| 今日も何もする気がしなくて、だらんとソファーに横になっていた。 力を抜いたまま首を左に向けると、窓からは灰色の空がみえる。 遠近感のない紙のような空。 落ち着く空。 この空の下、人々のドラマは、今日もいくつも生まれては飛ぶ。 飛んで流れて、フト消えて、また次のが飛んでくる。 ここにじっとしていても、2つや3つは飛ぶのがみえる。 シャボン玉は、虹色にひかって、くるくると回っている。 (背表紙より引用) |
| 1993年7月から94年4月までの日記です。 娘さんも93年12月には1歳となります。まだまだ子育てには手がかかりますが、少しづつ行動範囲も増える夏生さん。 子供をベビーシッターにたのみ自分の時間を作り、出かけたり仕事をしたりします。 一戸建ての家を建て、都心近くには「別荘」(マンション)、海外旅行や国内旅行。うまいものをたくさん食べて自由気ままな生活が続きますが、秋の風を感じる頃、夏生さんはその秋風を感じながら通帳にも秋風が吹いていることを発見。 妊娠中の検診で知り合ったツー・シーさんとの交友も活発です。 宮崎の実家にいるお母さんのしげちゃんや「お兄ちゃん」(せっせ)も紹介されます。 親友のやよいちゃんとの交友も。。。 このように毎日をどのように楽しむのかという生活が続きます。 夫「むーちゃん」との生活は、やはりマイペースです。 家計もそれぞれですし、食事もそれぞれに。お互いに自由であること、そんな一つの結婚形態が見えます。 しかし、この結婚形態がうまくいっているのかというと、少し夫との中にぎくしゃくさも出てきているような? 毎日を楽しく自由を作りながら生活する夏生さんですが、左の背表紙からの引用にもあるように、ふと人の人生に思いを馳せることもあったようです。 毎日が楽しく!しかしその楽しみの裏には心が暗くなるようなものもあるのかもしれません。同時にそれは、夏生さんにとっては未来に思いを馳せること。。。 仕事面では、「POST CARDU」「おでこちゃん」そして「流星の人」の執筆について語られています。 3巻より「毎日はシャボン玉」というように副題が付けられます。本の表紙は、副題のほうが大きく表記され、「つれづれノート」もひとつの作品という印象を強く感じます。 |
| 年月日 | 曜日 | 「つれづれノート」記事からの引用 | 僕の感想 |
| 1993(平成5)年 夏生さん33歳 3月25日 |
「外国風景」角川文庫より発刊 | 「外国風景」をまとめ終わりました (06.6.7) 本の名前をクリックしていただくと表示されます。 |
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| 5月末 | あーぼうちゃんをつれて宮崎の実家へ | ||
| 6月25日 | 「つれづれノートA」角川文庫より発刊 | 「つれづれノートA」をまとめ終わりました (06.4.24) 本の名前をクリックしていただくと表示されます。 |
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| 1994年以前、雑誌「ロックンロール・ニューズメーカー」に「イサクのジョーク」連載 93年から94年ごろかは定かではありません (つれづれノートM」168ページ参照) 出版は、後半部分を書き足して2004年8月25日角川文庫より。 |
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| 「つれづれノートA」は、1993(平成5)年3月15日で終わり、「つれづれノートB」は1993(平成5)年7月1日からはじまります。 この間に以上2冊の本が発売されていますのでまとめておきます。 |
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| 7月 1日 | (木) | 本や人の判断基準 | 読後感、人に会ったあとの印象など、夏生さん特有の判断基準があるようです。 それは、正しいか間違いかが根底にあるにしても、その本または人が言う言葉に明るさがあり前向きさがあるかどうかなのかもしれません。はじめの読後感、第一印象。。。これはあんがい当たるものです。でも、第一印象が悪くてもどこかあたたかみが残るものがあります。そんな感というのか包み込む雰囲気というのか、そこを大切にするのでしょう。 |
| 7月 2日 | (金) | 母しげちゃんの手紙 | |
| 8月25日 | 角川文庫より「詩集 小さな手紙」初版発行 |