第65話

神道のこころ・・・神さまを喜ばせる



 私の人生に大きな指針を与えてくださった春日大社の前宮司「葉室頼昭」さんが、
 今年になってお亡くなりになりました。
 葉室頼昭さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 神社好きな私が十数年前、「神道のこころ」(葉室頼昭著)の本を読んだとき、
 「神さまを喜ばせる」というフレーズがドド〜ンと頭に残り、「これぞ神道だ!」
 と、とても感動したのでした。

 それからは、春日大社のお祭りの日に葉室宮司さんが講話されることを知り、
 職場を休んでまでも葉室さんのお話を聴き、その後、茶粥をいただく直会に
 参加して、ゆっくりと春日大社に参拝するのが10年前の私の至福の時でした。

 寺院のお坊さんが講話をすることはどこでもあることですが、神社の神職さんが
 講話をされることはほとんどなかったので、とってもありがたく、私も葉室さんの
 ように神道の心を世に伝えられる人間になりたい!と想っていたのです。

 おかげさまで、今はその願い通りに歩ませていただいています(笑)

 葉室さんは、かつては日本で有数の形成外科医院の院長をされていて、奇跡的に
 成功した手術を何度も経験されていますが、手術前は必ず祈りをされていたことと、
 治療は排除することではなく、個を活かし、循環させることだ!と言っておられました。

 葉室さんの本には、「神様」とは書かずに「神さま」と表記されていますが、私は、
 このあたたかくて親しみやすい書き方が好きで、私の文章もすべて「神さま」と
 表記させていただいています。


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 では、尊敬する葉室さんに学んだ「神さまを喜ばせる」ということについて、
 私の見解も織り交ぜて述べさせていただきましょう!

 神社の祭りは、「ただ神さまをお喜ばせすること・・・・」
 といっても過言ではありません。

 だからこそ、神さまが心地よくなるように掃除して、自らのツミケガレを祓い、
 新鮮な神饌をお供えして、召し上がっていただき、祝詞でありがたい言霊をあげ、
 雅楽を演奏し、神楽を舞い、歌を歌って悦んでいただくのです。

 どうすれば神さまに喜んでいただけるだろう・・・ということをひたすら想って、
 神社の鏡に祈っていると、カガミの真ん中の「我(ガ)」がなくなり、神(カミ)さま
 が自分の前にお出ましになるのですね。

 これは自分が無くなることではなく、神さまを喜ばせたい一心でいると、知らず知らずに
 自分の執着や思い込みを手放し、明るく、軽く、シンプルになって、自分の中の神性が
 輝いてくると解釈できます。

 そんな境地で祈っていると、どんどんハートはあったかくなって、スッキリしてきて
 何ともありがたい心地になってくるのです。


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 さらに神さまと通じている実感が進んでくると、私の場合は神さま・自分・周りが輝き、
 つながっていき、すべてが喜んでいる感覚になっていきます。

 こうなると、生かしていただいて、今、こうして参拝させていただけることがどれほど
 幸せで有難いことであるか・・・と感謝の心でいっぱいになります。

 この感謝と喜びの心が、神さまの存在を認めることであり、願望を叶えてもらったから
 神さまの存在を認めるものではないのですね。

 たとえば、入学させてもらったら感謝する・・・というのは、感謝ではなく、取引です。

 神社に一生懸命に参拝している人を見ていると、取引参拝が多いです(笑)

 もちろん神さまも、それなりに?取引参拝にも応じられますが、身勝手な取引が多いと、
 境内のどこかに避難され、喜びや感謝の祈りをする人に、ニッコリ微笑んで近づいて
 行かれます。

 神さまはどうも取引参拝より、笑顔で何かを喜ばせようとする人や目標に向かって、
 自分を磨き、責任をもって行動を起こしている人をみつけては、特に参拝して
 お祈りしなくても応援されるみたいです。


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 これは私のお勧めですが、神社に奉納(お賽銭や寄付等)するときは、見返りを期待せず、
 神さまを喜ばせたい心で奉納してみましょう!

 たとえば、奉納したお金で、神社がきれいになり、ご神木に注連縄が張られると、
 参拝者が増えて、神さまに喜んでいただけるぞ!とか・・・

 いつも自分や家族、地域を神さまに見守っていただいている感謝や敬意の気持ちをこめて、
 喜んでお賽銭させてもらいます!とか・・・

 そして、お祈りは神さまがこれからも光り輝き、元気でご活躍されるイメージをもって、
 黄色い声援(神社エール)を心から送りましょう!
 (神さまのご開運とは・・・こういうことを言うのですね)

 ですから、今年は、できるだけ自分から出向いて、おかげ様の心や祈り方等を少しでも
 多くの方に伝えたいです。

 具体的には
  「熱血おかげ様伝道師」
  「うぶすな開運カウンセラー」
  「ナニワの‘神さま応援隊長’」
  「おもろい変わったおっちゃん」
 の4つの顔を持つ男として、顔晴ります。

 ということで、地域と神さまに喜んでいただくお手伝いとして、
 講座・講演・参拝ツアー・井戸端会議等の延長にでも、気軽に山けんをお呼びいただけると、
 嬉しいです\(^o^)/




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