世界で一番…


 抜けるような青空に、真っ白い雲がぽつりぽつりと浮かんでいる。
 のどかで気持ちのいい空を見上げた樋口は、しかし深いため息をついた。
「壱哉‥‥どうしてるかなぁ‥‥‥」
 ここしばらく、毎日のように呟く言葉だった。
 かなり大きなプロジェクトが入っていると言う話で、土日の休みも取れない程忙しいらしい。
 もう一ヶ月以上、壱哉と直接顔を合わせていない。
 最初のうちは電話もかかってきていたのだが、忙しいのか次第に連絡がなくなってきて‥‥もう十日以上、壱哉とは話していない。
 そんなにも忙しい壱哉が心配で。
 でもそれ以上に、壱哉と言葉すら交わせないのが寂しくて。
「壱哉‥‥‥」
 樋口は、深いため息をついた。
 ―――――――――
 今日は店が休みだった。
 育種の山場でもないから、朝、薔薇園を見回った程度で、大した手入れもなかった。
 壱哉に会えないおかげで、落ち込んだ気持ちを抱えながら、樋口は町をぶらついたのだが。
 何を見ても思い浮かぶのは壱哉の事ばかりで、気が紛れるどころではない。
 列車を乗り継ぐうち、ふと気付けば、いつの間にか都心の、壱哉の会社の本社ビルの近くまで来てしまっていた。
 会いたいと、そればかり考えていたせいだろうか。
 樋口は、ガラス張りの大きなビルを見上げた。
 近くから見ると、上の方が良く判らないくらい高いビル。
 自分がいるのとは、全く違う世界なのであろう事が嫌でも感じられた。
 と、その時、正面玄関に黒塗りのBMWが停まる。
 樋口は、反射的に近くの植え込みに隠れてしまった。
 別に悪い事をしている訳ではないのだが、樋口は隠れたまま、そっと玄関の方を覗いてみる。
 ここまで車を回してきたらしい吉岡が、後部ドアを開けるのが見えた。
 と、壱哉がビルの中から出て来て、樋口は息を詰めた。
 壱哉の横顔は、いつも見慣れているそれとは違い、厳しく引き締まっていた。
 一言、二言吉岡に声を掛けた壱哉は、ふと、何か気になったのかこちらに目を向けた。
 樋口は思わず、植え込みに身を縮めて壱哉の視線を避ける。
 しばらくすると、BMWが静かな加速で植え込みの側を通り過ぎて行った。
「はぁ‥‥‥びっくりした」
 大きく息を吐いて、樋口は物陰から立ち上がった。
 あんな風に、会社で仕事をしている時の壱哉を見るのは初めてだった。
 あれが企業グループのトップの威厳なのかも知れないが、樋口には、近寄りがたいものさえ感じられた。
 壱哉はやはり『社長』で、一介の園芸家などとは違う世界にいるのだ。
 そう、改めて痛感する。
「俺‥‥何しに来たんだろう‥‥‥」
 樋口は、深い、深いため息をついた。
 遠くから、ほんの少しでも顔を見られたのは嬉しかったのだが、逆に、壱哉との距離を思い知らされてしまった。
 樋口は、もう一度ため息をつくと、落ち込んだ気持ちでビルに背を向けた。
 ―――――――――
 その日の夜。
 今夜も、壱哉からは電話がなかった。
 何をする気にもなれず、樋口は早々に布団に入った。
 しかし、眠れない。
 昼間、久しぶりに見た壱哉の顔が目の前にちらつく。
 いつも、この腕の中に抱き締めている壱哉は、あんな顔はしていなかった。
 樋口が知っている壱哉は、少し不器用で、本当はとても優しくて、傷付きやすくて。
 だから樋口は、いつも、壱哉を抱き締めた。
 好きな、大好きな、その気持ちが少しでも伝わればいいと、そう思って。
「壱哉‥‥‥」
 その名前を口に乗せただけで、身体が熱くなった。
『崇文‥‥‥』
 耳元に、あの心地よい声が甦る。
 目を閉じれば、綺麗に整った端正な顔が思い出せる。
 いつもは冷たいほどに静かな壱哉の顔が、昂ぶるに連れてうっすらと赤味を帯びて行って‥‥‥。
「壱哉‥‥!」
 全身が益々熱くなり、下半身に集まって行くのが判る。
「っ、ふ‥‥‥」
 樋口は、半ば無意識に、下着をずらして股間に手を伸ばしていた。
 ひやりとした外気も、全身の熱を冷ましてはくれなかった。
 既に固く勃ち上がり、欲望の雫すら滲み始めているものを握り締める。
 もどかしげに手を動かすと、熱い快楽が背筋を突き上げる。
「いち‥‥や‥‥‥」
 あのしなやかな身体を抱き締めている時を思い出す。
 それだけで一気に増した熱は、あっけなく手の内に吐き出された。
「‥‥‥‥‥」
 放出の後の軽い脱力感に、樋口は息を吐いた。
 目を開けば、薄暗い部屋に自分はたった一人だった。
 この所毎晩、樋口はこんな事を繰り返していた。
 わかっている。
 こんなものは、樋口が求めているものではない。
 表面だけの、ただ生理的な反応。
 何度達しても、心も、身体も何一つ満たされない。
 うわべだけの快楽を感じれば感じる程、その後に空しさが襲ってくる。
「壱哉‥‥‥」
 樋口は、昼間の、自分が見た事のない壱哉を思い出した。
 企業グループのトップと、しがない園芸家。
 本当は、自分などが決して釣り合う相手ではないと、わかっているけれど。
 でも、一度この腕に抱き締めてしまったら、もう一人で想っているだけなんて考えられない。
 早く、壱哉の顔を見たい。
 その心地よい声を聞きたい。
 そして――力一杯、抱き締めたい。
「壱哉‥‥‥」
 今夜も、眠れない夜になりそうだった。


 数日後。
 今日は週末のせいか、花は早々と売れてしまった。
 残り少なくなった花達を眺めながら、今日はもう店仕舞いした方がいいかと思っていた時。
 店の扉が、涼やかな音を立てる。
「いらっ‥‥‥」
 顔を上げて客を迎えようとした樋口が固まった。
「崇文‥‥久しぶりだったな」
 微笑する、長身の影。
 彼が今ここに姿を現したのがとっさに信じられなくて、樋口は一瞬、自分の目を疑った。
 しかし樋口の体は、考えるより先に動いていた。
「壱哉‥‥っ!」
 力一杯、抱き締める。
 腕の中のぬくもりと、密着して初めて感じられる微かなコロンの香りと‥‥樋口はようやく、壱哉が本当にここにいるのだと実感した。
 嬉しさと、愛しさとに促されるまま、樋口は赤い唇に口付ける。
「ん‥‥っ」
 いつになく濃厚な口付けに、壱哉が吐息を漏らした。
 甘い唇を、樋口は我を忘れて貪った。
 呼吸すら許さないような激しい口付けに、音を上げたのは壱哉だった。
「‥っ、こら、崇文!いいかげんにしろっ、苦しいだろう!」
 体を反らすようにして唇を離し、壱哉は少し怒ったような顔で睨み付けて来る。
「ごっ、ごめん!」
 苦しそうに身じろぎする壱哉に、樋口は慌てて腕の力を緩めた。
 でも、腕は解かない。
 いや、ずっとこうして抱き締めていたかった。
 そんな樋口に、壱哉は苦笑した。
「お前‥‥店でこんな事をしてていいのか?」
「あ‥‥‥」
 確かに、誰が入って来るのかも判らない店の中でこんな事をしているのはまずい。
 今まではそう言って、壱哉が求めて来た時にも拒んでいたのに。
 でも、そんな事を忘れてしまうくらい、壱哉が来てくれたのが嬉しかったのだ。
「店、もう閉めるよ。どうせ花はほとんど売れちゃったし」
 扉の表に『閉店』の札を下げればいい事だ。
 しかし、その為に壱哉から離れる事さえ惜しまれる。
 複雑な顔で壱哉と扉とを見比べている樋口に、壱哉は少し呆れたような顔をした。
「あっちで待ってる。さっさと来い」
 そう言って、壱哉はするりと樋口の腕から抜け出してしまった。
 店の裏口、家の方へ行ってしまう壱哉を、樋口は名残惜しげに見送った。
「あ‥‥こんなことしてらんないんだっけ」
 樋口は、我に返ったように、店の後始末を始めた。
 ―――――――――
 猛スピードで店の方を片付けると、樋口は家に飛び込んだ。
 壱哉は、退屈だったのか樋口の部屋で、飾られている花などを眺めていた。
 本当に久しぶりに会えた、その喜びが、今になって心の中に広がってくる。
「壱哉‥‥‥」
 樋口は、壱哉をもう一度、抱き締めた。
「会いたかった、壱哉‥‥‥」
 樋口は、そう囁いて口付けた。
「あぁ。俺もだ」
 至近距離にある壱哉の微笑に、樋口の背中を熱いものが走り抜けた。
「ごめん。壱哉‥‥俺、もう我慢できない」
 樋口は、壱哉が答えるのも待たず、その体をベッドに組み敷いた。
「おいっ、ちょっとまて‥‥‥」
 いくらなんでもこれは予想外だったのか、壱哉は反射的に身を起こそうとした。
 しかし、樋口は止まらなかった。
「壱哉‥‥‥!」
 いつになく強引に、樋口は壱哉を押さえ込むと、その耳元に音を立てて口付ける。
「こら、崇文‥‥っ!」
 相手のペースに持って行かれるのが面白くなくて、壱哉は何とか逃れようともがいたのだが、日頃の肉体労働で力だけはある樋口に最初から押さえ込まれた体勢ではどうにもならなかった。
 樋口は、もどかしげな様子で壱哉のネクタイを緩め、ワイシャツの前を開く。
「このっ、どうしていきなり盛ってるんだ、お前は!」
 壱哉は舌打ちして、樋口の後ろで束ねた髪を引っ張った。
 その抵抗に、さすがに樋口は動きを止める。
「お前、俺と会ってなかった間、自分でしてなかったのか?」
 あまりにもストレートに訊かれ、樋口は赤面した。
「‥‥してたよ。ここのところ、毎日してたよ!でも‥‥‥」
 樋口は、真剣な顔で壱哉を見下ろした。
「壱哉じゃないと、ダメなんだ。全然満足なんかできなくて、かえって悲しくなった。だから壱哉‥‥俺、もう‥‥‥」
 樋口は、壱哉の首筋に顔を埋めた。
 その呼吸は、既に荒くなっている。
「‥‥‥‥‥」
 壱哉は、口元に苦笑めいたものを浮かべ、全身の力を抜いた。
「‥‥‥まぁ、俺も溜まっていたのは確かだから、な」
 口の中で呟いた言葉は、樋口には聞こえなかったようだ。
 手を止めて、怪訝そうに見詰めてくる樋口に、壱哉は艶めいた笑みを向けた。
「お前の好きにしろ。その代わり、きっちり俺を満足させるんだぞ?」
「あ‥‥うん!」
 とてつもなく色っぽい流し目に、樋口の中の熱が一気に高まる。
 衣服を全て脱ぎ去って、自分の前に全身をさらけ出す壱哉は、それだけで樋口を酷く煽った。
 それでも、大切な壱哉に痛い思いはさせたくないから、逸る気持ちを抑えながらゆっくりと慣らして行く。
 が、その手の動きはかえって壱哉にはもどかしく感じられた。
 大体、壱哉も樋口と同じだったのだ。
 体の疼きに耐えかねて手を伸ばした事は何度もあったが、それはほんの僅かにも満足感を与えてはくれなかった。
 肉体的に感じる快感だけでは、決して心は満たされないのだと、壱哉は今更ながら思い知った。
 そして、待ち焦がれていた樋口の手が触れるだけで、どんどん体が熱くなって行くのが自覚出来る。
 熱い吐息を漏らして、壱哉は潤んだような瞳を樋口に向けた。
「もう‥‥いいから、来い」
「え‥‥でも‥‥‥」
 困ったような顔をする樋口に、壱哉は笑って見せた。
「いいから。お前だって、つらいんだろう?」
 気遣う言葉で、本音を覆い隠す。
 本当は、壱哉だって、樋口と同じように余裕をなくしているのだ。
「じゃ‥‥ごめん‥‥‥」
 律儀に詫びて、樋口は、既に固く張り詰めたものを壱哉に押し当てた。
「‥‥っ、く‥‥‥」
 決して小さくはないものが体内を押し広げて行く感覚に、壱哉は呻いた。
 久しぶりの感覚は、熱い刺激と相俟って、壱哉の頭の中を焼き尽くして行くようだった。
「壱哉‥‥いちや‥‥‥」
 熱い快楽は樋口も同じらしく、譫言のように壱哉の名を呼びながら、樋口はぐいぐいと腰を押し付けてくる。
 壱哉を気遣う気持ちはあるのだろうが、体が求める欲望に我慢が利かなくなっているようだった。
「‥‥い‥いちや、おれ‥‥もう、ダメ‥‥っ!」
 どこか舌足らずのような口調で、樋口が限界を訴えた。
「あぁ‥‥俺も、だ‥‥!」
 壱哉の呻きが合図になったかのように、二人は、同時に絶頂を迎えた。
 放出の後の軽い脱力感が全身を包む。
 しかし。
「‥‥壱哉‥‥‥」
「ん‥‥崇文‥‥‥」
 きつく抱き合いながら、熱いキスを交わす。
 こんなものでは、全然足りなかった。
 離れていた時間が長すぎたせいかも知れない。
 一度放っても、全身の熱は一向に冷める事はなく、いや、より熱く、より激しく相手が欲しくなった。
 愛しい人と身体を繋いでいても、抱き合っていても、まだ距離を詰めたくて、深く舌を絡め合う。
 そのまま、樋口は身じろぐように動き始めた。
 そんな僅かな刺激さえも、とてつもない快感に感じてしまう。
 愛撫も、睦言もなく、二人はひたすら、身体を重ねた。
 自分の腕に抱き締める事が、大切な人と体を繋いでいると言う事が、どんな甘い愛撫よりも二人を昂ぶらせていた―――。


 貪り合うような行為を重ね、二人が目を覚ましたのは翌日、明るくなってからの事だった。
 あの後、ようやく気が済んでから何とかシャワーは浴びたものの、二人とも疲れ切ってしまって、そのまま眠り込んでしまったのだ。
 ほぼ同じ頃に目を覚ました二人だが、まだ怠くて動く気になれなかった。
 昨夜散々抱き合ったのに、また、なんとなく抱き合って、相手のぬくもりを感じる。
「‥‥‥そう言えば、崇文」
 思い出したように、壱哉が口を開いた。
「この前、お前、うちの社に来たのか?」
「えっ‥‥‥」
 まともに問われ、樋口はどう答えればいいのか判らない。
「‥‥やっぱりそうか。出かける時、お前のような奴がいると思ったんだ。スケジュールが混んでいたから声をかける暇がなかったが。お前、あれで隠れているつもりだったのか?」
「‥‥‥その、つもりだったけど‥‥‥」
「ああ言うのを、『頭隠して尻隠さず』と言うんだ。お前、自分の図体が大きくなってる事を自覚しろ」
 壱哉に言われると、なんとなくショックが大きい気がするのは何故だろう。
「それに、わざわざ来たんなら社長室まで来れば良かったんだ」
 事もなげに言われ、樋口はため息をつく。
「無理だよ、そんなの。俺みたいのが、『社長』に会いに行くわけにはいかないだろ」
 あの時の壱哉を思い出し、樋口はまた少し、悲しくなった。
 今、こうして壱哉は目の前にいるのに、本当はもっと遠い所にいるような、そんな感覚に襲われる。
 目を逸らしていながら、強く抱き締めてくる様子に、壱哉は樋口が何を考えているのか何となく判ってしまった。
「‥‥本当に、お前は馬鹿だな」
 ため息をついた壱哉は、樋口の唇に、そっと触れるだけのキスをする。
「俺は今まで、いろんな奴と寝た。結構気に入って愛人にした奴だっていた。だが‥‥‥」
 壱哉は、樋口の揺れる瞳を真っ直ぐに見詰めた。
「こんな風に、わざわざ俺が会いに足を運ぶような奴はいなかった。もちろん‥‥会えないのがこんなに苦しいと思うような相手はいなかった。崇文‥‥お前以外には」
「壱哉‥‥‥」
「ずっと、連絡もせずにすまなかった。だが‥‥お前の声を聞いてしまったら、仕事なんか放り出して会いたくなってしまいそうだったから、電話できなかったんだ」
「‥‥‥ごめん、壱哉‥‥‥」
 樋口は、壱哉を強く抱き締めた。
「俺ばっかりが寂しい訳じゃなかったんだよな。そんなこともわかんなくて‥‥‥ごめん」
 詫びて来る樋口に、壱哉は一瞬驚いた顔をした。
 しかし、その表情がゆっくりと柔らかい笑みに変わって行く。
「お前は‥‥‥変わらないな」
 初めて想いが通じ合ったあの時も、樋口は何も悪くないのに詫びて来た。
 本当に済まなそうに謝って‥‥そして、全てを許してくれたのだ。
「そう‥‥かな‥‥‥」
 樋口はそれを不本意な意味で取ってしまって、ちょっと口を尖らせる。
 樋口が何か言おうと口を開きかけた時。
 ぐぐうぅぅぅ〜。
 実に正直な樋口の胃は、強烈な自己主張でいい雰囲気をぶち壊してくれた。
「あ‥‥‥」
 樋口は、恥ずかしさのあまり、耳まで真っ赤になった。
 どうしてこんな時に、と、自分の体ながら恨めしい。
 しかし、その時。
 くうぅ〜。
 ちょっとおとなしめの音がする。
 樋口ではない、とすれば?
 顔を見合わせた壱哉と樋口は、一緒に吹き出した。
 考えてみれば、昨夜、夕食も食べずにそのまま『して』しまったのだ。
 二人とも、腹がすいて当然である。
「‥‥じゃあ、朝飯でも食いに行くか」
 ひとしきり、笑いこけてから、まだ苦しそうにしながら壱哉が言った。
「うん。さすがに、起きないとな」
 昨日の朝、薔薇園の手入れをしっかりやっておいて良かったと思いながら樋口は頷いた。
「しばらく忙しかったから、一週間ほど、休暇を取った。その間は、一緒にいられる」
 ベッドから起き上がりながら、壱哉が言った。
「そっか‥‥‥」
 嬉しくて、嬉しくて、全身が熱くなってくる気がする。
 きっと自分は、世界一の幸せ者だ。
 樋口は、そう思った。


END

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19999HITを踏んでいただきました紅葉月様からのリクは『樋口×壱哉で、欲求不満な樋口』でした。欲求不満→自○になってしまうあたり、作者の短絡思考を物語っている気がします。
よくよく考えたら、攻樋口でまともにハッピーED書くのは初めてでした(苦笑)。おかげで、今までの中で一番押しが強くて男らしい樋口な気がする(あくまでも、ウチのサイト基準でですよ?)。えっちぃシーンを勢いで書いてたら、最後の方、オチがどーしても着かなくなってしまって逃げてます(←オイ)。大体、こんな話で14KBってどーよ?!と思いつつ、これがウチの限界です、紅葉月様。