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最後の挨拶

零番魔晄炉が開設してから二年と半年、何とか活動も維持し続け、初期の目標であった1000も達成し、遂に署名を提出するに至りました。
果たしてこの署名がどれほどの威力を持つのか、また影響を与えるのかは全く分かりませんが、ほんの少しでもVIIリメイクを後押しすることが出来れば、 私の三年弱の活動も無駄では無かったと思えます。

閉鎖するにあたって、最後の挨拶を考えようとして今キーボードを打っていますが、結構寂しいものです。
始めた当時は高校二年生になったばかりだった私も、今は浪人生。なかなか長い時間でした。

このページが始まったきっかけは、2ちゃんねるという良くも悪くも大きなエネルギーが集まる場所でした。
一時のウイルス騒動などでログは無くしてしまいましたが、FF・DQ板にあったとあるスレッドから発生したページです。
誰かが「署名を集めるHPを作れば」と言い始めたことがきっかけです。いや、もしかしたら私が言ったのかも知れません。
その場で「とりあえずでいいなら作ってみる」の様なことを言ってしまって、結局三年続くHPになりました。
あの頃、私の中で"ネットで何かを主催して、みんながそれを見てくれる"ということに強い憧れを感じていたこともあって、 「難しかったら投げればいい」程度の気持ちで始めたHPでした。
しかし、私の中の強いVIIへの愛と、生来の頑固な性格のおかげで、結局最後までやり遂げることになるとは。人生分からない ものです。

あの頃、私は2ちゃんねるで言うところの"神"みたいなのに憧れていたというのも大きな動機でした。
私の作ったHPにこんなに人が集まってくれたのも初めてだったので、当時はかなり浮かれていた印象があります。
しかし、実際はとても孤独でした。
HPを立ち上げてから今日まで、ずっと孤独との戦いでした。
最初はそのスレッドでも"神"と言われていい気になっていましたが、いつしかスレッドもなくなってしまい、HPの掲示板にもレスは付かず、 ずっと孤独でした。
注目されるHPを作れば、きっと掲示板とかも賑わって、楽しいだろうなという思いも幻想に終わりました。
だから、たまに直接メールを送ってきてくれる人達が凄く嬉しかったです。

いつからか"目立ちたい"、"神になりたい"という欲望も薄れ、ただひたすらにVIIを愛するだけの日々を過ごしました。
でも、それで良かったのだと思います。
VIIが大好きだったからこそ、最後まで投げずにやってこられた。孤独でも、日々やってきてくれる無言のビジター達も、きっと VIIが大好きなんだと感じて、運営を続けました。
大きな目標の前には、己の小さな欲望など無意味だということを痛感しました。

2004年の10月5日、署名が1000件を超えました。
これはとても大きな節目だったと覚えています。
正直なところ、受験生でもあったのでこの辺りで活動をやめても良いかなと思ったりもしました。
けれど、その頃から私は、署名を最大限有効に使うことを考えていたので、ここでやめるわけにはいきませんでした。
ACの発売日。その日までやろうと決めたのも、この頃でした。

そんなこんなでつまらない自分語りにお付き合い頂き、ありがとうございました。
本日を以て零番魔晄炉は、完全にその活動を停止します。
また、これ以降Y'のハンドルネームを名乗ることも一切無いと、この場で宣言しておきます。
勿論ネットから姿を消すわけではありませんが、Y'という名前は今後ネットの表舞台に姿を現すことなく、人の心の片隅に ひっそりと居座る存在でありたいと思います。
私が消えてしまっても、私の意志はネットを巡り、動機ある他者の無意識ないしは意識に内包され、そしてVIIのリメイクという 大きな目標を目指すための指針であり、オリジンでありたい。それが、今の私が思っている全てです。
私が存在したという証拠の為に、メールアドレスや掲示板は残しておきます。けれど、きっと返信は出来ません。

今後、私はひとまず勉強に専念します。
そしてそれが終わったら、以前からネット上でやりたかったことにチャレンジしていこうと思います。
そういった活動をする上で、この三年間の経験は非常に大きな糧になると思います。
この三年間とこの活動を、最後までやり続けたことを後悔はしていません。
そして、三年間も私を見守り続け、時には助け、時には意見をくれた全てのVIIを愛する方々に、心からの感謝を伝えたいと思います。
あなたがVIIのリメイクを考えるとき、私はあなたの側にいます。
そしてあなたのVIIへの情熱を、忘れないでください。
ありがとうございました。
そして、さようなら

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