ずっと一緒に
何となく肌寒い感じがして、アキラは目を覚ました。 「‥‥‥あぁ、悪い。起こしちまったか」 苦笑混じりの声がする。 視線を向けると、既にしっかり身支度を調えた源泉がいた。 そう言えば、昨夜、朝早く出ると言っていたような気がする。 「まだ早いからな。寝てていいぞ」 「いや‥‥」 せめて送り出すくらいはしたくて、ベッドから起き出す。 と同時に、身体の奥にわだかまる重怠い違和感に動きが止まる。 夜中近くに帰って来た源泉は、早く寝ろと言ったのにアキラに手を伸ばして来た。 多少なりと抵抗したものの、アキラが源泉を強く拒めるはずもなく。 結局、眠る事が出来たのは日付が変わってしばらく経ってからだった。 朝日が昇る頃に出て行くのなら、夜くらい普通に寝ればいいのに。 そう思った事は、しっかり顔に出てしまっていたらしい。 「そう恨めしそうな顔するなって。だから起こさないように気をつけたんだぞ?」 なのに起きちまうんだからな、と肩を竦める源泉を、アキラは睨み付けた。 自分が、ではなく、源泉を寝不足で出て行かせたくなかったと言うのに。 そんな内心の声さえも、源泉には聞こえてしまったようだ。 「‥‥わかってるよ。ま、俺の事は心配するな。取材なら、完徹なんかしょっちゅうだ。こんなんでどうにかなるようなヤワな身体じゃない」 頭を撫でられると、何となく子ども扱いされているような気がする。 むっとして払いのけようとするのだが、一瞬早く源泉は手を引いてしまう。 「じゃあな。行ってくる。今日はそう遅くならないと思うから」 何が嬉しいのか、源泉は上機嫌で手を振った。 「あぁ‥‥‥」 頷くアキラを、源泉は何を思ったか、じっと見詰めた。 「?」 不審に思って見返すと。 「それからな、俺が帰ってくるまで、誰が来ても出ちゃいかんぞ?」 「‥‥‥なんだよ、それ」 まるで小さい子どもに言い聞かせるような言葉に、アキラは呆れた。 「いや、こんな格好で出迎えられたら、誰でも狼になっちまうだろうからなぁ」 目を細めて、源泉はアキラを上から下までじっくりと眺める。 「!!」 ようやく意味に気付いたアキラは、耳まで真っ赤になった。 昨夜、『して』しまった後、シャツを羽織っただけで眠ってしまったのだ。 「バカなこと言ってないで、さっさと行けよっ!」 本気で怒ったアキラに、それでも源泉は嬉しそうな顔のまま、ひらひらと手を振って出て行った。 「‥‥‥‥‥」 源泉が出て行ってしまってしばらくしてから、ようやく、アキラはため息をついて身体の力を抜いた。 まだ自分の頬が赤いのが自覚出来る。 時々、あんな風に恥ずかしい言葉を囁いてくれたりするのだが、どうしても慣れる事が出来ない。 もう一度、ため息をついたアキラは、そもそも、源泉が寝不足で出て行く話をしていた事を思い出す。 年の功、と言うやつなのかも知れないが、源泉は話をはぐらかすのが上手い。 余程本気で追求しないと、こんな風に煙に巻かれてしまうのだ。 ジャーナリスト、しかも世の中の人々に真実を伝えたいと頑張っている源泉は、どうしても危険にさらされる。 傭兵時代に培った勘もあるのか、今まで、本当に命の危険にさらされる程ではなかったのだが。 それでも、襲われて怪我をした事は何度もある。 だからこそ、不調な状態で出て行かせたくはなかった。 「‥‥‥‥‥」 アキラは、深いため息をついた。 すっかり目が覚めてしまったから、そのまま身支度を整える。 いっそ護衛代わりについて行こうかと源泉に言った事もある。 しかし、源泉はアキラが拳を振るう事を良しとしなかった。 大体、元傭兵なのだから、源泉自身もかなり強いのだ。 いや、それよりも。 非Nicleとは言え、アキラの血の中にあるのは、元を辿ればnと同じ戦闘兵器を作る為のウイルスだ。 現に、トシマでザコに絡まれた時、感情が消えた自分は歯止めが利かなくなっていた。 また戦いを続けたら、いつ、どんな事が起こるか判らない。 だから源泉は、アキラには、二度と拳を振るうなと言っていた。 「‥‥‥‥‥‥」 アキラは、もう一度ため息をついた。 とりあえず、何もやる事はないから、身支度を調えてから洗濯をして家の中を軽く掃除する。 一人で暮らしていた頃は寝に帰っていただけの部屋の中などあまり気にしなかったのだが、こうして大半の時間を部屋で過ごすとなると話は別だ。 あまりにも暇で、身体でも動かさなければおかしくなりそうだったから、慣れない掃除や洗濯などを始めたのだが。 帰って来た源泉があまりにも嬉しそうな顔をするものだから、結局、続けてやる羽目になっていた。 しかし、あまり手際が良い訳ではないアキラは、一通りの家事を終えた頃には、既に陽が高くなっていた。 結局、朝食を食べないで終わってしまったが、あまり食に執着しない性格のせいか、食欲もあまり湧かない。 やや綺麗になったリビングのソファに座り込み、アキラはぼんやりと部屋の中を眺めた。 小さな窓からは、眩しい程の青空に、白い雲がゆっくりと流れているのが見えた。 暖かい光が溢れる青空はとても綺麗で‥‥‥胸が、痛くなった。 いつも重苦しい雲に覆われていたトシマの空。 ほんの短い時間だったけれど、あそこではたくさんのものを失った。―――たくさんの、死を見た。 あの時間を忘れてはいけないと、アキラは思う。 それは、生きている自分が果たさなければならない義務なのだから。 勿論、トシマでは失ったものばかりではなく、得たものだってあったけれど。 こうして、源泉と一緒に過ごす時間は、トシマに行ったからこそ、手に入ったものだ。 この生活に不満はない。 いや、こんなに恵まれていていいのかと自問するくらい、穏やかに満たされていた。 しかし、時々、不安になる。 アキラは、源泉からたくさんのものをもらっていると思う。 争いとは無縁の穏やかな時間。 誰かと過ごす心地良い空間。 他愛ない、しかしとても落ち着く日常の会話。 それは今までアキラが知らなかった心地良さだった。 けれど源泉は、アキラの何が良くて側に置くのだろう。 アキラは、何か一つでも、源泉に返す事が出来ているのだろうか。 源泉は、すぐにべたべたと触れてきたり抱き締めて来たりする。 それが嫌と言う訳ではないのだが、同時に気恥ずかしくて、つい邪険にしてしまう。 だから、自分の態度はお世辞にも良いとは言えないはずなのだ。 それに、孤児院とBl@sterしか知らなかった自分は、『普通』の人間の『普通』の生活に接するのは初めてに近かった。 ジャーナリストの仕事など何をするのか判らなくて、ろくな役に立たないから、源泉はアキラを家に置いて行く。 かと言って、こうして留守番をしていても、自分はあまり役に立っていないと思う。 源泉と暮らし始めて、アキラは自分が、日常生活に関わる事には本当に不器用なのだと言う事を思い知らされた。 一人で暮らしていた時もランドリーは使っていたから、洗濯くらいは出来る。 しかし、乾いた服を綺麗に畳んだりするのは、明らかに源泉の方が上手く出来ている。 食事だって、源泉が作るものの方が数段美味い。 大体、調理前の食材など、半分以上は見た事もなかったものなのだ。 見様見真似で何とか料理をしてみるものの、自分で食べてもあまり美味いとは思えなかった。 それでも、源泉はアキラの料理を食べたがったから、時々、気が向いた時には、密かに練習をしたりしていた。‥‥あまり効果は上がっていなかったが。 そんな事を考えると、益々、自分は何一つ、役に立っていないのではないかと思えてくる。 「‥‥‥‥‥‥」 もう一度、ため息をつく。 源泉が、早く帰ってくればいいのに、と思う。 そうすれば、その時だけはこんな不安は吹き飛んでしまう。 甘えているのだと言う自覚はあったけれど。 こんな風に、頼ってしまうのは自分でも情けないと思うけれど。 でも‥‥今は、源泉に早く帰ってきて欲しかった。 いつの間にか眠ってしまったらしい。 聞き慣れた物音に、アキラは目を覚ました。 ぼんやりと目を開けると、何やら黒っぽいものが見える。 はっとして身を起こすと、源泉が慌ててカメラを後ろに隠すのが見えた。 「‥‥‥オッサン。まさか‥‥‥」 「ん?あぁ‥‥帰ってきたら、アキラがクッションなんか抱えて寝てるんだもんな。あんまり可愛くてクラクラしちまったぞ。撮っておかなきゃもったいないだろう」 「〜〜〜!」 臆面もない言葉に、アキラは耳まで真っ赤になった 無意識に抱え込んでいたらしいクッションを、反射的に投げつけようとする。 しかし、腕を振り上げた所で我に返ったアキラは、不機嫌な顔になってクッションをソファに置いた。 「‥‥?どうした?」 ぶつけられるのは覚悟していたのか、源泉は不思議そうに首を傾げた。 「‥‥‥別に」 待っていたはずなのに、どんな顔で見ればいいのか判らなくて、アキラは下を向いた。 そんなアキラをじっと見詰めた源泉は、小さく笑って、隣りに腰を下ろす。 「不安‥‥だったのか」 言い当てられ、アキラはどきりとした。 「なんで‥‥‥」 「そんな顔をしてた」 どうして源泉には、思っている事も何もかも、見抜かれてしまうのだろうか。 源泉に会う前は、アキラは表情が変わらないから何を考えているか判らない、と言われていたのに。 言う言葉も思いつかず、アキラはまた下を向いた。 「あーあ、悲しいなぁ。俺はこーんなにアキラを気にしてるのに。アキラは俺なんかどーでもいいんだもんなぁ」 ソファの背もたれによりかかり、源泉はわざとらしく天井を仰いで嘆息した。 「誰もそんなこと言ってないだろ」 むっとして睨み付けると、源泉の目は笑っていた。 「‥‥まぁ性格もあるからな、強制はできんが。だが、俺も伊達に年を食っている訳じゃないんだ、話を聞くくらいはできるぞ?」 柔らかな瞳で見詰められ、アキラは反射的に目を逸らしてしまった。 しかし源泉は、それ以上何も言わず、ただ黙ってアキラの言葉を待っている。 言葉にしなければ伝わらない事もある。 源泉にそう教えられたのは確かだけれど。 「‥‥‥こうして、一緒に暮らすのは悪くない。けど‥‥俺は、家の中の事もうまくできないし、オッサンの仕事の事だって、全然わからないんだ。俺は‥‥Bl@sterの事くらいしか知らない。普通の生活とか、なんにも‥‥知らないんだって思った」 こんな風に愚痴を言いたい訳ではない。 しかし、胸の中のもやもやを上手く表す言葉が出て来なくてもどかしかった。 「‥‥オッサンに、甘えてばっかりで‥‥何もできない自分が‥‥‥嫌なんだ」 酷く言いづらそうに呟かれた言葉に、今まで黙って聞いていた源泉は一瞬、ぽかんとした顔をした。 その表情が、悲しいとも、優しいともつかないものに変わってゆく。 「‥‥‥まったく、お前って奴はなぁ‥‥‥」 源泉は、腕を伸ばしてアキラの頭を胸に抱え込む。 「―っ、いきなりなんだよ、オッサン!」 アキラはじたばたと暴れるものの、体格のいい源泉に最初から抱え込まれた体勢では逃げられない。 「お前はな。誰かに甘えるとか、頼るとか、そう言うのを知らないで来ちまったんだよ。だから、お前はもっと、我が儘になってもいいんだ」 「‥‥そんな‥こと‥‥‥」 思いもよらない事を言われ、アキラは戸惑って動きを止める。 「お前が甘えてるって?冗談だろ。アキラがなんにも頼ってくれないから、俺は余程甲斐性なしなんだなぁ、って悩んでたんだぞ?」 茶化すような口調は、どこまで本気なのか判らなかった。 「なに‥‥言ってんだよ‥‥」 そこで、源泉はようやくアキラを解放した。 「お前は、何もできないどころじゃない。仕事をして帰って来ると、お前がいる。仕事先で、少しくらい面白くない事があっても、お前が待っててくれると思えば、我慢もできる。帰る場所が‥‥待っててくれる人がいるって事は、何にも代えられない『幸せ』なんだ」 そう言う源泉の表情はとても真面目なもので。 怖い程、真剣な表情に、何か言おうと思った言葉は喉の奥で消える。 そんなアキラを、源泉は、もう一度抱き締めた。 「‥‥側にいてくれるだけでいい。それだけで‥‥充分すぎるくらいだ」 源泉は、近くでなければ聞こえないくらい小さな声で呟いた。 彼は、自分が携わっていた研究のせいで家族を失った。 普段はそんな素振りなど欠片も見せないが、それは源泉の中で深い傷になっているのだろう。 失う痛みは、アキラにも判る。―――判りすぎる程に。 しかし、本人の心の痛みを、他人が本当の意味で理解する事など不可能なのだ。 せめてそれを軽くしてやりたいと思っても、口下手な自分は何一つ言葉が思い浮かばない。 だからアキラは、黙って源泉の背中に腕を回した。 それ以外、思いつかなかった。 触れ合った身体が、暖かい。 柔らかなぬくもりがとても落ち着く気がして、何となく源泉の身体に身を預けて、しばし。 「‥‥‥?」 ただ、抱き締めているだけだった源泉の手が、そろそろと動き始めた。 離すのか、と思ったのも束の間、あっさり抱えられ、ソファに押し倒されてしまう。 そればかりか、無骨な手がシャツをたくし上げ、その中に滑り込む。 これは‥‥‥もしかしなくてもそう言う事ではないか。 「なっ‥‥、ちょっと‥‥‥!」 見上げた顔には、とても楽しそうな笑みが浮かんでいて。 ついさっきまでの真剣な様子は何だったんだと言いたくなる。 「なにいきなり盛ってるんだよ!」 じたばたと暴れてみてももう遅い。 「そう言われてもなぁ。こんなに優しくされて、可愛い顔見せられたら、もう、オトコとしてたまらんよ?」 「はあ?」 誰が優しくして、誰が可愛いと言うのだろうか。 「もう、俺はアキラなしじゃあ生きていけないって事だ」 「‥‥‥‥‥‥」 そんな台詞を真顔で言わないでもらいたい。 しかも、人を押し倒した状態で。 アキラがついて行けず、呆然としているのをいい事に、源泉はジーンズを下着ごと取り去ってしまう。 この辺りは、呆れる程の手際の良さだった。 「まっ、待てって!大体、ゆうべも‥‥!」 したばかりだろう、と言う言葉は、源泉の唇に飲み込まれて消えた。 ――――――――― 源泉が帰って来たのはまだ明るいうちだったのだが、結局、落ち着いた頃にはもうすっかり暗くなってしまっていた。 「まったく‥‥加減、ってものがあるだろ‥‥‥」 ふて寝のようにベッドに突っ伏して、アキラはため息をついた。 ソファなどと言う狭い所でしてしまったから、別の意味で身体が痛い。 「悪かった。あんまりにもアキラが可愛かったから、つい、なぁ」 そんな事を言われても嬉しくない。 大体、『可愛い』などと言われて喜ぶ男がいたらお目に掛かりたいものだ。 「まぁ、さすがに動くのはつらいだろ。欲しいものとか、なんでも言っていいぞ」 さぁ甘えろ、と胸を張る源泉に、アキラはため息をついた。 源泉の言葉に呆れながらも、何となく嬉しくなっている自分は、我ながら単純だと思う。 と、源泉がベッドに腰掛けて、アキラを上から覗き込む。 「‥‥‥ずっと、一緒にいような?」 笑いながら、でも、その瞳だけは酷く真剣な、顔。 彼も、危ういバランスの狭間で、グラつきながら歩いて来たのではないか。 やり場のない怒りと後悔を恨みにすり替えて。 間違っていると判っていても、それでも立ち止まる事が出来なくて。 いや、もしかすると、今も、源泉は迷い続けているのかも知れない。 アキラと‥‥‥同じように。 「‥‥‥墓まで連れてくって、オッサンが言ったんだろ?約束、破るなよ」 無愛想な言葉に、源泉の目が笑った。 「そうだったな」 源泉の顔が近付き、優しく触れるだけの唇が落とされる。 「さーて。それじゃあ、アキラに精がつくように、うまいもんでも作るかな。どうせ今日は何も食ってないんだろ?」 見抜かれている。 「本当に、ちゃんと食わないと無理が利かんぞ。俺だって、遠慮しなきゃならないじゃないか」 源泉が、意味ありげに笑った。 「遠慮って、なんだよ‥‥‥」 「うん?そりゃあ、あんな事とかこんな事とか、オトナにしか言えない事に決まってるだろう」 「‥‥‥‥‥‥」 「おー、赤くなったって事は、一体、何を妄想したんだ?ん?」 「うるさいな!」 とてつもなく恥ずかしくなって、アキラは枕を源泉に投げつけた。 それを事もなげに受け止めて、源泉は笑った。 「メシができたら呼びに来る。それまで寝てろ」 そんな風に甘やかされるのは不本意なのだが、現に、起きるのが結構辛い状態に陥っているのだから仕方がない。 「あ、そうだ」 ドアの所で、源泉が振り返る。 「三日ほど休みが取れたんだ。だから、明日はどこかに遊びに行こうな」 そう言って源泉は、明らかに嬉しそうな様子で部屋を出て行った。 いきなり言い出された事に、アキラはしばし呆然としていた。 どうやら、三日間は源泉とずっと一緒にいられるらしい。 「‥‥‥‥‥‥」 そう理解した途端、少し‥‥いや、かなり嬉しくなった自分に、自分で赤くなる。 あんなに、重苦しく胸の内にわだかまっていたもやもやが、跡形もなくなってしまっている事に呆れる。 何となく気恥ずかしくなって、アキラは毛布を頭から被った。 『‥‥側にいてくれるだけでいい。それだけで‥‥充分すぎるくらいだ』 囁かれた言葉が、唐突に思い出される。 恥ずかしいから、絶対、直接は言ってはやらないけれど。 でも。 「俺だって‥‥そう、思ってるんだからな‥‥‥」 毛布に隠れて、アキラは、そっと呟いた。 |
END |
なんか支離滅裂かも。甘いです。意味もなく。いやだから、源泉×アキラって苦手なんですよ。
それなのになんで書いてるかとゆーと、夏の舞踏会でS様にとてつもないぷれっしゃーを掛けられたからだったりします。あの強引さは‥‥むにゃむにゃ。とりあえず区切りとして、冬のお祭り直前にupできました(と言うか強引に上げた)。
しかし、源泉相手だとアキラが無口だなぁ。いや、この無愛想っぷりが結構好きなんだけど。やっぱり難産だったので、後半の書き直し回数は、私にしてはかなり多かったです。おかげで、中途半端なネタばかりが増えてしまった‥‥。気が向いたらもう一本くらい書くかも。