| だいぶ以前に出版をされていたことは知っていたのですが、最近になってベストセラー本だと聞きそして文庫版が出たので買ってみました。 正直言っておもしろい本ではあるが最後まで読み続けたい本ではありませんでした。半分読んでやめにしました。たしかにベストセラーになりそうな本ではありますが、なんか話の種本を無理矢理に科学性を持たせたような本でそこに嫌気が出ました。 たしかにものの見方や考え方、感情の表し方等々男女間にはその違いがあると思いますし脳の働き方にも違いがあるのかもしれません。しかしそれが遺伝子に組み込まれている先天的なものか、生まれてからの社会関係からできあがるるものかとなると、著者は混乱をしています。 著者は、社会的な影響は否定しませんが、男女の違いは遺伝子的な先天的なものとみます。 動物に雄と雌という違いがあるしその先天的に持った違いはあります。ですから人間動物も同じでしょう。ですからこの性の違いは遺伝子的なものだと思います。しかしこの性の違いから社会という後天的なものも発達をしていきます。社会というと人間の国家などという高度なものを連想しますが、動物の群これも社会でしょう。細胞分裂や両性具有の原始的に子孫を残す生物、少し発展をして子孫を守るあいだだけのツガイ、ある程度まで子孫を守りつづけるためにあるいは一生をツガイとして過ごすもの。弱肉強食だけでまったく社会性のない生物からある程度の社会性を帯びる生物へと、その生物的な進化とともに脳の発達とともに社会も進化しているのではないかと思います。 本能的(遺伝子敵)に持っている先天的なものと同時に人間自らが作った社会(動物などの無意識な社会性ではなく、目的意識的に作った社会)という後天的なものから男女間の意識は生まれるのではないかと思います。 2003年8月 夕螺 |