メッセ館青ログ:オリジナルキャラ設定話に小話をつけてみる1.5
気が向いたので小話をちまちまと。
設定話順に5人ずつとなります。
ルーン、みどりん、オペラちゃん、大地君、アルド君まで
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ルーンの場合
70番台部隊への昇格・編入試験がはじまろうとしている。
5人一組で任務を遂行する実技試験だ。
ただし五人の中に試験監督が一人混ざっていることは知らされない。
年一回しか開催しないため、7部隊も巻き込んで試験は進められる。
ほとんど長老に片足をつっこんでいる黒ドラゴンの自分は格好の試験監督だ。
好みの姿を取れるのだから。
「このぐらいの身長でいいだろうか?」
「あと少しくらい低くていいんじゃないか?」
名誉隊長の金ドラゴンも借り出されて、変装している。
服装は受験者もこちらから支給するので、同じ物を着用。
なにか身が引き締まる感じがする。
「初心に帰るとはこのことだな」
「まったくだ」
今回は何割が合格するのか楽しみだ
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緑の場合
「なんでオレのシスと契約してるんだ!!」
ゼノンに耳元でどなられ、耳がものすごく痛い。
「あれは不可抗力だっ!!」
負けずにどなり返す。
コレばっかりは百歩譲っても不可抗力だったのである。
はっきりいって思い出したくもない。
つーかマジで思い出したくない…
「何で今まで気がつかなかったんだよっ!!」
「言わなきゃわかんねーだろ!!」
共同生活している部屋で怒鳴り散らす。
ちなみに渦中のネメシスは外出中。
「ったく…いつの間に…」
「だからあの時の不可抗力だと…」
とりあえず冷静になって説明しなくては。
………アレを説明するのか
「あの時っていつだよ」
「う゛」
やはりストレートに聞かれると困る。
どう答えたらいいか詰まってしまった。
どうにか考えをまとめて話そうとはするが…
「そのっ…高校の、寮のお前らの部屋で…」
つーかアレは自分からふっかけたような物で…
まさかまさかあんなことになるとは思ってもいなかった。
「精気全部取られたらどーなるか試した時…………」
「あー…あの時か」
ゼノンも思い出したようだ。
間違いなくコイツも居たのだから。
「顔、赤いぜ」
「うっるせー!!!」
これだけはマジでほっといてくれ…と思う緑であった。
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オペラの場合。
設計図と部品を交互に見比べる。
4部隊からのナイショの依頼で量産型アルディオンを元になったアルディオンOPC並みのスピードが出るように改造するのだ。
「うーん、ガイドとリミッターをリンクさせようかなぁ」
量産型アルディオンの設計図はもともと自分が書いたものなので、特にチェックすることはない。
部品を量産型より小型で性能のいいものに上げるつもりだ。
ただしあまりスピードを上げると曲がりきれなかったり、場合によっては操縦者の命にかかわることもある。
「じゃここを…こうするか」
図面の上に新しくパーツを書きこんでいく。
予算の上限がなかったので、ちょっと奮発して最新式の冷却システムも入れてみた。
風冷ではちょっと間に合わない気がしたからである。
「っと…これで200は出るかな?」
改造したものは時速200kmが出るようにした。
ちなみに量産型は100kmまでしか出ないようにしてある。
アルディオンOPCはリミッターさえ外せば300kmを出すことも可能だ。
まぁ300km出されては困るので、R専用モードでしかリミッターは外れないようにしてある。
「さてと、これで天鬼さんに了解もらってくるかな」
メカものの注文の多い客は満足してくれるだろうか?
わくわくしながら4部隊隊長室へ向かう足取りは軽い。
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大地の場合
あまり気を緩める状況ではないが、リラックスした時間は必要だ。
ちょっとした暇を見つけてジャムティーを飲みながら、ついうとうととしてしまった。
「…リアルすぎる」
ただし目覚めは最悪。
いつの間にか居た猫状態のルーンに心配されて頬を何度も舐められた。
「大丈夫か?」
「うん…まだなんか感触残ってるけど」
ルーンをひざの上に乗せ、気持ちを落ち着かせるように撫でる。
「腹に一撃やられる夢なんて…」
「落ち着かないか?」
「落ち着かないというか…」
今度はなにか嫌な予感がして落ち着かない。
普段ならいつもの3人で行動しているのだが…今日は二人だけで行ってしまった。
「大地、直感は信じた方がいいぞ」
「え?」
「嫌な予感がするのなら、なおさら動いたほうがいい」
見かねたルーンが声をかけた。
「…わかった、ありがとうルーン」
5分後、トランスポーターに駆け出していく大地とルーンの姿があった。
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アルドの場合
乾いた音が連続して響く。
既に打ち合いを始めてから5分以上は立っているだろう。
疲労が蓄積して言葉数も少ない。
「りゃっ!」
連続して攻撃をするタイプの自分。
「っせいっ!」
スキあらば一撃で決着をつける緋翠。
ほとんど兄弟のように育ってきて、同じ槍を武器にしたけれど。
戦い方はまったく正反対。
ガツンと一撃を防いだ衝撃がびりびりとくる。
しばらくなぎなたをやっていた緋翠の一撃は鋭さを増している。
衝撃をぐっとこらえて反撃した一撃目は防がれたが、二撃目で体勢が崩れたのを見逃さない。
「いけぇぇ!!」
「しまっ…!」
三撃目、緋翠の得物を弾き飛ばした。
「…まいった」
相手が降参したのを確認して、二人で大の字に倒れる。
「…ひーっ手の感覚がしびれてしびれて」
「お前の一撃重すぎるんだよ」
一気に緊張感が抜けたのと、全力で打ち合いをした疲労で動けない。
「ちっくしょーっ、2発目の時もう少し踏み込んでりゃ」
「あー…あれはやばかった」
天井をみながら反省会になるのもいつもの事。
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