第36話

変化に対応するものが生き残る


月は満月から新月、そしてまた満月になります。
万物も「満つれば、欠ける」「欠ければ、再び満ちてくる」もので、変化して止みません。

つまり、天地自然は、変わっていくことが常態なのです。
すべてはピークに達すれば変化し、変化することで新たな成長をとげるのです。

人生も常に変化・流転し、人間の運気も盛運と衰運を繰り返します。
安定は幻想であるのに、人は安定を求めようとします。
流れを認めず、そこにとどまろうとすることが、実は流れに逆らっていることになっているのです。

ただ、変わりたくないのが人の常で、そこに苦悩が生まれるのです。
人の心(ココロ)もコロコロ変わるから心(ココロ)なのです。

永遠の愛を誓い合っても、そうはいかないことが現実です。
儲かっている会社でも安泰を過信すると、危機に陥ります。
今どんなにうまくいっていることでも、明日はどうなるかわかりません。

人生は、やはり「無常」だということです。

では、どうすればいいのでしょうか?

それは、自分のバイオリズムを知り、流れを感じ、受けとめながら、変化に対応していくことです。
変化にうまく対応するには、自分から先に変化を起こしてしまうとダメージは少なくなります。

博物学者ダーウィンは『種の起源』で
「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない」
「唯一生き残るのは、変化できるものである」
と言っています。

確かに人間に置き換えても、変化に対応できる人がピンチを免れています。
変化が起きる前に、兆しの段階で手を打っておくのです。

スマトラ地震でも兆しに気づいた人は、助かっています。
動物は、危険を事前にキャッチして、逃げていたそうです。

火事だと、ボヤのうちなら楽に消せます。
ボヤボヤしていると、手遅れになり、大きな犠牲を出してしまいます。

病気も兆しの段階(早期発見)なら大事には至りません。

兆しを察知するためには、現実から目を離さず、しっかり周りの状況を洞察しておくことです。

私もそうだったのですが、神仏が好きな人の中に、
「私は神仏のことを拝んでいるし、守られている・・・」と、現実を直視せず、
「私は大丈夫!」と無茶をしたり、根拠のない自信をもっている人がいます。
これはまさに「驕り・慢心」でむしろ神さまから見放されることになります。

肉体は神さまからお借りしていると思えば、養生が大切なことがわかりますし、 行動は常に現実と向き合っていれば、ピンチのときに後押しとして、神さまは守護してくださるのです。

普段から、「チャンスや問題は何か!」と常にアンテナを立てておくと、兆しを早くキャッチ できるようになります。
そして、一番自分の足を引っ張っている問題ほど、すぐに対処すると、解決は早くなります。
(先送りすると問題はますます深刻になっていきます)

さあみなさんも、兆しの段階で自己変革して、ピンチを乗り越え、チャンスをものにしませんか・・・


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