第44話

靖国問題について


現実界で大きな問題になっていることは、すでに霊界で問題になっていることに対するメッセージ でもあり、天地自然の法則からずれていて無理があるから現実にも起こるようです。
靖国神社参拝のことでこれだけ問題がおこるのは、そこには見えない世界からの訴えがあると 考えられます。

日本は、江戸時代まで産土(うぶすな)や土地神信仰を大切にしていました。
ところが、明治以降、神社は産土信仰より国家神道を優先するようになりました。
そして、たくさんあった神社は、合祀され、廃仏毀釈という偏った政策も行われました。
日本は、やがて皇国日本を掲げ、戦争に突入していきます。

人を殺すのは死刑でも、敵を殺すことは忠義であり、英雄になるのが戦争です。
戦争とは、関わっている人にとっては、正義のための聖戦なのです。

だからといって、戦没者を英霊(神)としておまつりすることで、戦没者は喜んでいるの でしょうか・・・

神社には、元々その土地土地の大自然神が鎮座されています。
人間神(菅原道真)をおまつりしている天満宮もありますが、それは長い歴史の中で、 土着の神々がそのバックにしっかりおられるから、うまく融合されているのです。
まだ、人間神として自覚のある魂であれば、神さまとしておまつりされても納得される ことでしょう。(それでもとっても辛いことのようです)

戦没者は、神になるどころか、日本のためとはいいながらも別れた家族への想いや いろいろな執着もある状態であの世にいっているのではないかと思います。
そんな中、成仏さえできずに悶々としているような戦没者に向かって、いきなり神社で
「英霊として日本国の発展をよろしくお願いいたします」
と言われ続けられているわけです。

確かに、そんな働きをされている英霊もあるかもしれませんが、普通は神さまと言われても、 実際に神として働けないことで欲求不満は溜まり、想念は変容し、ますます苦しい状況に おかれることになっていきます。
戦没者は、英霊というよりも実際には慰霊なのでまず供養をして大往生してもらうことを 優先したほうがいいと思います。

靖国神社は、残念ながら慰霊を成仏させる場所ではありません。
慰霊を成仏させるところは、やはりお寺なのです。

日本での霊的な働きは、神仏の両面があってこそ発揮できるのです。
神社の神さま(大自然神)は、いのちや恵みを与えてくださり、お寺の仏さまは、 人間の執着をとり、救ってくださいます。

まほろば研究会代表 山田雅晴先生いはく、
「戦没者は<靖国神社>ではなくて<靖国寺>を建立しておまつりするのがよい」
という意見に私も大賛成です。

靖国寺参拝であれば、戦没者の供養が目的になるので中国も反対しないでしょう。
そして、何より戦没者自身は、神としてまつられる辛さから開放されます。
また、戦没者の家族は、遺族として今までより参拝しやすくなります。

戦没者よし、その家族よし、中国や韓国もよし・・・
この案、本気で日本国として検討してもらいたいと思っています。

皆さんは、どう思われますか?


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