかちゃん、ブレス、タナ、シャイン、シグまで
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冥華の場合
花屋と死神と、とにかくいそがしい。
死神はともかく、花屋は夏でも花持ちがいいと評判なのだ。
もともと小さな花屋なので種類はそんなに置けないが、夕方には売り切れる花もある。
「うめ、明日は何を入れるといい?」
「と…とりあえず菊いろいろミックスで」
そろそろ夏もピークをすぎる頃だ。
秋の花物も出回る頃だろう。
そんな季節にも関係なく菊は切らせない。(理由わかるね?
「じゃ限度いっぱいにマム関係頼むね」
「おねがいしまーす」
ただし仕入れは特別な場所からなので、数量が限られる。
「…2箱分」
しまったという顔。
「…お盆の時に5~6箱連続で頼んだせいかな」
「ありうる」
なので、品切れもしばしば起こってしまったり。
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ブレスの場合
アブソリュート亡き後、不本意にも長老のポストに収まってしまった。
そんな自分にあてがわれた部屋は日当たりのよい場所にある。
その部屋でうつらうつらと地上にいた頃の事を思い出しながら昼寝をしていた。
下では精気の切れる心配がないので、上で減らした体力を今のうち回復させるためだ。
その為、まったくといっていいほど部屋へ入ってきた人影に気がつかなかった。
「…ブレスさーん……お昼寝中?」
ひょろっとした猫のような影が寝台の傍にしゃがんで、やっと気がつく。
「ぅ……ティア…?」
「あ、起こしちゃいました?」
しばらく前に、新しく見つけた母体から生まれた双子の片割れだ。
まだ日が浅いせいか中身が子供っぽい。
どういうわけか懐かれて、よく部屋にも来る。
「また見にきちゃった」
雑然と物が置かれた戸棚にティアが近づき手を伸ばす。
もう一つの目的はこれだろう。
上で自然に集まったモノ。
…なにか大切なモノも混ざってた気がするが。
「うわぁ…これ綺麗」
何か見つけたらしい。
のそりと起き上がって見ると、青い硬質ガラスのブローチだった。
「ああ、それは…」
たとえついていっても先に行ってしまうんだな…
「………さ…」
「ん?何か言いました?」
声をかけられ、我に返る。
随分昔の事を思い出したようだ…
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タナトスの場合
ガブリエルの部屋に来ると、もれなく巻き込まれるのは本当だったらしい…
「この書類綴じてくれ」
「…いつの書類だこれは(悩」
「これ読み終わったからサイン頼む」
書類の山にガブリエルが埋まっている。
日付を見て頭をかかえるのは、巻き込まれたウリエル。
ルシフェルも分厚い書類をさらっと読んでサインしていく。
「い…忙しそうですね」
「あー…タナトスも綴るの手伝え」
どさっとウリエルから書類を手渡される。
本当になんでこんなに溜まっているのだろう。
ガブリエルが一時期封印されていたとしても、誰かが代役でサインすればいいものを。
「……ウリ、これつっかえせ」
「またか」
ルシフェルからウリエルに何かの書類が渡される。
「この書類見るたび破り捨てたくなる…」
あらかさまに不機嫌な顔をするウリエル。
…ああ、あの記録か。
「光ある所に闇もあるが、その間にも存在が生まれる。それになぜ気づかないんだ…カタブツめ」
尤もだ。
ルシフェルの言うことには一理ある。
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シャインの場合
羽が無くても飛べるのかと疑った。
「…んーと、風に乗るだけ?」
「なに、その表現は」
エグゼがそれはもう簡単に羽も無く空中に立つものだから。
聞いてみるとこの曖昧な回答。
まぁ、中身が子供だから仕方ないか。
「でも風はじっとしないから、また新しい風に乗らなきゃ落ちるかも」
すとんと落ちたように見えたが、何かにまた乗っているように空中に浮かぶ。
今度は階段を上るように同じ場所に戻ってくる。
「ここ、しばらく消えないかも」
そういうと今度は空中に座り込んだエグゼ。
記憶が曖昧という話は聞いてはいたが、体が覚えているのか。
「エクゼ、それ簡単に覚えられるか?」
「んー、練習すればできるはず~?」
首をひねりながら答えるコイツにちょっとイラっとする。
「風が見えたら早いかも」
「風…ねぇ」
「もしかしたらパンドラもできるかも」
すぱーん。
「パンドラ『様』でしょ…!『様』つけて呼びなさい!!」
「…うあぃ」
今の長を呼び捨てしたエグゼに容赦なくつっこむシャインであった。
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シグの場合
ついこの間作った偽体の調子がおかしい。
「はて?原因が思いつかない…」
慌てて作ったせいもあるだろう、なんか見えないというかふらふらするというか。
ピントが合わないのだ。
「何をそんなに悩んでる」
「ああ兄さん、ちょっと調子が悪くてね」
頭痛がするのも気のせいではないだろう。
肩もこっているような気がしなくも無い。
「なんか…この偽体、物が見えないのよね」
「ふーん」
「作り直すしかないかなぁ」
物がうまく見えないのは困る。
目を細めるとブレスが何か手に持っているのにやっと気がついたくらいだ。
「なにそれ」
「これ?ああ、落し物のメガネ。届けに行こうかと」
「メガネ?…ちょっと貸して」
メガネと聞いてピンと来るものがあった。
ひったくって掛けると思ったとおりはっきりと見える。
「…これ、もしや近眼ってヤツ?」
「だな」
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