日本ルイジアナ友好基金

1.日本ルイジアナ友好基金とは
   1992年、当時名古屋の高校生で、AFSの交換留学生としてルイジアナ州バトンルージュ
  で暮らしていた服部剛丈君が、パーティの訪問先を間違え家主に射殺されるという、痛まし
  い事件がおきました。
   この事件はその後日本とアメリカにおいて社会的に大きな波紋をよび、今日に至るまで、
  両国間の相互理解やコミュニケーションの重要性を私達に訴え続けています。
   服部君への追悼の気持ちを込め、日本とルイジアナ州間のより良い文化的理解と関係の
  促進を目的として、1993年ルイジアナの酒造会社サゼラックの提唱により創設されたの
  が、日本ルイジアナ友好基金(以下、JLFF)です。
    以来、「服部フェロー」と呼ばれる日米からの計64名の参加者が相互に訪問を続け、
  感動と発見に満ちた異文化体験を重ねています。
   2003年3月は旭丘高校生2名、安城学園高校生1名、千種高校生1名の4名が
  派遣されました。

2.沿革
  1992年10月  服部君ルイジアナ州バトンルージュにて射殺される
  1993年10月  日本ルイジアナ友好基金設立
  1994年 3月 〜 2007年 7月 ルイジアナ州より訪問団来日
             (計8回で35名の高校生および3名の引率者)
  1995年 3月  第1期服部フェロー 8名(引率2名含)派遣
  1999年 3月  第2期服部フェロー 5名(引率1名含)派遣
  2001年 3月  第3期服部フェロー 5名(引率1名含)派遣
  2003年 3月  第4期服部フェロー 4名派遣
  2006年 3月  第5期服部フェロー 4名派遣

3.JLFFの交換プログラム
   JLFFの交換プログラムは、ホストファミリーや地域社会との生活体験を通じて、アメリカの
  深南部に位置し独自の歴史と伝統を培ってきた、ルイジアナ州の文化や社会について学ぶ
  ことを目的とします。 また、現地の人々と交流し日本についての理解を深めてもらうことも
  重要だと考えます。したがって派遣先のルイジアナ州では、期間を通してホストファミリー宅
  に滞在しながら、現地の学校に通学したりさまざまな社会経験を積むことになります。
   プログラムの内容は主として現地事務局が計画し、日本から引率するスタッフとともに、
  参加者の異文化体験をサポートします。

4.事務局
   * JLFF日本事務局
    住所 : 〒468-0051 名古屋市天白区植田 1-2116 AFS気付
    Tel : 052-807-7338   Fax : 052-807-7349
    代表 : 西川 圭輔
    顧問 : 服部 政一、服部 美恵子 (服部 剛丈君の両親)
         大山 守雄 (財団法人 AFS名古屋事務所長)

5.振込先
   郵便振込 「日本ルイジアナ友好基金 00820-3-104162」(代表者 西川 圭輔)

2002年10月 バトン・ルージュ(ルイジアナ)にて(美恵子)