第43話

この世とあの世 その二


人は生まれる前、肉体をお借りするとき、いくつかの誓いを神さまと約束します。

1、どんなにつらくても、寿命がくるまでいのちを最後まで全うすること。
2、自分のお借りしている肉体を大切に、愛でること。
3、変えることのできない宿命(カルマ)を受け入れること。
4、与えられた環境をすべて学びとしてとらえること。

これだけのことを了解した上で、意気揚々とこの世に生まれてくるのです。
そして、魂は、この世でさまざまな体験と感動を味わうことを切望しているのです。
ところが、その一番重要な誓いを破ってしまうことが自殺なのです。

寿命で死ぬのは、宿命でのその人の学びのタイムオーバーを意味していますが、自殺は、 学びができる期間があるのにもかかわらず、自ら権利を放棄したので、その罪はどうしても 重くなってしまいます。
自殺することで、今まで何回も生まれ変わり、苦労して築いてきた霊界での業績は振り出し、 またはそれ以下に戻ることになります。

肉体を持つ人間には、自由意志を与えられているために自殺もできるわけですが、 楽になりたいと思って自殺して、あの世に帰ったとき、そのことでもっと苦しい目に合い、 大変な過ちだったことに気づきます。
本当にもったいなく、残念なことです。

実は自殺したくなるときが、その人にとって最高の学びができるチャンスであり、あと一歩で 苦しみから解き放たれる状況であることがとっても多いのです。

夜明け前が一番暗いわけですね。
もう少しで光を感じれるのに、自らもっと暗い闇に入っていくことが自殺です。

借金、リストラ、別離、病苦、裏切り、大失敗などで自分が追い詰められたとき、 そのことを受け入れないであがくとますます苦しくなっていきます。
ここが正念場で、逃げるか生き抜くかを迫られます。
そこで、現実を受けとめ、やるだけのことはやってみて、あとは流れにまかそう〜  と開き直ると縛りから開放され、肩の力が抜けてきます。
するとこのとき、産土の大神さまをはじめ、守護の神仏から
「よく頑張った。後押しをするから心配するな!」
とおかげ様の守護をいただき、その後、どんどん運命が好転するのです。

人は、この感動を学びたいから、この世に待ちに待って生まれてきたのです。
そして、欠点のない魂はこの世に生まれてくることはありません。

このお借りしている肉体は、最短期間で最大効果が上げられ、自分の魂にとって最適の 学びができる超お得期間限定の最高級レンタル品なのです。
あの世で何千年かかることが、肉体をお借りすれば何十年で学べるのですから。

また「短命は、かわいそう・・・」とよく言われますが、霊的な視点からみると、 むしろ年数より質が問題なのです。
キリストや坂本竜馬は三十数年の生涯でしたが、質の濃い天命を歩んでいます。

とにかく寿命があり、生かされている間は過去や未来に執着せず、今を精一杯に 生き抜くことに価値があるようです。

肉体のレンタル返却日は、もしかすると明日かも知れませんから・・・・


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